2008年04月03日

しつこくて恐縮ですが、松本の本、amazonで予約できるようになりました

テーマ:ビジネス・経営

しつこくてすみません。とうとう発売日を明日に控え、『会計のルールはこの3つしかない 』のamazon登録が済み、ご注文いただけるようになりました。

(amazonのリンク先は石川さんの単著扱いになっていますが、訂正依頼中です。)


税理士で元和光市議の石川淳一さんとの共著です。

純然たる商業出版ですので売れないと次の本が出せません(笑。

応援のほどよろしくお願い申し上げます。


役に立つ本なのは間違いないです。

石川氏も私も、この国の行政改革は、ひとりでも多くの公務員がアカウンタビリティとか会計の機能や役割、複式簿記の仕組みを知ることでしか始まらないのではないか、と思っています。しかし、複式簿記の本質を素人がさらっと学ぶのに適した本がないのが現実です。

そこで、直感的に本質を理解していただくことを目指して、3つのルールを抽出しました。

3つのルールとは会計処理を二種類に分けること、費用配分、保守主義です。

実は会計の本質はほとんどここにあり、これさえ理解すれば会計のあるべき姿が見えてきます。

会計書や経営書の編集者として延々仕事をしてきました(15年近くなりました)が、そこで考えたこと、あるいは100人以上の学者や実務家と議論してきたことのエッセンスなども織り込みました。

会計本


なお、『自治体連続破綻の時代 (Yosensha Paperbacks) 』もまだまだよろしくお願い申し上げます。

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2006年04月19日

大病院の管理者は経営についてある程度勉強した方がいい~待たされながら考えたこと

テーマ:ビジネス・経営

ビジネスにかかわっている人々なら常識の経営手法にTOCというのがあります。

極端に単純化して言うなら、ボトルネック*の発見と撲滅をしましょうというものです。TOCでは「ボトルネックをこき使え」ということを言います。つまり、ボトルネックを有効に活用することを前提にしくみを設計するということです。組織はボトルネックの回転率を超えて仕事をすることはできなのです。

*ボトルネック:ビンの首。ビンには細くなっているところがあるため、中身は一気に出ない。転じて、生産性の一番弱い部分。


さて、今日はとある大病院に検査で行ったのですが、ここは明らかにしくみが間違っています。今日は午前中一杯待たされながら考えていました。

予約の方の手違いで上手く予約が入らず、結局今日の予約枠が一杯だったため、朝一番に受付をしてもらって待ったのですが、まず、私の順番は診療科では1番か2番くらいのはずなのに、全く順番が回ってきません。待つこと2時間半。

なぜなら、予約診療の方の合間に医師が(言葉は悪いですが)「適当に」予約外患者を入れるのです。つまり、医師が暇になったら見る、という設定なのです。(医師の空き時間を作らないことだけが極端に優先されており、患者を待たせては申し訳ないという気持はシステム上は一切見られません。患者は原料や在庫みたいなものです。患者を積み上げることは原料や在庫を積み上げることと同じです。患者の調整は原料・在庫調整と同じくらい大切です。この病院のしくみは原料や在庫を野積みにして手すきのときに処理するというやり方です。)

この病院が1人何分で予約を入れているのかは不明ですが、予約が一杯の場合、いつも医師がボトルネックになり、どんどん時間が押してくるのです(これはTOCでしばしば悪い例として出てくる納期を守れない会社と同じ)。これは、医師が無能なのでも看護婦がだめなのでもなく、単純に予約の入れすぎなのです。結果的に10時予約の患者を11時に診察するということになり、患者の不満はますます高まります。(結果的にクレームを言う患者がたくさん現れ、受付はクレーム処理にも煩わされる。原料や在庫を積み上げたり、納期が守れないとコストがかさむのです。)こういう場合、予約は控えめに少ない人数で入れ、あとは予約外にするだけでも随分効率化ができます。それでも予約外の患者が結果的に増えるわけですから、医師に空き時間はあまりできないでしょうし、また、万一空き時間ができれば医師はトイレ休憩が取れます。(今の当該病院の医師の労働実態はあまりに過酷です。午前中2時間半以上並んでいた間、見ていたのですがトイレにも行っていません。)

