エジプトあれこれ

このタイトル、ポルトガル旅行の締め記事 に合わせてみました。

本当は“エジプトdeびっくり”ぐらいにしたかったのですが。


k.m.p.
エジプトがすきだから。
 
なかがわ みどり, ムラマツ エリコ
エジプトのききめ。 単行本
 
 
行く前に読んでたから、ある程度は覚悟できてたし。

 

でも、こういう光景見ちゃうと、やっぱりUPしちゃうよ~♪


 

MADE IN ITALYなのに   

なぜかDUSSELDORFな、遺跡の照明 in エジプト。



 

エスナの水門 で近くの倉庫に描かれた絵を見たダンナー

          ↓

  「高橋陽一先生もここに来たんだな...」


いや、来てないって!

(来た事があっても、絶対これは描いてないって)

 

高橋 陽一
キャプテン翼 (第1巻)

気づけば、上の2つ両方とも、見つけたのはダンナーだ。

彼もエジプトに対してツッコミを入れたかったんだねぇ。



◆車

本当に何でも乗っけてる。

ドナドナな子牛とか


もう絶対復活しないと思われるボロボロの自動車とか。 

(でも、どういう訳かタクシーとして復活して働いていたりする...。)


しかも子牛にしても、人にしても乗せられる限り多数。

まぁ、狭いワゴンに定員の倍以上、人がギュウギュウに乗っているのは

アブダビでもときどき見るし、オマーンやバーレーンでも見たのでアラブ圏では珍しくないんだろうけど、

これは割りとインパクトあった。

憧れのヤッターマン乗り。(しかも大人数) 


それから、エジプトおばちゃんとかって荷物を頭に載せて運んでるんだけど、

車もルーフの上にいろいろビックリするものや量を乗せてることが多かった。

でも、こっちも車内から発見する一瞬の光景だから、

なかなか写真に収められないんだよなぁ。


 

 

◆食べ物

さすが観光地、ラマダン中でもレストランや飲み物の苦労はありませんでした。

ちゃんと営業してるじゃん。アルコールだって出るじゃん。

イスラム国なのに、ステラ、サッカラ、ルクソール、マイスター...自国ビールがあるとは。

なかなかいけます。ワインは薄いんだけどね。

 

フレッシュジュースが豊富で嬉しかった~♪

特に、カルカデ(ハイビスカス)ジュースとマンゴージュースにはまってました。
大好きなフレッシュマンゴージュース、アブダビにもよくあるけど、エジプトのは更に美味しい。
ドロッとした濃いかたまりを飲んでいる感じ。
マンゴー好きにはたまりませーん。


あと、トマトも甘くて味が濃くて美味しかった♪

普段なかなか食べたがらないボーズも食べてました。

 
基本的に西洋料理は当たりハズレが大きいので、期待しない方がいいかも。

クルーズ船の料理はどれも美味しかったけど、普通に世界各国でみかけるホテルのレストランでさえ

「ちょっとこれは違う...」と固まってしまうことがありました。

パスタはベタベタ...アルデンテって何?!って感じ。

エジプト料理はどれも美味しかった♪やっぱり現地のものが一番美味しいんだよね。

 

ということで、クルーズ船のレストランで「何かリクエストしたい料理はありますか?」と聞かれて

「やっぱりエジプトならではのものでしょう」と考え、「ハト料理!」と答えた私は残酷女。


ミックスグリルにプラスしてくれました。 

左から、ラムチョップ、メインの中のメイン・ハト、チキン、ほとんど見えないけどビーフ。

ごめんなさい、食べきれませんでした...。

でも、特別オーダーした甲斐あって、ハトはとってもジューシーで一番美味しかった。

 

  そして翌日もハト(今度は詰め焼き)が出た...。

いや、聞いてたんですけどね、翌日出るという詰め物よりもシンプルな焼鳥が食べたかったのよ。

私がいけないのよ。


 


 

