140字以上

長めの文章を書きます。


テーマ:

やっぱりむっちゃ面白かったM-1グランプリ2017の感想を書かせてください。

 

 

 

一度は終わったM-1も復活して今年で3回目ですが、何といっても復活してからの1回目2回目の面白さ最高さ、本当に復活してくれてありがとうの気持ちが絶えることなどないのですが、今年も無事開催していただき、改めて、心よりありがとうございます。

 

今年のレギュレーション、準決勝までは基本的な部分は同じで、ただ決勝が1組多い9組+敗者復活ということで、どう考えても結成15年以内に面白い漫才師が多すぎる現状では1枠でも増えるというのは大変喜ばしい限りです。ただ、ここに決勝新ルールとして導入された、例の『笑神籤(えみくじ)』に関しては、確かに「敗者復活圧倒的有利」を改善しようとしてくれる試みは素晴らしいですし多少なりとも効果は見込めると思いますが、ネタ順が影響を及ぼす問題点でいちばん厄介なのは「1番手圧倒的不利」の方で、まぁこれ自体はどうやっても解消できない(相対的に敗者復活を1番手にして優劣をつけるぐらいが精一杯で、本質的には解決しきれない)問題だとは思うものの、直前に順番が決まることの気持ちのコントロールの出来なさと対策の練れなさという1番手における新たなデメリットも生んでいる面もあり、あとはやはり『笑神籤(えみくじ)』といういかにも過ぎるネーミングが、ストレートにこれや!となって決まったのか敢えてのダサさを出してきたのか、いずれにせよ作家なのかスタッフなのかの主張溢れるドヤ感が見てとれて何ともな感じで、まぁ明らかな欠陥がない前提で後々イジれるようになればいいかなくらいに思うことにしました。結果的に今年は客席の温かさなんかもあったりして笑神籤による目に見えた弊害は特段なさそうでよかったです。

因みに終了後の打ち上げ配信で千鳥が「(自分たちが過去出たとき)決勝決まった直後に1番手引いてから本番までの間ずっと落ち込んでた」的な話をしてて、必ずしも出番直前に順番決まるのが悪いと思わない意見もあるようで、来年も継続するのか気になるところです。

 

あとは必ずしもとは言いにくいですが「後半の審査基準のブレ」というのも細かく見出すと何とも気になるところで、まぁそこは審査員審査である以上、特に復活初年度の全員王者みたいな賞レース史上最高の審査員を揃えない以上、言い出すとキリないし無粋になるので、今年は昨年より2人増えて、増えたところでだとしても取り敢えず人数は増えたので、1人のブレが大きく審査に響くこともないと信じて見守るしかない、という感じですね。

因みに敢えて顰蹙覚悟で言うと、僕は上沼恵美子は別にいてもいいと思ってます。今のところ推してるコンビがひどい目にあってないので割と楽観視できてる部分もありますが、女性で審査員できるクラスの地位にいて賛否どっちの視点でも見応えある振舞いできる人そう居ないので、いいんじゃないでしょうか。

 

えみちゃん別にいてもいい発言によってもうこの後の感想読んでもらえなくなったかもしれませんが、読んでくださる方、ありがとございます。書いていきます。

 

 

 

【敗者復活】

 

 

ランジャタイ

 

トップバッターがランジャタイという素敵すぎる出だしを飾ってくれて最高でした。何より今年のランジャタイは準々決勝が滅茶苦茶に面白くて、これを決勝で観たいと思わされました。

決勝行ったらほぼ間違いなく大荒れ必至でしょうけど、そんな未来を見たいです。

 

からし蓮根

 

面白いですよね。確か今年初準決勝敗者復活だったと思いますが、常連になってほしいくらい面白いです。

ツッコミが結構繰った感じですけど、この手のツッコミする人にありがちな“言うたった感”が出てないのが僕は好きで、ボケが「それを言うためのボケ」に感じられないのはいいですね。勿論ボケの感じもめちゃ面白です。

今後、上の世代が抜けたとき確実に活躍してくれると思うので楽しみです。

 

Aマッソ

 

順位こそ低めでしたが、フレーズのキレは勿論抜群で、Aマッソにしかできないお笑いをやってくれてて最高でした。村上さんがツッコミの漫才もいいですよね。

Aマッソも早く決勝で観たいですし、決勝で映えると信じてます。

 

東京ホテイソン

 

最近じゃこの言い方もあまり聞かなくなりましたが、今年の「麒麟枠」になり得ると思ってました。3回戦で初めて観て笑いまくったので。

初見のインパクトが凄すぎるが故、見過ぎると相当なツッコミのフレーズ、強い喩えがないと逆に印象薄くなるのは悲しいので、行くなら早くって感じですかね。充分面白かったですが。

 

アイロンヘッド

 

東京の準々決勝でいちばん面白かったくらいのネタでしたが、3分だと展開が詰まっててキツかったのかなという印象か些かあります。

準々決勝準決勝と4分で勝負してからの敗者復活でまた3分に戻されるのキツいですよね。地上波でやってくれることの弊害だとしたら何とも云えないです。

 

