竹取物語の謎を「うら」読みで解く

かぐや姫は、なぜ竹から生まれて月に帰るのか?
かぐや姫、竹取翁…、名前は何を表すのか?
蓬莱の玉の枝、火鼠の皮衣…、宝物に隠された意味とは?

古典には、ときどき「うら」が隠されています。

本音が言えないとき、表はうまく書きながら、さりげなく秘密を潜めたりします。


隠し方は、けっこう常識的です。 わかる人には、わかってほしいのですから。


 例えば、竹と月が並べば、かぐや姫を連想できるでしょう。

そんなふうに、お互いに知っていることを使っています。


もしも、古代の人たちの常識を私たちが知らなかったら、通じません。

  千年前に、カボチャとガラスの靴と言っても ??? になるのと同じです。

古典の謎のいくつかは、案外それで解けるかもしれません。


ではご一緒に、「うら」読みの世界へ。

「月を見るのは不吉」について、野口元大先生は、次のような解説もされています。

(日本神話に月に関する神話は極端に少ない)

『万葉集』になると、さすがに「月読壮子(つくよみをとこ)」「月人壮人(つきひとをとこ)」を詠んだものが七、八首見られるようになり、(中略)

それらはいずれの場合も「月人」は「壮人(をとこ)」であって、月と女性とが結びついた例は皆無なのである。

世界的にみても、月と女性とは極めて結びつきやすい関係であるはずなのに、それが遂に見られないのである。

 

そして逆に、平安朝になると、『竹取物語』中にも言われているように、女性にとって「月の顔見るは忌むこと」という禁制はしばしば見られる(中略)

死や血の穢れを忌む日本の古代観念のなかで、月は不浄の連想があまりにも強く、沈黙のうちに秘められるべきものだったのではなかったろうか。

<『竹取物語 新潮日本古典集成 第26回』より>

 

ここでは、「月の顔見るは忌むこと」と女性との関連が説かれています。

この点について、井之亀も思うところがあります。なぜなら…

 

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月を見るのは不吉? まだ続きます。

参考文献:
 片桐洋一、他(校注・訳)
 『竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中物語 日本古典文学全集8』小学館、1972年。

 野口元大(校訂)『竹取物語 新潮日本古典集成 第26回』新潮社、1979年。

 戸川芳郎(監修)佐藤進・濱口富士雄(編者)『全訳 漢辞海 第三版』三省堂、2011年。

イラスト:あおい

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