受験生の知らない公務員試験の裏のウラ

間違った情報や無駄な対策に振り回されがちな公務員試験。公務員試験合格者としての視点から、大手予備校の中枢で受験指導をしてきた経験を活かし、本当の受験対策をブログに書き綴っています。


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6月18日実施
国家一般職教養論文 問題文

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我が国において、今後、長期的に人口減少・少子高齢化が見込まれる中、力強い日本経済の復活に向けた成長戦略の柱の一つとして、「観光」が注目を集めており、世界に誇る観光立国の実現に向けて、官民挙げて様々な取組が行われている。2020年には東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される予定であり、政府の「明日の日本を支える観光ビジョン」(平成28年3月30日策定)によると、2020年には訪日外国人旅行者数を2015年の約2倍の4,000万人に増やすなどの目標が掲げられているところである。
 このような状況に関して、次の問いに答えなさい。
(1)我が国が観光立国の実現を推進する必要性や意義について、あなたの考えを述べなさい。
(2)(1)に照らして、観光立国の実現を推進するために我が国が行うべき施策について、あなたの考えを具体的に述べなさい。
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「観光」が出ましたね。国家一般職での出題確率が非常に高いと思っていたので、先月からTwitterでも重点的に示唆していたところです。





「観光」については、何らかの形で準備していた方も多いと思います。が、準備していたテーマが出題されると、問題文をあまり読まずに覚えていることをそのまま書いてしまいがちです。そのため逆に得点が伸びないこともあるテーマでもあります。

すでにご存知だと思いますが、国家一般職の教養論文では、 比較的長いリード文を読ませた後、(1)問題文の内容把握を論じさせ、(2)それに基づいて施策を書かせる、というスタイルが定形のようになっています。

言い換えれば、リード文が設問(1)(2)を予言している形になっているのです。

具体的に確認してみましょう。

「我が国において、今後、長期的に人口減少・少子高齢化が見込まれる中、力強い日本経済の復活に向けた成長戦略の柱の一つとして、「観光」が注目を集めており」

とありますが、これは、設問(1)にある、我が国が観光立国の実現を推進する「必要性」や「意義」に対応しています。

すなわち、「人口減少・少子高齢化が見込まれ」ることが「必要性」であり、「力強い日本経済の復活に向けた成長戦略の柱の一つ」であることが「意義」と、おおよそ位置づけることができます。

これを踏まえて、各設問では以下のように論述できればOKでした。

設問(1)
Twitterでも示唆した「今年も昨年を上回るペースで訪日客が増加しており〜」などで書き出し、「観光は、地域経済の活性化、雇用の機会の増大等、国民経済のあらゆる領域にわたりその発展に寄与するとともに、国際相互理解を推進し、急速な成長を遂げるアジアをはじめとする世界の需要を取り込むことによって、力強い日本の経済を取り戻すための極めて重要な成長分野である」(国土交通白書2014「観光立国の意義」)といった趣旨でまとめればばよかったと思います。

設問(2)
我が国が行うべき「施策」について書くことが求められていますが、単に施策を羅列しただけでは高得点は狙えません。この点、リード文中にある「明日の日本を支える観光ビジョン」では、

<視点1> 観光資源の魅力を極め、地方創生の礎に
<視点2> 観光産業を革新し、国際競争力を高め、我が国の基幹産業に
<視点3> すべての旅行者が、ストレスなく快適に観光を満喫できる環境に

と、3つの視点から捉えていますが、この「観光ビジョン」を読んでいなくても、観光を一般的に考えると、

魅力を高める
魅力を知ってもらう
訪れた人に喜んでもらう


というようなフェーズに分けて捉えることは、さほど難しいことではないはずです。そういう視点を使って、施策をカテゴライズして論述するのがベターだったと思います。

なお施策として、上記のTwitterで指摘した「ニューツーリズム」や「日本遺産」などの概念が<視点1>、「ユーチューバー&ブロガー」「トリップアドバイザー」などが<視点2>、「ジャパンレールパス」や「ハラール認証」「ビットコイン決済」などが<視点3>の具体例として使えれば加点事由になったと思います。

「観光」に関するテーマは、地方上級試験の教養論文でも出題される可能性がありますし、もちろん面接対策につながります。今回の国家一般職の出題を参考にして、問題文で言及されている「明日の日本を支える観光ビジョン」や、平成29年3月28日に閣議決定した「観光立国推進基本計画」に加えて、志望自治体の観光政策を総復習しておきましょう。

なお余談ですが、設問(1)で「必要性」や「意義」を問うていることは、面接対策としても非常な示唆を含んでいます。なぜなら、行政が税金を投じて各種施策を行うためには、かならず「必要性」や「意義」、すなわち良い意味での「大義名分」が求められるからです。逆に言えば、面接で「あなたのやりたいことは何ですか?」と問われたときには、これらの「必要性」や「意義」を明確化して応えると、より一層説得力が強くなるのです。

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