セルライトスパ

 

むっちゃ面白いし、オーソドックスな漫才コントなのにオーソドックスな面白さじゃない面白さあるの、むっちゃ凄いですね。

繰ったツッコミもシステムの独自性も特にないのに、クセのある面白さなの最高です。

A型Tシャツの日もあることを初めて知りました。

 

 

囲碁将棋

 

無茶苦茶面白いですし僕このネタ普通にむっちゃ好きです。着眼点が凄かったり設定・構造が面白い漫才をするコンビはやっぱり観ててワクワクするので大好きです。

囲碁将棋は毎年もの凄い漫才を仕上げてくる印象があって、それでいうと過去の作品には、少なくとも台本ベースでは決勝クラスのネタが何本もあるので、早く、何年も決勝で観ることを望んでるので、来年こそ、是非…

 

天竺鼠

 

めちゃくちゃ面白かった!最高でした。

天竺の漫才は例年こんな感じと言われればざっくりとはこんな感じなのかもしれませんが、それでも僕が過去観たことある天竺の漫才の中でも圧倒的な面白さありましたね。

勿論天竺なので川原なので見たことある使い回しのボケなんかもあるんですが、それでも最初のマイクもってくる件から、ひたすら数字繰り返すのとか谷折り線とかの後半で回収するのとか、いい意味で力入ってる感じがして最高すぎました。

今年は正直スーマラが行くしかないと思うレベルで肩入れして観てても、この天竺なら行ってもいいなと思えるくらい面白すぎましたね。

 

見取り図

 

見取り図もずっと決勝で観たいと思ってるコンビで、まずは初めてじゃなかったと思うけど久々に敗者復活まで来れたのが嬉しいですが、敗者復活観て、やっぱり無茶苦茶面白いし決勝で観たいなぁという思いが更に出てきましたね。

見取り図もツッコミの強さが際立ってますが、やはり言うたった感がないというかあんなにキレキレなツッコミをサラッと言ってのけるのがしゃべくりとして理想すぎますし、それでいて今年最高のキラーフレーズ「あたおか」をこれでもかと連発する強さももってて、結果今年は残念でしたが次に期待したい最高さでした。

因みに僕が昨年1年間観たお笑いでいちばん心に響いたツッコミが昨年のM-1準々決勝での見取り図の「乳龍やないか」です。観てない人はきっと探せばすぐ見つかりそうな気がするので観てください。

 

さらば青春の光

 

さらばも本当毎年、どんな漫才見せてくれるんだというワクワクに応えてくれるどえらい漫才をしてくれますが、今年も設定が面白くてめちゃ良でした。

言うてメタのネタですが、さらばらしい一筋縄では行かない面白さがあって凄いよかったです。まさかM-1の敗者復活でサンパチマイクを動かそうとするコンビが2組もいるとは。

後からこれが前日?くらいに下ろしたばっかりの新ネタだったことを知って、流石だなと感嘆しました。

 

スーパーマラドーナ

 

準決勝チケット取れず観られなかったので何で落ちたんやと思ってましたが、敗者復活観て、何で落ちたんやと思いましたね。

昨年一昨年の決勝で見せたような、後半実はこうだった的な伏線回収を軸にもってこないタイプの、近年のスーマラの中でもよりオーソドックスなネタだったと思いますが、それでも、全体の構成、掛け合い、後半の盛り上げ方、勿論内容の面白さ、総合的に見て圧倒的でしたね。最高。

絶対行くと確信し過ぎてて敢えて投票しませんでしたが、行ってほしかったのでぶっちぎりで復活してくれて嬉しかったです。

 

 

どうしてもキショいくらいにM-1オタクなので、敗けた組の感想も長々と書きたくなってしまいますが、決勝が無茶苦茶面白かったことの感想も早く長く言いたいので、特に早めに切り上げた感もないけどさっさと次に行きます。

 

 

 

【決勝1stラウンド】

 

 

ゆにばーす

 

素晴らしく面白かった!みんな言うてるから言うてまうけど最高の1組目でした。

男女コンビというのがどうしてもあるので、これまでは結構、ボケのはらちゃんがモテたいキレイになりたい的な、女であることを軸にネタをやってた印象ありますが、この決勝のネタ、男女コンビという前提はあっても決して男女的なボケに縛られない面白い漫才で、むっちゃよかったですね。

兎に角おもろかった例のシャワーシーン、やはり各所で絶賛されてるのを耳にしますね。ここにたっぷり間を取るの凄い大胆だなぁと思いますが、M-1で優勝することが最終目標の川瀬名人が考察を重ねた結果、あこではボケ数を稼ぐより時間を割いてでも確実に爆発させるものをもってくるべきという結論に至ったんだろうなと思うとアツいものがあります。

今年は準々決勝で観たタクシーのネタも全然男女的じゃなく無茶苦茶面白かったし、今後も決勝有力候補なので、M-1優勝したら引退すると豪語する名人の行く末含め、大注目ですね。

 

 

カミナリ

 

面白かった!カミナリは今年も面白い!

