大人気? 早口言葉

テーマ:
忙しさにかまけて更新を怠っていました

スミマセンガーン


4月23日以来、1ヶ月以上も放置状態で
もちろん、ランキングも100位台→200位台→300位台と
どんどん落ちていく一方だった
最後に見たときはたしか400位台
再びランキング100位台なんてそう容易くないことは分かっていた



それが、さっき見たら


188位!!


なーんにもしていないのに

なんではてなマーク

過去の日記に何か興味を引く記事でもではてなマーク



そこでどんなキーワードが検索されたか調べてみた


このブログ記事の中で、昨日一番多く検索されたキーワードは



「早口言葉」(笑)



これが昨日のキーワード検索された5割を占めていた


昨日は早口言葉の練習をした人が多かったとでもはてなマーク

まぁ僕の早口言葉はほとんどがオリジナルだからね

あ、著作権があるので勝手に持ち帰らないよーに(態度急変 笑)



じゃあここでご来訪いただいた方におみやげの早口言葉を


「たわわな台湾バナナに縄」

「アナが罠の穴にワナワナ」

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「早口寸劇」とは、セリフに早口言葉を絡めた楽しいミニラジオ劇のことです。
ここではfmGIG『ムーンライトブレイク水曜日』で過去に放送された台本を紹介して?「ます。


※キャラ作り(セリフの口調、アドリブも含め)は演じられるDJさんにお任せしていますので、必ずしも台本どおりではありません。
※【  】内が早口言葉になります。早口言葉は3回繰り返しを基本としています。


〈登場人物〉
ボンビッツ先生(ボン先生と略) :ポルトガル語の教師
逞馬              :テレビレポーター
全財教授            :K都医大外科医
絵衣              :ポルトガル語講座の生徒
長刑事             :女刑事

 -------------------------------------------------


○公園通りの焼き鳥屋台


長刑事  「ナォン・シィ・ムーバ!」

逞馬   「長さん、普通に入ってこられないんですかぁ! 
ポルトガル語を理解できてない人間には、長さんのいつものあいさつにしか聞こえませんけど‥‥ああいう人もいるんですから」

絵衣   「ボンビッツ先生が焼き鳥食べようとしたとこで固まってまーす!
あ、ボンビッツ先生、焼き鳥の【焼きにくい串 引き抜きにくい串】が鼻の穴に入ってますよ」

ボン先生 「あ、いてててっ! って、長はん、堪忍しておくれすぅ。その言葉は“止まれ”“動くな”っていう意味だって、何度いうたら分かるんでっか。
もう、あぶなく鼻から焼き鳥を食べるとこでしたわぁ」

絵衣   「ないない。鼻から牛乳飲むやつはいるけど、鼻から焼き鳥食べれたら、『TVジョッキー』の奇人・変人コーナーに出られて、白いギターとエドウィンのジーンズがもらえるから。
あ、これレディース試験用の予備知識だから」

逞馬   「だから、どんなレディースだよ!」

長刑事  「それにしても、テロリストの病院立て籠り事件の時の“ナォン・シィ・ムーバ!”は気持ちよかったなぁ。メチャメチャかっこよかったろ? な、なっ? 
‥‥コホンッ(せきばらい)、で、今日はボンビッツ先生の退院祝いかぁ」

逞馬   「はい、会場はうちの屋台、【貸し切り しきりに 仕切るか】です。ちょうどオヤジは【医師 誤診後 囲碁】の会に行くらしいので」

絵衣   「せっかく【貸し切り しきりに 仕切るか】なのに、誘ったダチどもは、あれ以来みんなマジメに働いてて、今日は私以外だれも来れなくて。
お姉ちゃんも全財教授も総務部長もみんな仕事‥‥。
あ、ちなみに、レディース全員就職祝いのコスプレ・ダンス・パーティの時は、全財教授の一人舞台だったことは言うまでもないけど」

逞馬   「ボクもマリアナさん姉妹を誘おうとしたら、姉妹そろって、青森県の恐山(おそれざん)に修行に出かけたらしくて‥‥。まぁ、来られてもキャラが混乱して、わけ分からなくなるだけですけど」

絵衣   「私は今日は午前中で上がりにしてたから‥‥あーっ、思い出した!
全財教授に総務部長から“見つけしだい総務部長室に来るよーに”って伝言があったの忘れてた! 電話しなきゃ‥‥」

全財教授 「な~~~~~~~~~ん~~~~~で~~は~や~く言わ~な~い~~の~~~~~か~~~~~~~~~なぁぁぁぁ……」

絵衣   「え!? な、なんか聞き慣れた声のドップラーが‥‥背中を通り過ぎていった‥‥」

逞馬   「あ‥‥ええと。い、いたのかなぁ、近くに‥‥?」
う、うん。い、いや、これも聞かなかったことにしておこう。
そうそう、あの事件の犯人逮捕時の独占中継やスクープ特番が、かなりの視聴率を取って、局からボーナスが出てるので、今日は遠慮しないで飲み食いしてください」

長刑事  「それにしても、何で昼に屋台なんだ? 夜やりゃあ、もっと人が集まったかもしれねぇじゃん」

逞馬   「あ、突然だったんですが、今日じゃなきゃダメみたいで‥‥」

絵衣   「あ、ボンビッツ先生と私が夕方から今年最後のポルトガル語のテストがあるんで。
それと‥‥ボンビッツ先生、急に故郷に帰ることになったもんで」

ボン先生 「すんまへんなぁ。病院のベッドでクリスマスを迎えたら、しばらく国に帰ってなかったことを思い出しましてなぁ。
それで突然で申し訳ないんやけど、国で遅れたクリスマスを迎えたくなりましたんやぁ‥‥」

長刑事  「へぇ、そうなのかぁ。そういえば、前から気になっていたけど、その国ってどこなんだ?
‥‥ま、まさか、【不法入国無許可就労者】じゃ!?」

ボン先生 「ひえぇぇぇ! ち、違います。【不法入国無許可就労者】じゃ、ありまへんがな! ボンビッツ地方でんがなぁ」

長刑事  「それってどこにあるんだ? そもそも、ボンビッツってどういう意味なんだ?」

ボン先生 「それは、話すと長くなりますさかい‥‥」

絵衣   「長いの? 大丈夫だよ。ハリセン用意してるから。思うツボだし」

ボン先生 「な、なんでハリセンなんでっかぁ!? 説明をかんだらアカンっていう意味でっか? ひえぇぇぇ!
この後の説明は全部アドリブなんでっせぇ! 最後の最後でこんな【たわわなバナナはワナ】が待っていようとは!?」

長刑事  「よーし、じゃあ私も、見せかけだが拳銃を構えて‥‥っと。あくまでも見せかけだからな。よし、いつでもいいぞ」

ボン先生 「ひえぇぇぇ! 国に帰れなくなったらどないするんでっか!? 
‥‥ほ、ほな説明させてもらいまっせぇ。
ボンビッツとは‥‥(以下説明すべてアドリブ)」

長刑事  「そ、そうだったのかぁ!? ボンビッツの由来にそんな泣ける話が隠されていたとは‥‥
ううっ、涙が止まらん! もうオジサン拳銃乱射しちゃおうかなぁ!」

逞馬   「って、今の話、本当に泣ける話しだったのかよ!?
って、長さん、いつのまにかオジサンって言ってるから! オヤジギャルどころじゃないから!」

絵衣   「私も感動しすぎて、今ハリセンを使ったのか使わなかった記憶に無いよう!
でも、ハリセンの引っ込みがつかないよう! もう、代わりにマタタク叩いちゃえ! えいっ、えいっ、えいっ‥‥!」

逞馬   「ててててっ。って、二人して適当なこと言ってんじゃねぇぞ!
チクショー、僕ももうワケ分からなくなって来た!
これからテストだという二人は置いといて、長さん、今日は二人でとことん飲みましょう!」

長刑事  「おう! 屋台の酒全部だせーっ!」

逞馬   「もう【本醸造酒 生貯蔵酒】なんでも勝手に飲んでくださいよ!」

絵衣   「あれ? ちょっと、ちょっと。ボンビッツ先生は? いつの間にかいなくなってる」

逞馬   「そのへんでリバースしてんじゃねーの!?」

長刑事  「そうだ、たぶんリバースしてんだよ」

逞馬   「長さん、食い物を扱っている屋台でゲロゲロゲロゲロ言わないでくださいよ!」

長刑事  「お前が先に言ったんだろ! それに私はゲロとは言ってない! リバースとしか言ってねーぞ!」

逞馬   「あ、ボンビッツ先生は、酒は飲めなかったんだ! 飲むとリバースの前に気絶するんだよ!」

長刑事  「あ、じゃあ、あれだ、焼き鳥食い過ぎたんと違うか?」

逞馬   「そういえば、焼き鳥、既に一人で50本食ってました! やっぱ食い過ぎてリバース‥‥」

長刑事  「もう、リバース、リバースって! 最後の寸劇をリバースで汚す気か! 撃つぞ! ナォン・シィ・ムーバ!」

逞馬   「あわわわ‥‥
ところでさ、ボンビッツ先生、いつ帰ってくるんだい?」

絵衣   「え?‥‥ボンビッツ先生‥‥」


SE(授業開始のチャイム)


絵衣   「ボンビッツ先生、ボンビッツ先生!?‥‥やっぱいないのかぁ‥‥」

ボン先生 「ほえ?‥‥呼びました?」

絵衣   「てめぇ、どこに行ってやがっったんだコノヤロー! 心配したじゃないか!」

ボン先生 「やー、退院直後なのに焼き鳥食べ過ぎたらしくて、お腹壊しましてなぁ。
公園のトイレは工事中で使用禁止だし、駅のトイレは掃除中やし、トイレを探してさまよい歩くよりはまっすぐここに来た方がええんかなぁ、って思いましたんや。いやー、ほんまヤバかったんでっせ。
黙って来てあの二人には悪いことしましたなぁ」

絵衣   「まぁ、でも、もう時間だし‥‥」

ボン先生 「そうでんなぁ‥‥。
ほな、瀬井戸はん、最後のテスト始めまひょうか?」

絵衣   「はい、ボン先生!!」


♪~(BGM)
(ポルトガル語講座に突入)






24時間WEBラジオ【fm GIG】
fmGIG
すぐに試聴できます! もちろん無料



昨年はこの「早口寸劇」で『2006 fmGIG大賞』の【最優秀脚本賞】をいただきました。
皆さんへの感謝を込めてポッドキャスティング版の寸劇を作りました。
どうぞダウンロードしてお聴きください。

『Podcast寸劇』
(音量に注意してください)

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※【  】内が早口言葉になります。早口言葉は3回繰り返しを基本としています。


〈登場人物〉
ボンビッツ先生(ボン先生と略) :ポルトガル語の教師
逞馬              :テレビレポーター
全財教授            :K都医大外科医
絵衣              :ポルトガル語講座の生徒
長刑事             :女刑事

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SE(救急車のサイレン)


全財教授 「いーですかぁ皆さん、落ち着いてくださいねぇ。ストレッチャー持ってきてくださーい!」

絵衣   「教授、【それ言っちゃ ストレッチャー】です!」

全財教授 「はい、じゃあストレッチャーに乗せますよぉ! いーですか、いーですね? はい、イチ、ニ、サンッ!! って言ったら持ち上げるんですよぉ。あー、そこ、フライング」

