< 前回の続きです >
『パチスロ道楽記 -第1話- (後編)』
(必勝パチスロ実戦攻略 2002年創刊号より)
---------実戦店紹介--------
現在、オレがネグラとしているのは、浦和のM店。
設置機種はサンダーV2、オオタコスロ、ビンゴ、スーパーリノ、アラジンA、ニューパルサーRの5機種、全56台。換金率は「7枚交換」となっている。
以前連載していた某誌の『パチスロ放浪記』で…
「今どき、データ表示機器が無い店で打っているプロなんて聞いた事ありませんよ!」
と、担当者にツッ込まれたことがある。
…言われてみれば、確かに普通はそう思って当然だ。
この理由はパチスロ放浪記のほうで一度書いているので重複してしまうが、ここでも改めて説明しておきたい。
※2007年現在ではほぼ100%設置されていますが、この時期には極少数ながら、まだこんな店がチラホラあったのです
データ表示機器は今やほとんどの店に設置されているが、これは打ち手にとって非常に有り難いモノである。
たまたま入った店で、これが有ると無いとじゃ大違い。
勝ち負けに大きく関わる材料の一つといっていい。
ただし、ジグマとして毎日その店で打っている者にとっては、データ表示機器が無くても勝つ術はいくらでもある。
毎日長時間打ちながら周りの様子を観察していれば、(細かいところまでは無理だが)ある程度の情報は入ってくるのだから、ストック機以外ならそれ相応に立ち回ることは十分に可能だ。
※そもそも3号機以前の時代には、データ表示機なんてものは存在しませんでしたからね
それに、何もデメリットばかりではない。
ジグマにとっては、「流れの客と狙い台がカブりにくい」という利点もある。
要するに、データ表示が有るに越したことはないが、無ければ無いなりの立ち回りができるということ。
…ただ、勘違いしないで頂きたい。
オレは、データ表示機器が無い店をわざわざ好き好んでネグラにしたのではない。
たまたま、居心地の良かった店に、データ表示機器が無かったに過ぎないのである。
【2002年4月某日】
昨日は、幸運にもマグレ狙いが上手くいったおかげで、思ってもみなかった大勝ちを得た。
しかし、状況が状況だけに仕方がなかったとはいえ、あんな打ち方じゃ競馬や宝クジみたいなギャンブルと何ら変わりはないじゃないか。
つまり、昨日の勝ちは決してオレの手柄ではない。
よって、今日はジグマ本来の立ち回りで、きちんと結果を出したいところ。
幸い、昨日は20時過ぎまで打っていたので、今日は狙い台が4台ほどある。
アラジンAの右カド、右から3台目、左から4台目、そしてニューパルサーRの右から2台目だ。
この内、右3のアラジンAは昨日オレが打った台だが、この店において、常連のプロが大量に出した台の設定据え置きはほとんどない。
低設定で噴いてしまったのなら別だが、高設定で出たのなら、まず確実に設定を下げて来るのだ。
店の人間に直接聞いたわけではないので断言はできないが、今までの経験上、このような傾向がこの店にあることは間違いないと思う。
したがって、右3のアラジンAは、とりあえず様子見。
それと、左4も他の同業が出していたので、こちらも同様。
そうすると、昨日見知らぬ人間が3人ほど入れ替わりながらも出ていた右カドのアラジンA、そして、リーチ目が出る度に店員に目押しをしてもらっていたオジさんが4000枚ほど出していたニューパルサーRのどちらかを打つのがベストだろう。
※この店における立ち回りの基本は「据え置き狙い」でした
…ところが、この2台はすでに他の客が打っている。
そう、実は今日も遅刻してしまったのだ。
昨日、久しぶりに長時間打ったせいか、いつも通り子供と嫁を送って家に戻った後、不覚にも30分ほどうたた寝をしてしまい、ハッと気付いた時はすでに9時15分。
当然、あわてて仕度をしたのだが、オレは朝風呂派なので、どうしてもある程度時間が掛かってしまう。
…結局、M店に着いたのは10時20分。
狙っていた2台は、まんまと他人の手中に落ちてしまったのだった。
狙い台を取り損ねたのは痛いが、幸い、左4のアラジンAは空いている。
しかも、まだ朝イチ目。
本来、この台は様子見の予定だったが、こうなったらコレを打つしかないだろう。
気を取り直して、左4のアラジンA。
多分、下げているだろうな…と思いながら打っていると、2000円目の最初のゲームで、いきなりAC突入!
高確っぽい演出が出なかったので気づかなかったが、どうやらいつの間にか高確になっていたらしい。
それまでに単チェリーや純ハズレ目は出ていなかったから、多分リセットモーニングだろう。
…ん? …ってことは、やっぱり“下げの可能性大”ってことじゃないか!!
…でも、まあいい。
モーニングは「高確ロング」の割合が高いから、「低確に落ちたら即ヤメ」で十分だ。
その後のことは、その時考えれば良し。
…どうも、昨日と言い、今日と言い、何だかんだ言ってもツイてる。
ところが、この高確がまさかのAC一発ポッキリで転落…。
しかも、転落を確信した時点の持ちコインは120枚程度。
こんなんじゃ、食い逃げする気にもなれやしない。
結局、そのコインを全部ノマせた時点でヤメ。
ちっとも、ツイてなんかいなかった。
まだ、2000円しか負けていないが、こういう展開の時が一番危ない。
まだ安金だから…と油断していると、ズルズルと投資を重ね、気付けば莫大な負債を抱えてしまっている…なんてことがよくある。
そう考えると、今日はこれで帰るのが正解か?
と言ったって、今来たばかりで帰れるほど、オレは人間が出来ていない。
…やっぱり、ヤメとけば良かった。
この後は、ニューパルサーR、サンダーV2の目ぼしい台を打ったのだが、どれもモノにならず、結局はトータル3万円の負けでギブアップ。
ただ、この後CRわんわんパラダイスが4000円で食いついたおかげで、パチスロでの負けをだいぶ取り戻すことができたのは不幸中の幸いだった。
(パチスロ)
投資 30,000円
回収 0円
収支 -30,000円
(パチンコ)
投資 4,000円
回収 22,000円
収支 +18,000円
(パチスロとパチンコの総合収支)
-12,000円