◆クルーズ


これまで船に泊まったのなんて、竹芝桟橋-八丈島間と、

アイルランド-英国間の2回だけで、どれも1泊。

しかも、前者は雑魚寝。


比べては失礼というものだけど、規模や設備が素晴らしいのはもちろん

クルーズスタッフがホスピタリティーに溢れていて素晴らしかったです。

常にこちらの様子を気にかけてくれ、子供にも配慮してくれてたし。 

 

見て見て!タオルがアヒルやコブラの形になってるんだよ。  
エジプトの人はなかなか器用らしく、レストランのナプキンでも
丸焼きチキンやファルーカやワニを作ってボーズを楽しませてくれました。

 

ゲストは少なかったんだけど、今後この船のよさがもっと広まって船内イベントも盛り上がり、

スタッフの人たちが更に活躍できるといいなぁ。


 

◆スーク


ただでさえ活気あるエジプトの中でも、一番にぎやかで濃ゆ~い場所。

 

店先を通り過ぎる我々が、日本人だと認識するやいなや

あちこちから呼びかけの声が...


  「みるだけタダ~!」 ・・・ 普通はそうだよ。

  「おしん!」 ・・・ 私の名前ではありません、数年前に流行ったそうです。

  「バザールでござーる!」 ・・・ たしかにここはそうだ。でも古い、惜しい!

  「やまもとやま~!」 ・・・ なんか一番おかしかった。なぜに山本山?!

 

楽しいだけではないんです。

ボレるようならボッてやろうと、虎視眈々と待ち構えている人達もいて...。

 
それは、アスワンのスークでミネラルウォーターを買おうとしていたときのこと。
大きいボトル2E£を交渉後1E£にしてくれたので払おうと

ダンナーがお金を取り出したところ、なぜか「50pt札2枚で払うといい」と指定。

そして手元から勝手に抜き取ろうとした、しかも50pt札ではなく、50E£札を!!

 
ウチはダンナーがそういう事には目をピッカリコン光らせているので
「なに100E£取ろうとしてるんだ!」と怒って取り返したけど、
でも、絶対気付かないで50pt×2だと思い込むままの人もいるはず...。(そう、私とか。)
結局何店か回って2E£が適正価格だと分かったんだけど、
それを1E£と言ってひっかけてまで、100E£手に入れようとするもんなのね...。
この手口を使おうとした人が2、3人居たもんだから、気が抜けません、エジプト商人さん。

 

でも、基本的にはイヤな思いをすることは余りありませんでした。

この方が居てくれたから... 


  

◆ ガイドさん


とっても日本語が上手で、子供好きで、明るく楽しいエジプト女性、ヘバさん。

彼女(と旅行会社)のお蔭で、不安に思っていたバクシーシの嵐や

イミグレの混雑などに煩わされることもなく、快適に旅行ができました。


ラマダン中の滞在としてはラッキーなことに、キリスト教(コプト教)信者さんだったので

一日中気を遣ったり不便な思いをすることもなくフレキシブルに対応してもらえたし。

レストランの変更など、こちらの急で勝手なお願いにも

快く御家族の協力まで求めて応えてくれて。


はきはき分かりやすい説明のお蔭で、

ローマやギリシアの遺跡の素晴らしさが霞んじゃうんじゃないかと思うほど、

「エジプトの遺跡すごーい!」と遺跡好き夫婦、感動しちゃいました。

かと思うと、我々がフォロー出来ない位スゴイいたずらっ子武勇伝をもっていたり...。


ボーズはいつもヘバさんの部屋番号をチェックしていて(忍び込むのか?)、

家族だけのときは「ヘバさんは?」と聞いてました。

いっぱい可愛がってもらってよかったね。

 

どうもありがとう!     (右頬にキスマークをもらったボーズ)



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朝5時台。

まだ朝もやの中、ホテルから窓の外を眺めてみれば
今日もナイルが見えるよ...って、もう観光バスも走ってんじゃん!早っ!