絵衣   「って、そんな古いギャグやってる場合ですか!」

逞馬   「ん‥‥えっ、ま、まさか!? ボ、ボンビッツ先生の呼吸が止まってます!!」

長刑事  「か、神様! 南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経‥‥」

逞馬   「ちょー、それ違うから! お経だから!」

絵衣   「ボンビッツ先生! 起きろ! 起きろ! 起きろ!‥‥」

全財教授 「はーい、そこっ! 死体、いや、患者を小突くのはヤメるよーにねぇ。 
いーですか皆さん、慌てず、騒がず、すみやかにですよぉ。
心臓マッサージと【アイル・ビー・バック アンビューバッグ】を続けたまま緊急処置室に運びますよぉ。
バイタルチェック、挿管(そうかん)、心電図、ボスミン、それからCDがすぐできるよーに準備しておいてください! いーですか、いーですねぁ?」

絵衣   「CD? 音楽でも聴くんですか!?」

全財教授 「除細動機の準備をしてくださいと言ってるんですよぉ!」

絵衣   「それなら、CDじゃなくDCじゃ‥‥。
ボ、ボンビッツ先生ー!! いやぁぁぁぁ!!」

(少し間をあけて)

NA    「K都医大病院の緊急処置室は緊迫した空気に包まれていた」

瀬井戸先生「これより弾丸の【摘出手術 宿敵術師】を行います。よろしくお願いします。それでは、まず腹部を切開します。‥‥二枚刃!」

全財教授 「いや、いや、いや、いや、あ、あーのねぇ、弾丸の【摘出手術 宿敵術師】をって何のことですかぁ? 勝手に仕切って開腹手術はじめないでくださいよぉ。っていうか、なんで内科医の瀬井戸先生が手術するんですかぁ? どーですか皆さん」

瀬井戸先生「昔、レディースを仕切らせてもらっていましたから! それに、妹にどうしてもボンビッツ先生を助けてほしいと頼まれたので。
って、とっとと手術させろ、コノヤロー! 私の二枚刃さばきを見せてやる!」

全財教授 「いや、いや、いや、いや、あ、あーのねぇ、開腹してどうするんですかぁ? 弾丸はそんな所にはありませんよぉ! いーですか、いーですね?」

瀬井戸先生「じゃあ‥‥頭部の切開手術に切り換えます。ドリルだ、【どれ取るドリル】だ! 一度使ってみたかったんですよぉ、ドリルぅ!」

全財教授 「あーのねぇ、なぜか目がイキイキ、キラキラと輝いてきたところ申し訳ないんですけどねぇ、いま必要なのはメスでもドリルでもなく、吸引器と【凝ってるコッヘル】なんですよぉ。
でも、もぅ時間の猶予がありませんねぇ! いっ気に行きますよぉ。いーですか、いーですね? 掃除機を持ってきてくださーい!」

瀬井戸先生「そ、掃除機?‥‥掃除機で弾丸を取り出すんですかぁ?」

(少し間をあけて)

NA   「それから数時間後の病室」

絵衣   「ボンビッツ先生。ボンビッツ先生、起きてください。
とっとと起きんかい、われぇ! いつまで寝とんじゃ!」

ボン先生 「ひえぇぇぇ!」

絵衣   「あ、やっと目を覚ましたぁ!」

ボン先生 「こ、ここはどこでっか? 天国‥‥にしては知った顔ばかりでんなぁ。
あ、でも、長刑事長はんと又熊はんがおらへんさかい、ここにおる人はワテと一緒に撃ち殺されはった人たちでっか?」

絵衣   「おいっ、勝手に殺すな!‥‥長刑事長さんは、事件の後始末。マタタクはスクープ抱えて、テレビに出演中ですよ。
ボンビッツ先生、一時は天国に行きかけたけど、助かったんですよ」

ボン先生 「え、じゃあワテは【手術 実施 着手】して助かったんでっかぁ?」

瀬井戸先生「いえいえ、【手術 実施 着手】なんてしてませんよ。どさくさに紛れて手術できるチャンスだったんですけどねぇ、二枚刃とドリルで‥‥おしい!」

ボン先生 「ひえっ」

絵衣   「ボンビッツ先生、あのとき何があったんですか? 地下通路で遅れたあたりから説明して
もらえますか? できれば、かまずに。‥‥あれ? なぜか、ここにハリセンが」

ボン先生 「ええと‥‥そうそう、みんなに遅れて必死になって後を追ってたら急にお腹が好きましたんや!
考えてみたら、朝からたいしたものを口にしてへんさかい。その時、ポケットの中にええもんがあったのを思い出しましたんや。【赤マメ大福 青マメ大福 茶マメ大福】でんがな。
前の日に、甘味処でぜんざいの他にマメ大福も注文してましたんやわ。でも、ぜんざいと栗羊羹を食べましたやろ。さすがにマメ大福までは手が伸びずに、後で食べようと思って紙に包んでポケットに入れ
てましたんや。
そのマメ大福を食べながら、みんなの後を追いかけましたんや。そしたら、あのテロリストがみんなのことを銃で狙ってる場面に遭遇してもうて。
こりゃアカンと思うて、とっさに側にあった消火器でそいつ頭を殴ってやりましたんや。けど、逆に撃たれてもうて‥‥。急に気が遠くなったと同時に呼吸もできなくなって‥‥そのまま」

瀬井戸先生「ボンビッツ先生、実際は撃たれてなかったんですよ。たぶん、撃たれた思って気絶しただけじゃないですか? そして、その拍子に、食べていた【赤マメ大福 青マメ大福 茶マメ大福】をノドに詰まらせたんですよ。それで呼吸困難から呼吸停止に‥‥」

ボン先生 「そのマメ大福はどうしましたん?」

瀬井戸先生「全財教授が掃除機で吸い取りましたよ」

全財教授 「やぁー、皆さん、元気ですかぁ? 特にボンビッツ先生、元気ですかぁ? 具合はどうですかぁ? 最高ですかぁ! 
でも、病室で勝手にハリセンで楽しむのはいいですが、大声でのツッコミはやめてくださいねぇ。ここは病院なんで、他の患者さんの迷惑になりますからねぇ。
病院でツッコんでいいのは、薬と医療器具と●腸だけですよぉ」

絵衣   「いや、全財教授の声は普通でも十分大きいですから! でも、今の聞き取れなかったなぁ。何って言ったんですか?」

ボン先生 「いやー、全財教授に命を救ってもろうて、ほんま感謝してますわぁ」

絵衣   「さっき、何て言ったんですか?」

全財教授 「いえいえ、いえーぃ。こちらこそ、皆さんに妹をはじめ人質を救ってもらいましたからねぇ。【感謝 拝謝(はいしゃ)万謝(ばんしゃ)】ですよぉ。どーですか皆さん。そうですよねぇ。
でも、甘いものを食べたまま天国に行きそうになったボンビッツ先生が、何だかチョットうらやましく思えましたぁ」

絵衣   「‥‥って、無視かよ、こらぁ!」

ボン先生 「ワテも今度の件で、死ぬ時に未練がないように、もっとたくさん甘いもんを食べておかなアカンって思いましたわ。退院したら甘味を大人買いしよう思いますわ」

絵衣   「いつも【赤生八つ橋 青生八つ橋 茶生八つ橋】を箱で大人買いして、口いっぱいに詰め込んだ子供食いしてるだろうが! まだ食うか!
まったく、血糖値が高すぎたり、豆大福をノドに詰まらせて死にそうになったりしてるっていうのに、懲りないやつら。二人して甘味だらけの天国にでも行っちまえ!」

全財教授 「あーっ、そうそうそうそう、ウチの妹が、あ、いや、総務部長が瀬井戸さん姉妹に話があるそーですよぉ。後で総務部長室に行ってくださいねぇ。いーですか、いーですね?」

絵衣   「え、総務部長が私たちに話‥‥?」

NA    「数分後、総務部長室での全財亜月の話はこういう内容だった」

総務部長 「長刑事さんとウチの兄から仔細を聞きました。今回はリリース、いやレディースの皆々さんの活躍のおかげで、私たちが助かったよーで、なーんと感謝したらいいか分からないほどですぅ。
あ、“かんしゃ”と言っても公務員の住宅のことではないですよぉ。
つきつきつっつきましては、お礼というよりお願いですが、レディースの皆々さんをこの病院で全員採用したいのですが、どーですか、どーでしょう、皆さん?
警察が難儀した事件を解決できるだけの力をお持ちの皆々さんですものねぇ。
ムサイ男の警備員をウロウロさせて患者の不安をあおるより、看護師と同じ姿の強い女性がいる方が病院のイメージ的にもいーじゃないですか。そーでしょう、そーですね、違いますか?」

NA    「再び病室に戻ってきた絵衣」

絵衣   「ということで、我々レディースは医大とサテライト病院に【准看護師と巡回監護師】として、全員採用が決定しました!
さっそく、みんなでパーッとお祝いしなきゃ。そうそう、ボンビッツ先生も全財教授も一緒に!」

全財教授 「あ、ボクは仕事がありますからねぇ。そーでしょう、そーですよねぇ、皆さん」

絵衣   「そうなんですかぁ。せっかく、コスプレ・ダンス・パーティにしようと思ったのにぃ」

全財教授 「えっ‥‥コ、コスプレ‥‥ダ・ン・パ?
い、い、行きます。行きますとも! せっかくの誘いを断るなんて失礼ですよねぇ。そーでしょう、そーですよねぇ、違いますかぁ、皆さん! サイコ-ですかぁ! ハッハッハッ‥‥。
あ、そうそう、【ちょっとテンション ハイテンション】になってきたので、ボンビッツ先生の入院ついでにボクのモノマネを見せてあげましょうねぇ」

絵衣   「あーっ、それ! 忘れてたけど、ずうっと気になっていたんですよぉ!一番見たがっていたマタタクがいないのが残念だけど」

全財教授 「じゃあ、ナマハゲと水木一郎のマネをします。いーですか、皆さん! いきますよぉ!」


絵衣   「‥‥‥‥‥‥えっ、えーっ!!」

NA    「病院編、おしまい!」


SE(授業開始のチャイム)

♪~(BGM)
(ポルトガル語講座に突入)






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ここではfmGIG『ムーンライトブレイク水曜日』で過去に放送された台本を紹介して?「ます。


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※【  】内が早口言葉になります。早口言葉は3回繰り返しを基本としています。


〈登場人物〉
ボンビッツ先生(ボン先生と略) :ポルトガル語の教師
逞馬              :テレビレポーター
全財教授            :K都医大外科医
絵衣              :ポルトガル語講座の生徒
長刑事             :女刑事

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逞馬   「長さん、いいんですか? 我々と一緒に行動するってことは、警察上層部や【きっとササッとSAT(サット)】の指揮を無視した単独行動になるんじゃないですか?」

長刑事  「まぁな。‥‥実は民間人を危険にさらすあの作戦は、どう説明してみても上の【許諾 諾 受諾】が得られないだろうと進言できなかったんだ。すまない。
でも、キミらの仲間のあの4人は、私が選抜した婦警だってことにして、テロリストたちに食事を運ぶ看護師役として、奴らの元に向かわせる段取りはした。もちろん、全ての責任は私が負う。
だから、私としては是が非でもこの作戦は成功させなければならないのさ」

