30 | 歩く雑誌・月刊中沢健のブログ

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1年振りで誕生日がやって来た。

普段は自分はあまり誕生日を意識しない、というよりも意識しないようにしているというのが正解なのかも知れないけど、今度の誕生日でついに自分も30代に突入なのかと思うと、今年は誕生日を数日前から結構意識してました。

これが20代ラストの○○になるんだなぁ、とかそんなことをいろいろ思ってみたりね。

20歳になる時にも強く思ったことだけど、10代から20代に変わることは、20代から30代に変わることは、やっぱり大きいことで、いつもの誕生日とはやっぱり意味合いが違うように感じちゃいます。

そんなわけで昨日(数時間前)までは、自分はさも20代であるかのように接しさせてもらっていたんですが、もうそういうわけにはいきません(数時間前に名刺交換させていただいた方にも年齢を聞かれたんだけど、しっかり29歳ですと答えておいた)。

今の僕から見れば20代前半の人が相当若く感じられるように、30歳なんてのも上の人から見ればまだまだ若いのかも知れないけど、そういう意味では自分は「14歳」くらいからは、自分がそんな大人な年齢になっていることに違和感を感じながら生きてきていた人なので(本当の意味で素直に自分の誕生日を大喜びしてたのはたぶん12歳くらいまでだ)、これからも自分の年齢と意識のギャップに驚き続けるのでしょう。


幸いにも20代の後半は今後につながるような大きな仕事にも恵まれ、30代もいいスタートが出来そうかなぁとは思っています。 世の中は不景気不景気言われて、実際自分も「今の状況じゃ実績のない人でこんな企画は出来ないよ」とか「5,6年前ならこの企画でもやれたかも知れないけどねぇ」なんてことはよく言われたもので、バブルの頃にデビューできた人達とかを羨ましく思う一方で、何だかんだ言って自分自身の状況だけを見つめてみれば、世間で言われている経済状況とは反比例するように収入も上がってきているし、夢も少しずつ確実に叶っていっているので、そういう意味じゃ30代はきっと20代よりも充実した10年になるに違いない、と僕にしては珍しくポジティブにそう思ってもいるのでした。

20代最後の日は、20代の間に出会えた一番の恩人だと思う安斎レオさんと一緒だったんですが、「中沢君は20代のうちに本当にいろいろ活躍できたと思うよ」と言われて、「まぁそうですね」と答えられて良かったです。

もちろんなかなか人生設計通りにはいかないんですが(もともと僕の設計には無理があり過ぎるのでしょうが)、30代は20代以上に活躍していきたいと思うし、そうなるだろうと思ってます。

しかし、こんなにも早く30歳になってしまうとは(僕の予想よりもだいぶ早い)、ほんとに早めに不死の秘密を解き明かさねばな……と、ここまで書いたところでこの日記の締めが前回更新した日記とほぼ同じことに気付く。

やはり30代になろうと、20代の頃と考えることはほとんど変わらないらしい。