「あの子のために、『今のうちに勉強だけはしておいた方がいい』
と口酸っぱく言っているのに、
子どもはいつになったらやる気スイッチが入るんだか。。。」
というケースでは、いつまで経ってもやる気スイッチは入らないままです。
(の可能性が非常に高いです)
親側としては、「とにかく、素直に言うことを聞いてほしい」という思いですが、
子ども側は、「とにかく、指示するのをすべてやめてほしい。
話をじっくり否定せずに聞いてほしい。」と思っています。
(という可能性が高いです)
親も山のように子どもに言い聞かせているはずなのですが、
子どもは一切言うことを聞きません。
しかし、子どもは、親は自分の言うことを聞いてくれていない、
と感じているのです。
このことは、内外の各種調査でしばしば指摘されています。
どうするべきでしょうか?
これまで以上に子どもに言い続けても、成果がないことは明らかです。
もし、なかなかうまく行ってないと感じるなら、
ひとまず、子どものことを一切否定せずに、子どものの話を聞いてみましょう。
そして、ひとまず、しばらく、それをすべて受け入れてみてはどうでしょうか。
『学校に行きたくない』、と子どもが言うなら、
しばらくは欠席でもいいのではないでしょうか。勉強なんて後からでも幾らでも
追いつくチャンスはあります。
『おれの話をとにかく、最後まで聞いてくれ。』と子どもが言うなら、
20分でも30分でも何時間でも、一切否定せずに、
「そうだね。そうだね。」と言いながら、聞いてみたらいいと思います。
子どもが訴えているのは、実は、自分を大事にしてほしいという
メッセージだと解釈してもいいと思います。
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