ぼくも負けずに観光バスに乗るよ~。

(すっかりもう9時半だけど。)

 

ずっとミニバンだったのに、なぜか3人連れ家族にもこんな大型観光バス。
ボーズ大喜びで、珍しく写真撮影を要求してきました。

どこでも座りたい放題!憧れのこの席にも座れちゃうよ。

 

 


まずは、考古学博物館へ。
ここも王家の谷の内部同様、写真撮影禁止なので、残念ながら写真はありませ~ん。

是非とも御覧頂き、判定を仰ぎたいものがあったのに...。


それはミイラ室を見学していた時のこと。
(ボーズはまだそんなによく分かってないのでミイラも怖がりません。)
髪の毛や歯まで残っているミイラを見ながらその技術に感心し、
古代ファラオの切望した死後の世界の理想と現実に思いをはせていると、
突然ボーズが「ノンノンの寝ているお顔に似ているねぇ」と呟いた!
そこに横たわっていたのはアメンホテプ2世。

 

な、何てことを言うんだボーズ、
確かにノンノンは150cm未満で小柄だから小顔だし、
口を開けて寝ている時も多々あるかもしれないが、
相手は身長180cm以上もあったらしいし...ってそんな問題じゃないか。
とにかく失礼だよっ!!
(...どっちに?)


という訳で、アメンホテプ2世の御尊顔を拝する機会がありましたら、
見比べてみてください。

ツタンカーメンの部屋(って徹子じゃないんだから)も見ました。
船にもあった (本物じゃ無いって)黄金の玉座やカーの立像、数々の服飾品、
そして勿論、黄金のマスクも!
ボーズもマスクに魅入られたらしく、何回も見たがりました。
しかもかぶりつきで。混んでるのに。


カイロ在住だった方のお薦めレストランでランチの後は、
オールドカイロ地区へ向かいます。

 

  道中、車窓から。

 
UAEより1日遅れですが前日からイードが始まったので 
街は人で溢れかえり大賑わい。

 

この車の荷台も賑わい過ぎ。    

父ちゃん落ちないで~。


 

  お、なんかギャーギャーやってるぞ。

   ↑

乗車拒否されたのか、乗合バスの運転手さんと喧嘩してる人たち。
よくある光景らしい。なんか物を投げつけたりしてるんですけど...。

 

 
ボーズはこの旅ですっかり仲良くなったガイドさんと  

楽しく遊んでもらってます。


ここがカイロ発祥の地・オールドカイロ地区ですよ~。

 

バビロン要塞を利用した壁の内側は、 

半地下になっていて、カイロの喧騒が嘘のよう。

入り組んだ路地のそこここにコプト教の教会や修道院があるけれど、

みな目立たぬような外観。...それは全て迫害を避けるため。

我らの知ってるカイロとはちょっと違うノスタルジックな雰囲気を持つこの街は

コプト教徒の心の拠り所なのです。



と言いつつ、まず訪れたのはコプト教会ではなくユダヤ教会(シナゴーグ)。えへへあははうふふ。

ここが一番早く閉まるからね。

 

ベン・エズラ・シナゴーグと言います。

8世紀のシナゴーグが破壊された後、

同名のラビが12世紀初めに再建したのでその名を冠しているのですが、

これがあったから、この地にこだわったらしい。

     ↓

  え、ボク?


ブッブー、違います。

ボーズの後ろに見えるのは井戸の跡。

ナイル川に流されたモーゼが王女に拾われたのがここだという言い伝えがあるんだって。

その後、19世紀の修復時にゲニザ文書が発見されたことで有名らしいです。




次は、聖セルギウス教会(アブ・サルガ)。

聖家族がエジプトに逃れてきた時、

この教会の中にある地下道に身を隠していたということだけど、

現在地下は水浸しになっているので、木の柵から覗くのがせいいっぱい。

 
 

聖家族もこんなにエジプトを旅したんだねぇ。 

我ら俗家族と比べてはならないが。

 

  
さて、場所を変えて

 

  これはローマ時代のバビロン塔の跡です。



この塔の間と椰子を基礎として建てられたのが、  

エル・ムアッラカ教会。別名・ハンギングチャーチとも。


 
  足元は一部ガラスで、透けてみえるよ。

 


天井は、ノアの箱舟を意識して作ってあるそうな。 





 ボーズもお疲れでとうとう寝ちゃいました。

 

 

あとは、空港に向かうのみだよ。  

初日に訪れたモスク も小高い丘の上から見送ってくれました。



  いよいよガイドさんとも、さよならです。

 

 

ずっと一緒だったもの、お別れはつらいね。

でも、彼女のお蔭でとっても楽しくためになるエジプト旅行でした。

ありがとう!

