晴耕雨読 -田野 登-

大阪のマチを歩いてて、空を見上げる。モクモク沸き立つ雲。
そんなとき、空の片隅にみつけた高い空。透けた雲、そっと走る風。
ふとよぎる何かの予感。内なる小宇宙から外なる広い世界に向けて。


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秋のセミナー 『道中膝栗毛』のチラシを作りました。
写真図 ちらし





秋の阪俗研セミナーは
『道中膝栗毛』浪花見物の都市民俗です
今回は、十返舎一九でおなじみ
『道中膝栗毛』に
大阪の民俗「阪俗」を探ります。
江戸っ子・弥次喜多にとって浪花は、
まるで異文化の地です。

弥次喜多が
高津の絵馬堂の「遠眼鏡」で
見た浪花の賑わいは?
順慶町の夜店で食った鮨は?
食った芋は?

知らないようで知っている
大阪の民俗「阪俗」を
詳しく解説します。

テキストは
拙著2007年『水都大阪の民俗誌』の33~50頁を
PowerPoint版にしたものです。
図版として『守貞漫稿』(別名『近世風俗志』)の挿絵などを充てます。

阪俗研セミナー予定
日時:第1講:9月27日(土)
     はじめに/1 『道中膝栗毛』浪花の世界
    第2講 10月25日(土)
      2 装いの不思議/ 3 不思議な食い物/

4 住まいの不思議
    第3講 11月22日(土)
      5 生業の不思議/ 6 馬琴による大阪評定
テキスト代等:各回1000円。 (受付時、いただきます)
会場:福島区民センター (定員に限りがあります)
 毎回、午後7時開始、9時終了とします。

お申込は、電話(田野携帯:080-1418-7913)
もしくは、
tano@folklore-osaka.org  までご一報ください。


以下、田野による書き込み。

この暑い中、秋の企画を立てました。
このシリーズの始まる頃は
まだ残暑の季節でしょう。
ところが、
このシリーズの終わる頃は
さぞかし、秋も深まっていることでしょう。


今回の企画は、
肩肘張らずに、
かつ知っているようで
実は忘れかけている大阪の民俗を話したいのです。

最終回の《6 馬琴による大阪評定》」は
近世の大阪論です。
はたして現代の大阪はいかがでしょう。


政治家が
プレッシャーをかけたせいか
警察では
組織ぐるみの不祥事が相次いでいます。
近世の大阪の治安は
一九も馬琴も驚くほどよかったのですが・・・。
(第1講 《『道中膝栗毛』浪花の世界》
 第3講 《馬琴による大阪評定》で話します。)
現代の大阪はどうしたことでしょう。


今回は、時間に余裕を持たせて
質疑応答に時間を充てたいものです。

参加受付を始めます。
募集人員は、10名です。

じっくり、みっちり講義します。

電話なりインターネットなりで
ご連絡ください。


究会代表 田野 登


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前回、大究会今秋のセミナーは
『道中膝栗毛』浪花見物の都市民俗を
PowerPoint版で講義しますと宣言しました。

テキストは拙著2007年『水都大阪の民俗誌』です。
33~50頁までを
文字ベタ入力を終えましたところ
88コマまでできました。

わかりやすくブロックにして
表示します。
本を読むのではありませんから。

これから挿絵・写真の準備にかかります。
コンテンツは以下のとおりです。


写真図 コンテンツ





• 0 はじめに
• 1 『道中膝栗毛』浪花の世界
• 2 装いの不思議
• 3 不思議な食い物
• 4 住まいの不思議
• 5 生業の不思議
• 6 馬琴による大阪評定


これが全体の構成です。
第1講は、《1 『道中膝栗毛』浪花の世界》までです。
ここで、たっぷり
弥次喜多ご両人の浪花での旅程をお話しします。

ここでは、近世大阪の観光スポットを
紹介します。

今日の観光スポットとどのように違うのでしょうか?
大阪城はありますが、
通天閣や海遊館、あべのハルカスなどない
大阪の観光地はどこでしょう。


当時の物見遊山は社寺が中心です。
神社と云えば、
そうそう、明日は住吉さんの夏祭りです。
もちろん、ご両人も立ち寄ります。


大阪のお寺と云えば、お彼岸の中日に
夕日が鳥居に沈む天王寺さんは外せませんね。

当時の大阪は芝居の町でもありました。
道頓堀に繰り出します。
さて、弥次喜多の失態や如何?


