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2010-11-20 23:30:55

11月18日 研修終了

テーマ:うちやま農園修業記

11月17日と18日は引き続き、納屋の片付けや

庭仕事をしました。


18日の内山家での送別会に限らず、16日は

お世話になった市役所の方々が、17日は

近所の若手農家の方々が送別会を開いてくれました。


短期間であり、かつ見知らぬ土地での生活でしたが、

本当に多くの方々との接点を内山さんに作っていただき、

そして多くの方々にお世話になったことを幸せに感じています。


「研修はどうだった?」と聞かれたときに僕がよく口にするのは

「自分がいかに仕事のできない人間かということを思い知りました」

ということです。

大きなところで言うと、これに尽きると思っています。


自分がいかにできない人間かということを自覚するのも

良い経験だと割と早い段階でおっしゃっていただきました。

嫌というほど自覚しました(笑)


僕は例えるなら、黒いキャンバスだったのかなと思っています。

黒という色が強すぎて他の色をかき消してしまうような状態です。

「学ぶ」ということにおいて白いキャンバスでいたいものです。

要するに、僕は謙虚な姿勢が足りなかったということです。

プライドが高い人間だということも実は今まで指摘されたことが

無く、恥ずかしながら気付いていませんでした。


僕の周りの尊敬できる方々はすごく謙虚に他者の話を聞き、

そして1つでも多くのことを学びとろうと貪欲です。

他人から学ぶということがどういうことなのか、ずっと考えていました。

後は、表面的な質問で満足せずに、その人の考え方や行動の

背景に迫ることの重要性についても学びました。


殻にこもらずに、外の農家の方と話をしたときに、

少しずつではありますが、自分が学んできたことを説明することにより

それまで以上に理解を深めることができるようになったようにも思います。


説明してみたら自分がそのことをきちんと理解できていなかったことを

自覚したり、新たな疑問が湧いたりもしました。

謙虚に他人に学ぶ姿勢を持ちつつも、アウトプット(情報伝達)の

機会も今後は積極的に持つようにしようと思っています。



本当に大切なことは、もしかしたら誰も教えてくれないのかもしれません。

どんなに素晴らしい話を聞いても自分の中で消化できなければ

全く意味が無いということです。

要するに、自分次第ということでしょうか。


研修の最後の1週間は、収支計算表というか、営農計画表を

実際に作って確認してもらう作業をさせていただきました。

自分がどんな農業をしたいのか、どこに目標を置くのか

そこのところが曖昧なままに作った営農計画表の数字には

一貫性が無く、中途半端な計画表になりました。


研修生活は素晴らしい学びの場であり、環境としては最高でした。

しかし、結局は、自分がどうしたいか、学んだことをどう活かすか

なんだなと思っています。

大切なことは、実は栽培技術よりももっと幹の部分だったように感じます。


研修は終わりましたが、実はまだ何も始まっていません。

本当に大切なのはこれからです。そして大変なのもこれからでしょう。

大変だと言っても、苦にならないと信じています。

そんな中途半端な想いでこの仕事を選んだつもりはありませんので。


分からないことだらけで試行錯誤の連続でしょうが、

常に疑問を持ち、学び続ける姿勢をもって農家になります。

そして、どんな農家になりたいのかということは

今後も引き続き考え続けたいと思っています。

計画はあくまでも計画。その都度変更していけば良いと思うので。


内山農園の方々をはじめ、お世話になった多くの方々に

心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。


お客様は誰なのかということを常に意識しようと思っています。

お客様あっての農家、皆さまあっての松橋拓郎です。

これからもどうか未熟な僕をよろしくお願い致します。




研修は終わったけど、農家としての挑戦はこれからも


つづく

2010-11-16 19:19:24

11月16日 久々に晴れ間が覗き

テーマ:うちやま農園修業記

11月16日(火) 晴れ  研修230日目


ここのところずっと天気が悪かったが今日は久々に

晴れ間が覗き、庭の不要な木を切ったり、納屋の片づけを

したりしていた。


畑に直接かかわる仕事がほとんど終わり、いよいよ、

ほとんどの道具は来年まで使わないという状態になり、

違う納屋に道具を移したり、2階部分に収納したりと、

だいぶ納屋の1階部分が広くなってきた。


昨日までの3日間は、お世話になっているお二人の結婚式に

招いていただいたり、農家さんのお話を伺わせていただいたりしていた。


技術的なことに加え、どのような栽培を目指しているのかということも伺った。

自分はどこに重点を置き、どのような栽培をしたいのか。

こういうことをもっと具体的に考えなければいけないと思った。


そしてやはり、売り先をどうするのか。

アスパラに関して既存の販路があるわけではない。

どこで売るか、どのように売るか、いくらで売るか、などなど・・・。

やるべきことは尽きない。

研修はそろそろ終わるが、来年が本当のスタートであり、

これからが本当の勝負だ。



つづく

2010-11-12 23:38:15

11月12日 農場見学

テーマ:うちやま農園修業記

11月12日(金) 雨  研修226日目


昨日は、雨が止むのを待ち、片づけをしていたら

風が無かったため、ビニールハウスの側面に来年に向けて

ビニールをまとめてくくりつける作業をした。


なかなか風が無い日が無く作業が進んでいなかったが、

雨がぱらつきながらも風は無かったため全ての

ビニールハウスにビニールを固定する作業が終わった。

これで来年の春先の作業に少し余裕ができると思う。


使わなくなった作業機から必要な部品を取り除き、

不要な部分はまとめて回収してもらうためにまとめておいた。

作業機が故障したときに代わりの部品があると

修理しやすいし、買うとなったら手間もお金もかかる。

使える部品はとっておき、有効に使うということを学んだ。



今日は、先日、燻炭作り講習会で知り合った農家の方の

もとを訪ねさせていただいた。

この方の栽培方法はというと、

農薬どころか、肥料さえ一切与えない。

雑草もとらなければ、水も一切与えないというもの。

草取りをする代わりに刈り取った雑草をその場に敷いていく。

できるだけ持ち出さない、持ち込まないという考えのようだ。


農薬も肥料も与えない栽培を見せてもらったことはあったが、

定植と収穫以外は耕すことも含めて何もしない。

先日の講習会で言われていたが、まるで

「わら一本の革命」を著した福岡正信さんの農法のようだ。


慣行農法も長いことしていたようだが、農薬散布によって

自らが被害を受けたことでじょじょにこの農法に辿り着いたらしい。

農薬を使用しない農法をとる農家の方がその理由として

自身の健康を害したことをあげることが結構あると聞いたことがある。

これは、食べるときに安全かどうかということとは別の問題である。



収量はあがらないし、本人も、もし子供の教育に

お金がかかる時期ならこういう農業はできないという。

しかし、この農法が貫かれているし、そこから生まれた

農産物を評価する方がいるのは事実。


特定の農法だから美味しいという主張には以前から疑問を持っていた。

そして、何が正しいのかということも自分にはまだ分からない。

だからこそ、自分がどう考えるかということが大切であり、

そして自分の理想を貫くことが必要なのかなと思った。


僕は美味しい農産物を作りたい。

農法は、そのための手段であり目的ではないと思っている。

ひたすら、試行錯誤だ。


農場の見学のみならず街を案内していただいたり

貴重なお話を聞かせていただいたことに心から感謝申し上げます。



つづく

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