たまっちの世界一周の旅

世界一周後に国際結婚しました。                       


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サムジャナ
「結婚はまだは出来ない、家族が心配」

 

 

3年越しのプロポーズに対する彼女の返答は、期待していたものとは違った。


家族思いの彼女からしたら、家族経営のレストランを放って自分だけ日本へ行くことは出来ない。
自分の幸せよりも家族の生活を優先する彼女は、結婚に対して前向きではなかった。

3年前はまだ結婚が先の事として、彼女も深く考えていたわけではなかった。
だから簡単にOKだと言えた。
しかし今回いざ結婚を前にすると彼女の不安は予想以上に大きかったようです。


彼女の結婚先送りに対して俺はひどく落胆した。
何のために3年間待って再度ネパールへ来たのか、全ては結婚のための準備だったのに。
俺には到底受け入られるものではなかった。

それからしばらくの間は無意味な時間が過ぎていく。
閉塞感でいっぱいだった俺は次第にいらだちがつのり始めていた。
彼女にではなく、彼女の家族に対してだ。
そもそもこのレストランは家族経営なのに、サムジャナ以外の家族は誰も手伝おうとはしない。
家族がサムジャナに対して依存し過ぎている。
だから彼女は俺との結婚に踏み切れないのだ。

根本的に彼女の家族と話し合わないと問題は解決しない。
俺は家族に掛け合ってみることにした。

まずはサムジャナの姉である次女だ。
彼女が一番サムジャナに近い存在で、俺やサムジャナとも仲が良い。
サムジャナからは結婚のことは家族に言わないでと口止めされていたが、もうこれ以上指をくわえて待っている訳にはいかなかった。

 

 

 

ある日、俺は次女にサムジャナとの結婚について相談をした。

次女はとても驚いていた。
サムジャナと誰よりも仲が良い次女からすれば、俺と妹が知らないうちに結婚話まで進んでいるとは夢にも思わなかったようだ。
もちろん今まで俺がサムジャナに好意を抱いていることは家族も知っている。
しかし今回のネパール訪問が結婚話だったことは家族も本当には知らないでいた。

 

 

 

翌日以降、彼女の家では家族会議が始まった。

主なメンバーは、祖母、母親、長女、次女、弟(長男)、妹(四女)、叔父の7人である。

この家族会議は俺とサムジャナのいない場所で秘密裏に行われ、意見は賛成と反対で真っ二つに割れた。

 

 

〇賛成派

母親・・・「娘が選んだのだから好きにしてよい。ただし、一緒に暮らすこと」
次女・・・「日本人と結婚というのはビックリしたけど、いいと思う。私も日本へ行ってみたいな」
四女・・・「ケン(俺)とお姉さんが結婚!?いいんじゃない?」
叔父・・・「結婚するなら早いほうがいい、さっさと結婚しろ」

 

 

●否定派

祖母・・・「サムジャナが遠い国へ行くなんて耐えられない。行かないでおくれ」
長女・・・「サムジャナがいなくなったら、レストランはどうなるの?絶対反対!!」
長男・・・「姉貴はだまされている!日本で酷い目に遭うに決まってる。俺の生活はめちゃくちゃだ!」

 

 


後日聞かされた大まかな意見はこのような感じだった。

しかし賛成派も否定派も出来れば同じカーストのネパール人と結婚したほうが良いのではないかと思っていたらしい。
もともと見合い結婚が主流であるネパール社会では、恋愛結婚でそれも外国人と結婚というのはかなり珍しい部類に入る。
ネパール人にとって外国人である俺は、いわゆるアウトカーストになる。
前例が少ない国際結婚に対して慎重にならざる得ないのは当然だろう。

 

 

その中で比較的海外経験があり柔軟な考えの持ち主であるサムジャナの叔父の説得が功を奏した。
父親が亡くなったサムジャナ一家にとって、叔父は父親代わりの存在である。
その叔父が後押ししてくれたのだった。

 

叔父

「田舎のレストランにサムジャナを縛り付けるのは可哀そうだ、もしレストランの担い手が見つからないのなら俺が探してきてやる」

 

 

叔父の説得に最終的には否定派も条件付きで結婚に賛成してくれた。
現時点でやはりサムジャナがいなくなるのは一家が生活するうえでも厳しいので、結婚後二年間はサムジャナだけサランコットに留まること。
二年後サムジャナが日本で暮らすようになったら残った家族でレストランの経営は何とかする。
それまで俺は日本で待つこと。
ただサムジャナが日本へ一度も行かないのは不安があるので一度日本へ連れていくこと。
日本の家族へ挨拶に行くこと。

 

 

これらがサムジャナ一家が出した結婚条件だった。
もちろん費用はすべて俺持ちだが、全く問題はなかった。
このために俺はネパールへ来たのだから。

かくして俺とサムジャナは結婚に向けてスタートを切ることが出来たのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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サランコットの彼女の働く茶屋へ3年ぶりに戻ると、改築中だったレストランが完成していた。

 

 

 

右の建物がもともとの茶屋。

左の黄色い建物が新しく建てたオープンレストラン。

 

レストランの屋上からは、レイクサイドのフェワ湖が見渡せる。

 

黄色と黄緑を色調とした外壁。

 

メニューのポスターは、私がポカラで作りました。

 

レストランの地下にキッチン。

 

 

 

そしてレストランの看板娘は、もちろん彼女!