 


 

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デンデラ


*オープニング曲*


♪でんでらりゅーば でられるばってん でんでられんけん でーてこんけん... 


ウソよん。

でも、幼少時は意味が分からず、外国の歌かと思って歌っていました。



さぁ、歌っている間に(?)デンデラに着きましたよぉ!

約2時間ボーズも眠っていたので今度はご機嫌♪



  ここも屋根があるぅ~!!(それが最初の感想かいっ!)

 ↑

柱頭には、すべてハトホル神の顔(牝牛の耳を持つ女性)がついています。
例によって、キリスト教会時代に顔は破壊されてしまっているけれど。



  下に放置されてるハトホルちゃん達。  



この神殿で有名なのが、クレオパトラのレリーフ。 

左の女性がクレオパトラだそうな。

右にいるのが、シーザーとの間の息子・シーザリオン(プトレマイオス16世)とも。

いいや、右はシーザーで、

2人の間の膝丈の小さな子(写真をクリック拡大すると見えるかな?)がシーザリオンとも。


いやいや、シーザリオンはさらに右の、  

向き合っている半分の背丈の人物だとも。

本物は誰だっ?!...って、クレオパトラが分かればいいか。

因みに一番右は、イシス神だそうです。



 あとは、この黄道帯円盤図。本物はルーブルに(涙)。




こういう天体図もありますよ。

天井の、美しい青い色の着いたレリーフ。  

船に乗っているのは、古代エジプトの星座とその神らしい。



この神殿はプトレマイオス朝時代に建てられたと言われているけれど、

実はそれ以前、古代ファラオによって作られた神殿が下に埋もれているそうな。

 

 右下・クッキーみたいな形のが埋もれてる柱頭だって。




愛と母性と音楽・技芸の女神、ハトホル神は大変人気があり沢山の奇跡を起こしたので

力を使い果たしてしまうこともある。

そんな時にはアムン・ラー神の太陽の力を蓄えに、屋根の無い屋上へのぼったのだ!




神像を屋上まで運ぶ神官たちの姿が  

階段の壁にずーっと描かれております。

なんか一緒に上ってる気分。


  ここで、太陽パワーを充電しましたぁ!


ボーズも充電したのか元気元気!  



屋上壁面にも、階段に沿ってこんなレリーフがあったよ。

おさない、かけない、しゃべらない  


皆さん、守れてます。(当たり前)

...と、“おかしの約束”@避難訓練を思い起こさせます。いや、上ってるけど。



上のあとは、下へ。


ガイドだか管理人だかのおじちゃんにバクシーシを渡して、

地下室の鍵を開けてもらいました。

狭く暗い中、謎の壁画たちが迎えてくれた。


 ←実は、右の女性もクレオパトラと言われてる



ホルス神の尾っぽをつかんでます。  

実は、ボーズの背後の壁画はオーパーツ(時代的・地理的に有り得ないもの)の1つだそうな。


当時存在しないはずの電球らしきものが描いてあるというのです。


  ←電球に見えるかな?(ヘビがフィラメントらしい)



おじちゃんはこんなのも教えてくれました。

天空の女神、ヌト神 。 

立位体前屈みたいな格好をして、   ←ちょっと硬い?

口と股のところに太陽があるのが、分かるでしょうか?