昨年のM-1からブレイクした今年、2度目の決勝で、確立した独自のスタイルがバレてるだけにコケてしまう可能性が低くない中、どついてツッコむスタイルはそのままに、細かい間の詰め方やボケの回収の仕方が確実にレベルアップしてて、めちゃ面白でしたね。

最終的に順位は低くなってしまって、本人らからしたら悔しいかもしれませんが全然悪い印象はないし、敗退コメントも面白最高でしたし、去年極端に低い点をつけた上沼恵美子も点数が高かったしよかったです。えみちゃんの何言うてんねんコメントもこの段階では穏やかに聞けました。

 

 

とろサーモン

 

当然無茶苦茶面白かったです。面白いの知ってたけど知ってるとおり面白くて最高でした。

一応ネタの本筋というか、タイトルになるのは「旅館の女将」ではあるんですが、そこに入るまでの導入部分もたっぷり使って「雨降ったら終わり」の大ボケを入れてきたり、終わりには「続行」「継続」でめちゃくちゃな感じにしたり、賞レースで4分の短い間にかなり自由なことしてて、でも全部大きい笑いに繋がってるというのが、過去ずっと準決勝止まりだったラストイヤーの実力者というのを存分に発揮してて、凄味を感じました。

でもそういう飛び道具的な笑いの獲り方だけじゃなくて、本筋のところでの、カマキリの寄生虫とか、内風呂に猿とか、そして「7匹増えました」とか、しっかり本筋のボケがもの凄い面白いというのがちゃんとあるから、ポロっと出る日馬富士とか希望の党とかの荒い笑いが悪い目立ち方してないし、決してスマートではないけれども、最初から最後までずっと面白い最高の4分間を見せてもらえました。この時点で点数が断トツになったもの最高でした。

 

 

スーパーマラドーナ

 

無茶苦茶面白かった!スーパーマラドーナが面白いのは本当に最高。

敗者復活勝ち上がりでこ日テレビでの通算2本目のネタ披露ということを意識してか、敗者復活とは違う、昨年一昨年の決勝1本目と同じタイプの強ネタでしたね。このタイプのネタは昨年決勝のエレベーターでの叙述トリックが凄すぎて、恐らくあれを超える裏切り要素はなかなか出ないんじゃないかとさえ思えるくらいだったんですがそれが3位に終わった前回だったので、こうなるともうもの凄い発明レベルの裏切りを最後に出してくるか、そういう構造に頼らない兎に角全ボケ面白すぎる漫才を作るしかないという状況の中で、兎に角合間のボケとツッコミで絶え間なく面白いのをポンポンと出し続ける凄いのをもってきてくれましたね。

本当にコンパを仕切る田中の行動1つ1つのボケが強いの揃えてきてて、最後の「オネエが男側にいた」という裏切り要素が決定打になるほどではなかったかもしれませんが、その直前の女側のヤバメンツが3連続で畳み掛けられるめちゃくちゃ面白いところが気持ちいいウケ方しててその流れで終わりまで走り抜けられたも良くて、流石でしたね。流石とか上からな感じ出てしまいましたが、こういうのは頭で分かってても実際決勝で跳ねるレベルのネタとして仕上げるのは絶対無茶苦茶難しいし、そこだけじゃなくてこれまでの一連ずっと面白い中でここに到達してるわけだから、面白すぎ凄すぎます。

 

僕は今年スーマラ優勝候補だと思ってて、実際三連単の予想も1位敗者復活にしてたので、気持ち的には最終決戦にすら進めなかったのは残念でならないのですが、スーマラは来年も出られるんですね。僕勝手に今年ラストイヤーだと思っててとろサとスーマラがラストイヤーでぶつかるとか…とか思ってたんですが、ラストイヤーは来年とのことで、来年ラストイヤーなの他にもまぁまぁいそうですけど、復活後のM-1で毎年こんだけ面白んだから、心おきなく来年大爆発してほしいですね。

 

 

かまいたち

 

KOCとの二連覇が注目されるというもの凄い状況の中、凄い面白かったですね。

かまいたちの漫才、漫才に限らずですけど、スタイルがあるようでないようでというか、いろんなパターンのネタがあって、良くも悪くも強烈なインパクト残りにくい気がこれまでしてて、そこに昨年今年とKOCで大活躍ということもあり僕の中で漫才のイメージがちょっと薄れてたんですけど、こうやって観るとやっぱりむっちゃ面白いですね。

基本ボケの方が自分なりの屁理屈を押し切ってくるという、大枠で捉えるとこのスタイルは既にある構図なので、そこそのものの凄さっていうのはそこまでかなとか思っちゃったりも最初の方しましたが、それでも、中身のボケだったり全体の流れの中のテンションのもっていき方だったりが凄い面白いし、後半の「卍」のところなんか、かまいたちらしい面白さが凄い出てたと思うし、勝ち切れる漫才というのはよくわからないけど、凄く面白い漫才でした。

 

