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赤村でのおかずづくり

2009-10-20 20:20:37
テーマ:つれづれ
「あるものだけで御飯をつくるのって、大変・・・。」の巻

九州のスローフード



先日の赤村の稲刈り合宿の続き、夜のことです。

参加メンバーは、「釜焚き班」「畑班」「おかず班」の
3つに別れて、晩ご飯の準備をしました。
私は、「おかず班」になりました。


なんとなーく、何を作るかが決まっているものと思っていたところ、
どーんと食材が用意されており、メニューを考えるのも「おかず班」の仕事!


一瞬焦ったものの、「よーし、なんか作ってやるぞ!」と意気込みました。
ところが、まず戸惑ったのが、お肉・お魚がないのです。
しかもお野菜は、今が旬のものだけしかありません。


そして、ここ赤村には
私がいつもこっそり頼りにしている"虎の巻"
『NHK 今日のおかず』も、
「COOKPAD」を見るためのインターネットもありません!!ガーン

(当たり前だけど・・・)

こういう状況になって初めて、
いつも自分でごはんを作るときは、
まず「レシピ」が先にあって、それから「食材」だったんだなあ・・・と
しみじみと実感しました。


とは言え、私も毎週、産直で買ったものをいかに使い回すか、
頭をひねっているわけです。
加えて、
「だいたい」「なんとなく」
「まあ、たぶんこんな感じで」
は、本来の私の得意とするところであります。
(おおざっぱなO型です)
ここは知恵の出しどころだ!!と俄然やる気が湧いてきました。


さて、ここにありますのは
茄子・さつまいも・さといも・大根・かぼちゃ・ほうれん草・茗荷。
そして畑で獲れたニラと、拾ってきたむかごと栗。


九州のスローフード

基本調味用の塩・みりん・酒・醤油・味噌。
そして、昆布といりこ。(お砂糖はありません)
それにM永さん特製の『山椒醤油』と『梅干し』。


おかず班の皆さんで話し合って、
以下のメニューをつくることにしました。


●根菜味噌汁(さつまいも・里芋・大根・かぼちゃ)
●かぼちゃの炭火焼き&蒸し焼き
●オクラ・大根・みょうがの梅肉和え
●茄子の山椒醤油漬け
●茄子とニラの味噌炒め(唐辛子入り) 
●秋の炊き込みごはん(さつまいも・栗・むかご)
●薬味のせ冷や奴(オクラ・茗荷・ニラ)


限られた食材で、けっこう色々できるものです!
とは言え、20人分の料理づくりはけっこう大ごと。


「まずは里芋の皮むきからかなー」
「急いでせな、間に合わんっ(汗)
「ちょっとその包丁使っていい?」
「あ、今ちょっと駄目ー!
「このお鍋、何かに使う?使ってもいい?」
水を入れ過ぎたかも・・・」
「入れるタイミングで合図してね!」


など、4人でバタバタと右往左往しました。
20人分の里芋の皮むきだけでも一苦労です。
気分は給食のおばちゃんです。

いや、給食のおばちゃんは何百人分と作るからこんなもんじゃないですね。
バタバタする我々のヨコでS石さんは冷静に栗の皮を剥いていました。

がんばった甲斐あって、無事20人分の食事ができあがりました!
食べるのに夢中で、既にかなり少なくなった写真です・・・

九州のスローフード

写真中央下は、S石さんがだしをとった昆布といりこをアレンジした、
『昆布といりこの佃煮』です。


『茄子の山椒醤油漬け』

九州のスローフード

お醤油につけると、茄子は生のままでも食べられます。
特にこの茄子は直売所で買われたものなので、味が濃くて美味しかったです。山椒醤油は香りが高くて、次は自分でも仕込んでみたいと思いました!

茄子は斜め切りして、切り込みを入れまず塩もみしてしんなりさせます。
山椒醤油に、みりんを適量くわえました。
もともとは「からし醤油漬け」のレシピを思い出して応用したものです。
「からし醤油漬け」もとっても美味しいですよ!



さらに、食事の中で実は一番人気があったのが、G藤さんが即興でつくった、『ニラ味噌』です。


九州のスローフード


これはニラを刻んで味噌を和えるだけという、シンプルな料理にも
関わらず、「どうやって作ったんですか??」と皆から質問が殺到するほど、美味しくて人気が高かったです。
お酒のおつまみにもいいですし、何より白ごはんがどんどん進みます。
その人気ぶりに、おかず班のたまおはちょっぴり嫉妬(笑)


実はこのニラ味噌、ニラはG藤さんが育てたものだし、
味噌はM永さんが作ったものなのです。
ただ単純にニラと味噌を和えるだけと言っても、
その後ろには長い長いストーリーがあるんです。
だからこそ美味しいのかもしれませんね。


昔の人は、旬の限られたものをいかに美味しく食べるか、
毎日、知恵をひねっていたのでしょう。
同じ食材が毎日食卓に並ぶのも普通だったはず・・・。
そういうところから料理の工夫や、保存する知恵が生まれてきたのでしょう。
限られた条件の下で料理をすると、いろいろな気づきがありますね。
ほんとうに貴重な体験でした。


今のお料理教室は、まず『レシピ』が決まっていて、
そのレシピをいかに上手に作るかが、『料理の腕』
とされているように思います。



たとえば、レシピの中に一つでも足りない素材があれば、
それで料理ができない、と思ってしまったり。。。


しかし、本来は、
「今、ここにある素材を、いかに美味しく食べるか」
ということが大事だったのではないでしょうか。

レシピの前に、食材ありき。
そこから、知恵と工夫が生まれる。
とても面白い体験でした。
ふつうの料理教室ではなく、このような形のワークショップも面白いかも
しれませんね。

色々な学びがあった、おかずづくりでした。


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以下、お料理の写真。

九州のスローフード

G藤家の、糠どこで漬けた、大根。

九州のスローフード

さつまいも、むかご、栗の入った、ほっくり甘い、秋の炊き込みごはん。

九州のスローフード

釜炊き班がたいた、ふっくらごはん。水加減もちょうどよく、本当に美味しく炊けていました。


九州のスローフード

枝豆と、大根とオクラと茗荷の梅肉和え。お酢とみりんも加えてます。

九州のスローフード

茄子とニラの味噌炒め。こども用と大人用(唐辛子入り)と2種類つくりましたが、
やっぱり唐辛子入りの方が人気でした!

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