 

 

以前は長女と二人で切り盛りしていたが、長女が出産したので、今はサムジャナ一人で働いている。

観光客にも評判で、彼女目当てで来る常連客もいるほどだ。

実際、彼女を取り上げた旅行記を見たこともあるし、ちょうど彼女に会いに来た初老の日本人観光客にも出会ったこともある。

自分の彼女が近所や観光客から信頼されているのは誇らしい気分でもある。

しかしその一方で不安でもあるのだ。

本当に結婚できるのだろうかと。

 

近所からは「サムジャナの店」と思われるほど、彼女一人がここで働いている。

長女は結婚をし、次女はパラグライダーに転職。

母親は農業で忙しく、父親は数年前に他界。

長男は学生で、四女もポカラで寮生活。

サムジャナを手伝う人は誰もいない。

彼女がいないとこの店が回らないことは明白なのだ。

この3年間で事情は変わっていない。

その状況で俺と結婚して日本に連れていくことが可能なのか。

 

ネパールへ戻る前に彼女に結婚について話すが、あやふやな返事しか戻ってこない。

正直、再会を果たした時には結婚に関してはお互い触れないようにしていた。

2週間くらいは今までの空白を埋めるだけの日常を過ごした。

 

しかし俺はただ遊びに来るためにここへ来たわけではない。

仕事を辞めて背水の陣でネパールへ戻ったのだ。

もう後戻りは出来ない。

 

俺は彼女に3年ぶりのプロポーズをした。

結婚して日本で暮らそうと。

 

 

 

しかし二度目のプロポーズに対して、彼女の返事は以前とは違っていた。

 

 

 

 


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ネパールからの帰国後、遠距離恋愛となったのだが、3年の間で一度だけネパールへ行ったことがある。

自分と彼女の誕生日が偶然にも同じ月で、しかもたった2日しか違わない。

帰国後の翌年の冬、お互いの誕生月に合わせて、ネパールに住む彼女のもとへ会いに行った。

 

短い期間だったがこれも僕らにとっては大事な時だったので忘れないようにブログに残すことにします。

 

 

 

 

 

 

つかの間の再会!

 

レイクサイドのボート乗り場

 

 

相変わらずカワイイ!

 

冬場なんだけど、この日は温かかったのか薄着!?

ちなみに久しぶりのネパールは、食事が合わないんせいか俺ずっと下痢!死ぬかと思った!

 

 

遠くに薄っすら白く見える山々はアンナプルナ山系。

8000m級の山々です。

 

 

フェワ湖に浮かぶヒンドゥー寺院 に行きました。

 

 

日陰はちょっと寒かった。2014年1月ごろ。

 

街へ戻り、レストランで食事。

確かステーキを食べたと思うけど、味は覚えてないな~。

 

そうそう、オープンレストランで蠅と格闘しながら食べた記憶はある。

ステーキより蠅の方が印象強いし!キンバエ

 

 

 

 

 

彼女の誕生日にはネックレスをプレゼントしました。

安物だっだせいか、3回使ったら壊れたと言ってました(´・ω・`)

彼女は俺に、木製のオルゴールをプレゼントしてくれました。

今でも大事に使っています。

 

数日後、また遠距離になりますがお互いを信じるしかありません。

次の再会は2年半後・・・

それまでバイバイ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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サランコットに住み始めて数か月が経過し、そろそろビザが切れようとしていた。
世界一周の旅もこれで終わりと自分に言い聞かせ、帰国の途につかないといけない。
旅の最後にネパール人彼女という最高の出会いがあるなんて予想もしていなかったが、もしかしたらこの出会いのために旅があったのかと思う。
今後、サムジャナとは国際恋愛という難しい局面に入るが必ずまたネパールへ会いに戻ってこようと誓った。




そして、2013年の8月に帰国。
俺の世界一周は終わった。




帰国後はFacebookやSkypeを使って、サムジャナと連絡を取ることになる。
当時サムジャナの家ではネット回線を繋げていなかったので、俺が日本から国際電話をかけていた。
Skypeには国際電話機能もあるのでそれを利用する。
通常のスカイプと違って料金が発生するが、Skypeを通じて相手の固定電話へ掛けることができるサービスだ。
これなら相手がネットを繋げてなくても、国際電話がかけられる。
しかしサランコット村のような都市部から離れた山村だと、電波の状況が悪くて電話回線も頻繁に途切れるのだ。
酷い時になると1分おきに回線が切れるので会話にならないこともある。

スカイプを使用中




俺「ナマステ~元気?」
サ「ナマステ~」
俺「家族はどう?みんな・・・・ゲン・・」
サ「え?何?聞こえ・・・・」

俺「か・・・ぞ は、、、、ですか?」
サ「・・・・・・で・・・・・・・ひ・・ま・」
俺「そ・・・めと・・・・・・る・・・・じ・・・・・」
サ「うん・・・・・・きこえて・・・」
俺「え?よ・・・・・ね」



ピィィィィ!!(Skypeの通信障害の音)



俺「うわ!うるさっ!」



ピィィィィ!!
ブチィ!