始まるまでは、前評判とかいろいろ加味してもマジで二連覇ありそうかもと思ってましたが、結果スーマラと同率4位で、残念。KOCは優勝しても、M-1は今後も出てくれるんでしょうか。3回戦か準々決勝の心理テストのネタも凄い面白かったし、出れるまで出て二連覇狙ってほしいですね。

 

 

マヂカルラブリー

 

マヂラブむっちゃ面白かったですね~最高でしたんですがね~。

このネタ、残念ながら結果がこうであったように、順当にいけば、上位にはいけないタイプの漫才ではあるんですよね。それはもう僕は言いたくはないけど「ざっくりボケが1種類」みたいなネタをした時点で、よっぽどの大爆発か、価値観の大革命が起きない限り、仮にウケてそれなりの高評価を得られたとしても、手数重視という指標が、何となく感覚的な基準だったところから僕のイメージでは2007年くらいから明確化されてきて、確固たる審査基準になっている以上、点数に繋がって上位に行くことって本当に難しいんですよね。かつては千鳥やPOISON GIRL BANDといった大味の漫才師がM-1で舐めてきた苦汁を、今年のマヂラブも味わうことになってしまいました。昔、2009年のM-1決勝後のyahoo生配信、その年の敗者復活で負けた千鳥とポイズンがいて、その年の敗者復活が前年王者のNON STYLEで優勝がパンクブーブーという圧倒的手数の2組が勝つ結果となったのを振り返って、千鳥の方の大悟が自分らとポイズンの漫才を「太い丸太3本くらい客席に投げつけただけ」と表現して嘆いていたのを思い出します。なおその年の敗者復活での千鳥のネタが『蒸し穴子』でポイズンのネタが『モノマネ』でした。見事に木を切り倒しただけの太い丸太のみですね。めちゃくちゃ面白くて大好きな丸太ですが。

でも、確かに現状結果だけ見るとこうなってしまうことが多いんですけど、僕はこういう1種類のボケをひたすら被せて引っ張ってっていうの凄い大好きだし、被せる引っ張るという外枠を捉えて終わるんじゃなくて、その枠の中でいかに面白い見せ方をしようとしてるかっていうところにマヂラブ特有の面白さがあるから、決勝まで来れるくらいウケてるわけだし、理論的な話は置いといて、純粋に面白いのは面白いので、いろいろ言うてきたけどきっぱり「面白かった」と言いたいですね。面白かった!最高でした。

 

でも今こうして、決勝最下位になって、上沼恵美子にめちゃくちゃ言われた結果、逆に注目されてそれがまぁまぁ良い方に向いているというのは、今までにはなかった展開で、こういうこともあるんだっていう新しい可能性が見えてるのは凄く良いことですよね。そりゃM-1決勝まで来た以上ネタで評価された方がいいに決まってるし、「逆にオイシイ」みたいなのはM-1にそぐわないと僕は思ってるけど、結果マヂラブの知名度があがってまた来年いろんなところで、勿論もう1度M-1でも活躍してくれたら、最高なので、嬉しいです。

このときの上沼恵美子の一連、僕は全く何とも思わないけど途中の「上沼恵美籤でした」は完全に不必要なボケでしたね。折角ガチでヤバい感じが楽しかったのに。

 

 

さや香

 

むっちゃ面白かったですね。

3回戦の動画で観たときから何回も観たくなる面白さで何回も観たけど、それでも決勝で観て面白くてゲラゲラ笑って、実際ウケも凄いあって凄いよかったです。構成自体は結構シンプルな感じだったと思いますが、その分ボケのリアクションとかのオーバーさがめちゃくちゃ映えて、強引でも笑わずにはいられない面白さになってて、この形式での最良の見せ方だったんじゃないかなぁと思います。後からだからこそ言える分かった風なこと言うてまいますが。

まぁでも、お笑い好き、M-1好きの方は殆どそう思ったかと思いますが、チュートリアル感はどうしてもありますよね。こういうこと言うのは本当に野暮ですし、まだ誰も手をつけてない手法をやらなければいけないということは別にないし、実際面白かったので、その1点でもって評価を下げるべきではないという前提で、僕が思ったのは、チュートがM-1優勝した後、実はあんまりこのタイプの漫才出てきてないような気がして、寧ろそれが意外だなぁっていうことですね。例えば笑い飯がM-1に出てきてから、Wボケじゃなくても明らかに1つのシチュエーションでボケを畳み掛ける漫才が一気に主流になったりしてたし、それこそひと昔前の劇場のオーディションライブとかM-1の1~2回戦とか、いかにもNON STYLEみたいなのとか嫌というほどあったし、ちょっと男ウケ狙ってますみたいな感じで明らかに千鳥を意識した漫才してるコンビもおったし、どうしてもそういう成功事例のフォロワーはいっぱい出てくるけど、チュートのフォロワーみたいなのって案外見たことなくて、たぶん迂闊に手を出しにくい領域なのか、その次の年サンドが優勝してから一気に手数論に流れたのかは分からんけど、だから今、チュートも売れきって漫才とか滅多に観られなくなったところで、こういうチュートを匂わす雰囲気で来るのって実は結構新鮮なのかなって思ったりしました。もしかしたらリーダーはそういう意味で「ボケのキャラが新鮮」と言うたのかな。2005年のチュートに「バーベキューのHow toモノっていう設定は凄くオーソドックスなんだけど」と言うたリーダー。

