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京子のつぶやき

竹屋陶板浴社長

知らず知らず出来上がってくる自分の性格。
その性格や生き方が病気をつくっているというのだから怖いものである。川嶋朗著書『心もからだも「冷え」が万病のもと』の中で「病気になるには環境的要因、遺伝的要因が大きく作用していると思いますが、一定の環境にあるすべての人の体にがんが発生するわけではない。同じようなストレスを与えられても、受け流す人もいれば深刻に受けとめてしまう人もいる。がんになる人もいれば、ならない人もいる。ストレスをなくすには発想の転換が必要。どうしたらそのストレスを改善できるか考えて下さい」と書いてある。
 
お客様との会話でも、「随分頑張り屋さんだったんだな」と思っても本人はストレスと感じてない方もいます。しかし陶板浴を利用していくうちに心がときほぐされるのか「自分はこうだったんだ」と話し出してくれます。人間は心も気持ちも絶えず変化し、体の細胞も絶えず新しく作り変えられているのだろうと思うと、自分の体が愛おしくなります。
 
些細なことですが、私も最近、心と細胞の変化を感じることがありました。私はどうも玄米が苦手だったのですが、良く噛んで食べるようになると、白米より玄米の方が甘く美味しく感じ、玄米を食べたくなるのだから不思議です。
 
免疫学者の安保徹先生も『安保徹の免疫力を高める食べ方』で、凄いことを言っていました。「がんをはじめとする病気は『運』や『不運』でなるものではありません。体の正常な働きによって起こるものです」「病気は私たちの体を守ろうとして起きるとも言えます」と言うのです。さすが免疫学者の発言ですね。こうなったらもう病気に感謝するしかないですよね。この辺の話は安保先生がまた来年龍ヶ崎に来てくれるので、詳しく聞きたいところです。
 
最近新しい方々がまた来て下さっています。「どこで知りました」と聞くとほとんどの方が「知人から教えてもらった」とその方のお名前を嬉しそうに言ってくれます。私はその方とのつながりが「いい関係なんだな」と心が温かくなります。きっと人間は「自分にとって良かったと思うことは誰かに教えてあげたい」「こまった人に出会うと手助けしてあげたい」と本能的に思うのでしょうか。
 
我が家での経験もそうでした。会長(夫)が倒れた当初は他人の視線が怖く、気になりました。しかし、病気と分かってくれていると思うと温かい視線に見えるのが不思議です。こちらが心開けばみんな温かいんだといつも実感しています。
 
陶板浴内でも元気になった方がお客様に自分の体験を話してくれています。今回の健康セミナーでもそうでした。話す方も、聞く方もお互い元気になるような気がします。そんな時思います、私たちは多くの人とのつながりがある方が生き易いのだと。いい人との出会い、様々ないい物や本との出会いは、私にとっても最高の幸福感です。
 
今年も間もなく花粉症の季節になります。私も花粉症で辛い時期があったことを思い出します。陶板浴の体験で花粉症が気にならない快適な季節をお過ごし下さい。
お陰様で4周年記念を迎えることができました。

息のあったご夫婦のオカリナとギターや公民館で活動されている文化琴の演奏、若い人のベリーダンス、踊る人が楽しいフラダンス。レストランからコロッケ販売に転業される方や、家庭菜園の野菜や手作りケーキなどなどで賑わいました。抗酸化リバースについても学びました。ささやかな4周年の行事にもこれだけの人たちが応えて下さいました。

社会では誰がつくったのか不景気とか財政難とかで、生活が翻弄させられていますが、4周年記念で感じたことは、私たち一人ひとりのもつ智恵や力の素晴らしい可能性。人間の智恵や力はエネルギーに満ち足りている宝庫。この力を発揮すれば今の混沌とした社会も希望が見えてくるのではないだろうかと感じた一日でした。

お客様のお子さんで、小学6年から引きこもりだった子が30歳になり本を出版されました。
『なみのあいまにふねこいで』
題名も素敵ですが内容にもビックリ、人間の想像力は無限なのだと関心してしまいます(陶板浴の待合室においてあります)。私たちの頭が常識や固定概念にいかにとらわれていることかと気付きます。

そういえば会長(夫)も「今日の天気はいいな」と言う意味でしょう「今日の顔はいいな」と空を見上げていいました。なるほど面白いな、今日の会長は顔の表情も空の表情も一緒だったのです。人間の持つ可能性、自分の持つ可能性を周りの人たちと磨いていける場に竹屋陶板浴もなれたらと思います。