古代エジプトの人々は太陽の動きを、毎日彼女が生み出し(日の出)

夕方には飲み込む(日没)もの、と捉えていたようです。



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アビドス

今日はルクソールからちょっと遠出してみます。

 

1997年の武装テロ襲撃事件以来、観光業に大打撃を受けたエジプトでは、

テロリスト対策として、観光客は個人・団体を問わず、

警察車両とコンボイを組んで移動しなければなりません。




本格的な装備     & “撮ってくれ”スマイル


 
こんな武装車両を前後中間に配し、一列になって進むのですが、

こわいよ、一般道(というか一般よりボコボコだよ)を時速100kmで進んでゆくよ~。



他の交通を規制してひたすら驀進し、

交差点では必ずライフル銃を構えた人が両脇に護衛として立っており、

 

  こんな検問所もあり...(右下黒いのは、車内アクセサリーです)



田舎道では子供らに手を振られ...    (←乗せすぎだって)


ちょっとVIP気分♪ (=大いなる勘違い)


  

「ボーズ様いってらっしゃいませ!」 

 ←てか、空也上人像 みたい...(しかも、頬っぺ蚊に喰われてるし)



笑い事でなく(って不謹慎なのは私だけか)、

普通に平和に移動出来る日が一日も早く来て欲しいものです。




やってきたのは、オシリス神 の聖地・アビドス。



セティ1世葬祭殿。    屋根があって良かったぁ~。



保存状態の良さでも有名な神殿で、   

こんな感じのキレイな壁画やレリーフが残っています。 



 ポンペイ好きのMIMOちゃんに捧ぐ(私の作品ぢゃないが)




ここは、セティ1世が建て始めたものの、彼の死後そのまま放置され、

跡を継いだ息子のラムセス2世が完成させた神殿。



2人並んだ壁画が随所に見られます。



王名表。     

左にセティ1世、右にラムセス2世。

初代から王の名のカルトゥーシュ が彼らのレリーフの右にズラリと列挙されています。

でも、異端の王イクナートンとハトシェプスト女王の名は入っていないんだって。

“父から教えてもらった古代からの王の名をこの巻物に記す”とかいうような内容の文が

ラムセスの上のヒエログリフに書いてあるそうです。


  “父から教えてもらったビデオカメラの持ち方はこうです”

 


エジプトの古代ファラオ父子というより、    

テキサスのカウボーイ父子という感じではないだろうか?

セティ1世、投げ縄で牛を捕まえようとしているし。

でも、読んだ小説にも、ラムセスが父王に聖なる牡牛と対峙させられる場面があったので

なんかウレシイ。

 


普通は、1つしかないはずの(コム・オンボは2つの神のため2つあるけど)至聖所が

7つあるのも、大きな特徴です。

アムン・ラー神、オシリス神、イシス神、ホルス神、ラー・ホルアクティ神、プタハ神、

そして神格化されたセティ1世のための7部屋。


と、こんなに見所いっぱいなのに、この日はボーズが疲れて眠くてグズグズ。 

途中車の中で半端に寝てしまったのもよくなかったみたい。

 

私達が壁画を見ている間、柱で休んでいたら... 

エジプト人少年達に囲まれて、見世物になっていました。


 


葬祭殿すぐ脇に位置するのは、オシレイオン。 

ナイル川から引き込まれた水がたまっています。


  抹茶味 (ウソ)



言い伝えでは、ここにオシリス神のバラバラにされた頭部が埋められたそうな。



この日はまさに長丁場!

次の訪問地・デンデラは、別記事で!


ルクソール西岸

お、何だかツタンカーメンみたいだぞ。 

実はここはホテルの階段踊り場。

本物があったところにいってきまーす!