 

 

ミキ

 

いや面白いですね。凄いですこれは。

正直今年の決勝メンバーの中でもいちばんベタな、オーソドックスな掛け合いをしてたと思うんですが、これでここまで笑かされるかっていう、その力は本物なんだなと改めて思いました。こういうツッコミが振り回される感じのネタって、従来というか、僕の中でのイメージでのM-1決勝レベルになると、もっと深いところでのやられっぷりみたいな想像を超えるところの展開があったりするのかなとか思ったりしちゃうところ、それこそノリツッコミみたいなのが多用されてたり、じっくり見ると浅めな感じのも結構あったように思うんですけど、それが全然気にならないし寧ろそういうなのを連発されて笑い続けさせられるのが心地よくて、ここまで振り切ることでベタが完成してて凄いなと思いました。

個人的にはミキは昨年の準決勝ではじめて生で観て「こんなおもろいんや」という驚きを1回経てて、その後昨年の敗者復活で2位になってて「こんな人気あるんや」という追加の驚きも上乗せしてたので、今年決勝来るのも全然不思議ではなかったんですけど、実際決勝観て、こんだけ凄かったらそら決勝来るわっていうのも改めて思いましたし、最終決戦進んだのも至極当然の結果だなぁと思いました。凄かったです。

 

 

和牛

 

凄く面白くて凄かったです。凄面白凄かった。

前半のボケが完全に後半の振りになってて回収していくという、ネタ時間4分の、漫才でやるにはめちゃくちゃ勇気の要る構成、しかもM-1という、短い時間にボケ数やパターンの多さを求められる大会において、こういう全体通して見てはじめて本来の完成形になるタイプの漫才を、完璧にやってのけたというのは、圧巻と言うほかないですし、そういう形式の凄さだけで終わらない内容の面白さ、むっちゃ凄かったです。

こういう後半で回収するという構成において、やっぱり重要なのは、その状況に乗っからないといけなくなったときのツッコミの演じ方で、その点、川西の役に徹した上でのツッコミの巧さ、昨年まででも充分わかってたことですが、それが存分に活きてて最高でした。あと、前半プランナー役としてボケてた水田が、後半は新郎役として状況説明役に変わるっていうのも、見せ方巧いなぁって感嘆させられましたね。前半の振りを回収するというのは、観てる側からすると最初の気づきの時点がピークにならざるを得ないという側面もあるように思って、どうしても「ってことは次のあのくだりが回収されるな」ってみんな感づくようになっていくと思うんですけど、そこに完全に初見になる役を用意して、その人が回収するボケに初見のリアクションをしてくれるので、単純な2回目にならないように見せているというのが、いいですよね。急に偉そうなこと言ってしまいましたが。

 

かなりの大作だし相当自信作だったんだろうなと思われますし、準決勝までで1回もかけてないネタらしいので、決勝の為にとっておいたんですかね。これだけ思い切ったことやって決められたらめちゃくちゃ気持ちいいんだろうなと素人ながらに感じました。大納得の1st1位通過です。

 

 

ジャルジャル

 

いや面白すぎる!最高の漫才を見させてもらいました。

ツッコミのワードが決められてるというところから、決まったツッコミをするゲームみたいになってて、ボケ側が望んでるツッコミを言い当てられたときの嬉しさ、後半で入れ替わる第2ステージ感、最初に聞いてたいつ出てくるかわからんヤツが終盤に出てきて対応できたときの気持ちよさ、ルールの絶妙さとテンポの良さが兎に角面白くて、でもそれは完全に2人の掛け合いであり間違いなく漫才で、松本人志が「あれ以上行き切ったら曲になっちゃう」と評したように(漫才を評価する上で最高の褒め言葉だと僕は思います)、漫才の極地というか、この方向だけがゴールというわけではないけど、でもそのひとつなのかも、と思いました。

