こんにちは、滝川クリステルです。
もう10月、1年はあっという間ですね。
さて、今日は、
新たにチャリティーネックレスEverchrisの
寄付先にさせていただいた「アニマルクラブ石巻」さんから
収支報告が届きました。
アニマルクラブ石巻
http://a-c.sub.jp/
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《9月分医療費の報告書》
①『バリくん』(サバトラ・生後4ヶ月・オス)
7月末に保護した捨て猫『バリくん』、
9月3日に猫エイズ・白血病検査と6種混合ワクチンを受けました。6480円。
8月15日・30日、9月20日と3回里親探しに参加しましたが、
活発すぎて里親はまだ決まっていません。
②『カフェオレ』『チャケ』『モモ』(茶トラ・生後4ヶ月・オス)
『クロ』(黒猫・生後4ヶ月・メス)
『ミケ』(三毛猫・生後4ヶ月・メス)
7月末にボランティアのEさんが保護した野良の子猫5匹が、
9月3日2回目のワクチンを受け、耳ダニの薬をもらいました。19440円。
里親探しに参加して、『チャケ』と『カフェオレ』には希望者がありましたが、
どちらも人馴れせず、お見合いは不成立に終わりました。
③『さんちゃん』(グレー・生後2ヵ月位・メス)
TNRを実施している日和山に仕掛けた捕獲器の中に入っていた
子猫を保護。やせ細って、元気がなく、
エサを与えているおばあさんの話では
「母猫が育児放棄した子猫」とのこと。
風邪症状もあり、抗生剤の注射と内服を受けました。1840円。
その後もさんちゃんは食が細く、寝てばかりいました。
10日には抗生剤注射と点滴を受けました。2270円。
11日にはぐったりして、体が冷たくなって、死にかけました。
一生懸命暖めて、シリンジで湯冷まし→
ミルクを与えているうちに、持ち直しました。
食も進み、12日、13日、14日はこれまでになく
よく食べて、鳴きました。
しかし、14日夜から様態は急変、ぐったり動かなくなり、
体をのけぞらせて、15日朝に亡くなりました。
《奇跡の3日間》でした。
④『むー』『もりこ』(白にキジブチ)、
『あお』『ひきこ』(白黒)
(4匹とも・生後4ヶ月・オス)
ボランティアのDさんが、職場の倉庫の中に居た野良猫の子猫を保護。
生後3ヵ月を過ぎたので、猫エイズ・白血病検査と
6種混合ワクチンを接種しました。25920円。
⑤『くろ』(黒猫・年齢不明・オス)
津波被害が甚大だった女川町の高台に逃げ延びた猫達が、
エサをもらって命をつないでいます。
避妊・去勢は施したのですが、
猫が集まる所なのでケンカによる負傷が時々あります。
右前足に大きな傷を負い、舐めて悪化させ、
腫れ上がって付けなくなり、
ビッコを引いているので、ケンカに負けていると連絡がありました。
17日捕獲して、麻酔下で排膿、外科処置。
入院させて、1日おきに包帯交換して、
傷の手入れをしています。15720円。
⑥『アギト』(白猫・年齢不明・オス)
ボランティアのNさんより
「以前から気になっていた野良猫をやっと保護できた。
ヨダレを垂らし、毛は抜け、皮膚はただれて、
ケンカの傷が化膿して腫れている。食欲はあるが、下痢が続く」
と連絡がありました。
24日に診察を受け、外傷と口内炎・歯肉炎、下痢の治療を開始。
ノミ・ダニの駆虫薬を点け、皮膚の変化を観ることにしました。
12100円。
⑦『ネネ』(三毛・4歳位・メス)
津波被害が大きく、人口が減った北上町に住む老人から電話で
「エサを与えてきた野良猫が1週間ほど何も食べない。
妊娠中で、昨日死んだ子猫を2匹産み、
まだ大きいお腹のまま姿を消した」と相談があり、
翌9日、ボランティアのCさんが迎えに行ってくれました。
おばあさんは、猫は可愛がっていたようですが、
ゴミ屋敷に住んでいて、ちょっと任せるには不安な感じでした。
幸い猫は見つかり、クリニックに運ばれました。
病室にて、さらに1匹を死産。
レントゲン撮影で、まだ1匹がお腹に残っていました。
ひどい風邪を引いていたようです。
3日間入院して、検査や注射、点滴を受け、
11日には子宮・卵巣摘出手術(避妊手術)を受けました。59778円。
この後、10日間アニマルクラブで保護。
風邪と傷口が完治したことを確認して、
住み慣れた場所に送り届け、おばあさんに世話を続け、
今後は何かあったらすぐに相談するようにと話してきました。
⑧『ラジオ』 (キジトラ・12歳・メス)
アニマルクラブに収容されている猫。
胸にシコリがあることに気づき、摘出して病理検査に出しました。
外注検査代12150円。
検査結果を踏まえて、どこまで切除するかが決まります。
《9月分医療費合計…155698円(残金 0円)》
※今月も医療費の助成をしていただき、本当に助かりました。
流産して、危うく死にかけた『ネネ』も、
ケンカで大ケガした『くろ』も、
東日本大震災の津波被害を受けた町で、
老人に支えられて生き延びてきました。
その人達はエサは与えてくれますが、
それ以上のことはできないし、考えてもいません。
TNRを実施している山でも、エサを与えているおばあさんの家に
『猫のいない地区を増やす会会長』を名乗る人から、
「餌やりは絶対禁止。
猫が見えない、声が聞こえない、健全で衛生的な山にしましょう」
という手紙が投函されました。書いた人も老人だと思われます。
どうしたら、今そこで生きている命を守り、
この先を考え、有効な対策をどのように担って、
動物たちを護っていけるのか…と、
いつも頭を悩ませています。
助けるためには、愛と勇気だけでは足らず、
医療があってこそ、成果が上がります。
本当にありがとうございました。
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アニマルクラブ石巻さん、
今まで丁寧なご報告ありがとうございました。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
それでは。
引き続き、財団で署名活動を続けます。
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