細胞アーティストOumaのアート活動記録

元獣医師の細胞アーティスト、Oumaがアーティストとして、のし上がるまでの活動記録。


テーマ:
9/5からの六本木のギャラリー、UNAC TOKYOでの
個展が近づいてきました。



今月は制作月間なので、
・個展の準備
・SORAプロジェクトのワークショップの準備(2か所)
・レジデンス応募(4件)
・アートコンペ応募(2件)
を行う予定で、引きこもり中です。

こんだけ引きこもって制作しているのはレジデンスの時以来なので、
充実しております^^
(レジデンスの時は、昼にちょっと歩きに出ることもありましたが、
 日本だとやはり地元なので、こもると本当に外に出ないです)

さて、みなさんはギャラリーでの企画個展について
どのくらいご存知でしょうか?

アーティストが展覧会をやる場合には
いくつか手段があり、ざっくりいうと、

1)カフェで展示(有料・無料あり)
2)ギャラリーで展示(有料・無料あり)
3)美術館や公共スペース・アートフェアで展示
  (展示審査のところなどに審査費用を払って応募)
4)コンペで入賞する

などがあります。

このうち、1)はアーティスト実績とは言えないので、
現在、私は基本的にはやらないようにしています。
(展示をする以上、手を抜いた展示はできないため)

3)は今のところ私はやったことないです。
海外のアートフェアは出せるなら出してみたいと思っています。

4)は受かればいいけど、審査員やコンペテーマとの相性次第なので
かなりミズモノ。

そんなわけで、無名アーティストが手を出せるとしたら、
2)ギャラリーで展示。になります。



ギャラリーには大きく分けてアーティストにコストがかかる
貸しギャラリーと、取り扱いアーティストの展示しか行わない
ギャラリーがあります。

後者の展示を、ギャラリー企画の展示ということで
企画展と呼びます。

ギャラリーがやってくれることとしては、
・ホームページやFacebookなどでの告知
・フライヤーの制作
・ギャラリーの顧客リストにメール
・期間中の店番
・展示設置のサポート(什器の貸し出し、人手など)

などです。

最近は無料で使わせてくれるスペースも
増えてきているので、まだ経験が少ないうちは、
カフェでもどこでも展示機会を増やし、
作品をつくり、発表することで力をつけるのが
いいんじゃないかと思っています。

私は主に、インスタレーションという立体物を
制作する作家なので、作品の制作実績という意味でも、
充分なスペースがとれる発表場所が大事なのですね^^

私はコンペやレジデンスにも出しているのですが、
つくりかけている新作があるならともかく、
そちらでは完全新作を出すことがなかなか難しいです。

事前の企画書で過去作品を参考として出しているため、
そこから大きく逸脱する作品をつくるのが難しいからですね。

なので、ギャラリーでの企画展は一番楽しいです。

これまでやったことのないチャレンジを
ガンガン突っ込めるからですね。

さて、プロのアーティストさんはもちろん、
作品だけで生活しています。
ということはつまり、個展がアーティストの年収を
支えるということです。

以前、ロサンゼルスで出会ったキュレーターさんが
親切にいろいろ教えてくださったことを
こちらにまとめているので、この辺りも参考に。

ロサンゼルスのキュレーターさんが教えてくれたアートの深いハナシ
http://ameblo.jp/tama-ouma/entry-11739377928.html

1年に2回個展をやるとしたら、
その2回で年間の収入をすべて賄わないといけない。

企画展の場合、ギャラリーへの販売手数料はだいたい50%が
平均になります。
(貸しギャラリーはさまざまですが、最大で50%でしょうか)

つまり、100万円売れると50万円がアーティストのものに。
その中から、画材費や生活費が出ていくことになります。

この販売手数料50%を高いと言われることがありますが、
私は妥当だと思っています。

なぜなら、もしも何も売れなかった場合、
ギャラリーが人件費その他の経費をもつからです。
持ちギャラリーじゃなければ、売れるアーティストを
選ばない限り、企画展はとてもできません。

バーゼルなど各地のアートフェアには
ギャラリーでないと出展することができず、
目利きのギャラリーがあるということは、
アートの質を保つために非常に大事です。

いい循環とは、そのギャラリーで育ったアーティストが
大物になり、初期に安かった作品の価格がちゃんと上がって
ギャラリーを食べさせられ、そのお金で
次世代のアーティストを育てる、ということだと思います。

ちなみに、2013年1月に初めてUNACでやらせていただいた
個展は、壁一面を絵で覆う巨大作品だったこともあり、
作品は一つも売れませんでした。

2015年4月の個展では2週間の展示で20万ほど。
とても年収ほどとは言えませんが、
少しでもギャラリーに対価を払えたことで
ほっとしました。

この時は、切り売りの作品をつくるなど
少しでも売れる工夫をしまして、
作品の最安値を333円にしています。

これには小山登美夫さんの著作に、
「最初はまず低額でも『売る』こと。
 そして自分の作品をマーケットに出すこと」
のようなことが書かれていたことが影響しています。

自分の作品がどうやったら
「ほしい」と思ってもらえるか、
を考えているということですね。

それだけではなく、同時に次の機会につながる
チャレンジができるかどうか、
次も見に来たいと思える期待感をつくれるか
を考えています。

メインはインスタレーション作品ですが、
インスタレーションを売るのは非常に難しい。

ちなみに、この「売れる」というのが
アーティストの評価に直結しています。

UNACにはアートを買う顧客がついているわけで、
その人たちはさまざまなアートを自ら買うことで、
目が鍛えられているのです。

つまり、彼らに欲しいと思われないというのは、
イコール作家としてダメっていうことです。

私にとって、日本での個展はたぶん、今年最後。

果たして年収分は稼げるでしょうか?

でも、私がやりたいことは、アートで生活できることの
さらにさらに先にあって。

アートで食べていくなんてスタート地点に過ぎないので、
とっとと飛び越えていきたいところです。

ではでは、ちょっと長文の近況報告でした!

===
Ouma個展「劣る者の楽園」
場所:UNAC TOKYO
会期:9/5(月)~9/17(土)10:00-18:00。日曜休み。
オープニング:9/5(月)17時~19時まで。
Oumaは9/5、9/10、9/17は終日在廊予定です。

▼UNAC TOKYO
http://www.unac.co.jp/


AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。