でも、こういうこと言うてますけど、僕はこの漫才の凄いところを完全には捉えきれていないと自分で思ってまして、最初に観たときからめちゃくちゃ面白いと思ってめちゃくちゃ笑ったけど、少なくともそのときは頭で理解できてる面白さは一部の気がしてて、何回か観てるとここも凄いなぁとか勝手に分かった気になっていく部分もあるけど完全理解にはいってなくて、もしかしたらそういうレベルのものではないのかなぁとも思ったりします。少なくとも面白ポイントを全て明文化するのは無理というか、もっと凄い次元で、しかも本人らは感覚的に、“一番面白いお笑い”を作るために凄い要素をふんだんに盛り込んでるんだろうということが想像できるんですよね。審査コメントなんかでは後半もうひと展開あればとか言われてましたが、例えばここに途中で違った視点での分かりやすい笑い、何というか、このゲームをすることの意味みたいなのを説明してみたり何でこんなことさせられてるんだみたいなところの抵抗があったり、ここに来て僕が無粋に例みたいなのを挙げてしまってるのはマジで意味がわからないけど、普通の漫才なら合間にそういう見易くする為の保険みたいなのも入れてきそうで、そういう「普通に考えたらこう」っていうのよりも、優先する自分たちの笑いがあって、でもそれが邪魔して説明不足で見にくいということにはなってなくて、あくまでも保険を加えるのではなく自分らの精度を上げることで品質を高めてるというか、すみません捉えきれてない中で語ろうとしてしまってるのでこの段落特にずっと読みにくいままですけど、兎に角、最高の漫才だったということをこねくり回してでも言いたかったんだと思っといてください。

 

ジャルジャルの漫才、最初にM-1決勝来たときには完全にメタなことやってたのに、それが2015年のM-1決勝で完璧なしゃべくり漫才を披露して1st1位までとって、でも優勝できなくて、それで今年、より自分たちの面白さを直接的に出し切るかたちでとてつもない漫才をやってのけて、それでも「ジャルジャルならもうひと捻りあると思った」とか言われて6位で、結果だけ見れば浮かばれないかもしれませんが、めちゃくちゃ凄いことやってるのはテレビで全国に伝わってるはずなので、今でも充分支持されてると思いますけど、何とかなってほしいですし、今後とも面白いお笑いをいっぱい見せてほしいですね。

 

 

 

そして、1位和牛2位ミキ3位とろサーモンでの最終決戦。昨年に続き3組とも大阪吉本出身であるというのは、大阪吉本の若手を見てお笑いにハマった僕としては嬉しい限りです。しかも、base・5up・漫才劇場と、各々が各々の世代で形を変えつつ大阪のお笑いファンを楽しませてくれる劇場を支えてきた、支えているコンビが、今、M-1最終決戦で闘うというのは、なかなか感慨深いものがあります。

 

 

 

【最終決戦】

 

 

とろサーモン

 

2015年敗者復活2位までいった石焼き芋のネタですが、やっぱりむっちゃ面白いですね。

石焼き芋のネタ、というのでいうと、やっぱり普通に途中で急に宗教じみた演説になってデカい芋もった信者が立ってる感じとかが勿論面白いところなんですけど、今年の、もしかしたら近年はずっとそうだったのかもと思ってるけど、今とろサーモンの漫才は、最早ネタの台本の中身に関しては昔からずっと面白いのでそこがどうとかいうよりも圧倒的に、漫才のやり方というか、スタイルという軽い言葉では言い表せられない、久保田のボケのテンションであったり村田のツッコミの口調であったり、1本目でもやってたけど終わりになってからのしつこさもそうですし、そういう漫才の姿勢に2人の芸人としての生き様が滲み出ててサマになってて、佇まいからして最早王者の風格すら感じられる、堂々とした漫才をしている印象が、強く感じられましたね。ネタそのものが面白い前提で。

ラストイヤーというのが良い面で効いてきてる感じがずっとしてて、最高でした。

 

 

ミキ

 

2本目も凄いですね。こんだけ凄かったらどう観ても笑てまいますね。

たぶん観たことあるネタだったような気はするんですが、そんなん関係ないというか、設定がどんなものであっても問答無用で観客を引っかからせるような漫才ですねミキは。仮にちょっとした台詞とか聞き逃したとしても全然笑えるんじゃないかっていう、間の詰め方が凄くて、これが兄弟ならではの産物なんだとしたら、兄弟漫才そのものを見直さないといけないというか、それが完全にひとつのジャンルとして確立されるべき、もうされてるかもしれないけど、それくらい、凄いことをしている気がしますね。まだ若いと思いますし、これから常連になりそうですし、その前に優勝したらマジで凄いです。

 

 

和牛

 

1本目とは違った形式で、どちらかというと昨年の敗者復活とか一昨年の決勝みたいな、個人的には好きな和牛の感じだったのでむっちゃ面白かったですね。

屁理屈で論破してくるイヤなタイプのボケは相変わらず凄すぎて、それに対してあくまでも女将という役に完璧になりきってリアクションをとるツッコミ、完全にフィクションだし漫才なんですけど妙なリアリティがあって引き込まれて、無茶苦茶面白いです。1本目は壮大な伏線回収という感じで凄かったんですが、この2本目でも、ちょっと趣向は違うけど、客がもう1回予約を入れてデジャブ的にシチュエーションが繰り返されるというの、やっぱり面白かったですね。最終的に客がじゃらんの人で女将が頭を垂れるしかないという落とし方も面白くて好きな感じでした。

