馬 っ 蹄 虚 鑑 (うつろかがみ)

書くべきことは、たぶん、ない。 あるのは、書くことに対する含羞と抑止不能ななにものか。

 
 その鬩ぎあい。
 


「旱 天」



旱天の二十二日を

立ちながら墓は濡れつづけた

水を浴びては濡れつづけた

二枚の板を厚くかさね

用意のひまへ立入りもせず

手向ける傘もないままに

二十二日を濡れつづけた

端然と墓は

濡れつづけた

            

          石原 吉郎



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 オリジナルの放つ光はいつも眩しい。求める心はまたぞろ卑しい。求めずに放つ、簡単そうでじつはこれが案外むつかしい。もとめて取り繕ったものなぞ、高が知れているのだ。



 『お寒ちゃんとボブの蜜月』











 














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