受験生の知らない公務員試験の裏のウラ

間違った情報や無駄な対策に振り回されがちな公務員試験。公務員試験合格者としての視点から、大手予備校の中枢で受験指導をしてきた経験を活かし、本当の受験対策をブログに書き綴っています。


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面接試験本番を控えて、現在、数多くの面接シートやプレゼン原稿を添削していますが、その中でかなりの確率で生じる「直感的な危惧」があります。

それは、

「これだと面接官の心に刺さらないのでは?」

という印象です。

たとえば100の面接シートを読むと、そのうち80前後の面接シートからはそのような印象を受けてしまいます。

これは、決して大げさな数字ではありません。

面接官の心に刺さるか刺さらないかの問題は、非常に重要です。刃物に例えれば、面接シートの刃先が鋭利である必要があります。そうでなければ、面接官の心に鮮やかな印象を刻みつけることはできません。

面接シートにおける鋭利さとは、それぞれのエピソードをできる限り深く掘下げ、「自分だけ」の層にまで研ぎ澄ますことができるかどうかです。

この点において、残念ながらほとんどの面接シートは表面をさらっと撫でているだけなのです。

特に地方自治体の面接では、「なぜこの市または県なのか?」という明確な志望理由を避けて通れません。そしてまさにこの志望理由こそが、面接官の心に深く刺さるわけです。しかしながら、拝見している多くの面接シートでは、「この内容だと別の自治体でも通用する」と言わざるをえないのです。

ある面接シートの志望動機は、

「◯◯県の待機児童を解消する取り組みをやってみたい」

という文章で終わっていました。日本の場合、言うまでもなく47都道府県ほとんどの自治体で待機児童が問題になっています。面接官の立場から見れば、「待機児童を解消することがしたいのであれば、□□県でも★★市でも、どこでもよいのでは?」ということになるのです。

また、「待機児童対策をメインでやりたいのであれば、様々な業務をこなす自治体ではなく、なぜ専門的な厚生労働省でやろうと思わないのか?」という疑問もでてきます。

さらに、待機児童を「解消する取り組み」といっても、保育所の増設や企業への働きかけの強化、行政による広報活動など、さまざまな取り組みが考えられ、「そのうち何をやってみたいのかもはっきりしない」という点も解消できていません。

したがって、「待機児童の解消」を志望理由に挙げるのならば、「そもそもなぜ待機児童問題に関心を持つようになったのか」「そのなかでも特にどのような問題に興味をもっているのか」「志望先の待機児童の状況は、他の自治体とどのように異なっているのか」など、論点を明確にして深く掘り下げる必要があります。

こうした「自分なりの論点分析」を研ぎ澄まして伝えることができれば、それが自然に「オリジナリティ」となり、面接官の心に深い印象を残すことになるのです。


また、ある面接シートの自己PRには、

「私は前職での営業の経験を通じて得た、クライアントの立場にたって考え、常に対話を重視する姿勢を持つという能力に自信があります」

とありました。一見、「なるほどそうか」と思えそうですが、面接官は行政のプロであると同時に、数多くの業務をこなしてきた経験のある社会人です。そういう人間からみれば、「営業をやっていたのであれば、クライアントの立場にたって考えることや、対話を重視するといったことは当たり前のことであり、その中身が問われる」ということになります。

したがって、「クライアントの立場に立つということは具体的にどういうことなのか」「その場合に困難なことは何か」「その困難をどのようにクリアしたのか」など、面接官の知りたいポイントが明確に伝わる記述が必須となります。

さらに、「クライアントとの対話で意識していることは何か」「クライアントと言っても色々いるが、それぞれどのような対話を行うのか」「対話で上手く行かなかったらどうするのか」など、個々の状況に踏み込んで表現できるかどうかもアピールポイントになります。

と、こういう指摘をすると、「面接シートには紙幅に限りがあるからそんなにたくさん書けないのでは?」というご質問をいただきます。しかし、その面接シートを精査してみると、同じ趣旨のことが2回書かれていたり(重複記載)、書く必要のないことが記入されている(余事記載)ものがほとんどです。

それらを丁寧に削り、文章をギュッと圧縮していき、本当に必要な内容を象徴的なキーワードで上手に表現する、という作業を繰り返していくと、最初の内容とは見違えるような「高品質」の面接シートに仕上がっていきます。


さらに、一般にはあまり知られていないことですが、面接官が実際に面接シートを読む時間はあまり長くありません。事前に斜め読み程度していればまだよいほうで、面接開始の直前になって初めて受験生の面接シートを手にするというケースも多々あります。

このような状況を考えても、「瞬時に目を引くキーワードや具体的なイメージが湧く表現で書くことが非常に重要」ということがおわかりいただけると思います。

面接官の心に深く刺さる「鋭利」な面接シートを完成させるには、用語や文章の取捨選択の繰り返し=文章のブラッシュアップが必須です。そのプロセスの中で、内容そのものがどんどん深く掘下げられていきます。

20年以上も生きてきた人間であれば、どんな人でも、掘っても掘っても掘りきれないほどのポテンシャルがあります。「自分はそんなに大した経験してないからダメかも」などということは「絶対に」ありません。

「自分を信じてどこまでも深く掘り下げることができるか」

それが面接シートの成否を分ける分水嶺、すなわち面接試験の勝負の分かれ目となるのです。

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