2015年03月04日

「 浅草寺御本尊の出身地(有力説) 」

テーマ:社会科見学
三月に入り、浅草は徐々に三社祭に向け動きはじめております。

再来週3月17日(火)・18日(水)には、浅草寺・浅草神社にて本尊示現会が齋行されます。

浅草寺-本尊示現会 】 【 浅草神社-浅草寺本尊示現会


本尊示現会とは、
西暦628年3月18日檜前浜成(ひのくまのはまなり)・竹成(たけなり)兄弟によって釣り上げられた
一躰の仏像が土地の郷司(ごうじ)である土師中知(はじのなかとも)に聖観世音菩薩と見極められ、
浅草寺本尊が正に示現した当日をお祝いする仏事。

仏事ですが、宮神輿を本堂に安置するという神仏あわさった珍しい行事です。


さて、示現会の説明はこれくらいにしておきまして、、、

この釣り上げられた観音像。

どこから流れてきた(と有力視されている)か、皆様ご興味ないでしょうか。
まさか海藻のように生えてくるはずもないので、
観音像はどこからか流されてきたに違いありません。

私、昨年「駒形由来」を調べてから、ずーっと気になっており、
とうとう「ここだ!」という場所へ行ってきましたのでご報告致します。

・今までの関連記事
【 -「 箱根の駒形大神 」-  -「 高麗唐 」- -「 妄想小説:浅草駒形縁起 」- -「 「駒形縁起」に没頭 」- 】

上記を調べている過程でその情報にたどり着き、行かずにはいられませんでした。


場所は、埼玉県飯能市。
あと数十メートル行くと東京都青梅市という県境にそのお堂があります。



ありました、ありました!本当にひっそりと。



岩井堂観音です。



崖下の成木川を横目に、登山道の様な参道を行くと少し開けた平地になっており、
その場所にぴったりはまるようにしてその堂はありました。




掲示されていた縁起関連の資料は以下です。












ざぁぁぁっくと要約すると、こんな事が書いてあります。


<西暦527年>
権大僧都法印渡部大久院という旅僧がこの地に堂を立て観音像を奉り、自ら堂主となった。

<532年>
大暴風雨により堂もろとも崖下に押し流され、その観音像は行方知れずに。

<628年3月18日>
現隅田川にて浅草寺本尊示現。

村人はアカザ堂に掲げてあるこの観音こそ在りし日の岩井堂観音なりと
返還を要求するが甲斐なく、止む無く改めて観音像を刻し祀った。
それ以来南高麗郡岩淵の長が変わる度ごと必ず返還要求に行った。
年二度、長ないしそれを補助する者が返還要求に浅草寺を訪ねた。

<645年>
勝海上人浅草寺に留錫して本堂を修造する。
夢告により、以後永代秘仏と定め厨子に収める。

<857年>
円仁慈覚大師浅草寺に留錫し、聖観音像を刻し、本堂に収める。
世にお前立の本尊と称する、また御影版木も刻する。

<1869年(明治2年)6月18日>
政府神祇官の役人10人が浅草寺へ乗り込み「勅命」ということで(改めの儀)を強行。
秘仏が解放された。

<1931年(昭和6年)頃>
浅草寺執事長清水谷恭順師(後の二十四世貫主)が再三調査へ訪れる。
岩井堂観音こそ一番信憑性があると何度か言われた。

<1933年(昭和8年)4月19日>
駒形堂落成。

<1933年(昭和8年)5月>
清水谷執事長ほか数名、突然来訪。
岩井堂本堂再建の申し出であったことは間違いない。

<1933年(昭和8年)7月1日>
岩井堂堂宇新築工事は清水谷執事長と浅草寺関係者の指示で進められた。
屋根瓦職人、その他職方は駒形堂建築時の職方をご手配
またその当時としては考えられないほどの安い金額だった。

<1933年(昭和8年)9月15日>
岩井堂観音入佛式。
口碑伝承が実を結び、浅草観音の御分身として、
浅草寺一番寺善龍院より秘仏嘉石観音像のお前立聖観音像と伝えられる尊像を遷還。



<1934年(昭和9年)>
清水谷執事長要職者より、岩井堂を浅草寺奥の院に、とのお申し出あり。
敷地の買収、建設費としては当時としては考えられない程の莫大な金額を提示され
奥の院建立計画は具体化されるものと判断。
武蔵野鉄道の引込線計画案(飯能~青梅間)を鉄道省に認可申請。
最終的なお断りの理由は宗旨の違い、先祖に申し訳ない、とのことであった。



といった事が書き記してありました。




また、飯能商工会議所の方々からは、岩井堂観音入仏80周年を迎え、
平成25年から継続的に浅草寺へ長椅子が寄贈されているそうです。



こちらの長椅子です。 宝蔵門横と観音前派出所横にあります。


なるほど。そういう経緯があったのですか。
示現会を控え、タイムリーな訪問になりました。

この情報を得て、新たな疑問などがまた生まれるに至りましたが、
それはまたお会いした機会にでもお尋ねください。

信徒でもない他宗派の人間がどうこう公の場で言及する事ではないと考えておりますので。


「駒形」の由来にまた一歩近づけた感触はあります。

岩井堂観音をあとにしもう一か所、
「駒形」の由来に関係がありそうなところへ訪問しましたが、それはまた後日に。




「水中から見た水面」
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「 涅槃西風菩薩偲びて岩井堂 」











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