第2講、第3講が本論です。
大阪の民俗、約めて「阪俗」を
衣食住と生業に分けて
講義します。


ベタで文字情報入力が終わりましたので
これから
図書館に通って挿絵を入手し、
スキャナーをかけて
マイピクチュア保存の後
PowerPointに貼り付けて行きます。


当時の習俗を
『守貞漫稿』(別名『近世風俗志』)の
挿絵をふんだんに用いて説明できそうです。


日程と場所は決まっています。
日程は9月から11月までの第4土曜pm7時~
場所は福島区民センター3階です。
募集のチラシは近日中に作成します。


究会代表 田野 登

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秋のセミナーは『道中膝栗毛』浪花見物の都市民俗を
PowerPoint版で講義します。
テキストは拙著2007年『水都大阪の民俗誌』です。
33~50頁までを
3回に分けて話します。


なぜ『道中膝栗毛』浪花見物なのか?
まず、大阪民俗学研究会としては
「阪俗」を伝えたいからです。

東京一極集中の中で
地域の伝統文化が忘れられつつあります。
朝から某在阪テレビ局の番組を見ていますと
エレクトーンのを弾く女性や
出演者が何といいますか?
「行ってらっしゃい」です。

ぼやくつもりはありません。
たしか「お早うお帰り」と言って
父が会社に出かけるのを見送ったようです。
それに「行ってきます」と応えていたものです。


牧村史陽『大阪ことば事典』に
「お早うお帰り」は載っていますが、
日常語で、あまりにもありふれたことばのようで
御託は並べられていません。
したがいまして、本ブログで
調子に乗って屁理屈をこねることはしません。


『道中膝栗毛』浪花見物から
何を伝えたいのか?
ありふれた大阪市井の暮らしです。
近世にまで遡れば、
江戸の習俗との違いが明らかになるでしょう。


なぜ十返舎一九の「滑稽本」なんぞを選ぶのでしょうか?
人間のつく嘘には意味があります。
虚構を読み解くのが文学研究のおもしろさです。


ボクは虚構を読み解くのに
『守貞漫稿』(別名『近世風俗志』)を宛てました。
虚構を弄するには、
おのずから材料を用意してくる訳でしょう。
その材料を探し当てるのが研究として楽しいのです。

滑稽本の虚構性を除き、
事実性を拾い上げるのに用います
『守貞漫稿』につきましては
早いうちに紹介しようと思います。


今回は阪俗研セミナーでは
「阪俗」を近世に遡り話すということを言立てします。

さっきから始めて

文字ベタ入力で38コマです。
挿絵・写真入りで楽しい講座を企画します。


日程と場所は決まっています。
日程は9月から11月までの第4土曜pm7時~
場所は福島区民センター3階です。


究会代表 田野 登

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今年も中之島で精霊流しが行われます。
「精霊流し」と云いましても
川にお供え物を流すことは
許されません。


盆棚にお供えしたものを供物台に載せ
線香を立てて、
川面に静かに合掌します。
お経を挙げる方はみかけません。

それぞれの宗旨によって
唱え言は違っても
先祖の霊を河海に送る気持は
みんな一緒です。


写真図2 ポスター





日時:8月15日 pm4時半から8時半
場所:玉江橋南詰 中之島バンクにて


子供の頃を思い出します。
福島区鷺洲に育ったボクは
親に連れられて
阪大病院の前の
玉江橋北詰から
そーろっと川に流したものでした。
現在、ABC朝日放送の「ほたるまち」の前の浜です。