ボン先生 「長はん、今日はやたらカッコええでんなぁ。見直しましたわ」

長刑事  「ドラマのように暴走する刑事(デカ)ってヤツを一度やってみたかったのさ」

ボン先生 「暴走じゃなく、【いつも 逸脱 脱線】してはりますけどなぁ」

長刑事  「う‥‥。私は『太陽にほえろ!』のGパン刑事の松田優作にあこがれて刑事になったんだ。
【暴走 放送後 妄想】する優作ぅ、カッコいい~!
名前が長だからって、長さん役の下川辰平になりたかったわけじゃないぞ。まぁ、あれはあれで素晴らしい刑事だ。刑事のカガミだ」

ボン先生 「へぇ、長はんは山さんの露口茂が好きかと思ってましたがなぁ」

長刑事  「山さんも渋くて好きだったが、山さんというと柳沢慎吾の顔が頭に浮かんでしまうんだ。

今でも『太陽にほえろ!』のテーマ聴くと、新米刑事の時のように無性に走りたくなる。で、体力続かなくなったら、今度はグラサンかけて‥‥」

ボン先生 「『太陽にほえろ!』から『西部警察』の大門はん、渡哲也に早変わりでんな」

長刑事  「そうだ、団長だ。刑事長(デカちょう)と呼ばれるようになってからの理想はアレだな。
‥‥あ、そうだ、私をこれから団長と呼べ、呼んでくれ!」

逞馬   「あのー、長さん? 話が【逸脱 脱線 だっせぇ】ですよ。さっきまでのカッコよさが台無し」

長刑事  「長さんではない、団長だ。団長と呼んでくれ」

逞馬   「はいはい、団長。‥‥って、安田大サーカスかよ」

絵衣   「え? それって、アタシらレディースはHIROだったりクロちゃんだったりってこと? イヤだ~!」

逞馬   「だから、脱線し過ぎだっつーの! 話が先に進まねぇだろ、おいっ!」

絵衣   「ア、アブなくサーカス団に引き込まれるとこだった。‥‥って、こんなことをしてる場合じゃないぞ! ダチの命がかかっているんだ!
いいかい、みんなぁ! サツがウチらの力になってくれるなんてことは、後にも先にも今だけかもしんねぇ。ウチらの【この期 男気(おとこぎ)女気(おんなぎ)】を見せたれやぁ! 気張って行くよぉ
!」

NA    「一方、作戦どおり、看護師に扮したレディース4人は、食事を運びつつテロリストたちとの接触を図っていた。
話は再び地下通路に‥‥」

逞馬   「ひっ!? 電灯が消えたぁ!!」

長刑事  「わわっ! な、なんだ!?」

ボン先生 「ひえっ! 誰かに踏まれたがな! グエッ!」

絵衣   「い、いてて‥‥電灯が消えた途端に頭を走ってたヤツが転倒しやがって、後続が次々とクラッシュしちまったぜ。
まずいことに、暗闇で転んだ拍子に走っていた方向を見失っちまいやがった。出口はどっちだぁ!?」


逞馬   「あ、あっち! く、暗い~」

長刑事  「あっちだ! 刑事のカンだ」

ボン先生 「あっちだと思いまっせ。‥‥っていうか、ワテに乗っかってる人、早うどいておくんなはれぇ」

絵衣   「あっちじゃ分かんねぇだろ! っていうか、暗闇で指差すな! 誰かの指がアタイの鼻の
穴に入っている!
【乾電池充填中 懐中電灯】は、ないのかぁ!?」

逞馬   「【乾電池充填中 懐中電灯】持ってたらスグ使ってるよぉ。く、暗いよ~、狭いよ~、恐いよ~」

絵衣   「誰も持って来てねぇのか?‥‥ふっ、この気がきかねぇとこがレディースらしいぜぇ。くそ! 
しょうがない、あの手段を使ってみよう」

逞馬   「ええっ!? アレってまさかアレを呼ぶのか?」

絵衣   「この地下通路に携帯の電波は‥‥よし、来てるぞ。
‥‥もしもし、もしもし、教授。 【無闇 無意味 無駄】に走り回ってる場合じゃねぇぞ、われぇ!
 妹さんを助けたかったら、地下通路を医大に向かって走って来やがれ、コノヤロー!」

逞馬   「まさか、それで来るわけないって。あれだけ気が動転して【無闇 無意味 無駄】に右往左往してたじゃないかぁ」

長刑事  「何だ、何を呼んだんだ? マグマ大使でも飛んでくるのか? 流星号か、ナイト2000か?
‥‥って言ってたら、何かこっち来るぞ!?」

逞馬   「うそーっ!? 今携帯で呼んだばかりだろっ! 早過ぎる!」

絵衣   「みんな、壁に張り付け! そして、声が通り過ぎたら、その声の後を追って走れ! いいか、来るぞ!」

全財教授 「いーーーーーーまーーーたーすけぇにーいーーーくーーーーーーぞぉぉぉ」

絵衣   「すごい! ドップラー最速記録更新だ! よし、追えーーー!!」

(間をあける)

逞馬   「ハァハァ、ゼェゼェ。で、出口だぁ。着いたぞぉ! 【無闇 無意味な闇】の恐怖から脱出だぁーっ!」

長刑事  「ハァハァ、ゼェゼェ。‥‥ん、無線だ。
‥‥ん‥‥うん‥‥そうか‥‥よし、分かった。
報告だ。看護師に扮した4人がテロリストと接触し交渉した結果、人質は全員解放!
そして、あの4人が身代わりの人質になったらしい」

逞馬   「じゃあ、全財教授の妹さんも?
よかったですねぇ、全‥‥あれ? 全財教授?‥‥いない」

長刑事  「話が終わるか終わらないうちに通路を【逆走 激走 爆走】して行ったぞ。ほら聞こえる」

全財教授 「(遠くで)やったーーっ! ありがとうーーーぉぉぉ‥‥」

逞馬  「は、早っ!!」

絵衣   「へへへ‥‥作戦どうりだな。日本語が通じるテロリストで良かったよ。交渉を聞き入れて人質を入れ替えたことが運の尽きとも知らずにな。へへへ‥‥
逃亡するつもりなら人質が多過ぎると足手まといになるだけだ。それにテロリストが男なら当然人質はカワイコちゃんのほうがいいに決まってる。だから交渉を飲む。
そのカワイコちゃんがどんな毒のあるトゲを持ってるか知らずにな。ヘヘヘヘ‥‥」

逞馬   「キミ、キャラが【赤極悪人 青極悪人 茶極悪人】になってるぞ!‥‥って、あれ? ボンビッツ先生がいない」

(間をあける)

ボン先生 「ハァハァ、ゼェゼェ。着いたぁ!‥‥って、もう誰もいないがなぁ。
一人だけみんなと逆方向に走ってたことを途中で全財教授に追い越されてやっと気づいて、必死で逆戻りして来たんやけど、誰も待っててくれへんのかいなぁ。
恐くて逃げ出したと思われるさかい、やっぱ追いかけなアカンやろうなぁ」

NA   「長刑事、逞馬と絵衣が率いるレディースたちは、非常階段を上り下りして目的地である総務部長室の前にたどり着いた。
絵衣の吹く「ピーッ」という口笛に呼応して「ピーッ」という口笛が部屋の中から聞こえた。それが踏み込めの合図だった」

絵衣   「突入-!!」

NA    「偽装して人質となっていた4人によって、すでにテロリストたちは武器を使う自由を奪われていた」

長刑事  「ナォン・シィ・ムーバ! 動くんじゃねぇ!‥‥か、快感だ」

NA    「部屋になだれ込んだレディースたちに、テロリストたちはひとたまりもなく組み伏せられた。
しかし、一人だけ見回りに出ていて、その難を逃れた男がいた。
その男の銃口が部屋の中に向けられ、まさに引き金が引かれようとした時、“ゴンッ”という鈍い音とともに男の体は床に崩れ落ちた。
傍(かたわ)らには遅れて来たボンビッツ先生が消火器を持って立っていた」

絵衣   「ボンビッツ先生! やるじゃん」

NA    「と、その時、一発の銃声が床に倒れた男の銃口から放たれた!」

SE(一発の銃声)

長刑事  「ボ、ボン!? ボー==ン!!」

逞馬   「ま、まさか! ボンビッツ先生!」

絵衣   「ボンビッツ先生---!!」

NA    「つづく」



SE(授業開始のチャイム)

♪~(BGM)
(ポルトガル語講座に突入)






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昨年はこの「早口寸劇」で『2006 fmGIG大賞』の【最優秀脚本賞】をいただきました。
皆さんへの感謝を込めてポッドキャスティング版の寸劇を作りました。
どうぞダウンロードしてお聴きください。

『Podcast寸劇』
(音量に注意してください)
「早口寸劇」とは、セリフに早口言葉を絡めた楽しいミニラジオ劇のことです。
ここではfmGIG『ムーンライトブレイク水曜日』で過去に放送された台本を紹介して?「ます。


※キャラ作り(セリフの口調、アドリブも含め)は演じられるDJさんにお任せしていますので、必ずしも台本どおりではありません。
※【  】内が早口言葉になります。早口言葉は3回繰り返しを基本としています。


〈登場人物〉
ボンビッツ先生(ボン先生と略) :ポルトガル語の教師
逞馬              :テレビレポーター
全財教授            :K都医大外科医
絵衣              :ポルトガル語講座の生徒
長刑事             :女刑事

 -------------------------------------------------


○K都医大病院近くの甘味処

逞馬   「って、おいーーっ!!! またこの甘味処かよ! 三週続けて同じ場面じゃねぇかーっ!
 しかもボンビッツ先生と全財教授が、ぜんざいの大食い競争してるしぃ!
 って、な、何だ、この食べたお椀の数の多さは! これ全部オレが払うのかよ!?
 【ぜんざいで散財 バンザイ】だーっ!
 ‥‥って、医大に立てこもったテロリストは? 人質はどうなったんだぁ!? こんなことしている場合じゃない!
 現場に行かなきゃ! オレは取材がしたいんだぁ! 取材だ、取材させてくれぇぇぇ!!‥‥」

絵衣   「おい! おい、マタタク! 起きろ、起きろって!」

逞馬   「ん?‥‥ゆ、夢?」

絵衣   「大丈夫か? 寝言だったが、【ぜんざいを全財産】で、おごってやるから、たーんと食え。
 金は返さなくていいから、とか言ってたぞ。
 まぁ、その気持ちは、ありがたく受けてやる」

逞馬   「そんなこと言うか!! ったく、オレは甘味に呪われてるのか?
 仮眠のつもりが、【甘味で過敏な仮眠】になってしまった。‥‥それより、事件の方はどうなった?」


絵衣   「事件発生から24時間たった。事件はリアルタイムで起こっている。
それに、事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!」

逞馬   「言ってる意味が分からん! ジャックバウアーでも登場したのかよ!?
 前都知事と同じ名前だった青島刑事でも現れたのかよ!?」

絵衣   「青島刑事はいないが長刑事なら、さっきお姉ちゃんに事情聴取してた」

逞馬   「お、長さんがいるのか? それはありがたい。取材、取材~っと」


SE(パトカーのサイレン)


NA    「ボンビッツたち三人と長刑事は、K都医大のサテライト病院にいた」

長刑事  「ナォン・シィ・ムーバ!」

ボン先生 「そやから、それは挨拶の言葉やのうて“動くな”ちゅう意味でんがなぁ。テロリストに対して使っておくんなはれ。
 それに、たまには授業に出ておくんはなれや、長はん」

