カーブドッチ6
2012-02-16 00:03:55 テーマ:ブログ
ドイツ南部の美しい田舎町ワインズベルク。
11月そこに落の姿があった。
実は落、40年近く前そこにある、
ドイツ国立ワイン学校でワイン作りを学んだ。
ひさしぶりに母校を訪ねた落。待っていたのはかつての先輩。
「落は特別だったね。
ワインの勉強に熱心で何かやるやつだと感じていたよ」
留学時代落は周辺のワイナリーを訪ね歩く中で、
見たこともない経営を目の当たりにする。
そのひとつが地元で評判のライヒャー・ワイナリー。
中でも評価が高いのがコンクールで優勝したこともある、
甘い香りの白ワイン、リースニング。
二代目のライモントさんが畑を案内してくれた。
実はライモントさんの畑は驚くほど狭い。
「黄色の印がついた杭から5列だけが僕の畑なんだ」
大規模な大量生産とはほど遠いライモントさんのワイン作り。
しかし意外に収入は安定しているという。
実はライモントさんのワインけっこう遠方からも客が買いにくる。
「ここのワインは飲み過ぎても翌日頭が痛くならないんだ」
小さいにも関わらず集客出来るのにはわけがある。
このあたりには同じような、
小さくて個性的なワイナリーがひしめき合っている。
その魅力的なワインの集積が、
ドイツ中のワイン好きをこの地域に呼び込んでいるのだ。
小粒でも豊かな個性が集まれば強さとなる。
落はその教えに時代に負けない経営を見いだした。
落「ワインというのはちょっと違った産物だよと。
均一のものを大量に作ることが生産だと、
そういうものじゃないから気をつけるようにと。
目標を掲げてこういうものだという作り方ではない」
そんな落がドイツで学んだ哲学は、
今着実に新潟の地に根付き始めている。
5年前、カーブドッチの隣にオープンした、
小さなワイナリー「フェルミエ」オーナーは本多孝。
実はこれまでワインとは無縁の仕事をしていた。
本多「もともと僕は東京で証券会社にいたんです。
まあどういうわけかずいぶん遠回りしてこの世界に入ってきました」
落の経営哲学にあこがれ、
ワイナリー経営を志した本多は3000万円を貯めて脱サラ。
念願のワイナリーを開いた。
異業種から飛び込んできた本多に、
惜しげもなくワイナリー経営のノウハウを教える落。
だが葡萄作りは本多の個性を尊重する。
落「あんまり口出してうちと同じ味になったら困るから。
本多くんのキャラクターがあるから」
本多は落がまだ手がけていないスペインの品種、
アルバリーニョの栽培に挑戦。今年初めて出荷にこぎ着けた。
落はドイツで学んだ教えに従い、
これ以上自分の畑を広げ、
カーブドッチを拡大しようとは考えていない。
自分ひとりが規模を広げるより、
個性的なワイナリーが集まることこそが、
本当の強さになると確信しているからだ。
そしてそんな落の考えに共感した若者が、
次々に新潟の地に集まって来ている。
落の夢はここを一大ワイン産地にすることだ。
頑固親父の長年の挑戦に今時代が微笑みかけている。
落「うちがひとつの踏み台になれば、
落よりもいいワインを作るぞと宣言する人が3人来てごらんなさい。
世界で有数のワイン地帯が作れますよ」
※カンブリア宮殿、TV東京

日吉。
Nikon D90
11月そこに落の姿があった。
実は落、40年近く前そこにある、
ドイツ国立ワイン学校でワイン作りを学んだ。
ひさしぶりに母校を訪ねた落。待っていたのはかつての先輩。
「落は特別だったね。
ワインの勉強に熱心で何かやるやつだと感じていたよ」
留学時代落は周辺のワイナリーを訪ね歩く中で、
見たこともない経営を目の当たりにする。
そのひとつが地元で評判のライヒャー・ワイナリー。
中でも評価が高いのがコンクールで優勝したこともある、
甘い香りの白ワイン、リースニング。
二代目のライモントさんが畑を案内してくれた。
実はライモントさんの畑は驚くほど狭い。
「黄色の印がついた杭から5列だけが僕の畑なんだ」
大規模な大量生産とはほど遠いライモントさんのワイン作り。
しかし意外に収入は安定しているという。
実はライモントさんのワインけっこう遠方からも客が買いにくる。
「ここのワインは飲み過ぎても翌日頭が痛くならないんだ」
小さいにも関わらず集客出来るのにはわけがある。
このあたりには同じような、
小さくて個性的なワイナリーがひしめき合っている。
その魅力的なワインの集積が、
ドイツ中のワイン好きをこの地域に呼び込んでいるのだ。
小粒でも豊かな個性が集まれば強さとなる。
落はその教えに時代に負けない経営を見いだした。
落「ワインというのはちょっと違った産物だよと。
均一のものを大量に作ることが生産だと、
そういうものじゃないから気をつけるようにと。
目標を掲げてこういうものだという作り方ではない」
そんな落がドイツで学んだ哲学は、
今着実に新潟の地に根付き始めている。
5年前、カーブドッチの隣にオープンした、
小さなワイナリー「フェルミエ」オーナーは本多孝。
実はこれまでワインとは無縁の仕事をしていた。
本多「もともと僕は東京で証券会社にいたんです。
まあどういうわけかずいぶん遠回りしてこの世界に入ってきました」
落の経営哲学にあこがれ、
ワイナリー経営を志した本多は3000万円を貯めて脱サラ。
念願のワイナリーを開いた。
異業種から飛び込んできた本多に、
惜しげもなくワイナリー経営のノウハウを教える落。
だが葡萄作りは本多の個性を尊重する。
落「あんまり口出してうちと同じ味になったら困るから。
本多くんのキャラクターがあるから」
本多は落がまだ手がけていないスペインの品種、
アルバリーニョの栽培に挑戦。今年初めて出荷にこぎ着けた。
落はドイツで学んだ教えに従い、
これ以上自分の畑を広げ、
カーブドッチを拡大しようとは考えていない。
自分ひとりが規模を広げるより、
個性的なワイナリーが集まることこそが、
本当の強さになると確信しているからだ。
そしてそんな落の考えに共感した若者が、
次々に新潟の地に集まって来ている。
落の夢はここを一大ワイン産地にすることだ。
頑固親父の長年の挑戦に今時代が微笑みかけている。
落「うちがひとつの踏み台になれば、
落よりもいいワインを作るぞと宣言する人が3人来てごらんなさい。
世界で有数のワイン地帯が作れますよ」
※カンブリア宮殿、TV東京

日吉。
Nikon D90