ただ、内容は申し分ないということはあるものの、単純に1本目と比べたとき、形式としては1本目の方が凄すぎたっていう印象は、拭い切れないものもあったかと思います正直なところ。1本目と2本目のバランスをどう取るかというのはどの賞レースにも共通して難しすぎる問題で、各年各回ごとに印象の捉えられ方が違っていてはっきりした正解、明確な審査の傾向はないと思われる中で、兎に角2本目は1本目より見劣りしちゃいけないしでも1本目が強くないと2本目披露すらできないしで、どっちをどうするっていう課題は永久なんですけど、今回の和牛の場合、もしかしたら1本目にやったウェディングプランナーを2本目に取っておこうとしてて、でもとろサーモンが1stで先に旅館の宿泊客と女将っていう設定のネタをやってしまったから、流石に1stで被るのはキツいと思って急遽入れ替えた、ということが、実際に和牛がどこかでそういうコメントを出してるのかは把握してないんですけど、マジでちょっとあったのかなって思ったりします。なかなか決勝で設定が被るって過去にもあんまりなかったことだから目立っちゃうと思うし、やっぱり漫才としての完成度では1本目が特に凄かったから、2本目も本当面白かったんですが、そんな不可抗力の可能性も、邪推してしまいますね。

 

 

 

結果はとろサーモン4票和牛3票でとろサーモンの優勝!審査員の中でもプレイヤーのイメージが強くあって比較的出場者側に近しい大吉礼二がとろサーモンに入れ、終わる前のM-1時代から審査員を務め、各方面から審査が注目される巨人師匠松本人志上沼恵美子が和牛に入れたというのも味わい深いですが、何より、とろサーモンが見事ラストイヤーで優勝したというのはとてもよい決着になったと思います。

 

今年のとろサーモン、ネタが面白いのは大前提でしっかりあるものの、ネタの随所にとろサーモンという芸人の面白さが溢れ出てて、これがいつかの優勝した大吉さんの言った“ニン”の要素が、M-1というより競技性の強い賞レースでテクニック論を超越してきたのかな、と、思いました。それっぽいこと言えてるでしょうか。

そんな中マジで関係ないこと言うんですけど、僕ドラマ版の『火花』が好きで観てて、とろサーモン村田が神谷さんの相方のツッコミの役で出演してて、その芸風というか、荒くれのボケに対する力強いツッコミというのがどことなくとろサーモンの感じに似た雰囲気を感じて、火花でのあほんだらは勝ててないけど、現実のとろサーモンは優勝して、本当よかったなぁと。

 

 

 

でもホンマに僕は嬉しいですね、とろサが優勝して。

似たようなこと何回も言うてますけど僕は完全にbaseよしもとを観てお笑いにハマったということもあり、baseに出てた芸人さんの活躍をテレビで観られるのは今でも凄い嬉しいですし、同時にM-1直撃世代でもありますので、麒麟笑い飯千鳥がbaseトップを張ってた時代を同じくしていたとろサーモンが今こうしてM-1決勝に出て結果を残したというのは、感慨深いものがあります。

 

M-1決勝後、スポンサーのサントリー提供の打ち上げ配信があり、決勝メンバーとMCの千鳥が居酒屋でストロングゼロ片手にトークするというなかなかのものだったんですが、自身のM-1決勝には良い思い出がない千鳥がMCということで、決勝最下位のマヂラブへの“経験者”としての絡みなどいろいろ見応えしかなかったんですが、とろサーモンとのトークは、完全に2組が同世代、久保田は大悟軍団ということもあり、その世代が好きな僕としては最高でしたね。村田が「スーパー千鳥パーティーやりましょう」と言ったり(スーパー千鳥パーティーは昔千鳥が大悟軍団でやってたライブで、毎回何故かみんな白塗りになって祭囃子みたいなBGMの中“蛇踊り”をするというとても言葉では説明しきれない本気の頭おかしいコーナーがありますマジでまたやってほしい)、「アジアンさんもTHE W決勝残ってはるし」「後は我々で中山功太を引っ張り上げよう」など、この世代ファンには堪らない発言が出まくってました。言うてとろサ自身それなりに知名度あるし、売れきっていないとはいえ一時に比べるとメディア露出も増えてきてる感じだったのでもう賞レースで結果出なくてもいいんじゃないかと決勝観るまではちょっと思ったりもしてましたが、優勝ってやっぱ誰にとってもめちゃくちゃデカいですし、こうやって実績あげて同世代に追いついてみんなで売れてっていう話が現実味を帯びてできるのは、それだけでもう夢が凄いありますね。

 

 

 

そういう感じで今年のM-1、個人的な思い入れもあり言うてまいますけど、綺麗な、夢のある結果を残してくれて、やはり最高の大会だったと思いたいです。毎回少し残る大会そのものの改善してくれたらっていうポイントも、たぶんまだあるような気もしますが今となっては全然気にならないレベルで、結果の良さが上回ってて、とても最高です。

 

