2005年09月29日

ひきこもり、少子化、いじめの勉強会~恋愛社会のインパクト①

テーマ:教育

今日の午前中はJTR水曜ミーティング。今回残念ながら落選したある元代議士の秘書の方が敗戦の弁を。優秀な方だけに、永田町で活躍していただきたかったです。ある点では代議士以上に。

午後は、衆議院第一議員会館で勉強会があり、参加しました。

タイトルは「少子化の原因と対策~減り続ける日本の人口」。

講師はセラピスト、カウンセラーで私もいろいろと教えられ、啓発されている服部雄一 氏。

 

以下、お話の要点を。(私が同意見とは限りません)

 

「少子化の原因が正しく把握されていない。 だから少子化施策は的外れである(加筆:すべて的外れとは言っておられませんでした。)

 

①少子化の原因は心理的な要因

少子化の本当の原因は心理的な要因である。つまり、「結婚できない若者」「子供を持つ自信がもてない若者」が増えているため

なぜなら

人間関係の構築が出来ない、対人関係が怖いから。
その原因は

子供の頃に対人関係構築の訓練が出来ていないから。

恋愛の経験をつむ文化が日本では希薄だから(←お見合い社会だから)

昔は、お見合いで無理矢理結婚できていた。

しかし、今は欧米化が進み、個人対個人で恋愛して結婚する率が8(1967年は5)。比率は低下傾向が続いている。

恋愛結婚社会とは、動物や鳥のように求愛(クジャクの雄が羽根を広げて雌に求愛するのが典型)できないと子孫が残せない社会

そして、

欧米では、求愛は人の基本動作(欧米の男性は女性に優しい。また、欧米の女性は男性から誘われてもあまり構えない。これは、常に異性に愛情表現をし続けないと子孫が残せない、欧米社会にいれば自然に身につく)日本では、求愛にまつわるプロセスが貧困。欧米では両親の愛情表現を見て子供は家庭で学ぶが、日本の見合い結婚の家庭ではそれがない場合が多く、学べない。

 

日本人は基本的に人を怖がっている(対人関係を恐れている。つまり、嫌われるのが怖いなど、人間関係で異常に緊張する)

日本は従来、見合い結婚社会→努力しなくても見合い話があった。

現在は見合いの習慣が廃れている。従来は潜在的引きこもり(③参照)は結婚できていた(そして、多くの日本人が潜在的引きこもりだった)

 

②引きこもりの原因

引きこもりの原因は、対人関係が構築出来ないということにある。

対人関係は基本的に家庭・地域と学校で学ぶしかない。子供時代に学んでおくもので、大人になって突然やるのは難しい。

対人関係が構築出来ないから引きこもりになる

対人関係が構築出来ない原因は親の虐待やいじめ、冷え切った家庭に育ったことであるケースが多い。特にエリート層の家庭に多く、男子校、女子校、恋愛を禁じる共学校出身者に多い。大切な思春期に男女の会話の訓練をする機会を奪われている。

 

引きこもりは統計より多いと推測できる。

なぜなら、

引きこもりを隠す傾向があるため。

 

引きこもりの治療は早ければ早いほどいい(講師の経験上10年以上のひきこもりの治療は大変困難)

引きこもりは両親を憎む傾向がある。

引きこもりは見合い結婚の両親の子に多くなる傾向がある。

なぜなら、見合い結婚の家庭には男女のやり取りがほとんどないケースが多いから。

 

③潜在的引きこもり

対人関係で異常に緊張する。

しかし、

普段は会社などに来て快活に振舞う。

そして、

次第にストレスを溜めて行き、ストレスが飽和状態になると会社を退職する。

潜在的引きこもりは会社には来るが、恋愛結婚は難しい

膨大な数の潜在的引きこもりがいると推察されるが、統計はない。

 

④避けるべきこと

子供が連れてきた彼氏、彼女にケチをつけない(ケチがつくのは親子同居を前提に考えるから)。子供が萎縮し、親の顔色を見るようになる。自分の子供には恋愛能力があると喜ぶべき。

さまざまな子供の訴えかけを無視するのはダメ。顔色をうかがう子になる。多重人格を生む(23歳で既に親の顔色をうかがう子供がいる)

 

 

 

つづく

 

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コメント

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21 ■なるほど

と、思ってしまいました、中学生の時ひきこもりだった女です。初めて読ませて頂きました。
日本人が対人関係を上手く構築できないというのは、激しく同感するところです。
恋愛にしても、友情にしても「何も言わなくても伝わる関係」なんて、難しいのですから、何度もぶつかってみるべきなんでしょうね。
衝突を怖がるのが日本人なのでしょうけど、同調するだけでは駄目ですからね。

私は頭が悪いので、とても勉強になりました。
これからも読ませていただきます。

20 ■大川内麻里 さまコメントありがとうございます

結局、人間関係の構築できる人を作るには、子供の頃から人間関係を親が仕込む、無理なら、保育園や学校で仕込む、ということになるでしょうね。
ちなみに、服部先生は潜在的引きこもりは引きこもりが嫌いだとおっしゃっていました。まさに、大川内さんの「不登校にすらなれない」に重なります。

19 ■↑わたしの他ブログのひとつです(リンクURL)。

こんばんは、続けてこちらにも失礼いたします。大川内です。

①は疑念を抱きつつ拝読させていただき、開眼の思いであった部分もあったのですが、正直なところ、お見合いという文化と現代人の恋愛力・結婚力との相関に、ややしこりが残ります。もちろん、少子化=女性の社会進出と結びつける短絡的な考えより、理論として成立していると感じますが。

②は、まさに同感です。

③は「潜在的引きこもり」という層が、わたし自身が不登校などであったころに「一番の悲劇は“不登校にすらなれない子”だ」と思っていた層と重なり合う気がいたします。

……と、こうして見ていくと、④親のできることって、がくっとするくらい簡単で基本的なことなんですよね。でも、簡単で基本的なことを、そつなく行なうことほど難しいことはないんですよね。

またお勉強させてください!
今後ともよろしくお願いいたします。

18 ■酔いどれ天使さまコメントありがとうございます

TB歓迎です。TBのないブログは寂しいですからね。
今回の事件は実はさほど驚いていません。

17 ■TBお願い

よろしいでしょうか?