俺「あ、切れた」






しばらくしてSkypeをかけ直す。



俺「もしもーし!」
サ「は~い」
俺「さっきはごめん、いきなり切れた」
サ「うんいいよ、わかってる」
俺「でさ~このまえ、・・・・のとこ・・・たら・・・」
サ「うん?ちょっと聞こえない」
俺「・・・の・・・・・・・」


ピィィィィ!



俺「うわ!またかよ!」



ピィィィ!
ブブブブブ~~~
ブチィ!





俺「あ、切れた」





以下ループ





こんな調子でSkypeをしてるから、相手が何を言おうとしてるかよく分らないので推測しながら会話していた。
Skypeの調子悪いというよりサランコット村の電波が悪かったり、ネパールの計画停電で切れることが原因なのでどうする事もできない。
ただでさえ遠距離恋愛で関係継続が難しいのに、さらにネパールのお粗末なITインフラ事情が重なって連絡するのが非常に厳しかった。
代わりにFacebookで連絡を取ろうとしたが、サランコット村はモバイル事情も悪くてFacebookすらほとんど繋がらなかった。

3年間で、「もう遠距離恋愛は無理!」と諦めそうになったことも正直ある。
サムジャナの方からアクションを取ることがほとんどないので、俺の一方的な片思い?と疑心暗鬼になったこともあった。
それでも3年後にネパールへサムジャナに会いに行こうと思ったのは、約束を破りたくなかったからだ。
ここで約束を破ったら、今までの事が全部嘘になってしまう。
二年間の旅も、サランコットでの数か月も、サムジャナと別れ際に約束した結婚も全部なかったことになる。
それだけは嫌だった。







3年の間にぐるぐると色々考えた。
サムジャナに会いたい。
でも結局、結婚出来なかったら?
サムジャナは俺に「ネパールへ会いに来て」というけど、日本ではなくネパールの家族と普通に暮らしたいと思ってるかもしれない。
ネパールのような大家族制度の国は、家族が助け合いながらでないと生活できない。
サムジャナがいなかったら、あの一家はどうなる?
俺が無理やり連れてきてもいいのだろうか?
お金のこと、言葉の壁、宗教文化の違い。
結婚できても、そこからが大変だ。
国際結婚は離婚も多いと聞く。
もし離婚したら、サムジャナはどうやって生きていく?
ネパールへ帰るのか、それとも日本にいられるのか?


今なら、「旅先でのアバンチュール」として、彼女を忘れることも出来るだろう。
サムジャナもいつしか俺のことを忘れて、やがて誰かと結婚していく。
俺は旅が終わり、普通の生活に戻っただけ。

考える時間はたっぷりあった。
でも結論はいつも同じ。
サムジャナに会いたい。
会ってもっと話したい。
結婚できるかは分からないけど、単純に会いたかった。



 
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サランコットからの風景



ある日、目を覚ますと凄まじい音が宿泊するゲストハウスから響いてきた。
何事かと外へと出ると宿の二階にある茶屋の工事が始まっていた。




ネパール人の彼女に聞くと茶屋の隣にある空き地にレストランを増築するとのこと。








ネパールの建築はひどく原始的で素人目から見ても効率の良い作業には見えない。



重機を使うことがほとんどなく人海戦術でセメントを上へと運んでいく。

またこの作業に無駄が多くて、仕事をしてる人より、ただ見てる人の方が多い。



9割がたは、何もやってない。
でも日給は支払われる。


ネパールの職場の特徴だけど無駄に人が多くて、その割に作業が進まない。
当初は1~2か月で完成すると言われたレストラン増築も半年近く掛かることに・・・
そして予算も2倍に膨れ上がり、サムジャナ一家は銀行にローンすることになった。
大丈夫か?




ネパールは空前の建築ラッシュに沸いており、地震があった2015年以降もカトマンズやポカラを中心に住宅やホテルなどが新しく建設されている。
それはサランコットのような村も例外ではなく、毎年ホテルが増加しているのだ。
ホテルのオーナーはそこに住む村人で、今まで山小屋だった所を大きなホテルに新築するのがほとんど。
ここで問題なのが彼らが莫大な借金をしてホテルを作っていることにある。
銀行の金利は16%と高く、借金に重くのしかかる。
村人たちが長期で支払う総額を理解していると思えない。
観光客が増えればよいのだが、サランコットではパラグライディングにお客を奪われて、ホテルやレストランにお金を落とすのはわずかばかりだ。
銀行は支払い能力があるとは到底思えない村人にまでお金を貸して、最後には土地と建物を取り上げようとしているのではないか?
ニョキニョキと高く建てられるサランコットのホテルを見上げながら不安な気持ちが収まらない。





 
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