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2010-12-18 07:00:00

市政おさらいシリーズ:④貴重な税は市民福祉に

テーマ:ブログ

 おさらいシリーズの最後は「貴重な税は市民福祉に」です。

 同じ意味で「ハコモノより福祉を」という言い方もよく使われます。これは共産党の議員を中心に、私の方針に反対する人たちが常に口にする言葉と全く同じです。


 総合体育館の例を思い出してください。72億円ほどの事業費は、国の補助金33億円・体育館建設が目的の基金17億円・合併特例債22億円でした。これらはすべて、体育館の建設以外には使えないお金です。このほかに2000万円ほどの一般財源を当てていますが、これを除けば福祉に回せるお金はありません。ハコモノを中止すればその予算は全部福祉に回せる、という単純なものではないのです。


「税収減にもかかわらず巨大事業を推進」。これも前提条件が間違っています。

確かに平成20年のリーマンショックの影響で、21年・22年合わせて52億円、市税収入が減っています。しかし市の財政は税収だけで運営しているわけではありません。この2年間で地方交付税・国庫支出金・県支出金などは逆に127億円増となっています。合併後の5年間に行財政改革で204億円の効果を挙げ、市債残高を154億円削減していることと併せ、「税収減でも事業を推進する体力はある」と考えています。

また、税収減で財政硬直化が進むのではないかという指摘もありますが、その度合いを表す経常収支比率は、全国で良い方から35となっています。


ここ数年にわたる事業の推進で、福祉サービスは本当に低下しているのでしょうか。

福祉に使うお金(扶助費)は平成17年の136億円から平成21年には175億円と、30%近い伸びを示しています。


この間に特別養護老人ホームは9施設から12施設に増え、小型のホームも2施設できました。介護つき有料老人ホームも5施設から11施設へと倍増しています。それぞれの定員合計は約900人から約1530人と1.7になりました。


保育園は定員が9190人と多いこともあり、待機はゼロです。乳児保育の希望が増えていますので、その対策を急いでいるところです。

児童クラブは私の就任時には3か所でしたが29か所に増え、定員2930人に対して入所数は2516人、現在の待機児童は17という状況です。


福祉の充実にも十分配慮しながら、バランスよく事業を進めていることがお分かりいただけると思います。


新聞の紙上対談でも先日の公開討論会でも、Tさんは情熱では負けないと強調していました。そうかもしれませんが、市長職は情熱だけで務まるほど甘いものではありません。


市長には一定の資質が備わっていなければなりません。具体的には判断力、決断力、実行力、これに加えて説明力も重要です。

どちらの情熱が勝っているか、それは比べようがありませんが、資質の高さは実績をご覧になれば容易に判断できると思います。


法の定めにより、明日からはブログの更新ができなくなります。今回が最後のメッセージということになりました。

ご愛読いただいた皆様に心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。










2010-12-17 13:00:00

市政おさらいシリーズ:③新庁舎は必要最小限規模に!

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 おさらいシリーズ第3回は、「耐震の問題で、建替えもやむを得ない約130億円の市役所新庁舎」です。


 新庁舎は現在設計中ですので正確な事業費は未定ですが、本体の建築に100億円を予定しています。さらに駐車場や公園・広場の整備などに20億円を見込んでいると、一貫して説明してきました。130億円という数字は出していません。

 財源としては、合併特例債を80億円程度当てたいと考えています。


 県内では、ここ1年ほどの間に3市の市役所が相次いで竣工しています。これら3市の人口・延床面積・建築費は、刈谷市14.1万人・25600㎡・76億円、西尾市10.4万人・18300㎡・57億円、犬山市7.4万人・10000㎡・31億円となっています。

 

一宮市は38.6万人・31000㎡・100億円ですから、人口比で見れば一宮庁舎はむしろ狭いくらいで、必要最小限度の規模に抑えられていると言えるのではないでしょうか。そのため建築費もかなり割安といえます。

 

市役所を整備する上で、大きな問題のひとつが駐車場の確保でした。北庁舎の保存活用については議会でも大いに議論されましたが、敷地面積が十分ではありませんので、検討の結果、北庁舎を取り壊し、その場所に立体駐車場を設けることになったものです。



2010-12-16 13:40:00

市政おさらいシリーズ:②駅前ビルは中止!

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 おさらいシリーズ第2回は、「駅前ビルは約72億円もかかるうえ、JRに年間3300万円の土地代を53年間払い続けるのです。違約金を払ってでも中止すべきです」という記事を取り上げます。


 ここに書かれている数字も残念ながら、正しいけれども説明不足と言わなければなりません。72億円の事業費の財源内訳は、市政シリーズ⑥で説明したとおり、一般財源8億円、国からの補助金13億円、合併特例債51億円を予定しています。


 合併特例債51億円は「借入額の3割を返済すればよい」という制度ですから、市の返済額は15.3億円です。これに一般財源8億円を加えた23.3億円が市の負担すべき金額ということになります。


つまり駅前ビルは、現在の制度を活用することで、72億円の事業が3分の1以下の23億円余りでできるということです。


土地代3300万円も正しい数字です。ただし、このビルの1階には商業施設が入りますので、ここからは賃料を頂戴することができます。今のところ年間1800万円ほどの賃料が見込めると考えていますので、この分を差し引くと土地代は1500万円ということになります。まだ他にも有料スペースがありますのでさらに安くなるはずです。


市の玄関にふさわしい駅は必要だが、財政的に可能な時期がきたら市民と一緒に理想の駅像を考えよう」とも書かれています。


何年先になるのでしょうか。国の補助金は平成25年度、合併特例債は平成27年度が期限です。それまでに完成しなければ、すべて自前になります。財政的に可能であるというのは、市の財政を預かる者として当然の判断基準です。そして、合併特例債が使える今こそが財政的に可能な時期だと私は判断しています。


「理想の駅像」を先送りにして、おまけに市民に丸投げするというのもいかがなものでしょうか。駅の必要性は認めるが何か引っかかるという曖昧な理由で反対し、多額の違約金を払って中止したあげく、合併特例債のメリットも失えば、一宮市にとって二重の大きな損失です。リーダーが「理想の駅像」を示すのは「今」をおいてありません。



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