...という訳で、船をチェックアウトし(ジョージありがとう!)、王家の谷に来ました。

 

  ...の割には速攻王墓から出てきたかのような我ら。


だって、中では撮影禁止なんだもーん。

見るのはちゃんと見ましたよ。

お墓の中では、ツタンカーメン王が棺に入って眠っていました。

周りの壁画も色鮮やかにキレイに残っていました。

でも、副葬品はほとんど、カイロの考古学博物館にあるんだよね。



チケットは、現在公開中の王墓の中から自由に3つ選んで見ていい、というものらしく

ラムセス9世(ガイドさんが壁画説明のプリントを用意していてくれた)、

ラムセス3世(壁画が美しく、ほとんどのガイドブックで勧められている)、

メルエンプタハ(ラムセス2世の息子で、小説にも出てきた)

のお墓を選んで見ました。



なぜか眼光鋭いボーズ。    お墓の見張り番?




その後は、ハトシェプスト女王葬祭殿へ。

  う~ん、壮大にして優美。


3階のテラスから振り返れば、   

緑豊かな畑と青く広がる空の広がるパノラマが見えます。

1997年の襲撃事件によって多数の犠牲者が出た場所でもある。

平和と冥福を祈らずにはいられません。


オシリス神の姿をしたハトシェプスト女王。 

この他にも男性の姿をとって表されているのですが、確かに、顔立ちは女性らしく優しい感じ。

女ながらに王を名乗るため、次期王の継子トトメス3世を押さえつけいろいろ画策したというから

強面の女性を想像していたのですが...。

死後、復讐として(?)トトメス3世は彼女の姿や名前の部分を破壊しつくした、というけど仕方ないか。

あぁ、でももっとレリーフでもそのお顔を見てみたかったです。



王妃の谷のネフェルタリの墓とかも見たかったんだけど、ボーズがもたない。

てか、我々夫婦もお疲れ気味。

外は陽射しをさえぎる影が何も無いし、王墓の中は蒸し暑いんだもーん。

時にはボーズも抱え、長い通路を扇子だけで過ごすのは無理ィ~!!



で、今日からはルクソール市内のホテル にチェックインしたのですが、

部屋からプールが見えたので、早速泳ぎに行ったのでした。

 

 後ろには、ナイル川も西岸も見えるよ~!!


ぷはぁ~っ!!     生き返ったぁ~!! 

ルクソール東岸

朝6時過ぎ、船はエスナまで北上。


ここでは水門を通過します。  
ポルトガルの時 とは逆で、高い水位のところから低い場所へ。
エジプトの操縦士さんも、見事な腕前でした。

 

 

ねぎらいに(←何様?!)    
見学させてもらいに操縦室を訪れる我ら。 
操縦士さんは、この道30余年と、20年のベテランさんです。

いろいろな計器を説明してもらってるとき、
「時速14kmで進んでるところです」と耳にするやいなや、
「ゴードンは時速100kmも出せるんだよ。」と急に張り合うボーズ。

操縦士と言うより機関士の味方っぽい発言をしておきながら、
ナイルクルーズ上最年少の操縦士さんにしてもらいました。


  「私が“船頭ジョージ”です。」

 

 

 

お昼前にルクソールに着き、今日は東岸へ。
古代テーベに栄えた2つの神殿を見学します。


まずは、カルナック神殿。  

 

 
  ラムセス2世(タケゾー)&愛妻ネフェルタリ(ボーズ)。


 
いつでもどこでも砂遊びを始める人。 
遺跡見ないで、下ばかり見てます。

 

  オベリスクのようにスクスク育ってくださいね。


 
このスカラベ(ケペク神)の周りを反時計回りに7周すると、  
幸せになれるそうな。

数え間違えていなければよいが。


 

ルクソール神殿へは、日が暮れてから。  



  あ、チケットの写真と同じだねぇ。


この神殿が砂に埋もれていたとき、上に建てられたモスク。  
どこまで埋もれてたか分かる?窓に見える所が昔は入り口でした。
ちょうど日没のアザーンが流れてきました。

 


ライトアップされて神秘的です。  



  デカ頭同士。



ツタンカーメン夫妻の子供?  

