2011-03-04 08:06:38

第168回_大学の存在価値を問う

テーマ:福沢諭吉

ここ最近、不景気の影響か就活している学生の安定している公務員、大手企業への就職希望者がますます増えているようだ。なかには有望なベンチャー企業に内定をもらったのに、親に反対され就職浪人させられ大手企業を受けさせられているという話もあり驚かされる。


アメリカでは優秀な学生は自ら起業する、次に優秀な人はベンチャー企業に就職し、それ以外の人が大手企業や役所に就職すると聞く。エジプト革命で日本でも話題になった世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)フェイスブックもハーバード大学の学生寮の一室で産声を上げている。当時ハーバード大学の学生であったマーク・ザッカーバーグが創業したのがフェイスブックであった。


しかし日本の大学はいつから大手企業へ就職するための受皿となってしまったのだろうか。大手企業に就職することが悪いことではないが、もう少しチャレンジ精神や独創性があり大きく社会に貢献出来る人材を育てる教育が施されてもいいのではないか。そこにこそ大学の本当の存在価値があると思うのは私だけであろうか。



実はかつての日本にもアメリカの大学にも負けないぐらいの優秀な人材を輩出した大学があった。それは福沢諭吉が創設した慶応義塾であるが福沢の薫陶を受けた人達といった方が正しいかもしれない。

 



明治時代になると若くて有能な人材は商工業を敬遠し皆、政・官・軍へ就職した。当時は賤商観、いわゆる官尊民卑の思想が根強かったためである。



しかし実業を目指す人材がいなければ日本の産業の発展はありえるわけがないと考えこのことに危機を感じたのが福沢諭吉であった。



そこで福沢はビジネスに対する根強い反感と闘い、慶応義塾の弟子達にビジネスの意義、重要性を教え学問を実業に活かすことを促し、卒業生に官吏などにならず民間のビジネスマンになることを奨励した。福沢の最も大きな功績は実業界への啓蒙活動、ビジネスマン育成、企業家を育てたことであったと私は思う。


福沢が育てた人材を思いつくままに記すと、中上川彦次郎(三井の大番頭、山陽鉄道社長、三井銀行理事)、荘田平五郎(三菱の大番頭)、武藤山治(鐘淵紡績社長)、日比翁助(日本初の百貨店、三越を創設)、藤山雷太(精糖王、大日本精糖社長)、久原房之助(鉱山王、久原財閥)、藤原銀次郎(製紙王、王子製紙社長)、小林一三(阪急グループ創業者)、松永安左エ門(電力王)等、三井、三菱の財閥の幹部となる人材や、何とか王と呼ばれるようになった人達は皆福沢の門下生であり、彼らが日本の新しい産業を次々と起こしていった。



文責 田宮 卓

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2008-12-30 15:46:25

第19回_福沢諭吉_不人気業界への人材の流動化

テーマ:福沢諭吉

先日、大手警備会社の幹部と会う機会があり色々と意見交換をしてみて、この業界では警備員をする人材を確保するのにとても苦労をしているということが分かりました。せっかく採用出来ても長続きする人が少なく、この会社では新卒者も最初の一年間は警備員の制服を着て現場を経験するそうなのですが、それがいやで一年以内に会社を辞職してしまう人が多いという。


それは何故か?要するに警備員という仕事の世間体が良くなく、かっこ悪い、遣り甲斐も誇りも持てないので長く続けられる人材があまりいないということらしい。




この話を聞いた時に私は、慶応義塾を創設した福沢諭吉のことが思い浮かびました。


19世紀、欧米列強を模範とした明治政府にとって近代的産業の勃興は絶対的な条件でした。


しかし当時、賤商観、いわゆる官尊民卑の思想が根強く、若くて有能な人材は商工業を敬遠し皆、政・官・軍へ就職しました。


実業を目指す人材がいなければ日本の産業の発展はあり得るわけがなく、このことに危機感を感じたのが福沢諭吉でした。




福沢はビジネスに対する根強い反感と闘い、慶応義塾の弟子達にビジネスの意義、重要性を教え学問を実業に活かすことを促し、卒業生に官吏などにならず民間のビジネスマンになることを奨励しました。


福沢諭吉の大きな功績の一つが実業界への啓蒙活動、ビジネスマン育成、企業家の輩出であると思います。


福沢が育てた人材を思いつくままに記すと、三井の大番頭、中上川彦次郎(山陽鉄道社長、三井銀行理事)、三菱の大番頭、荘田平五郎、鐘淵紡績・社長、武藤山治、日本初の百貨店、三越を造った日比翁助、大日本精糖・社長、藤山雷太、久原鉱業・社長、久原房之助、王子製紙・社長、藤原銀次郎、阪急創業者、小林一三、電力王、松永安左エ門等、皆福沢の門下生であり、日本の近代的産業の発展に貢献していきました。




不人気といわれる業界で人材を確保しようと思うと福沢諭吉が行ったように、その業界の重要性や役割、遣り甲斐等を啓蒙していき魅力を伝えるところから行う必要がありそうです。


今、このことが最も必要とされる業界の一つが農業であると思います。就農人口が年々減少しておりますが、これは戦後アメリカの民主主義導入の代わりに失われたものの一つに農業教育があり、農業教育の空白が招いた当然な結果でしょう。就農人口を増やすにはまずは農業教育から始める必要がありそうです。

 


文責 田宮 卓                                                  










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