竹取物語の謎を「うら」読みで解く

かぐや姫は、なぜ竹から生まれて月に帰るのか?
かぐや姫、竹取翁…、名前は何を表すのか?
蓬莱の玉の枝、火鼠の皮衣…、宝物に隠された意味とは?

古典には、ときどき「うら」が隠されています。

本音が言えないとき、表はうまく書きながら、さりげなく秘密を潜めたりします。


隠し方は、けっこう常識的です。 わかる人には、わかってほしいのですから。


 例えば、竹と月が並べば、かぐや姫を連想できるでしょう。

そんなふうに、お互いに知っていることを使っています。


もしも、古代の人たちの常識を私たちが知らなかったら、通じません。

  千年前に、カボチャとガラスの靴と言っても ??? になるのと同じです。

古典の謎のいくつかは、案外それで解けるかもしれません。


ではご一緒に、「うら」読みの世界へ。

竹取物語の帝はかぐや姫に、「木草」につけても「歌」をつかわしていました。
「木」「草」「歌」といった一連の文字の組合せは、「柯」=「斧の柄」を暗示します。

斧の柄といえば、すぐに連想できることは、「爛柯」です。
=「楽しみに熱中して斧の柄がくさるほどまでに日月の経過を忘れること(『漢辞海』より)」

これは、漢籍の次の故事からきています。


王質という木こりが石室山に行くと、数人の童子が碁を打っていました。
王質はそれをしばらく見物していました。
気がつくと、斧の柄がぼろぼろになっており(爛)、里へ帰ると知っている人は誰もいなくなっていました。


浦島太郎のような話ですね。
これを竹取物語に当てはめると…

 お読みいただき、ありがとうございます。
 ぜひ、応援クリックお願いします
      
      
   にほんブログ村

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆  次回  ☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚* ☆

「斧の柄」と竹取物語。

参考文献:
 片桐洋一、他(校注・訳)
 『竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中物語 日本古典文学全集8』小学館、1972年。
 戸川芳郎(監修)佐藤進・濱口富士雄(編者)『全訳 漢辞海 第三版』三省堂、2011年。

イラスト:あおい

*:リンクあり

                   
   ペタしてね  
AD
いいね!した人  |  コメント(8)  |  リブログ(0)

AD

Amebaおすすめキーワード

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

ランキング

  • 総合
  • 新登場
  • 急上昇
  • トレンド

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。