 

船に戻ってからはピアノマンになってました。 

コム・オンボ


出航まで時間があるので、朝のアスワン市場を散策しよう。



  パン屋さんや


お肉屋さん(ハラルで解体中?)、 
みな忙しく働いていてなかなか活気があります。

 

 

午後になって出航した船は、コム・オンボへ。   

この神殿では、ハトホル神(ハヤブサ)とソベク神(ワニ)を祀っているんだよ。

二神を祀っていたので、神殿も二重構造になっていて珍しいんだって。

神体として飼っていたワニが、なんとミイラになって今も残っています。

 

  ちゃんと歯もあるよ。


ソベク神は医学も司っていたので、こんなレリーフも。   
向かって左は、当時のお産の様子。椅子に座っての座産だったのね。
真ん中は、医療器具。
ノコギリやピンセット、天秤、牛の角で出来た分銅、カッピング、
ハサミ、スポンジ、スプーンなどが彫ってあります。分かるかな?
右には、薬の配合・分量などが記されてます。すごぉ~。


 

こんなのもあるよ。

  ↓

  古代のカレンダー。

 
1年=365日なんだけど、30日の月が12と、5日の月が1つの13ヶ月だったそうな。
季節は春夏秋冬ではなく、ナイル川を基準にした、
種まき期、氾濫期、収穫期の3つだったそうです。
写真右側の3人の女神が季節を表してるんだって。
左側には、日にちとその日の供物、供物提供者の名前の頭文字が刻まれています。



ボーズも熱心に耳を傾けてガイドさんの説明を聞いているよ 
...と思いきや、
耳じゃなくて体を傾けてる、   しかも前に傾けすぎだって!
ちっともじっとしていません。


後ろの捕虜のレリーフ  

(1人ずつ下に名前が刻まれている!)のように、
腕をふんじばってしまおうかいっ!



船に戻ってからは、デッキで夕陽を眺めて、

イフタールならぬアフタヌーンティーを楽しんだボーズでした。



アスワン

フィラエ島のイシス神殿へボートで行くよ! 

 


         
おぉ、エジプトらしい(今は無きアフリカ館@豊島園にありそうな)遺跡が見えてきた。

レリーフが素晴らしい。

  

 ←ボーズもなんだかしっくりなじんでいます。 

 


でも、キリスト教会として使用されていた時代に、 
一部その美しい姿が削り取られてしまいました(写真向かって左の壁)。
偶像崇拝を否定するためだって。結構こういう遺跡が多いです。

向かって右の壁には、先端が末広がりになったコプト十字が。


  コプト文字も彫られているよ。


ボーズの向かって右上、  

縦のギザギザはナイルメーター。
ナイル川氾濫期の水位を確認して収穫を予想し、税を決めていたんだって。

 

 


島から戻り、ここは、昔の石切り場。  
超ロングスライダーに挑戦するわけではありません。
製作中にヒビが入ってしまったため放置された、切りかけのオベリスクです。
無数の木の楔を並べてそれぞれ深く打ち込み、
水を含ませ膨張させることで石を切断したらしい。
ちゃんとその楔跡もたくさん残っていて、古代に思いを馳せずにいられませんでした。



 空とナイルの青、砂漠の茶色...


ナイル川に浮かぶ小船・ファルーカに乗ってみよう! 
夕暮れ時は日差しも和らぎ、風も出て気持ちいい~♪


ヌビア人船頭さんと一緒に歌ったり踊ったり...
手作りクラフト=お土産も見せてもらいました。


    

 
エジプトらしさを微塵も感じさせない木彫りのアヒルを買おうとするボーズを慌てて止め、
スカラベに誘導。でも、これってフンコロガシだよね...。



そして、今日からお船に泊まりま~す!
...って、ファルーカにじゃないよ。


一ヶ月前に完成したばかりの  

Sonesta St.George さんです。 
ルクソールまで3泊4日のナイルクルーズ、よろしく頼んだぞジョージ!

 

このジョージさんがなかなかの豪華客船で、
煌めくシャンデリアや電動制御のバスルーム(使いこなせん)やデッキプールに
ちょっとビビリながら乗船する我らであった。


  へたり込むボーズさん 

 

ジャグジー&プール好き    

アブ・シンベル

夜中にチェックアウトして朝一番でアブ・シンベルへ。

 

  飛行機の中で夜明けを迎えました。



ここがアブ・シンベルの大神殿と...  



