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2007-08-20 15:00:54

第10回_精度の高い情報収集の仕方

テーマ:政治家

経営者、ビジネスマン、投資家であれば新聞、ビジネス雑誌を読んで情報収集をすることを日課としている人は多いと思いますが果たして新聞やビジネス雑誌を隈なく読むことが情報収集といえるでしょうか?



先日ある国会議員と経済問題や世界情勢、政局について意見交換をしました。外務委員会に所属している議員だけあって直接外国の首脳クラスの要人と話す機会が多いだけに海外の情勢もストレートに入ってくるのでとても勉強になりました。



一つだけ例を挙げますと、昔の樺太で原油やガスが出るので、その開発のため日本の商社や政府、JBICをはじめ欧米メジャー等の外国資本が出資したプロジェクトサハリンⅠⅡというのがありますが、そのうちの一つサハリンに関してロシア政府が環境問題を理由に突然プロジェクトの中止を要求してきたのは記憶に新しいでしょう。



真相を聞いてみますと、経済が強くなって自信をつけてきたロシアが自分が弱かったころに悪い条件で外資と結んだ契約を改定して自分に有利にしようとしたというのが理由のようです。




そしてもう一つ日本向けと考えられてきたサハリンの天然ガスが中国向けに輸出されることになりましたが、これはLNGでの輸出にこだわった日本に対してパイプラインでの輸出を言ってきた中国が価格的に優位に立ったから中国に切り替えられたというのがだ真相だそうだ。



他にも政治的な複雑な絡みや駆け引きがあったようですが、この話を聞いた時に改めて新聞や雑誌等の活字情報だけでは実態や真実を掴むことは出来ないと思いました。


ではどうすれば実態や真実を掴む情報収集が出来るのか?

それは永田町、霞ヶ関に人脈を持つことでしょう。一次的な情報を直接聞ける政治家や官僚を持つことです。



もちらん当事者からの情報や1次情報を持っている人から聞いたからと言って本人が真実を語るとは限りませんし、意図的に隠す場合もありますので鵜呑みには出来ません


しかし精度の高い情報収集と判断をするためには活字情報の収集と直接当事者、もしくは1次情報を持っている人から情報を聞くという2つのことをして、総合的に判断をしていくべきでしょう。



海外と取引をしている企業や、海外に現地法人のある企業等は、特にカントリーリスクを意識しての情報収集が必要になると思います。



情報の精度をあげるためには、経営者、ビジネスマン、投資家の方は活字情報だけではなく永田町、霞ヶ関、大使館等にも人脈を作り直接情報を仕入れるルートを作るべきですね。活字情報だけでは情報収集とはいえないでしょう。




文責 田宮 卓













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2007-08-14 14:55:33

第9回_鮎川義介と豊田佐吉_国家と企業の関わり

テーマ:自動車

国家と企業との関わりついて長年研究してきましたが、結論は国策(国益)と企業(産業)の向かう方向が一致する時その企業(産業)は発展するということです。無論、国策(国益)に沿わなくても発展する企業はありますが自分で自分の首を絞めるようなものでいずれ皺寄せがきて行詰ります。従って「国策と企業の向かう方向が一致することが企業発展の大切な条件」と概ねいうことが出来るのではないかと思います。ここではその成功例を幾つか挙げてみましょう。


日本経済のバブルが弾けてから、政府が何も手を付けず常に国際競争にさらされていた産業は不景気でもビクともしないが、逆に政府が保護をしてきた産業がだめになったとよく言われます。それぞれの代表例が自動車産業であり第一次産業である農業であると思います。


だから政府は産業の保護政策はやめて何も手出しをせずに自由に競争させるべきだと言う人がいますが私はそうは思いません。


何故なら自動車産業は元々国が手厚く保護をしたから発展した産業だからです。


昭和初期、日本自動車はほとんど輸入に仰いでいて、国産車というのは手作り同様の趣味程度で、トラック等も輸入を仰いでいました。


しかし、トラックを外国からの輸入で仰いでいたら何百台のトラックが何処へ廻したという情報が筒抜けになり、軍事行動に支障が生じ、国策上問題があります。そこで国産車の製造が必要になってきました。軍部は国産車を要望しますが、自動車はあまりにも部品が多くこれらを国産で生産しようと思うと厖大な動員と資金が必要になるので三井、三菱でも手を出しませんでした。


よしそれなら国家的事業なのだから私が乗り出そうと手を上げたのが日産コンツェルンの創業者、鮎川義介(アユカワヨシスケ)氏です。


1933年、石川島自動車製作所、ダット自動車を合同させ、戸畑鋳物(日立金属の前進)内に自動車工場をつくって翌年にそれらを統合させて日産自動車をスタートさせました。


