第239回_小俣方晴子さんのニュースを聞いて | 【松下幸之助、創業者、名経営者、政治家に学ぶ】          

第239回_小俣方晴子さんのニュースを聞いて

名言の王国というサイトでhttp://meigennooukoku.net/ 古今東西の名言、語録を人物別に集めていたが、最近は人物別ではなくテーマ別の名言、語録を集めることもしている。(テーマ別名言語録 http://bit.ly/1jIa9Nh

そしてちょうど『アイデア』『発明』『発見』『独創』『創造』といったキーワードの名言、語録を集めている時に、理研ユニットリーダーの小俣方晴子(おぼかた・はるこ)さんの「生物学の常識を覆す画期的な発見」というニュースが飛び込んできた。

まだ30歳の若さというのに驚いたが、テレビでの彼女のコメントを聞いていると、数々の先人達の言葉が蘇っては消えていった。こんなことは初めての体験である。

「やめてやると思った日も、泣き明かした夜も数知れない」
「夜寝る前『明日失敗したらこの実験を辞めようかな』『今日一日だけは頑張ろうかな』と思っていたら、5年たってしまった」

何度も挫折しかけたが、諦めずに頑張り通したことが今回の世界を驚かす結果に結びついたといえようが、このことは発明王のエジソンの言葉そのままである。

「一番いけないのは、諦めること。成功するためには、とにかくもう一度チャレンジしてみればいい」
エジソン(エジソン語録http://bit.ly/xyxSNq

また「決定的なピンチになった時に必ず助けてくれる人が現れてくれた」ということも言っていたが、電話の発明で知られるグラハム・ベルにこんな言葉がある。

「偉大な発見や改革には常に多くの人の知性による協力が不可欠である」

研究開発も一人では何も出来ない。多くの人の協力があって初めて成り立つものなのであろう。

そして『アイデア』『発明』『発見』『独創』『創造』といったキーワードの名言をまとめていて、気がついたことがある。前回の記事で http://amba.to/1ltxFtK 完全な独自な名言は存在しないと述べたが、発明、発見にしても同じではなかろうか。

そのことを象徴する言葉を幾つか抽出して紹介してみたい。

「偉大な発見は、いきなり完全な姿で科学者の頭脳から現れるわけではない。膨大な研究の積み重ねから生まれる果実なのだ」
キュリー夫人(化学者)

このアメブロのサービスを提供しているサイバーエージェント社の藤田社長もこのように言っている。
「ビジネスの世界は、先行者たちの努力や苦労の上に築き上げられている。独創的な発想だけで新しいものを作れると考えるのは、傲慢以外の何物でもない」

「私は生涯で一度も、独創的なメロディーを作ったことがない」
モーツァルト(作曲家)

「独創力とは、思慮深い模倣以外の何ものでもない」
ヴォルテール(仏の哲学者)

「知識を増やすほど、創造できる」
ジュリア・チャイルド(料理研究家)

発明や発見は模倣から始まるといえるのではなかろうか。

但し、多くの人は学術的な研究とは無縁の世界にいるだろう。この私も、もちろんそうだ。しかしながら、多くのビジネスマンは日々の仕事でアイデアや改善、知恵を出すことが求められるだろう。

ではアイデアを出すにはどうすればいいか、ホリエモンこと堀江貴文さんがこういうことを言っている
「情報をたくさん持っていれば、アイデアなんてそれこそ山のように浮かぶわけで、なにも思いつかないというのは、手持ちの情報量が少ないからなんです」
堀江貴文(ホリエモン)

勉強、情報収集を怠っていると、いくら考えても企画案が出てこないというのは多くのビジネスマンが感じていることだろう。発明や斬新なアイデアはごく一握りの才能のある人だけのものと思うとやる気が失せるが、とことん情報収集、知識の習得に励めば斬新なアイデアを出せる可能性があると思うとファイトが湧いてくる。

今一度、自分の専門分野を掘り下げていって、世の中があっと驚くようなアイデアを出してみたい。


関連サイト
アイデアについての名言 http://bit.ly/1aOkTRS
発明についての名言 http://bit.ly/1jNuIrF
発見についての名言 http://bit.ly/1jS4FiU
独創についての名言 http://bit.ly/1jWeOLA
創造についての名言 http://bit.ly/1krhiPV