 小神殿!! (でも、ボーズに比べりゃ大きい)



『太陽の王ラムセス』全5巻を読破しエジプト熱を高めてきた我らとしては、
絶対はずせないポイントですぞ。

クリスチャン ジャック, Christian Jacq, 鳥取 絹子, 吉村 作治
太陽の王ラムセス〈1〉



ボーズも、「アブ・シンベルとクララベル は似てるねぇ」と
彼なりに盛り上がって(?)います。




その後はアスワンに移動。
ガイドさん曰く“エジプトで一番さらさらした砂の場所”で、 
案の定砂まみれになって走り回り、去りたがらないボーズ。


アスワンハイダムからナイル川に身を投げようとして(?) 
母に止められるボーズ。



 お昼は、ヌビア料理レストランで。


おなじみの前菜+アラブパン以外に、
刻んだ揚げパスタを混ぜたご飯や
川魚をトマトと玉ねぎで煮込んだ壺煮料理を頂きました。


ボーズもご満悦のこの笑顔! 



今日泊まるホテル は、ナイル川に浮かぶエレファンティネ島の上にあるので、
ボートで向かいます。


途中、アガサ・クリスティの小説の舞台になったオールドカタラクト・ホテル を背景にパチリ!
 
 でも、恐ろしい事件は起こらないでおくれ~。

アガサ クリスティー, Agatha Christie, 加島 祥造
ナイルに死す
ジェネオン エンタテインメント
ナイル殺人事件

こちらをご覧ください、  

大きな石がたくさんありま~す!


  ピラミッドに来ましたよ~。


1日に300人が中に入ることが出来て、
薄暗くて狭い通廊をのぼっていくんだけど、
ボーズは小さいから屈まなくていいのであった。


左から、クフ王・カフラー王・メンカウラー王のピラミッド。 



スフィンクスは、 

噂どおりちゃんとKFCを見つめていました。


  この方向だと、カメラ目線だね。


 


太陽の船です。  

発見された古代のものを復元。
亡くなったファラオが天空を渡るのに使うものらしい。
ダンナーは、下の通路を渡っているねぇ。


ガイドのヘバさんと何処に行くか相談しています。 
(って、本当はもう着いてるんだけど。)


じゃじゃーん! 
午後はファラオ村 で~す!名前から察するに、エジプト版・日光江戸村?!

見るからに怪しい看板...。どうしても訪れずにはいられません。

 

そこの遊覧船待合室では、さらに怪しい水槽発見! 
ダイバーが底に沈んだまま浮上しません。

     ↓

  ばぁばさん、ダイビング極意を教えてあげてください。



ここでは、パピルスの生い茂る川辺を  
船に乗って古代エジプトの生活の様子を見ることができるんです。



モーゼ出生のエピソードとか、    


農作業の様子とか、

昔の漁師さんが魚を獲っているところとか  

(ちゃんと網に魚の模型がかかっていて、得意そうな漁師さん

...てか、貼りつけてあるよ、その魚!)、


ミイラを作っているところとか...  


でも、ディズニーランドみたいに機械のアトラクションじゃなくて
人海戦術でエジプト人スタッフが演じてくれているので、
通り過ぎた後、もう一度振り向いて見てみれば...


  すっかり素に戻ってホッと一息ついているねぇ。

 
それに気づいて慌ててまた演じ始めたり、
手を振ったりしてるところが結構笑えました。

 

真ん中の島に上陸すると、各地の有名な神殿や王墓や昔の家を案内してもらえます。


ボーズは、パン作りの様子に夢中でした。  



あ~、面白かった。
今日は、これぞエジプト!というものや、
ちょっとバチもんっぽいエジプトが楽しめたねぇ。

 

 

その日の夜、ボーズはなぜかある限りの枕を重ねて寝ようとしていました。

 
  それじゃあ寝てないよ、立ってるって!