その頃に政府も自動車産業保護育成に乗り出し「自動製造事業法」を制定させます。これは「国防ノ整備及産業ノ発達」のための「自動車製造事業ノ確立オ図るコト」を目的とするもので、日本企業に対しては許可制をとり、税制面や資金調達面で優遇します。さらに関税引き上げや輸入制限による保護も行ないました。これにかけこみもう一人自動車の国産に名乗りをあげたのが豊田自動織機の豊田佐吉(トヨタサキチ)氏になります。


自動車産業は政府の保護のもと育成され発展した産業です。政府が保護をやめるのは戦後国際競争力がある程度ついてからになります。


また今現在、自動車産業が日本のGDPにもっとも貢献していることに誰も異論はないと思うが、インフラである道路は税金でつくっていることを忘れてはならないと思う。


ちなみに農業は政府が手厚く保護をしていますが、こちらは工業製品を輸出する代わりに食料は輸入しようという安直な考えで実質切捨てられてしまいました。貿易摩擦を緩和するための手段にされたわけです。 


また、アルミ最大手の企業に日本軽金属㈱というのがあるが元々は日華事変が起こった時、アルミニウムが必要になったので大倉喜八郎氏、古河市兵衛氏が中心になってつくった会社で、初代の社長は阪急グループの総帥小林一三氏が就任しています。


この企業も必要に迫られてつくられた企業になります。

もちろん需要がなくなれば企業は存続することが出来なくなりますが、発展を続けるにためには国策(国益)に沿うことが必要ではないでしょうか。実際に数からいえば国策に沿って発展した企業の方が圧倒的に多いはずです。



文責 田宮 卓




















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2007-08-08 14:49:58

第8回_竹田和平_食品業界の情報開示から学ぶこと

テーマ:食品

昨今、食品業界において安心・安全に係わる情報開示、トレーサビリティについて毎日のように新聞、テレビ等で話題になるが、弊社のサービスIR-1の個人投資家のモニターもトレーサビリティについての関心が強いようです。食品業界にとって大事なことは誤魔化さない、そして情報をきちっと投資家や消費者に伝えることではないかと思います。



先日、日本一の個人投資家と言われ、上場企業100社以上の大株主である竹田和平氏にお会いしました。竹田氏は元々「たまごボーロ」等で有名な竹田製菓株式会社という菓子製造業を設立し、いち早くオートメーション化して大量生産に踏み切る等、経営者として成功した方でありますが、この方から勉強させていただいたことは経営をするうえで一番大切なのは信用だと言うことです。



例えばボーロに入れる原料の卵を本来は有精卵を使うが、コスト面を考慮すると無精卵を使いたくなるのが人情であり、有精卵と無精卵の違いはボーロを焼いて食べ比べるとほとんど分からない。しかし目玉焼きにして食べ比べるとはっきり味が違うそうです。大多数の消費者はボーロを食べて有精卵か無精卵か分からないかもしれないが、中には分かる人がいるかもしれないので、どんなに苦しくても無精卵を使うことをしなかったという。目先の損得だけで信用を損ねることだけはしたくなかったといいます。



私は竹田氏が菓子製造業の経営者として成功した大きな理由の一つに誤魔化さずにいい物を消費者に提供し続けたことではないかと思います。



当たり前のことかもしれませんが、食品業界においてこのことを遇直に実行し続けている会社がどれだけあるのかはなはだ疑問です。



私は今食品業界で求められているのは誤魔化さないことではないかと思います。竹田和平氏を見習って目先の損得に囚われず、長い目で見て消費者から信頼を得ることを考える方が得策と思います。



また、先日 ある食品会社(上場企業)のIR担当者に個人投資家もトレーサビリティに関心があるのでIRサイトでもっとトレーサビリティの情報開示をしてはどうかと提案したところ、直ぐに経営会議で検討してみますという返事が返ってきました。この会社は厳格な基準を設けて食品を製造しているのだが、IRサイト等で中途半端にトレーサビリティ情報を掲載するとかえって消費者が混乱するのではないかと思いあえて開示をしていなかったようです。



しかし何も開示をしなければ投資家や消費者には分からないので何もしていないと思わ

れるリスクがあるのではないかと思います。このことはどの業界、会社にも言えることで、せっかくいいことをしているのに投資家や消費者に伝えていないがために何もしていないと思われていることは多いのではないでしょうか? 非常にもったいないことだと思います。



文責 田宮 卓

















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