子供の歯である乳歯は全部で20本、大人の歯である永久歯は、「親知らず」と呼ばれる第三大臼歯を含めると32本の歯で構成されています。
ただ、この上下左右4本の親知らずは、生え方や生える時期に個人差があり、生えてこない人もいます。
★親知らずの特徴
個人差はありますが、一般的に20歳前後に生えてくるといわれている第三大臼歯。親知らず・智歯(ちし)とも呼ばれています。20歳前後の年齢では、親は子供の口の中の状態を見ないし知らないから「親知らず」と名付けられたと言われています。英語では「Wisdom tooth(分別のつく年頃に生える歯)」というそうです。
奥歯の一番奥に、人知れず最後に生えてくるのが親知らずなのです。
★親知らずの生え方
親知らずの生え方には、代表的な次の3タイプがあります。
①まっすぐタイプ
普通の奥歯と同じようにまっすぐに生えてきている。
②斜め傾きタイプ
親知らずが斜めに生えていて、隣の奥歯にぶつかっている状態。親知らずのトラブルで一番多いタイプ。
③水平埋伏(まいふく)タイプ
親知らずが見えず埋もれていて、完全に横に倒れて、隣の奥歯の根元を横から押すような感じでぶつかっているタイプ。ほとんどが下あごで起きる。
★歯垢が溜まりやすい
親知らずは、お口の最も奥に生えるため上記の3タイプのどの生え方をしても、歯ブラシが届きにくく、磨き残しが発生しやすく、歯と歯肉の境目に歯垢が溜まりやすくなります。
そのうえ、奥にスペースもなくきれいに磨くのが難しいので、虫歯になったり歯肉に炎症が起きて、親知らずが痛むことになるのです。
★親知らずの問題点とは
親知らずが生える年齢は、ちょうど大学受験や就職活動など、人生や環境が大きく変わる時期と重なります。そんな時期に痛みが続いたり、歯の生え方や抜歯の影響で治療が長引いたりすることもあります。
また、親知らずが虫歯や歯肉炎になり、治療が遅れると、隣りにある何の問題もない歯も失う場合があります。
親知らずの状態にはとても個人差がありますが、まだ生えていなくても、事前にレントゲン撮影で親知らずのタイプがわかりますから、後で痛くなる前に早めに歯科で診てもらいましょう。






