重力ピエロ
テーマ:映画を語る会6月の「映画を語る会」が開催されました。
まずは「重力ピエロ」について語られました。
F氏
一ヵ月以上も前に観たので詳細は覚えていないが、まあまあでしたね。
サスペンスやミステリーの部分が弱く、人間描写に力点を置いた映画でしたね。
DNAの記号だとか、ややこしいのが出てきて、私の頭では理解できなかった。
弟が、レイプ犯の子供だったという、ずごく暗い話なんだけど、そこそこサスペンスやミステリーがある点では、楽しく観れましたね。
俳優もいい。鈴木京香がよかったね。
ただ「重力ピエロ」の意味が分かりずらかったけどね。
まあ、全体的にいい映画なのは分かるんだけど、まあまあといったところに落ち着きますね。
A氏
いまひとつでしたな。
ところどころうまく作ってはいるんだけど、うまく繋がっていないという気がしました。
私はこういった、シリアスな映画なのに、不自然な箇所が多いのはだめなんですね。
例えば、これだけ放火、放火と世間が騒いでいるのに、警察の影が全く感じられないのは不自然だし、家が焼けている中に二人が立っているのに、兄が助けずにぼーっと見ているところなども変だなと思ってしまった。
母親がレイプされて妊娠するわけですが、父親の一言が要因だとは思うんですが、なんで産む気になったのか、あの決心が分かったようで分からない。
もうひとつぴんと来ないんです。
遺伝子がキーワードになっていますが、説明はさっぱり分からない。
ただ、俳優はいいですな。
あの渡部篤郎の憎々しげなところがいい。
ストーカーの女の子もよかった。
ただやはり、背景の底が浅い気がしますね。
あの兄弟がなぜあんなに絆が深いのか、説明不足の気もしますし。
ただ、最初の女子高生を助けるシーンが、後の母親がレイプされたという過去の伏線になっているところはよかったですね。
まあ、全体的にいまひとつで、あまり原作も読みたいとは思わなかったですね。
遥伸也
私はミステリーとしては面白かったんですが、家族の絆を描いたドラマとして捉えると、どうも複雑な気持ちになりました。
確かに、血の繋がりのない兄弟同士の絆には感銘を受ける部分はあるのだけれど、あの決着のつけ方はいいのか?という部分で引っかかってしまって。
あのレイプ犯は非情で、あの兄弟が味わってきた精神的苦痛も分かるのですが、復讐のために至る場所に放火をし、そして最後には犯人もバットで殴り殺す。
それが赦される行為なのか?
そこでどうも引っかかってしまいました。
「最強の家族」というテーマには、どこかそぐわない、この残酷的な結末には、正直違和感を覚えてしまいましたね。
この作品はあくまで、ジャンルはミステリーに分類されるため、物語の設定にやや強引さを感じてしまう点は、致し方ないとは思うのですが。
ただ遺伝子記号を利用した暗号ですとか、あのストーカー少女の伏線の張り方など、うまいなと思う点はありました。
ですから、全体的にはまあまあといったところでしたね。















