宮沢元首相の死去を論評するベストのブログ記事~池田信夫氏のサイトから
テーマ:自由の価値ジャーナリスティックなテーマを取り上げつつ、ジャーナリズムとは一線を画す論理的な洞察を加える池田信夫教授のブログ「IT & Economics 池田信夫 blog 」を愛読しています。(おススメblogです。)
池田氏のブログ記事「最後のケインジアン 」では、宮沢元首相の死去を機に、先進国で滅びたに等しいケインジアンがなぜ日本で生き残ったのかについて宮沢氏の脳みその中と絡めながら論評しており、ケインズ主義に未練のある人々にこそ、お読みいただきたいと感じました。(日本人の多くが過大評価している宇沢弘文博士についても言及があります。この事実は皆さんに知っていただきたいですね。)
また、このブログの特徴の1つはコメント者の素晴らしさです。池田氏がコメントについて厳しく精査しているために、コメント欄がまた、読ませるのです。
さて、ケインズ主義と宮沢元首相との関係についてはリンク先をご覧いただくとして、個人的に補足しますと、日本はいわゆる左翼が牛耳る経済学界が一体となって、自由主義思想を排除してきました。
過去に「ミーゼスの弟子、村田稔雄先生の講義を聴く 」などのエントリーでも多少触れていますが、マル経とケインズ主義の信奉者は手と手を取り合って自由主義の学究を叩き、排除し、冷遇してきました。まさに思想的なテロだと思っています。
また、これと併せて、日本人には根強い「良いエリート支配」待望論があり、それと社会主義・全体主義はなかば神話のような影響力を持ち続けていることにも注意が必要です。
しかし、現代の市場は従来の市場とは比較にならないほど機能面で洗練され、情報の偏在も大幅に是正されるなど、賢くなってきています。(富永健一教授のご子息で、TACの人気経済学講師だったりもした富永純一氏とじっくり語り合ったとき、彼も「市場が正しく機能しなかったいろいろな要因がITで解決されつつある」と非常明快に語っておられました。)
少なくとも、ソビエトの計画経済や日本の霞ヶ関官僚よりは現代の市場の方がはるかに賢いのです。
むしろ、この国に必要なのは市場が正常に機能するための不要な規制の排除(ディレギュレーションは「規制緩和」ではなく、「規制撤廃」。権限維持を狙う通産官僚が意図的に訳を捻じ曲げて国民を騙した)と、不正の厳罰、経済犯罪に対峙する、経済警察、IT警察の強化です(経済犯罪者やコムスンに代表される悪徳企業はこの国の政治権力中枢と強く結びついています)。
現在は「新自由主義」という言葉に変な色がつき、自由主義を語ることは「偏った人」というレッテルを貼られかねない状況です。自由主義と小泉主義を混同し、自由主義を貶める世論は、日本的社会主義体制の一翼を担うマスコミの最近達成した巨大な負の成果です。自由主義への誤解は不幸です。
宮沢氏の死去を機に、国民の意識がケインズの呪縛から脱出できることを祈りつつ、この記事はおしまいにします。








1 ■素人コメントなので、消されそうですが・・・
宮沢元首相は、亡くなられました。が、まだ、あの方の魂は、さまよい生きていると思われうる残像が、日々の社会の流れから、見えるようです。とにかく、マスコミが加担するのを、どうにかしないと、日本の社会主義的体制は、どうしようもない、と悲観しています。そう、私のような経済素人が、流されてしまうので。