写真図2 現在の玉江橋北詰






川風に乗せられて先祖さんの函が
流れて行きました。
いつも蝋燭の火はすぐ消えていました。
4歳の時、亡くなったお爺ちゃんが
遠い所に帰るのやなぁと思いながら
じっと見守っていました。


今になって思えば
先祖さんの函の流れ着くのは
小説「泥の河」の舞台となった
川と川とが合流して
ひとつの川となって海に注ぐ口、
安治川のあたりだったのかも知れません。


今年もボクは先祖さんの祭りを終え
夕方6時頃、
門口で送り火を焚いて
鈴(リン)の音でお見送りします。
送り団子や白むしなどを
先祖さんへのお供え物や
迎え火や送り火の燃えがらと一緒に
家に祀られぬ餓鬼さんへのお土産に託して
玉江橋に送りに行きます。


先祖をお送りしたその足で
法被を羽織って
北区中之島の町会の方々に混じって
精霊流しに来られた方々のご案内をします。
場所は玉江橋南詰中之島バンクです。


写真図3 玉江橋南詰 中之島バンク





母が亡くなって、14回目の盂蘭盆を
家族に助けられて
鷺洲の実家でお勤めすることにします。


13日の夕方から15日の宵にかけ
その間は先祖祭りに追われて
図書館にも行けません。
それが毎年のボクの「盆休み」です。

興味がございましたら
大都会の川筋での
精霊流しにお越しください。


究会代表 田野 登

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来月、大阪民俗学研究会の会員の
高津吉則氏が合同写真展を開催されます。


写真図 ポスター





場所は姫路で
日程は8月13日から16日までです。


高津会員からいただきました
写真作品をブログアップできずに残念です。
彼一流の考えさせる写真がラインナップされています。
しかたなく
本ブログでは送られてきました画像と
彼とのやりとりに基づき
コメントします。


「憂いを含む女たち」
「精悍な表情の男たち」
高津吉則氏によって切り取られた
画像を怪訝に見るボク。


彼は言います。
「(行事の)参加者の多くがが地元民ではない」と。
かつて柳田國男は
「祭り」を神事と祭礼に分けました。
今日、全国各地に繰り広げられる
イベント化した「神無き祭り」も
「まつり」に数えられています。


切り取られたアングルに
ヤマトゥンチューの勝手なまなざしが
そそられはしないでしょうか?
オリエンタリズムと共通する意識による偶像化は
柳田國男、折口信夫、谷川健一に見える
自ら失った何かを他者たる「南島人」に
求める身勝手さに通底します。
それは進化論的発想です。


自らの過去を他者の現在に見る考え方は
文化人類学においても今日、
受け入れられない空想のようです。
それぞれが他者と関係を持ったり、
持たなかったりしながら
それぞれに異なる変化を遂げているのでしょう。


「大自然」への「敬虔な祈り」
今や神への信仰が薄れた時代にあって南島にのみ求めるのは
同時代性を無視した身勝手ではないでしょうか?
「ゆったりとした時間の流れ」「悠久の時」とは
人類学者がガイドして失敗した話もあります。


観光客はフィールドワークの同行者ではありませんでした。
それらしき「自然」「原始」を求めているだけで
早くクーラーの効いた観光バスに帰り着きたい訳で
危険を冒してまでの興行は失敗しました。
高い旅費を充ててやってきた観光客が感じ入って

少し「自然」「原始」を覗くだけで
リーズナブルな料金設定と思うなら、それで良いのです。

修景されて赤煉瓦に統一された民家が並ぶ南島のムラ、
たとえ行ったことがなくても
ノスタルジーを感じさせる仕掛けは
現実では叶わない夢を売る産業なのです。
異境」の商品化が出回っております。


そういった状況のもと
高津吉則のアングルに見える
「南島のイメージ」とは
いかなる世界なのでしょう。

彼の捉えたところの
共同の幻想をしつらえあげ、
集団催眠に酔う人々とは
いったい誰なのでしょう?
ボクの興味は
舞台裏の事情に向けられます。


この先、興味がおありなら
阪俗研の田野までお問い合わせください。


究会代表 田野 登

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