長刑事  「ボンボン先生にその生徒と焼鳥屋の息子が、三人揃ってこの病院の内情に詳しいとはどういうことだ?
 ‥‥だが、今回の相手はテロリストだ。いくら親しい間柄でも事件の状況は話せんな」

ボン先生 「まぁ、そう固いことをおっしゃらんと。お代官様の好物の甘~い山吹色の羊羹でございますがなぁ。
 ささ、どーぞ‥‥って、やっぱこっちの役の方が合うてまんなぁ」

長刑事  「ん?‥‥そ、そうか? 越後屋、そちも悪よのぉ。ホッホッホッホッ‥‥」

ボン先生 「いえいえ、お代官様には【まかない マナカナ かないません】。ヒャヒャヒャヒャ‥‥」

長刑事  「って、これ本物の栗羊羹じゃないかぁ!
 しかも、誰かか途中までかじった【歯がガタガタ歯形】が、ついてるぞ!」

ボン先生 「おいしかったんやけどなぁ。ぜんざい食べた後だったんで、さすがに飽きましたわ。
 それ、あげますさかい、教えておくんはれ」

長刑事  「く、栗羊羹なんて、いらん!」

ボン先生 「ほなら、こうしまひょ。又熊さんちの焼き鳥と酒、【焼き鳥屋台 ヤケ食いやだい】1台丸ごとでどうでっか?
 焼き鳥はワテと山分けってことで」

長刑事  「うーん、しょうがない、それで手を打とう!」

逞馬   「こらーっ!、勝手に決めるなぁ! って、なんでボンビッツ先生と山分けなんだ!?」

長刑事  「いいか、オフレコだぞ。かまずに説明するから、よく聞くんだぞ。
 実は数週間前にテロ組織アレカイーナと市内の暴力団が武器の密輸で通じているというタレコミがあった。
 府警で合同捜査班を作り、【探偵 密偵 内偵】を続けた結果、ついにアレカイーナのメンバーの潜伏先を突き止めたんだ。
 そして、まさに昨日、一網打尽にすべくそこに踏み込んだのだが、逮捕できたのは暴力団組員数人だけ。
 テロリスト数人は寸でのとことで取り逃がしてしまった。
 奴らは既に非常線が張られていることを知ると、なんとK都医大に逃げ込みやがったんだ。
 卑怯にも大勢の人間を楯にも人質にもできると考えたのだろう。
 しかし、なぜか病院の周りに張り巡らされたワナにテロリスト数人が捕まっていた」

逞馬   「お、レディース返しだ!? まさか、こんな形で【たわわな縄のワナ】が役に立つとは」

長刑事  「さらに、奴らの侵入と同時に建物すべての自動防火シャッターが下ろされたらしく、その
 為に奴らは隔離されてしまい、大勢の患者、病院関係者は難を逃れることができた。
 しかし、逆にシャッターが下ろされたことで取り残された数人の職員が【ひどい 人質】になってしまったようだ。
 さきほど奴らから電話があった。捕まった仲間の即時解放と食料の要求だ。
 だが、その電話の発信元から奴らが立て籠っている場所が判明した。
 奴らは‥‥総務部長室にいる!」

逞馬   「えっ!? そ、総務部長室? ってことは、【ひどい 人質】って‥‥」

絵衣   「まさか!? あの全財教授の妹さんが人質になってるってこと!?
 そうかぁ。それで全財教授がさっきから‥‥」

逞馬   「え、全財教授は、今どこに?」

絵衣   「たぶん、心配でじっとしていられないのよ。さっきから、走り回ってドップラーをまき散らしているわ。
 ‥‥ほら」

全財教授 「は~~~~~~~~や~~~~く~~な~んとぉか~し~~て~~~~く~~~~~~~~れぇぇぇ....」

絵衣   「ね。ドップラー効果もどこか力なく、寂しげに聞こえる‥‥」

逞馬   「で、警察はどう出るつもりなんですか?」

長刑事  「逮捕したテロリストの解放については、いま上層部で会議中だ。
 人質救出には、大阪府警から派遣された【SAT(サット)がササッと】動くはずだが、さしあたっては、テロリストたちを刺激しないように、要求どおりに食事を差し入れることになるだろうな。
 ただ、奴らは、食事は看護師に持って来させろ、と言ってきているので、その方法と人選に難航しているところだ」

逞馬   「看護師かぁ‥‥たぶん婦警さんが代わるんだろうな。
 まったく、事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!って言いたいね」

絵衣   「ん?‥‥看護師? あっ!‥‥わ、私に考えがあります! 人質救出できるかも!」

NA    「絵衣の進言に、当初はかたくなに拒んでいた長刑事であったが、絵衣が集めたダチ、いや、仲間たちを見てその顔が変わった。
 上層部と掛け合って来ると言い残して出て行った長刑事。
 はたして、絵衣の作戦とは‥‥」

絵衣   「いーかい、みんなぁ! ここがアタイたちの力を世間様に知らしめす絶好の機会だ。
 気合い入れていくよぉ!」

逞馬   「よく長さんが【許諾 承諾 受諾】したなぁ。
 それにしても、この病院にはこんなにレディースがいたのかぁ。
 テロリストに食事をを運ぶ役に選ばれた4人は、一見か弱さそうに見える女の子だが、実はレディースきっての猛者(もさ)らしい。
 それにしても、武器を持った相手に素手でどうするつもりだ?」

絵衣   「素手じゃないよ。コイツらは、髪の毛にはワイヤーと針、襟の裏にはカミソリって具合に体中のあらゆるところにいろんな武器を隠しているのさ。
 あ、あとヨーヨーも」

逞馬   「ヨーヨーはバレバレだろ、ヨーヨーは!」

絵衣   「よし、正面から行く4人以外は、例の地下通路から忍び込むよ。
 ダチの命がかかってんだ。サツより先に動くよ!」

NA    「絵衣が率いるレディースたちに、なぜか逞馬とボンビッツまでがK都医大へ続く地下通路の
入口に」

絵衣   「よーし、みんな! K都医大まで一気に走り抜けるよぉ!」

ボン先生 「あのー、つい勢いに飲まれて付いて来てしまったんやけど、ワテこの集団と一緒に行動してええんでっしゃろかぁ?
 ‥‥ええい、もうこうなったら、ヤケクソでっせぇ!」

絵衣   「いいかい、遅れるヤツ、息を乱すヤツは後でお仕置きだよぉ!」

逞馬   「あ、ボンビッツ先生がフライングして転んでまーす!
 ‥‥よし、ビデオカメラは持って来た。どこまでもコイツら同行して取材してやるぞっ!」

長刑事  「ナォン・シィ・ムーバ!」

ボン先生 「あ、長はん!」

長刑事  「小娘たちがカッコつけて、抜けがけしようったって、そうは行かないよぉ。
 私も‥‥一緒に行く! 案内しなっ!!」

NA    「つづく」


SE(授業開始のチャイム)

♪~(BGM)
(ポルトガル語講座に突入)






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昨年はこの「早口寸劇」で『2006 fmGIG大賞』の【最優秀脚本賞】をいただきました。
皆さんへの感謝を込めてポッドキャスティング版の寸劇を作りました。
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『Podcast寸劇』
(音量に注意してください)
「早口寸劇」とは、セリフに早口言葉を絡めた楽しいミニラジオ劇のことです。
ここではfmGIG『ムーンライトブレイク水曜日』で過去に放送された台本を紹介して?「ます。


※キャラ作り(セリフの口調、アドリブも含め)は演じられるDJさんにお任せしていますので、必ずしも台本どおりではありません。
※【  】内が早口言葉になります。早口言葉は3回繰り返しを基本としています。


〈登場人物〉
ボンビッツ先生(ボン先生と略) :ポルトガル語の教師
逞馬              :テレビレポーター
全財教授            :K都医大外科医
絵衣              :ポルトガル語講座の生徒
亜月              :K都医大総務部長(全財教授の妹)
長刑事             :女刑事

 -------------------------------------------------


○K都医大病院近くの甘味処


逞馬   「って、おい、何が急展開だ!? ここ先週と同じ甘味処じゃん!
先週は、ほのぼのマッタリした話だったから、連続ドラマのセオリーどおり、今週からは新たな展開になるだろう?と、期待していたリスナーの気持ちを裏切っていいのかよ!?
‥‥誰だよ、またここに呼び出したのは?」

絵衣   「何やらネズミが騒いでおりますなぁ、お代官様」

ボン先生 「捨ておけ。‥‥それより越後屋、頼んでおいた例の物はどうした?」

絵衣   「ご安心ください、ちゃんとここに。
お代官様の好きな甘~い羊羹(ようかん)でございます。‥‥ささ、どーぞ」

ボン先生 「ほほぉ、山吹色の栗羊羹(くりようかん)まるごと1本とは気がきくのぉ。ワシは昔からこれが大好物でな」

絵衣   「お気に召しましたか?‥‥それでは、今日の試験はよしなにお取りはからいを」

ボン先生 「うむ。‥‥それにしても越後屋、おぬしも悪よのう」

絵衣   「いえいえ、お代官様には【まかないせん かないません】」

ボン先生 「ん、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ‥‥」

絵衣   「ホッ、ホッ、ホッ、ホッ‥‥」

逞馬   「二人して何やってんだよ! っていうか、それ、【顔色 変わるは賄賂(わいろ)】だろ!」

絵衣   「えっ、賄賂‥‥? はっ! 私としたことが、【むしゃくしゃし しゃくにさわる】で、つい現実逃避を」

逞馬   「現実逃避って、しっかり“今日の試験はよしなに”と言ってたじゃん。
それから、普通、越後屋からの袖(そで)の下は栗羊羹じゃなく【もっともな まともな 最中】だろ。
あ、間違って“さいちゅう”と読まないよーに」

絵衣   「だって、ボンビッツ先生が、栗羊羹が食べたいって言うから」

逞馬   「ボンビッツ先生、ぜんざい何杯もおかわりしておきながら、今度は栗羊羹まるごと1本に【かぶりつき むしゃぶりつき】ですか」

絵衣   「あーあ、これじゃリスナーに三人組コメディアンって思われても仕方ないね。
あ、それって、ぴんからトリオかな? それとも、てんぷくトリオ?」

逞馬   「それ古すぎだからっ! 先週よりますます古くなってるから。たぶんリスナーの大半は分からないから。
名前出しても知ってるの伊東四郎くらいだから。
っていうか、なんでそんな古いことばかり知ってんだよ?」

絵衣   「うちのレディースの【必須試験 必修試験】に出たから」

逞馬   「だから、【必須試験 必修試験】があるって、どんなレディースだよ!」

絵衣   「あの後、今度はコソコソせず、正面きって総務部長室に交渉に出かけたけど、あえなく撃沈された。
それで、またまた【ぜんざいで散財 バンザイ】ってヤケ食い。‥‥でも、みてろ。この借りは必ず返してやる!」

逞馬   「おう。その【ぜんざいで散財 バンザイ】の代金、オレが立て替えてやったんだから、借りた金はちゃんと返せよ!」

絵衣   「えっ‥‥な、何のこと? や、やっぱ、【うるるとさらら】って、水に流しちゃおうかな
~」

逞馬   「流すな! っていうか、ボンビッツ先生までサイフ忘れるとは‥‥
あーっ、まさか!? 二人して、今日もまたオレに代金を払わそうとして‥‥?
し、信じられん! この三人組も今日限りにさせてもらいます!」

