2011-08-01 09:12:59 テーマ:院長コラム

炭酸飲料やスポーツドリンクで歯が溶けるって、ホント?

 水分補給が大切なこの季節、つい冷たい炭酸飲料やスポーツドリンクを飲んでしまいます。しかし飲みすぎると、歯が溶けて虫歯になる可能性があるのです。


 みなさんも中学校で「pH(ペーハー)」という言葉を習ったと思います。これは水性イオン指数(potential Hydrogen)の略で、酸性・アルカリ性の程度を表す言葉です。

 リトマス試験紙で色が変わったのを覚えていますよね。pH7が中性です。歯の表面を覆うエナメル質は、酸に弱く、歯はお口の中が「pH5.4」より低い値(酸性環境)になると溶けはじめます。

 エナメル質が溶けると、むし歯や知覚過敏の原因になり、着色して歯にまだら模様ができたりします。これを『酸蝕歯(さんしょくし)』といいます。

白い歯にするためには、歯を削りセラミックの冠を被せる治療が必要になります。

では、良く飲むドリンクのpHはどれくらいでしょう。


ph7より値が小さければ酸性、値が大きければアルカリ性です。


 ・ミネラルウォーター pH値7.0
 ・牛乳 pH値6.8
 ・緑茶 pH値6.3
 ・缶コーヒー pH値6.2
 ・紅茶 pH値5.5

 ・オレンジジュース pH値4.1
 ・りんごジュース pH3.6
 ・スポーツドリンク pH値3.5
 ・コーラ pH値2.2


ジュースや炭酸飲料などは「pH5.4」より低く、歯が溶ける数値なのです。

 でも、これらの飲み物を飲んでも、すぐにむし歯にならないのはなぜでしょうか?それは、唾液の力が働いているからです。

 唾液には、歯の汚れを洗い流す働きと、酸を中和する働き、そして溶けた歯の再石灰化を促進する働きがあり、お口の環境を守っています。とはいえ、pHの低い飲み物を頻繁に、長時間飲み続けると、お口の中は酸性環境に長くさらされるので虫歯になりやすくなります。
 お子さまにスポーツドリンクやジュースなど、糖分と酸が多く含まれた飲み物を「体液と同じ比重だから、あるいは、100%果汁だからお水よりよさそう」などと与えっぱなしにしないようにしましょう。むし歯や酸蝕歯になるリスクが高くなるほか、糖尿病や肥満の原因にもなります。

夏バテ予防には、冷やしたマイボトルのお水かお茶で、こまめに水分補給をしましょう!


  祖師ヶ谷大蔵駅前(祖師谷・砧)の歯医者なら谷村歯科医院



























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