今回の癌交流会、癌の方々も勉強をしていることを感じました。病気になって医師任せではない人たちが多くなっているということです。そして自分がつくった病気は自分で治すという覚悟が見えてきたことです。この事ってすごいと思いました。病気を医師任せにすると、生き方まで他人任せになってくるように感じます。自分で治すという覚悟が決まると毎日の生活も張りがあり自分の人生を自分で切り開いていこうと前向きに明るく生きているように見えます。

前回の交流会では癌の方々にアンケートをお願いして、どんな治療をしているのか、今後どうするのかを聞いてみました。陶板浴を知る以前は9割の方々が抗癌剤・放射線をしていましたが、陶板浴に出会い、回数を重ねてきますと、抗癌剤や放射線だけの治療に疑問をもってきます。体力が落ち、身体を痛めつけるような治療は身体にいいのだろうか。このまま抗癌剤を続けて大丈夫なのだろうか。今回はその疑問に参加者の方々が回答をしてくれました。
癌は2年も3年も付き合う病気です。この間、心がゆれたり、寂しくなったりします。参加した方が、「心がスッキリした。なんとなく安心しました」といっていました。少しでもお役に立てたことが嬉しいです。

病気になったり思いがけないことが身に起きたりすると、早くその状態から抜け出し、今までの生活に戻りたいと願うのが人の常ですし、私もそうです。しかし足を止め、立ち止まると今起きているその場所からも違う世界が見えてくるのも発見してきました。焦らず、のんびりのんびり身に起きたことを楽しみながら生活できたらいいなと心から思えるようになりました。
会長がくも膜下出血で倒れ2年半が過ぎました。自分の人生の一時期。何が起きても人生を味わい楽しみながら生きていけたらいいなと思います。

長雨のあとのお天気が周りの景色を清清しく新鮮に写してくれています。毎日の生活でもたまには不足感を味わったほうが貴重にみえるのでしょうか。
新潟大学教授の安保徹さんと共に、自立神経免疫力の「福田・安保理論」を確立された一人、福田稔さんが執筆された『病気が治る人の免疫の法則』の本を、「病気になって治る人と治りづらい人がいるのだろうか」と思いながら読みました。

福田先生は、多忙な患者の治療から脳梗塞と狭心症になり、その後、重いうつ病にもなってしまいました。どんな人でも自分の限界を超え頑張ってしまうと体のほうで指令を発し、病気という形で体に現れるのでしょうか。うつ病の時は「何度か死にたい」と思いつめ、奥様(医師)は目を離せなかったそうです。
 
そのような状況を乗り越え、「自分自身がうつ病のどん底にいるときは、もはや自分に治る見込みはない、自分自身を治す免疫力など残っているはずはない。それでも落ちるところまで落ち、すべての欲も望みすらもすてたときに、フッと楽になり、初めていまあることに感謝する気持ちが芽生えた。解決の糸口をつかんでいった。底なし沼からでもはねかえるボールのように、免疫は私を健康にしてくれただから『体には治る力がある!』ということをどうか忘れないでほしい」と書いています。
壮絶な時間を過し体験してきた中で、現在の「日本自立神経免疫治療研究会理事長」としての医師の姿があるのでしょう。

私たちも、体に備わっている免疫力を信じ自分の体の声を聞けるような体にしておきたいものです。どんなつらい時でもホッとする時、心地良いなと感じる時、感謝の気持ちが芽生え、それが免疫力につながるのでしょうか。
 
私も、会長(夫)がくも膜下出血で一時心臓が停止し、心肺停止状態になった時のことを思い出してしまいました。生きている事の喜びと、周りからの励ましに何度感謝の気持ちを味わったかわかりません。それが体の免疫力を造っていってくれたのでしょうか。

陶板浴に通って来て下さる方々も入浴前と入浴後では、表情が違います。「気持ちよかった」と笑みがこぼれています。抗酸化空間の中での陶板浴、皆さんもきっと免疫力が上っていると思います。3月に行われた免疫学者の安保徹先生の講演を思い出します。「体を冷やしちゃだめだよ。病気はストレスから」の言葉が聞こえてきます。

最近では、斎藤真嗣先生の『体温を上げると健康になる』がベストセラーになるなど、免疫と体温の関係が広く知られるようになりました。「福田・安保理論」が広がれば益々健康になる方が増えるのではないかと思っています。
陶板浴スタッフ一同も健康と喜びのお手伝いができることの幸せを日々感じています。

11月は竹屋陶板浴の4周年記念の月です。「抗酸化の空間はなぜ体にいい環境なのか」などの講演会を準備しています。また皆さんの発表の場でもあります。皆さんと共に心も豊かになれるような、楽しい時間を過したいと考えています。
どうぞご意見もお寄せ下さい。そしてご参加下さい。