また、予約が集中する日、混雑する日というのがある程度わかるわけですから、そういう日をあらかじめ告知することも有効だと思います。

根本的には、慢性的な患者、不急の患者もたくさんいるのです。

ここまでがとりあえずできそうな改革案です。

さて、本当は、医師の数が根本的に足りないわけであり、ここの解決が必要です。また、今の医師の数と患者の数で病院の運営が収支均衡以上にならないなら、それはどこかを削ってでも医師を増やすべきです。(ボトルネックの生産力の向上。)

とにかく、医師が必死で診察しまくり、体を壊す。一方で患者がストレスをためる、という今のしくみは変えなければならないと思います。根性主義は生産力という観点からはマイナスです。一方でこれは古くて新しい課題でもあります。

こういう、「変えなければならないのに変わらない部分」の集合が今のどうしようもないこの社会(ボトルネックを放置する社会)なんだな、と痛感させられる半日でした。

一ついえるのは、とにかく自分のいる場所でこういうものに対して何らかのチャレンジをしていくべきなのだろうということ。私の場合は市役所です(役所にもボトルネックがたくさんあります)。

それにしても、疲れました。

今のままのしくみでは医師もその他の職員も、患者も幸せにはならない痛感しました。

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2006年04月02日

花見酒の結果は何もなくなるのではない~イマイチすっきりしなかった方のために

テーマ:ビジネス・経営

花の季節なので花見のネタを。

花見酒という落語があります。

花見酒は2人で互いに酒を買いつつお金が行ったり来たりして・・・という話でおもしろいのですが、オチがわかったようなわからないようなもやもやした気分になる人が多いようです。そこを一緒に考えてみましょう。

私なりの言葉でストーリーからご紹介します。

「春4月のある日、向島の桜が満開と聞いた幼馴染のAとBが花見に出かけようとしたが、2人ともカネがない。

そこで2人は酒屋で三升の酒を借り、それを花見の現場で売って花見の軍資金にしようとした。

一杯が十銭。

酒飲みの心は酒飲みが知る。

行けば売れると考えた2人だが、商売を始めようと考えた矢先、さんざん酒樽を担いで酒の香りをかいだBはもうダメ。

どうしても飲みたい、と「Aよ、一杯売ってくれ」と言い出す。

そして、十銭払って飲む。それを見ていたAも飲みたくなり、また十銭払うと一気飲み。

こうして交互に飲んでいるうちに酒は空っぽ。

そうこうするうちに客が来て「酒を売ってくれ」。

AとBが樽を見てみると、空っぽ。

A「売り切れだよ」。

客は帰っていく。

よし、儲かったかな、と財布を空にしてみると、出てきたのは十銭銀貨一枚。

品物は確かに三升売ったのに、なぜ売り上げがたった十銭?

それは、お互いの間を十銭が行ったり来たりしているうちに酒がなくなってしまったから。」

売り上げが立って、酒が消え、でも現金は十銭。これはどういうことなのか?

実は、簿記の考え方をすればなぜこの現状なのかがすっきり分かります。

出発点は、商売の財布とプライベートの財布は別ということです。

お互い買った酒は、実は売り物なんですよ。これをプライベートで飲んでしまうことを自家消費といいます。自家消費してしまうと、商品はなくなります。また、自家消費の対価を商売の財布に払わなかった場合、プライベートの財布に対し商売の財布は売掛金を計上します(貸しがある状態)。なぜなら、本当は売れるものを飲んでしまったからです。プライベートの自分に対して売った。プライベートの自分は買った、と考えます。


さて、自家消費のための資金はどうしたかというと、実は商売の財布から自分の財布に借りてきて払ったというように考えます。

つまり、AとBは自分の商売の財布からプライベートの財布にお金を貸しつつ酒を買いまくったわけです。

その結果どうなったかというと、AとBの商売の財布には売掛債権(貸し)が残ります。

また、プライベートの財布には酒代分について買掛債務(借り)が残ることになります。

要するに、2人のところには酒も金も残らないというように見えますが、実はそれだけではなく、商売の財布には債権が残り、プライベートの財布には債務が残るのです。

もともと商売の財布には酒があったのですが、酒の在庫はゼロに変化したんです。そして、酒の代わりに商売の財布には売上が立って債権が入ってきたということです。そして、商売の財布の財産の総額は変化していません

(プライベートの財布は酒を飲んだ分、マイナス。食事をして金を支払ったケースと同じ。そして、マイナス分が債務。)

花見酒の結果は何もなくなるのではないということがお分かりいただけましたか?