絵衣   「マタタクぅ~、そう怒るなよぉ。三人で仲良くぜんざい食べようよ~」

全財教授 「あ、あの~、ねぇ、みなさん。
【ペキリン パキリン 危機キリン】って友情にヒビが入りそうな時に口をはさんで申しわけないですけどねぇ。
私の存在を完全に忘れていませんかぁ~?
いつセリフが回ってくるのかと、ズズズず~っと待っているですけどねぇ。
どーですかぁ、みなさん。どーですかぁ」

絵衣   「あ、全財教授!? いつのまにいたんですか?」

全財教授 「いつのまにぃ?って、ボクは最初からここにいたじゃないですかぁ。
ボクがコッソリぜんざいを食べようとしていたら、あたながたガタガタが後からドタバタとやって来て‥‥。
ボンビッツ先生なんか、ボクが頼んでおいたぜんざいまで食べてしまったんですよぉ。
もう、ヘビに睨まれたカエルの生(なま)殺し状態ですよぉ。どーですかぁ、みなさん」

絵衣   「‥‥カ、カエルの生殺し?」

逞馬   「たぶん、“ヘビに睨まれたカエル”と“ヘビの生殺し”をゴッチャにしたんだよ」

絵衣   「それは、全財教授の【高血糖 高血圧 高脂血】が心配だったんですよぉ。
でも‥‥分かりました。ぜんざい一杯だけ大目に見ましょう。一杯だけですよ。
今日の事は見なかったことにして、私たちは帰りますんで、ごゆっくりどーぞ」

全財教授 「やぁやぁ、ドーモドーモ。皆さん、ひさびさウッレッシ~~~~い!!
あ、ボンビッツ先生、その栗羊羹おいしそうですねぇ、はしっこでいいんで、ちょこっとくださいよぉ。
ねぇ、どーですか、どーでしょう?」

(間をあける)

絵衣   「と、言って店を出てきたものの‥‥」

逞馬   「って、話が先週とまったく同じ展開になってるぞ!
どうすんだよ、これじゃ、リスナー怒りだすぞ。急展開はどうなってるんだよ!?」

絵衣   「でも今回は全財教授のおごりだから」

ボン先生 「ほほぉ、やりおるのぉ、越後屋。‥‥やはり、おぬしも悪よのう」

絵衣   「お代官様も山吹色が、たいそう気に入られて、手から離しませぬなぁ」

ボン先生 「この山吹色は、うまい棒のようにいつも懐(ふところ)に入れておきたいほど愛(いと)おしいものじゃな。

フッ、フッ、フッ‥‥」

絵衣   「あ、ゴメン、ダチから電話!‥‥もしもし‥‥あいよ、アタイだよ‥‥」

逞馬   「電話するのに、いちいちヤンキー座りになるのかよ!?」

絵衣   「‥‥えっ、ナニナニ?‥‥テスト? うん今日はテストだよ。
‥‥えっ、違う?‥‥テトリス? 宇多田ヒカルがまた何かやった‥‥えっ、違う?
‥‥テロリスト?‥‥え~~~~~!!!?」

ボン先生 「ひえぇっ! ビックリして手にもってた栗羊羹を落とすところでしたがなぁ。
あぶない、あぶない」

絵衣   「た、大変! 逃亡中のテロリストがK都医大に逃げ込んで、一部の人間を人質にして立てこもったって!」

ボン先生 「え、えらいこっちゃ~!」

絵衣   「ど、どーしよ! お姉ちゃん、大丈夫かなぁ!」

逞馬   「し、取材だぁ! 中継だぁ! テレビ局に電話だぁ!」

絵衣   「あ、全財教授にも教えないと‥‥電話、電話‥‥も、もしもし、全財教授? 
ぜんざい食ってる場合じゃねぇぞ、われぇ! 
医大が【テスト テトリス テロリスト】で大変だ! とっと来やがれ、コノヤロー!」

逞馬   「おいっ、そんなんで通じたのかぁ!?」

絵衣   「でも‥‥来たっ!」

全財教授 「たぁーーーーーーーーーーいーーーへんーーーだぁーーーーーーーーーーぁぁぁ!!」

絵衣   「今までで最速のドップラーだぁ!!」

逞馬   「はやっ!【セナか、マンセルか、シューマッハか】」

絵衣   「私たちも行くよっ!」

NA    「時間を遡(さかのぼ)って、1時間ほど前のK都医大病院、総務部長室」

亜月   「まったく、兄さんときたら、どこをほっつき歩いているんでしょうねぇ。
まーた、【傷つきにくく キツく】叱っておかないとねぇ。そーですね、そーですとも。
‥‥あら、何かしらこの監視カメラのモニターに映っている男たちは? 不審者? 
またあのリリーズとか言うヤツらの仲間かしら? 今度という今度は、容赦しないわよぉ。
警察への緊急通報および防火シッター始動! 
たわわなワナ初号機、たわわなワナ弐号機、たわわなワナ参号機、総称“リリーズ返し”始動!
‥‥どーかしら? 何人かは引っかかったみたいね。そーでしょう? そーですね? そーですとも。
でも、まだ数人は懲りずにこっちに来るみたいねぇ。いーでしょう、いーですとも。受けて立ちますよぉ。
‥‥あーなたたたたちは誰ですか!? あのコムスビたちの仲間でしょう? 
いーかげんに‥‥えっ‥‥ピ、ピストル!?」

NA    「再び時間を1時間ほど後に戻して、K都医大病院前の駐車場」


SE(パトカーのサイレン)


NA    「一台のパトカーから、一人の女性が降り立った」

長刑事  「ナォン・シィ・ムーバ!」

NA    「つづく!」


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※【  】内が早口言葉になります。早口言葉は3回繰り返しを基本としています。


〈登場人物〉
ボンビッツ先生(ボン先生と略) :ポルトガル語の教師
逞馬              :又熊逞馬 テレビレポーター
全財教授            :全財教授 K都医大外科医
絵衣              :ポルトガル語講座の生徒

 -------------------------------------------------


○K都医大病院近くの甘味処


逞馬   「くっ‥‥ま、また、この三人で集ってしまったかぁ。
これでまた、我々は常に三人組なんだという誤解をリスナーに与えてしまったに違いない。とんだお笑いトリオだ」

絵衣   「えーっ、私たちお笑いトリオだと思われているの?
それってチャンバラトリオ?それともイモ欽トリオ?
【良いヨシオ 悪いワルオ 普通フツオ】は誰が誰?」

逞馬   「誰が【良いヨシオ 悪いワルオ 普通フツオ】とかいう問題じゃないから。
‥‥あ、チャンバラトリオは、名前はトリオだけど、実際は四人組だから」

絵衣   「ちっ‥‥セリフをかんだらハリセンって、やってみたかったのに」

逞馬   「ドキッ!‥‥し、しかし、何が悲しくて三人で甘味処にいるんだよ」

絵衣   「あー、また総務部長室のこと思い出すと【むしゃくしゃし しゃくにさわる】」

逞馬   「まぁ【むしゃくしゃし しゃくにさわる】のは分かるけど、おしるこのヤケ食いはヤメろよ!」

絵衣   「おしるこじゃない、ぜんざいよ。ぜ・ん・ざ・い!
もう、こっちのぜんざいに八つ当りしてやる! コノヤロー!ングッ、ングッ‥‥グッ、ゲホッ、ゲホッ」

逞馬   「ほらっ、言わんこっちゃない」

絵衣   「ま、負けるもんかぁ!【ぜんざいで散財 バンザイ】、おかわりー!」

逞馬   「【ぜんざいで散財 バンザイ】って、いいかげんにしろって!
ほら、店の人が呆れた顔して見てるじゃないか」

絵衣   「それは、私じゃなくボンビッツ先生のほうを見てるんですよ」

逞馬   「ボ、ボンビッツ先生、わんこそばじゃないんだから、食べたお椀をそんなに高く重ねないでくださいよ。
しかも、それを満足げに見ながらコーヒー飲んでひと息ついちゃったり‥‥って、コーヒー飲みながらコーヒーゼリー二つもまだ食う気かよっ!?」

絵衣   「あ、そのうち、生八ツ橋とかエクレアとかゼリエースとか注文しだすかも」

逞馬   「ゼリエースって、ここ、そんなものまで売ってるのかよ!?どんな甘味処だよ!?
もしかして冷蔵庫にフルーチェまであったりするのか?
ここは懐かしいデザート・オン・パレードの店か!? それとも昔の子どものお誕生会でもやってるのか!?」

絵衣   「あー、食った、食った!甘いものは別腹ってウソだよね。
それボンビッツ先生だけに当てはまる言葉だよね。もう、ぜんざい食いすぎて【ドップラー ウップラー ゲップラー】効果」

逞馬   「【ドップラー ウップラー ゲップラー】効果って、よ、よせよぉ!
あー、もう、こっちはヤケ食いに付き合ったら胸ヤケするし、甘いもんに酔ってリバースしそうになるし。
どーせ酔うならオヤジの屋台でヤケ酒にしてくれればよかったのに」

絵衣   「お酒になるとボンビッツ先生はリバースしまくるか、次の日の朝までタイムワープしちゃ
うし」

ボン先生 「【焼き鳥 ヤケ食い ニヤケ食い】なら、できまっせぇ」

絵衣   「いや、ボンビッツ先生なら【焼き鳥 ヤケ食い ニヤケ食い】じゃなくても、焼き鳥を全部食い尽くしそうだし」

逞馬   「もう、そうやってメタボリックシンドロームでもなんでもなっちゃってくださいよ」

絵衣   「メ、メンタンピンドラ‥‥?」

ボン先生 「ワテにはメンソレータムとかメトロノームとか聞こえたような‥‥?」

絵衣   「いやいや、たぶん、シンボリルドルフって言ったんですよ。日本競馬史上最強と言われる
競走馬のことです。レディースの試験に出てました」

逞馬   「レディースでどんな試験してんだよ!
メンソレータムでもシンボリルドルフでもなく、メタボリックシンドロームと言ったんです!
いいですか、かまずに説明しますからちゃんと聞いてください。
メタボリックシンドロームとは、内臓に脂肪が蓄積した内臓肥満の人が、【高血糖 高血圧 高脂血(こうしけつ)】など生活習慣病になる危険因子をあわせ持っている状態のことですよ。
危険因子が動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞など引き起こすんです」

絵衣   「【高血糖 高血圧 高脂血】とか、たまには教養のあることも言ったりもするんだねぇ。
さすが、テレビ・レポーター!」

逞馬   「ボンビッツ先生もたまにはちゃんと健康診断を受けてみてくださいよ。
まぁ、【採血 血糖値 再検討】で危険因子のひとつを確実に保有している、あの全財教授がメタボリックシンドロームに一番近いお友達ってことになりますけどね」

