たまき雄一郎ブログ

衆議院議員玉木雄一郎のオフィシャルブログです。


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2月19日、衆議院予算委員会で質問に立ちました。なお、私の質問中、安倍総理は総理席から私に対して何度もヤジを飛ばしました。与野党の枠を超えて政治への信頼をいかに確保するのかを議論しているときに、関係のないヤジを飛ばす総理の態度は残念なものでした。驕りが出てきているのではないでしょうか。もっと謙虚に耳を傾けていただきたいものです。





1. 地方創生関連予算


 まず、石破大臣に、地方創生予算は、これまで言ってきたような「今までと全く違う取組み」になっているのかと質問しました。石破大臣はそうだと答弁されましたが、資料に示したとおり、実態は85%がこれまでの継続事業です。「看板に偽りあり」あるいは「誇大広告」と言わざるを得ない内容です。




 次に、有村行革大臣には、縦割りや重複を排除するために何をしたのかと問いました。行政事業レビューで6事業を見直したとの答弁でしたが、自ら熱意をもって行革に取り組む姿勢は感じられませんでした。民主党時代に導入したレビューシートを活用して、もっと積極的に行革に取り組んで欲しいとお願いしました。


続いて、西川農林水産大臣の一連の違法献金疑惑について質問しました。


2. 地元の木材加工会社からの献金


 西川大臣は、2012年9月に、選挙区内の木材加工会社から300万円の献金をもらっていますが、この会社は、2012年5月に、国からの補助金を受けています。政治資金規正法は、国から補助金を受けた企業が、補助を受けてから1年間献金することを禁じていますので、この300万円は違法な献金の可能性が高いものです。

 そこで、西川大臣に、この献金を受け取った事実について尋ねたところ、大臣は、献金を受け取った事実は認めたものの、この会社が補助金を受け取っていたことを知らなかった。報道で知って返還したと答弁。
 しかし、300万円もの大金を選挙区内にある企業からもらっておいて、本当に知らなかったのか疑問の残るところです。しかも、この会社が受け取った補助金は、木材関連の補助金であり、長く農林族をつとめた西川大臣にはなじみの深い補助金です。全く知らなかったというのは理解に苦しみます。


3. 精糖業界からの脱法献金


 西川大臣は、2013年7月、精糖業界から献金100万円をもらっていますが、日本精糖工業会は、献金の4か月前の2013年3月、農水省から13億円の補助金を受けています。この献金も、先ほどの木材加工会社からの献金と同じように、政治資金規正法に違反する献金の可能性が高く、違法な献金を受け取ったのではないかと大臣に質問しました。
 これに対して、大臣は、補助金を受けたのは「精糖工業会」で、献金を受けたのは「精糖工業会館」という別の法人なので違法ではないと答弁。しかし、資料にあるとおり、精糖工業会の住所と日本精糖工業会館の住所や役員名簿は全く同じです。しかも会館は事業のほぼ全てを工業会に丸投げしています。つまり、両者は、事実上、同一の組織なのです。






 要は、日本精糖「会館」から西川大臣への献金の実態は、日本精糖工業会からの迂回献金であり、「ダミー法人を迂回させた脱法献金」だと言わざるを得ません。違法献金の疑いが濃厚だと思います。疑惑は晴れません。


4. TPP交渉担当者への働きかけ


 そして、問題は政治資金規正法違反だけではありません。実は、西川大臣が、精糖業界から献金を受け取った2013年7月は、マレーシアで開催されたTPP交渉会合の直前です。砂糖はTPP交渉のいわゆる「聖域」と位置付けられて、コメと同様、関税撤廃の例外を目指す重要項目とされています。
 そして、西川大臣は、自民党TPP対策委員長としてマレーシアの交渉会合の現地に赴き、鶴岡主席交渉官ら交渉を担う職員と接触しています。公務員たる鶴岡主席交渉官に何らかの働きかけをしていたとすれば、これは政治家が口利きの見返りに報酬を受け取ることを禁止する「あっせん利得処罰法」の趣旨に反するものです。
 そこで、政府(渋谷審議官)に、マレーシアのTPP交渉会合の場で、鶴岡主席交渉官は、西川自民党TPP対策委員長(当時)から働きかけを受けたのかと質問しました。これに対し、渋谷審議官は、申し入れがあったと認めました。

 しかし、西川大臣に同じ質問をしたところ、大臣は「国会の農林水産委員会で理解が得られるようにしっかりやってください」とまでしか言っていないと答弁。これは極めて不自然な答弁です。当時西川大臣は自民党のTPP対策委員長を務めています。その人物が、わざわざマレーシアまで行って、砂糖を含む重要5項目を守れと言わない方が不自然です。虚偽の答弁の可能性さえあります。疑惑はさらに深まったと言わざるを得ません。


5.安倍総理の任命責任

 

 最後に、安倍総理に任命責任を質問したところ、「西川大臣は説明責任を果たしている。しっかり政策を前に進めてもらいたい。」との回答。安倍総理自身の認識も極めて甘いことが分かりました。

 今国会では農協改革やTPPなど農政の大改革につながるような議論が行われます。疑惑まみれの西川大臣に重要な政策を担う資格があるのか甚だ疑問です。今回取り上げた以外にも、まだ疑惑の献金があります。引き続き厳しく説明責任を求めていきたいと思います。


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