2人は花見酒をやってその分、債務を背負ったのです。なぜかオチではそこには触れませんが。

最初に2人は酒屋で酒を借りましたね。商売の財布で借りた酒ですが、彼らは飲むことでそれをプライベートの財布で背負ったわけです。

(商売の財布の債務の当然残っている。)


*念のため補足しますと、売上が十銭というのは嘘ですね。現金残高が十銭であり売上は別です。

経済学の先生の授業は感覚ではわかるのですが、ここは説明がありましたか?

追記:当初、商売の財布を2つに分けて説明したのですが、よく見ると落語の話では共同経営のようなので、そのように説明を修正しました。



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2006年02月04日

東横インに提案~バリアフリー対応施設のあるスイートルームを作ったら?

テーマ:ビジネス・経営

完全に妄想の世界ですが、東横インに提案したいと思います。

それは、せっかくバリアフリー対応の部屋を確保するなら、その部屋はスイートとかデラックスとかファミリーにし、普段は普通の人に少しお高く泊っていただいたらどうかということ。もちろん、障害者には普通の部屋の料金になるよう割引するんです。

どうしても広くならざるを得ない部屋、ユニットバスなど、少し付加価値をつければそういう活用法はないだろうか妄想するのです。

実は家族連れで旅すると、困るのがビジネスホテル。安いから活用したいのですが、4~5人家族でツイン2部屋というのは味気ないんです

バリアフリーの部屋に補助ベッドが入るようにすればそういう貸し方もできます。

また、最近多いリッチな年金暮らしのお年寄りにも好評間違いなし。

どんなもんでしょうか。

特に、今後最初から設計するホテルには専用設計ができますから、いい物が作れませんか?

いや、もうそんなことはやっているのかもしれませんが。

私がよく使うとあるビジネスホテルにはスイートが一部屋あり家族連れとしていつも狙っているのですが、人気があり、一回も取れません。値段も手ごろで15000円。

まあ、最上階にあり、本当に良い部屋らしいのですが。場所は秘密。絶対に今度こそそこに泊まりたいから。ちなみに、半年前に電話してもダメでした。

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2006年01月23日

投資事業組合についてざっくり一言~ざっくりしすぎてごめんなさい(最終追記1/25)

テーマ:ビジネス・経営

元ベンチャーキャピタルにいた身として投資事業組合が話題になっているので一言。(現在の法制については詳しくないので、法制のところは避けて書いています。)

ざっくり言って、投資事業組合(投資事業ファンド)とは投資家から期限付きの資金を集めてそれを多数の投資先の企業の株式等の買収に使い、企業の成長をサポート(この部分はファンド管理会社の仕事。これによりコンサルの報酬を取る)し、投資先企業の株式公開益(あるいは再上場益)などを組合に還流させ、そのあがりを投資家に還流するしくみです。(しくみは使う法的なスキームにより数種類ある。スキーム:器)

投資事業組合はファンドの管理会社とは別組織であり、その投資判断等においては管理会社からの独立が求められます。

また、投資家保護のために、管理会社の倒産リスクを組合に波及させないしくみ(倒産隔離)も大切です。

ファンドレイズする会社は組合の投資銘柄選定等に当たって組合員の利益を優先することが求められます。

さらに、投資事業組合に出資する組合員は有限責任(ファンド管理者は無限責任のケースが多い)であることが特色です。

ホリエモン=ライブドア疑惑が本当だとすると、ここをトンネルにして利益操作をする輩が出てきたことになり、投資事業組合は限られた大組織以外は運営できなくなりますね。

(なお、同様の特色は不動産投資ファンド(リート)にも存在します。

一時(ずいぶん以前の話です。今はないと思いますよ。)、ごく一部のリートが自社扱いの売れ残りの不動産をリートに買わせているのではないか、などという疑惑があり、私はリートの運用益には懐疑的だったのですが、現在はリートが膨らみ、首都圏の不動産バブルとなっています。

それにより、各リートはそこそこの運用益を上げているようですね。

私の危惧は今のところ外れています。私は心配性なのでしょうか。)

分かりやすそうな図をリンクしておきます。なお、私とこことは何の関係もありません。

九州ベンチャーパートナーズ

追記:現在の根拠法は投資事業有限責任組合契約に関する法律だそうです。そして、監督官庁は経済産業省。ここに規制の緩さに起因する今回の問題のキーがありそうです。まあ、私は規制緩和派ですが、この国では投資家保護は最優先課題の一つです。(1/25)

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