絵衣   「あっ‥‥志村、じゃない、マタタク、後ろ後ろ!ぜん‥‥」

全財教授 「やぁやぁ、ドーモドーモ。皆さん、またまたまたクマお揃いですねぇ。
こんなところで何をしているんですかぁ。メタボリックシンドロームの話でモリモリ盛り上がっていたんですかぁ。
私はメタボリックシンドロームとお友達なんですかぁ?そうですかぁ。アハッアハッアハッ。
まぁ、健康について話し合うのはいーことですねぇ。
ところで、メタボリックシンドロームって、なんかアニメに出てくる必殺技みたいな名前じゃないですかぁ、ねぇ。
どーでしょう、みなさん。一緒に叫んでみましょうかぁ。せーの、メタボリーックシンドローーーム!!!
気持ちいーっ! どーですかぁ、みなさん」

絵衣   「こんなところで何してるんですかぁ、ってその言葉、そのまんま全財教授にクロスカウンターパンチで返しますよ。
青タンつくってやりますか?
っていうか、全財教授、まさか、ぜんざいを食べに来たんじゃ‥‥?」

逞馬   「いや、聞くまでもないだろう。
場所が場所だけに目的は明白だし、そんなバレバレな状況でも、一生懸命隠そうとして、いつも以上にハイテンションになっているし」

絵衣   「そうですね。私たちがヤケ食いしたように、全財教授も甘いものでストレスを発散したいんですよね。
‥‥分かりました。今日のところは見なかったことにしておきます
。私たちはもう帰りますんで、どーぞ、ごゆっくり」

(間をあける)

絵衣   「と言って出てきたものの、やっぱ気になるなぁ」

ボン先生 「ホンマでんなぁ。全財はん、何杯ぜんざい食べはりまんのやろうなぁ。
どんだけお椀を積み重ねるんやろ? 今度勝負せんとあきまへんなぁ」

絵衣   「って、そっちかよ!‥‥全財教授、【採血 血糖値 再検討】で、ますます血糖値が高くなっているのに、このままじゃホントにシンボリルドルフに」

逞馬   「メタボリックシンドロームだ! 全財教授は馬かよ!
たしかに全財教授のことだから、甘いものを食べ始めたら1杯、2杯じゃすまないだろうし‥‥」

絵衣   「あっ、そうだ!途中で止めさせる方法があるよ!‥‥ええっと、全財教授の緊急用の携帯番号は‥‥。ええっと、090‥‥っと。
‥‥(少し声を変えて)あ、全財教授ですか?ナース・センター当直です。
ちょっと連絡が遅くなって申し訳ないのですが、先ほど、妹さんから、至急、総務部長室に来るようにと連絡がありまして‥‥50分ほど前です。
‥‥はい‥‥すみません。‥‥よろしくお願いします。
‥‥って、これでよしっと」

逞馬   「キミは、こういうことには【転機 危機 機転が利く】なぁ」

絵衣   「ほら来た! 隠れて!」

全財教授 「な~~~~~~~ん~~~~で~~は~やっ‥‥」

絵衣   「あれ?‥‥声が止まった」

全財教授 「‥‥く~~~言~~わぁな~い~~の~~~~か~~~~~~な~~~~~~~」

絵衣   「きたーーー! ドップラー効果ぁ!
‥‥って、あれ? 後ろ姿、びっこ引いてるよ?‥‥そうか、さっき転んだのか」

逞馬   「血糖値が高くなるのは阻止できたけど、帰ったら、また妹さんに【今日 強制 説教】って
ことになるのかなぁ」

絵衣   「全財教授‥‥お大事に」


SE(授業開始のチャイム)

♪~(BGM)
(ポルトガル語講座に突入)





昨年末に「早口寸劇」で『2006 fmGIG大賞』の【最優秀脚本賞】をいただきました。
皆さんへの感謝を込めてポッドキャスティング版の寸劇を作りました。
どうぞダウンロードしてお聴きください。

『Podcast寸劇』
(音量に注意してください)



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「早口寸劇」とは、セリフに早口言葉を絡めた楽しいミニラジオ劇のことです。
ここではfmGIG『ムーンライトブレイク水曜日』で過去に放送された台本を紹介して?「ます。


※キャラ作り(セリフの口調、アドリブも含め)は演じられるDJさんにお任せしていますので、必ずしも台本どおりではありません。
※【  】内が早口言葉になります。早口言葉は3回繰り返しを基本としています。


〈登場人物〉
ボンビッツ先生(ボン先生と略) :ポルトガル語の教師
逞馬              :又熊逞馬 テレビレポーター
全財教授            :全財教授 K都医大外科医
絵衣              :ポルトガル語講座の生徒
総務部長            :K都医大総務部長(全財教授の妹)

 -------------------------------------------------


○K都医大病院 総務部長室


逞馬   「先週は、はたしてどうなってしまうのかっ!? っていう、緊迫した場面で終わってしまったため、今週は【はい、ミッション ハイテンション】になるわけです。
この場面で、相談、陳謝、決闘、逃亡、現実逃避のライフカードを出されたら、どれを選べばいいんでしょうか?
どうすんの? どうすんのよ、オレ~! つづ~く!」

絵衣   「って、始まったばかりなのに終わらせるなぁ! おまえはオニギリ・ジョーか!?」

逞馬   「あ、あのCMの続き、見たことありますぅ? けっこう面白いですよ。アハ、アハハハ‥‥


絵衣   「あーっ、あるある。結局どれを選んでも最後は後悔するんですよねぇ。
【NG無視しCM】って、ダメじゃんねぇ。アハ、アハハハ‥‥」

ボン先生 「っていうか、オニギリ・ジョーやのうてオダギリ・ジョーでっしゃろ?
そういえば、お腹がすいてきよりましたわ。【小むすび おむすび おにぎり】の中に焼き鳥入れて食べたらうまそうでんなぁ。
ウヒャヒャヒャ‥‥」

絵衣   「もう、ボンビッツ先生ったら、しまいには、ゼリエースや【赤生八ッ橋 青生八ッ橋 茶生八ッ橋】までオニギリの中に入れて食べそう。
ったくキモイんだから。アハ、アハハハ‥‥」

逞馬   「アハハハ‥‥ハッ。って、けっきょく選んだのは現実逃避かよ」

総務部長 「はいっ、そこっ!!! 何をさっきから愉快、痛快、奇々怪々な仲間たちだけで【小盛り 大盛り 特盛り】に盛り上がっているんですかぁ?
自分たちの置かれている状況をよーく把握して、自分たちのイチバをよーくわきまえなさい!
そーでしょう? そーですね? 違いますか?」

全財教授 「まぁ~まぁ~、そうマッコウくじらを立てて怒らなくてもいいじゃないですかぁ、ねぇ。
‥‥あ、間違いましたぁ。【赤マッコウくじら 青マッコウくじら 茶マッコウくじら】じゃなく、“目くじらを立てる”でしたねぇ。どーですか皆さん。ハッハッハッ‥‥」

総務部長 「だぁーから、兄さんまで一緒になってどうするんですかぁ。
自分のイチバをよーくわきまえてください!そんなことだからダメダメなんですよぉ。
そーでしょう? そーですね? 違いますか?」

全財教授 「あ、いや、あのぉ‥‥“イチバ”って何ですかねぇ。もしかして“タチバ”じゃないかなぁ、なんて。どーですか皆さん」

総務部長 「そーいえば、話には聞いていましたが、お会いするのは初めてのかたたたたちばかりでしたねぇ。
申し遅れましたが、私はこのK都医大総務部長の全財亜月(あづき)と申します。
既にお察し、と言ってもアルミサッシのことじゃありませんよ。いーですか? いーですね? 
お察しのよーに、外科教授、全財幸太郎(こうたろう)の妹ですの」

ボン先生 「“ぜんざい”と“あずき”でっか? かなり辛口な人やのに、名前だけは甘々(あまあま)でんなぁ。
‥‥うっ、まるで強力な磁石のように、その名前に引き寄せられそうやぁ」

絵衣   「それは【甘納豆も好きな甘党】の血が騒いでいるんですよ、ボンビッツ先生。
ってゆーか、全財教授って幸太郎って名前だったんだぁ。以外と普通。予想外だ」

逞馬   「い、いや‥‥“ぜんざい買(こ)うたろ”って、京都弁でしっかりと【甘納豆も好きな甘党】であることを表してる名前じゃないか」

総務部長 「はいはいっ、そこっ!! なーんど言ったら分かるのですかぁ! 
仕事はしても私語はつつしみなさい! “しご”といっても死んだ後のことじゃないですよぉ、いーですか? いーですね?
私はセリフが多いのに話がすすまないとクーラクラめまいがしてきますから、話を無理矢理すすめますよぉ。
あーたたたちの不審な動きは、地下通路からずーっと監視カメラに捉えられていたんですよぉ。
まったく何のマネですか? あれじゃ【赤ドロボウネズミ 青ドロボウネズミ 茶ドロボウネズミ】じゃないですか? どーですか?」

ボン先生 「そやさかい、【赤ドロボウネズミ 青ドロボウネズミ 茶ドロボウネズミ】やのうて、ゴキブリや言うてますがなぁ」

総務部長 「だったら、ゴキブリホイホイホイで絡めとってポイッしてもいーってことですね? 
そーでしょう? そーですね? 違いますか?」

ボン先生 「ひえっ! それは、堪忍しておくなはれ」

総務部長 「リリーズだかレディースだか知りませんが、雇用に不満があっても、私の目の黒いうちは、この医大には一歩たりとも入れませんよ。
いーですか? いーですね? 
分かったらとっとと帰りなさい! それともこの私と戦いますか?」

逞馬   「あ、いえ、私はワイドショーのテレビレポーターの【またまた又熊 又熊逞馬】です。
今日は取材で一緒に‥‥」

絵衣   「あっ、【またまた又熊 又熊逞馬】、裏切るのかぁ!?」

ボン先生 「ワ、ワテもポルトガル語の先生やってるんやけど‥‥あれぇ? 今日は何しに来たんやったかいなぁ? 
ああ、そうや、ご同伴で‥‥」

瀬井戸先生「まぁまぁ、何の騒ぎですかぁ?」

全財教授 「やぁ、どーも、どーも、これは瀬井戸先生じゃないですかぁ。
どーですかぁ? どーしたんですかぁ?」

瀬井戸先生「妹たちが何かしでかしましたかぁ?
もし何か問題を起こしたなら、今日のところは私に免じて許していただけませんかぁ?
なんなら、落とし前として、私の小指を2枚刃カミソリで‥‥」


ボン先生 「あわわわ、や、や、やめておくんなはれぇ!!! 
小指はあきまへん! あきまへんでぇ~!」

瀬井戸先生「「大丈夫。冗談ですよぉ。‥‥でも、どーしてもと言うなら、ボンビッツ先生の小指をどーぞ。
あ、なんなら私がこの2枚刃で‥‥」

ボン先生 「ひえぇぇぇ! 堪忍、堪忍やでぇ!」

総務部長 「まぁ、瀬井戸先生が、そういうなら今日のところは一旦納めておきましょうかねぇ。」

全財教授 「まぁ~、いいじゃないですかぁ、これで。今日は瀬井戸先生のヒザを立てるってことでねぇ。
‥‥あ、間違いましたぁ。ヒザじゃなく、“顔を立てる”でしたねぇ。
どーですか皆さん? ハッハッハッ‥‥」

絵衣   「お姉ちゃん、ありがとう。悔しいけど、今日は帰るよ」

(間をあける)

