「国民を見下した政権はもはや倒す以外にない」小林節さん | 千葉市議会議員 かばさわ洋平  GET BACK TO DEMOCRACY 

「国民を見下した政権はもはや倒す以外にない」小林節さん

緊急でない話を緊急と偽り、国民には時間をかけた冷静な議論をさせず、与党だけで憲法を破壊する。その後、国民が忘れるよう時間を置き、国際的には話を進めて「国際公約」の大義で国民を納得させる。こんな反省のない政権はもはや倒す以外に国民主権を守る道はありません。


改憲論者を自認する慶応大学名誉教授の小林節さんが安倍政権はもはや倒す以外にないと力説してます。とりわけ日本政府の進め方に関して興味深い見解がありますのでシェアします。


安倍首相は三重の憲法違反
慶応大学名誉教授 小林節さん

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赤旗日曜版9/14




安倍内閣は「我が国を取り巻く安全保障環境の大激変」を語り、閣議決定を急がせました。

尖閣諸島に中国が軍事侵略してくる、北朝鮮のミサイルが飛んでくる、といった脅威をあおりました。私も、中国や北朝鮮の動向に懸念を持ちますが、「オオカミ少年」になってはいけない。尖閣諸島は太平洋の入り口にあり、米国との対決も覚悟して中国が軍事侵略することはまず考えられない。北朝鮮はミサイル攻撃したら、即、反撃され、自国が滅ぼされる。現状では「特別な脅威」ではありません。実は政権当局者もそれは知ってるでしょう。それなのにオオカミ少年のように脅威を声高に語り、急ぐ口実にしたのです。

しかし、あれほど急務といったのに閣議決定後はどうですか。関連法案の国会提出は急がず、来年5月以降だという。知事選や統一地方選での争点化を避けようとしてます。

首相は、国内でこの問題をさける一方、外遊先では集団的自衛権を解禁し、「積極的平和主義」に転じたと説明し、「同意を得た」と宣伝しています。法律もできてないのに日米防衛協力ガイドライン改定も進める方針です。

この手法こそ主権者国民を見下した態度です。緊急でない話を緊急と偽り、国民には時間をかけた冷静な議論をさせず、与党だけで憲法を破壊する。その後、国民が忘れるよう時間を置き、国際的には話を進めて「国際公約」の大義で国民を納得させる。こんな反省のない政権はもはや倒す以外に国民主権を守る道はありません。