16 ■ハッチンさまコメントありがとうございます

服部さんの今回の話は恋愛中心だったんですが、心の交流の話もいつもは多いです。
日本人は酒飲まないと打ち解けない不思議な国民ですからね。

15 ■こういう視点もあるのか…

少子化と恋愛感情をくっつけてきましたか…確かに現在社会には恋愛と言う物をある種疎む風習がある気がします。「まだ恋愛なんて早すぎる!勉強をしろ!」等と言う事を、良く聞きます(幸いにも、ウチの両親はその辺りに理解がありましたが)。
まぁ、立場の違いがあるので意見には多少相違はありますが、概ね同感っす。俺の立場から言わせてもらえば、恋愛に限らず「心の交流」ってのが薄くなってきたんじゃないかな?とは思いますけどね。心の中ってのをお互いが見せようとしないって感じがします。

追伸:多分ひろゆきは2ちゃんねらが何らかの指針をだせば権力として動くかと思います。

長々と失礼しました。

14 ■tos-freedom-blog さまコメントありがとうございます

私も嫉妬するでしょうね。
ただ、親も子離れしなきゃならないということだと思います。
日本だと、特にそうらしいですね。
女性も男性に誘われると構える人が多いらしいです。
どっちも恋愛に向かない体質だから、晩婚化が極端なのだと思います。

13 ■そう言えば…

>④避けるべきこと

うちの子、男の子連れてきたことが無いんです。
根本的に無視してるように思えます。
でも、連れてきたら嫉妬しちゃいますね(笑)

12 ■ブラックさまコメントありがとうございます

地方自治体にカネがないですから。そして、民間は少子化で将来の経営上の不安があるから自分では投資したがりません。
また、公務員保育士を採用して定年までいると2.5億と言われます。
だから、公設民営が増えています。

11 ■おかにゃん さまコメントありがとうございます

子供の頃の経験が大切みたいですね。
恋愛ですが向こうでは、相手に声をかける頻度が高いため、断る技術なども洗練されているようですよ。
お互いが傷つかないようにさらっと断るそうです。(あなたには興味が持てないわ、などと)

10 ■日本人的視点 さまコメントありがとうございます

細かい話ですが、かなり根本的な日本文化の話でもあります。日本人男性が女性を大切に扱わない理由が恋愛という淘汰がないため、とはしゃれていると思いませんか。

子供がたくましく育っていたのはそこに子供同士の自由な遊び、ぶつかり合いの関係が濃密に存在したからだ、とも言っておられました。
子供時代にしっかり学ばないとだめなのは、貧困が洗脳されたテロリストを生むのと同じ構造ですね。

9 ■ハル さまコメントありがとうございます

私も気づいていませんでした。1月の勉強会で知りました。そのときは、カルト宗教の話や江戸時代の支配の話、学校のいじめの話が中心でそれもかなり興味深かったです。

8 ■遥さまコメントありがとうございます

そちらのブログにお返事しておきました。世間の常識はかなり怪しいものが多いです。

7 ■施設について

 子供を持つ多くの親は保育園(子供を預ける施設)がないと言っているのを聞きます。

 保育園って、すぐに創れる物ではないんですかね。

6 ■失恋は必要

こんばんは。
若い頃にしっかりと恋愛経験をして,かつ失敗(失恋)を繰り返せば,人はちゃんと成長するということですね。
やはり,人間,何事も挫折を経験して大きくなるのでしょう。
そう考えたとき,最近の学校教育は,「できるだけ失敗や挫折をさせない」という方針で行っているような気がしますが,むしろ「挫折や失敗を身をもって学ばせる」ということの方が親心ってものかな,という気がします。
ちなみに,蝶々の卵は越冬することで春に孵化しますが,これを温室に入れてしまうと,みんな死んでしまうそうです。
やはり,かなりの試練を乗り越えなければ生物は成長しないのですね。

5 ■かなり細かく

領域にわけた議論がなされているんだと思いました。
我々が小さな頃は、そこまで細かい議論があったとは思えない子育てであったと思います。
その分、たくましく「生きざるを得ない」というのも、子供が多かったからかと思ったりもします。
細かい配慮を大人がすることはいいのですが、子供の分別ではそれを理解できるには、少々難しいハードルだったりしますよね。

4 ■ひきこもりと恋愛ですか。

この二つが関係していたとは夢にも思いませんでした。

3 ■コメントありがとうございました

恥ずかしながら
ロビイストのこと
全然知りませんでした

他の国の政治の仕組みももっと勉強せねば^^

ありがとうございました

2 ■どんぐりんさまコメントありがとうございます

講師もおっしゃっている通り、教育がキーでしょうね。結婚させればいいわけではなく、子供を増やせばいいわけでもない、ということを思い知らされました。

コミュニケーション能力がない人間を大量生産している教育システムのひずみは、我々でも取り組めるのかな、と感じています。

1 ■うなずける

内容ですね。でも直接「政策」でどうするか?といった事は難しいですね。「世の中が安心して子どもを産める環境じゃない」というメッセージばかり発せられている世の中を大きく変えていくには、政治が重要な事ですが。

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