絵衣   「あー、やっぱり悔しいなぁ。私、負けず嫌いだから」

逞馬   「まさか、次の手段でも考えているんじゃないだろうね。もう勘弁だからね」

絵衣   「もー、【むしゃくしゃ しゃくにさわる】なぁ。
‥‥あ、そうだ! あれ、試してみようかぁ?」

ボン先生 「へっ、【むしゃくしゃ しゃくにさわる】で、何するんでっか?」

絵衣   「あー、あー‥‥全財教授、全財教授。小野妹子(おののいもこ)さんがお待ちです。
至急受付までおいでください。もう30分もお待ちになっています」

逞馬   「おいおい、いくらなんんでも‥‥ん? ま、まさか」

絵衣   「えっ、何?」

全財教授 「な‥‥‥‥‥‥‥ん‥‥‥‥で‥‥」

絵衣   「き‥‥来た!」

全財教授 「は~~~~~~~や~~~~く~~言~わぁな」

絵衣   「あ、止まった!」

全財教授 「な~わ~~け~~~~な~~~~~~~い~~~~~~~」

絵衣   「って、帰っていったぁ! これもドップラーなの?」

逞馬   「途中で、イタズラに気づいたんだ。っていうか、始めに気づけよ!」

絵衣   「また目くじら立てた妹さんに怒られるかも。犬のようにうるさくね」

ボン先生 「え、犬のようにでっか?」

絵衣   「そう。目“クジラ”だけに“吠(ほ)え~る”」


SE(授業開始のチャイム)

♪~(BGM)
(ポルトガル語講座に突入)





昨年末に「早口寸劇」で『2006 fmGIG大賞』の【最優秀脚本賞】をいただきました。
皆さんへの感謝を込めてポッドキャスティング版の寸劇を作りました。
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日本全国どこでも聞こえる24時間WEBラジオ【fm GIG】
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ここではfmGIG『ムーンライトブレイク水曜日』で過去に放送された台本を紹介して?「ます。


※キャラ作り(セリフの口調、アドリブも含め)は演じられるDJさんにお任せしていますので、必ずしも台本どおりではありません。
※【  】内が早口言葉になります。早口言葉は3回繰り返しを基本としています。


〈登場人物〉
ボンビッツ先生(ボン先生と略) :ポルトガル語の教師
逞馬              :又熊逞馬 テレビレポーター
全財教授            :全財教授 K都医大外科医
絵衣              :ポルトガル語講座の生徒
総務部長            :K都医大総務部長(全財教授の妹)

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○K都医大病院 地下


絵衣   「全員揃ってますかぁ? じゃあ点呼とりまーす!」

逞馬   「点呼って、たった3人でしょう?」

絵衣   「もしかしたら、【失敗が心配なスパイ】が混じってるいるかもしれませんから」

ボン先生 「えっ!? す、すんまへん! わて【失敗が心配なスパイ】でしたんやぁ。バレたさかい、帰らせてもらいますわぁ」

絵衣   「待てっ! みえすいたウソを言って逃げようとしてもダメですよ、先生。スパイかどうかはひとめ見れば分かります」

逞馬   「だったら初めから聞くなっ!」

絵衣   「習慣なんですよ。ウチのレディースは点呼と準備体操と朝の掃除は欠かしたことがありませんから」

逞馬   「どんなレディースだよっ!」

絵衣   「私たちは、先週、いくつもの罠を切り抜け、ついにこの医大に辿り着きました。今週はその続き、医大の探索をはじめます。これは【秘密裏(ひみつり)な密使のミッション】でなければいけません。さあ、病院関係者に見つからないように建物の隅っこをゴキブリのように這(は)い回りましょう」

逞馬   「【秘密裏な密使のミッション】がゴキブリかよっ!? 何でそこまでコソコソする必要があるんだ!」

絵衣   「私たちはレディースがこの医大に求めるもの! そう、それは雇用拡大!! しかし、我々レディースを【目先 目の敵(かたき)肩たたき】する医大総務部長。敵は強敵です。またどんなワナを仕掛けてくるか分かりませんから」

逞馬   「ここで【目先 目の敵 肩たたき】にされているのはキミだけだろうが? 仲間を呼べ、仲間を!」

絵衣   「何が待ち受けているか分からないのにダチを巻き込むわけにはいきません!」

逞馬   「って、オレたちは何なんだ!? 血気盛んな村の青年団かよ!? うす汚れた雇われ用心棒かよ!? っていうか、強いレディースに、か弱い用心棒が必要か!? それに、先週、先々週から聴き始めたリスナーは、我々がいつも一緒だから、お笑い3人組だと勘違いしているかも知れないんだぞ!」

絵衣   「え? レッツゴー三匹ですかぁ!? 私はたとえ【赤かしまし娘 青かしまし娘 茶かしまし娘】でもイヤです!」

逞馬   「っていうか、【赤かしまし娘 青かしまし娘 茶かしまし娘】とかいう問題じゃないって! 話がスリ替わってるって!
ったく、今回は地下通路じゃないし、医大の取材もできるかもしれないからって今日は勝負服で来たのにゴキブリのマネかよ」

絵衣   「勝負服って、その黒いスーツのこと? っていうか、何で勝負服なの?  あ、マタタクは医大の看護師たちに好感持たれようとしてるんだぁ?」

逞馬   「い、いや、ち、違うって!」

絵衣   「さ、アホをからかうのは止めといて。時間がなくなるから、出発しま~す!」

(間をあける)

ボン先生 「ゼェゼェ、ハァハァ。わてら、どこを目指しておりますのんや?」

絵衣   「ゼェゼェ、ハァハァ。大丈夫です。【どこへ野こえ山こえ】しながらも、確実に目標に近づきつつあります。決して迷ってるわけではないです」

逞馬   「ゼェゼェ、ハァハァ【どこへ野こえ山こえ】って、建物の中で何度も階段の昇り降りを繰り返してるだけじゃん! ってことは、明らかに迷ってるってことじゃん!」

絵衣   「あっ、誰か来た! 隠れろ!」

ボン先生 「ひえっ!」

絵衣   「あれは‥‥【循環 巡回 准看(じゅんかん じゅんかい じゅんかん)】の看護師です
ね」

ボン先生 「【循環 巡回 准看】でっか?」

絵衣   「そう、病院内をぐるぐると循環しながら巡回する、看護師の姿をした警備員です。
迷ったから言うのではないですが、ああいうのに見張られていては身動きがとれませんねぇ」

逞馬   「って、循環の意味が違うだろうーが! そう言って迷ったことを誤魔化そうとしてるだろ
!」

絵衣   「くっ‥‥こうなったら、またあの手を使ってみるしかないですね」

逞馬   「ま、まさかとは思うが、あの手ってアレか? この場面でやる意味があるのか? 
しかも先週と違ってアノ人の気配はどこにもないぞ」

絵衣   「時間がないのでやりましょう。強引な展開は寸劇の常です。
あー、あー‥‥全財教授、全財教授。妹さんからお電話です‥‥あ、間違いました。妹さんからのご伝言です。
至急、総務部長室にお願いします。以上、30分前のご伝言でした」

逞馬   「おい、いくら館内放送ぽくアナウンスしたところで、しょせん生声じゃ聞こえる範囲が限られてるだろうが! 
それに妹さんの伝言と総務部長室って何の関係があるんだよ!」

絵衣   「あっ‥‥何か‥‥来た!」

全財教授 「な‥‥‥‥‥‥ん‥‥‥‥で‥‥」

絵衣   「み、みんな隠れろっ!」

全財教授 「は~~~~~~や~~~~く~~言~わぁなぃん~で~~~す~~~~~~かぁぁぁぁ」


絵衣   「全財教授の声がドップラー効果となって通り過ぎて行ったぁ!」

ボン先生 「“妹さん”という言葉に【過激 過敏 敏感】に反応して飛んで来るんでんなぁ。 
今度は“小野妹子(おののいもこ)”で飛んで来るか試してみまひょか?」

絵衣   「遊ぶなっ! そんなことより、見つからないように後を追いますよ!」

(間をあける)

逞馬   「ゼェゼェ、ハァハァ。ここが、総務部長室かぁ。
っていうか、今日は息が切れることばかりだぁ。ゴキブリって疲れるんだなぁ。
ボンビッツ先生なんか、疲れて死んだゴキブリのように潰れてるぞ」

絵衣   「ゼェゼェ、ハァハァ。そう、ここが悪の【ねぐら ねんごろ 根城】です。
のぞいてみましょう」

全財教授 「え~、呼んでないんですかぁ? そうなんですかぁ? それって、どういうことですかぁ? どういうことなんでしょうねぇ。誰かにぃダマダマされたってことでしょうかねぇ? どうなんでしょう?」

総務部長 「ええ、ええ、そうですとも。だぁーから言わんこっちゃない。
兄さんは、リリーズとかいうコムスビたちに甘すぎるから、マルマルマルっと丸め込まれるんですよぉ。
そうでしょう、そうですね、違いますか?」

全財教授 「え~、そうなんですかねぇ。どうなんでしょう? 
でも、内科の瀬井戸先生の妹さんとその友達ですからねぇ。若いですからねぇ。
元気ですからねぇ。元気があれば何でもできる、ですよぉ。
あと、リリーズじゃなくレディースじゃないかなぁ、なんて」

総務部長 「だぁーから、そんなこと言ってるからダメなんですよぉ、兄さん。そうでしょう、そうですね、違いますか? 
確かに、これからは高齢化社会で若者が少なくなるけど、コムスビたちのワガママ気ままを許していたら、既に高齢化が始まっている病院という社会に混乱をきたすのですよ。
それが日本の縮図となって将来的には‥‥」

逞馬   「兄さんって呼んでるけど、あれが全財教授の妹さん? ってことは‥‥」

絵衣   「そう、全財教授の妹さんは、この医大の総務部長であり、我々レディースの敵!
っていうか、“コムスビ”って何でしょう?」

逞馬   「たぶん“コムスメ”と言いたいんだろう」

総務部長 「はいっ、そこっ! そのドアの陰にいる、あーたたたち。そこにいるのは分かっているんですよ。そうでしょう、そうですね、違いますか?
さっきからネズミのようにコソコソと走り回っていたのを監視カメラによって全て知っているのですよ。
さぁ、出て来なさい! おとなしく出てこないと3人まとめて海のモズクにしますからね! どーですかぁ、みなさん?」

全財教授 「あ、いや、あのぉ、“モズク”じゃなく“モクズ”じゃないかなぁ、なんて。どーですかぁ、みなさん」

総務部長 「さぁさぁさぁ、早く出て来なさい、ネズミたち!」

ボン先生 「ヒェェェ!!す、すんまへん! すぐ出ますから堪忍しておくれやす。
わてらはネズミじゃのうて‥‥ゴキブリでんがなぁ~!」

絵衣   「来週につづく!」


♪~(BGM)
(ポルトガル語講座に突入)





昨年末に「早口寸劇」で『2006 fmGIG大賞』の【最優秀脚本賞】をいただきました。
皆さんへの感謝を込めてポッドキャスティング版の寸劇を作りました。
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『Podcast寸劇』
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日本全国どこでも聞こえる24時間WEBラジオ【fm GIG】
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「早口寸劇」とは、セリフに早口言葉を絡めた楽しいミニラジオ劇のことです。
ここではfmGIG『ムーンライトブレイク水曜日』で過去に放送された台本を紹介して?「ます。


