折り返し地点到達!(青森県) | 行くぞ、日本〜平成旅人浪漫譚〜

行くぞ、日本〜平成旅人浪漫譚〜

自分は、どうしたいか
本当は、すべて知っているだろう?
高橋歩

願いを叶えていくうちに世界の広さを、自分の了見の狭さを思い知る

百聞は一見にしかず、新鮮な気持ちで新鮮なものを見て体感する事が何よりの幸せで

『日々是好日』己が思向くままに

テントの中からこんばんわ\(^o^)/



新潟を出て3日目にして折り返し地点、青森県下北郡大間町に来ております。
ここは大間崎の最北端にある大間崎キャンプサイト。本州最北端のキャンプサイトです。


自分が到着した頃には、もうたくさんの旅人達が自分の城を築いていました。
この施設は設営無料な上に、電源、トイレ、炊事場&コンロ完備、と至れり尽くせりのキャンプサイトなのです。
炊事場もトイレも綺麗だったよ。
ここは旅人達の憩いのスポットで連日、多くの旅人で賑わっているそうです。

自分もせっせと設営開始…now loading…


ものの10分ってとこですな。

サイトのド真ん中に設営してあげました(笑)

今日は欲張りました。
だって青森県だもの。本州の端っこですよ?

漢は端っこに浪漫と憧れを抱くものです。

まずは青函トンネル。



北海道まで行ってらっしゃい!
アクアラインもそうだけど、海底トンネルを掘削する人達を感心します。
両トンネルとも海底よりも深い地盤を掘削する方法みたいですが、恐ろしい。
いつ自分の身に災難が降りかかるか気が気じゃないハズなのに…。
しかし、先人達のお陰で流通がとても良くなったはずです。
有り難い事です。

お次は、ねぶたの家ワ・ラッセ


ここは8/2〜7にかけて行われる、ねぶた祭りを紹介する施設です。
ねぶた祭りは毎年、観光客が200万人ほど訪れるマンモスイベント。
自分もいつか機会かあれば観に行きたいと思っている。が、まずは基礎知識を深めるか。ということで来場。


や…いきなり…でか(笑)

大きいのもそうだが、造形がとても凝っているし色合いも鮮やかで綺麗。
これを山車で引っ張るのか〜。
我ら地元の御神輿、関東町なら担ぐけどね!

あ、嘘。無理。


ヤマタのオロチが凄い迫力ですよ、これ。
自分に迫ってくるようです。


木で骨組みをつくり、輪郭は鉄のワイヤーで張り巡らせてその上に和紙を貼って表皮とする。
表皮の中に無数のライトが仕込んであり、こんなにも鮮やかに発光している。
絵は表皮の上にペイントしていくそうなのだけれども、こんなに凹凸な立体に良く描けまするな。

職人様、素晴らしい



お囃子も披露していました。
太鼓の音と笛の音、跳ね人さんがテンションを上げてくれます。
いつか本番観に行きます!

次に向かった先はむつ市にある、恐山。



その昔、慈覚大師円仁が夢のお告げの通りに全国を周り、辿り着いた先がこの恐山だったと言われている。
日本で3本の霊場の内の1つに数えられ、なんと現役のイタコさんがいるんだとかっ…!
口寄せしてもらえるかと、そわそわしながら歩をすすめるが、今日はいらっしゃらなかった。
お祭り期間だけらしい、残念。

管ぎつね〜!



しかし、それよりも気になるのは立ち込める硫黄の匂い。まさか温泉街なのか?
と、左手に目をやると異様な光景が広がっていた。





なんと荒涼とした風景か。
浮世離れした風景で、吸い込まれるように歩を進める。


無間地獄…やはりここは地獄を模しているところなのだな。

そう、恐山はこの他にも血の池地獄や、重罪地獄、金堀地獄など地獄のフルコースが待っています。
ちなみに無間地獄は仏教の教えである、8大地獄の最下層にあり一度落ちれば、2千年かかると言われる地獄。

うん、悪い事はやめましょう

積み石もあるからもしやと思ったら三途の川まであり、恐る恐る渡ると…



ここは極楽浜と言われ、極楽浄土を模しているらしい。
この浜辺には供養に来た方々が花束を捧げるそうだ。
浜は白く、湖はとても綺麗な色をしていた。



むつ市展望台より、半島の形がくっきり見える良い眺め。

そしてここから本州最北端、大間崎に移動し今夜のメインデッシュ!


ほら!マグロづくし丼!

長宝丸さんという、本物の大間のマグロを使った丼ぶりを出してくれるお店。
楽しみに楽しみに楽しみにしてました!

味は言うまでもないありません、美味すぎです。
口の中で肉厚のトロが溶けてなくなり、濃厚な旨味だけが残ります。

お、お、大間万歳!!!!

今日の走行距離約300㌔也
明日は岩手。
今までで1番走る事になりそーだ。