※キャラ作り(セリフの口調、アドリブも含め)は演じられるDJさんにお任せしていますので、必ずしも台本どおりではありません。
※【  】内が早口言葉になります。早口言葉は3回繰り返しを基本としています。


〈登場人物〉
ボンビッツ先生(ボン先生と略) :ポルトガル語の教師
逞馬              :又熊逞馬 テレビレポーター
全財教授            :全財教授 K都医大外科医
絵衣              :イタリア語講座の生徒(妹)
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○とある古びた洋館の一室


逞馬  「いいですか? 冒頭から長いセリフですが、かまずに話せるよう頑張りますからね。
私【またまた又熊、又熊逞馬】が、テレビ局という看板を水戸黄門の印籠のように振りかざしつつ、番組関係者にはバレないように内々に調べあげた結果をお話しします。
この洋館は、もともとポルトガル人が建てたものであることは、前回のテレビ取材の時に判明しているのですが、そのポルトガル人こそ、あのK都医大の【創始者 創設者 創立者】であることが分かりました。
ですから、この棺(ひつぎ)の出入り口からK都医大へと繋がる地下通路は、そのポルトガル人によって作られたものと思われます。その後、サテライト病院ができた時に、さらにその通路が延長されたのだと思います。
つまり、この洋館にまつわる怪談は、その通路を利用する者たちの声が、この棺から漏れて聞こえたものだったり、深夜にこの棺から出入りする者の影を見誤ったりしたものだということなのです。
さらに、マリアナさんの霊感が反応したわけは、サテライト病院もK都医大も地下通路の入口が霊安室の隣であることが考えられます。
そこからの霊気のようなものにマリアナさんが敏感に反応したのだと思います」

絵衣  「よく調べたなマタタク。長ゼリフもよく言えた」

逞馬  「しまった! 今にして思えば、ここでこんな探偵気取りで謎を解明せず、あの地下通路の存在を知らんふりして『禁断の棺の下に隠された闇の迷宮に又熊逞馬探検隊が挑む!』って、番組プロデューサーに【奇異な企画書の提出】してくれば良かった」

絵衣  「【又熊逞馬探検隊】って、川口浩かよ!」

逞馬  「それより、早く地下通路に入らないと、また今週も時間内にK都医大に辿り着けませんよ。もう、話の進展のなさにリスナーが怒り出しちゃいますよ」

絵衣  「おっ、【今日 狭所恐怖症を制御】する気になってるなぁ。よーし!行くかぁ!
‥‥あれ? ボンビッツ先生、なに体育座りしてるんですかぁ?」

ボン先生「なかなかセリフが回ってこないさかい、楽しかった遠い昔の日々に思いを馳(は)せていたんでんがな」

絵衣  「つまり、すねていたんですね。じゃあ、ボンビッツ先生に先鋒(せんぽう)を譲りますよ。
どーぞ」

ボン先生「ありがとうおます。って、先鋒ってモロ地下通路のワナの餌食(えじき)でんがなぁ!
ワテは【ひどく しごく 人身御供(ひとみごくう)】でっかぁ」

絵衣  「その為に連れて来とるんじゃぁ! とっとと行かんか、われぇ!」

ボン先生「は、はいはい‥‥よっ‥‥とと‥‥あれ? なーんか、以外と明るいでっせ」

絵衣  「え? あーっ、ほんと。先週の暗さは何だったんでしょうねぇ? この明るさなら【乾電池充填中 懐中電灯】はいらないですね」

逞馬  「あの【低温 定点 停電】もひとつの“レディース返し”だったのでは?」

絵衣  「ところで、先週どっちから来たんでしたっけ?
‥‥って、マタタクもボンビッツ先生も何で黙ってるんですかぁ? 【名ざし 指さし さし示す】とかしましょうよ?
‥‥誰も来た方向覚えてないんですかぁ? ったく、使えねぇ野郎ばかりだぜぇ」

逞馬  「あ、なんだ、ちゃんとここに案内表示があるじゃないですかぁ」

絵衣  「あ、ほんとだぁ。薄汚い地下通路だけど、けっこう親切ですね」

逞馬  「なになに、右は‥‥清水寺、銀閣寺、三十三間堂、祇園‥‥方面」

絵衣  「って、京都の観光案内かよっ!」

逞馬  「んでもって、左は‥‥フランス、パリ、モンマルトル、カフェ・ド・マドカ‥‥」

絵衣  「なんだよ、フランスって!? ここどこだよ!?」

ボン先生「あ、こないなトコに【強く 直に チョークで】“医大”と矢印で示されてまんがな。
この矢印どおりに進めばこの通路から出られるんと違いまっかぁ?
とりあえず、この矢印どおりに行ってみまひょ。
‥‥ここにも矢印が‥‥あ、ここにもありまんがな‥‥ん?
あっ! ひえぇぇぇぇ!! た、助けてぇ~!!」

絵衣  「ワ、ワナだぁ!! 引けぇー! 【至急 撤退 撤収】!」

逞馬  「いや、慌てるな。【たわわな縄のワナ】で逆さ吊りにされてるだけだって。すぐ助けよう」


絵衣  「よーし、見てろ。お姉ちゃんは2枚刃カミソリの達人だけど、私はこれ、【赤サバイバルナイフ 青サバイバルナイフ 茶サバイバルナイフ】だ! オリャァ!」

ボン先生「ひえぇぇぇぇ!!」

絵衣  「大丈夫ですかぁ、ボンビッツ先生!‥‥あっ! 電灯が消えた!?
くっそぉ、やはりワナと連動していたのかぁ。これでは、ワナにかかったやつは真っ暗でパニっくるし、すぐ助けにも来られない。
恐るべし“レディース返し”」

逞馬  「そ、それより、早く早くぅ、【乾電池充填中 懐中電灯】を~! く、暗いよ~、狭いよ~、恐いよ~。
ん?‥‥ひ、ひいっ! む、向こうから何か来るうっ!?」

絵衣  「な、な、な、なんだぁ!?」

全財教授「やぁ~、やぁ~、皆さん、ま~た、またまたお揃いでど~したんですかぁ? 
こんな、うすらバカ暗い所で何してるんですかぁ? 元気ですかぁ~? 楽しんでますかぁ~? 最高ですかぁ~!?」

絵衣  「で、出たっ! このひんやりと暗く、どんよりとした雰囲気を一瞬にして変えてしまう存在感。
例えるなら、お笑い番組にゲスト出演して持ちネタが少ないくせにハイテンションなだけで番組をかき回していく柳沢慎吾のようなもの。
や、やはりコイツはただ者ではない!
って、“うすらバカ暗い”ってどういう意味だ?」

全財教授「この先、まだまだワナがアルアルかもしれませんよぉ。引き返したほうがいいんじゃないんですかぁ? 
それともここでじっとしてますかぁ? 滞在しちゃったりしてねぇ。そしたら『発掘アルルン滞在記』になっちゃいますねぇ。
ど~ですかぁ皆さん」

絵衣  「コ、コイツ、『発掘あるある大辞典』と『世界ウルルン滞在記』を混ぜやがった」

全財教授「【通せんぼ 返答せんと ここ通せん】。なーんつって。
さて、私はどこから来て、どこへ行こうとしているのでしょ~か。医大からサテライト病院へ? 
それともサテライト病院から医大へ? 私についてきますかぁ? それとも私と逆の方向に進みますかぁ?
まぁ、お好きにど~ぞ。それじゃ、バイバイキ~ン」

逞馬  「い、行っちゃいましたよぉ。どうしますぅ?」

絵衣  「くそっ、医者のくせに嬉しそうに “バイバイキ~ン”とかぬかしやがって‥‥。
あっ、そうだ! この手があった!
そういえば、また忘れてたぁ! 全財教授の妹さんから電話があって“すぐ戻れ”って伝言頼まれていたんだった!」

全財教授「な~~~~~~~~~ん~~~~~で~~そ~~れ~~を~先にぃ言~わ~な~~い~~ん~~~で~~~~~す~~~~~~~~~か‥‥」

絵衣  「戻って来たっ!」

逞馬  「全財教授の声が、ドップラー効果となって耳元を過ぎて行ったぁ!」

絵衣  「教授を追え! 医大はこっちだぁ!」

ボン先生「アヒィィィッ!!」

絵衣  「鈍(どん)ビッツ先生、またワナにかかったかぁ!?」

逞馬  「こいつドサクサに紛れて“鈍ビッツ”って言ってるぞぉ! っていうか、暗いよ~、狭いよ~、恐いよ~」

絵衣  「ええぃ、しがみつくなって言ってるだろうがぁ! オラァ、オラァ!」

ボン先生「ひえぇぇぇぇ!!」

絵衣  「みんな、出口は近いぞぉ! 頑張れぇ! 走れぇ! 飛ばせぇ! ぶっちぎれぇ! うぉっ、何かひさびさのこの言葉にレディースの血が燃えてきたぞぉぉぉ!!!
オラオラオラァァァ~ッ!!!」

(間をあける)

逞馬  「ハァハァ、ゼェゼェ。で、出口だぁ。やっと医大に着いたぞぉ!
ゼェゼェ、な、なんか感動して涙が出てくるなぁ」

絵衣  「さぁてと。ボンビッツ先生、そろそろ授業開始の時間ですので、私たちはこれで帰りましょう」

ボン先生「へ? 感動にひたる暇もなくでっかぁ? 
っていうか、全財教授の電話のことはいつも忘れるくせに、授業のことは、まるで録画予約した時間に動き出すビデオのようにキッチリ思い出すんでんなぁ」

絵衣  「進行上、時間がないからです! ということで、来週はこのセーブポイントに集合! 
ここからスタートだからね。じゃあね、マタタク!」

逞馬  「これって、セーブしながらステージをクリアしていくゲームかよ。こまめのセーブかよっ!

っていうか、二人して普通にエレベーター乗って帰るなよ。ここまで苦労して辿り着いた感動もクソもないじゃん。
‥‥ん? 一般人の俺って普通に正面玄関から入れるじゃん。なんでこんな事につきあってたんだっけ?
もう、こんな恐い思いするなら来週は来ないからねぇーっ!」(エコー)


SE(授業開始のチャイム)


ボン先生「いやぁ、今週は何度も何度も逆さ吊りにあって、どうなることかと思いましたわぁ。
時間の都合でカットされてますけどなぁ。ほんまはもっといろんなワナに捕まってましたんやわぁ」

絵衣  「あ、ボンビッツ先生、顔から血がでてますよぉ」

ボン先生「逆さ吊りになった時にサバイバルナイフがかすりよったんですわぁ。もう死ぬかと思いましたわぁ」

絵衣  「あ、ボンビッツ先生、ヨコハゲ‥‥」

ボン先生「へ? 何でっか?」

絵衣  「あ、いやいや。ささ、早く授業を始めましょう。
今週は寸劇部分が長くなってしまったので、授業時間がなくなりますよ」

ボン先生「え、そりゃ大変やがなぁ。今すごーく気になる単語を耳にしたような気がするんやけど‥‥
まぁ、ええか。
ほな、始めまっせぇ~」


♪~(BGM)
(ポルトガル語講座に突入)





昨年末に「早口寸劇」で『2006 fmGIG大賞』の【最優秀脚本賞】をいただきました。
皆さんへの感謝を込めてポッドキャスティング版の寸劇を作りました。
どうぞダウンロードしてお聴きください。

『Podcast寸劇』
(音量に注意してください)



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