そして来年への期待として、同世代という意味ではスーパーマラドーナ、来年ラストイヤーになるらしいので続いてくれたらという思いもありますし、連続2位の和牛も、こんだけ凄いことやってまだ優勝できひんのかと苦しい思いをしているでしょうが間違いなくいちばん優勝の近くに届いているので来年の活躍も期待しかないですし、他にも今年決勝で悔しい思いをした組、決勝に届くくらい面白くても届かなかった組、全組が望む結果になることは不可能でも、全体の幸福度が高くなるような内容を観させてもらえれば、これまでのM-1と同じくらいのものであれば申し分ないので、また素晴らしいM-1グランプリ2018を観させてもらえることを、引き続き楽しみにしています。M-1は毎年最高で本当に有り難い…

 

 

 

今年もよい気持ちでM-1の感想を書き終えられたので、このまま晴れやかな気持ちで、まだ観てなかった『女芸人No.1決定戦 THE W』決勝の録画を観ます。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

自分で言うのも何ですが、こう見えて僕は元来、人の顔を憶えるのが得意な方です。

 

基本1回ちゃんと対面すれば顔と名前は憶えるし、次その人をお見かけしたときに、その人が極端なイメージチェンジをしてたり何年も経って雰囲気が変わってたら難しいですが、そうでなければ以前に何処其処でお会いした人だと気づきますし、その人と通常会うようなシチュエーションじゃなさそうな、休日の街中や電車の中とかで見かけてもだいたい気づきます。

 

別に僕がめちゃくちゃコミュニケーションの達人というわけでもデキる営業マンというわけでもないので、寧ろコミュニケーションには激難ありですし仕事は根っからの事務職ですし、経験値的に得たスキルというわけではなく、単純に昔から暗記することが得意だったことの延長みたいなものなんですが、人の顔に関しては特に憶えるの苦手だという方もいらっしゃるような話を聞いたりすると、一応普通の社会人として何とかやっていこうとしている身としては、損はないなぁと思っています。

 

ただ、これは本当に僕のダメなところなんですが、昔から、恐らく思春期の延長で、人の顔をすぐ憶えてしまうことが恥ずかしいみたいな感覚をずっともっていて、実際、本当はその人の顔を憶えてるしその人だと気づいてるのに、憶えてない気づいてないフリをしてしまった、みたいなことが結構あります。

 

向こうが気づいてなければその場はそれでお互い接点なく終わるので実害はないのかもしれませんが、自分でも悪い意味でヤバいなと思うのは、向こうが気づいて話しかけてくれたりしたときでも、以前どこかでお会いしてましたっけ的なとぼけというかはっきりと嘘をかますことが実際あって、これに関しては人見知りとかで言い訳したらあかん人としてのダメさだなぁと後からもの凄く反省します。

反省するならそんなことするなよとは僕も思いますが、そのときは完全に無意識に、というのも完全に逃げなんですけど、不意にそうなってしまうことがあります。

 

 

わざと憶えてないフリをした中で特に申し訳ないことをしてしまったと未だに思い出し反省をすることがあって、大学4回生の夏休みに実家のお墓参りに行ったときの話なんですが、時期的にお盆ということで住職さんがウチの墓の前でお経を読んでくれることになり、そのお寺の住職さんと、その跡継ぎになる中学生の息子さんがお手伝いで出てきまして、ちょうどその数ヶ月前に僕は地元の中学に教育実習に行っててその息子さんのクラスでも授業をしたことがあったので、僕は憶えてたんですけど何と向こうも僕を憶えてくれてて、有り難いことに「先生」と言ってくれたんですが、そのとき僕は、自分が実習の3週間受け持ったクラスじゃない授業しただけのクラスの子を憶えてるのは気持ち悪くないか?と、完全に気持ち悪くないが正解の問いをモロ外しして気持ち悪いと判断し、先生と言われた照れと相まってあんまり憶えてないフリをしてやり過ごしてしまいました。

 

そのときはもう教員の立場で関わることがないからそれでいいと思ったんでしょうが、後から考えると何の意味もない嘘で最悪だったなと深く猛省しました。

 

 

そんなことを10年近く前に経験していながら、社会人になっても全然似たようなことをして最悪の上塗りをしてしまうこともあるんですが、徐々に身も心も老けはじめるにつけ、そういうのに恥ずかしいとかはないし寧ろ人を憶えるのは全然良いことやから隠さずにいこうと、今更ながら意識的に改めようという頭になってきていまして、まだちょっと気を抜くとつい憶えてないフリをしてやり過ごそうとしてしまうので、がんばって改善していきたいという意思と戒めを込めて、こういうことを書き残すことにしました。

 

 

あと最近は普通に記憶力自体がそもそも衰えてきてるからその危機感みたいなのもあって、ここからはその危機を感じた話になるんですけど、今年の夏実家に帰省した際、平日昼間ということもあり家には母しかおらず、僕も特にすることがなかったので母と喋ってたのですが、だいたい実家での母親との会話のテーマといえば「世間のお騒がせニュース」と「今期のドラマ何面白い?」の二本柱になりまして、そのときも例に漏れず2017年上半期ニュースのおさらいをする流れになって、豊田議員の話題を受けて僕が「でもあっちの方もヤバいよな、あの、もう1人女性議員で、ワザと炎上する人、」と、上西小百合の話をしたかったのですが咄嗟に名前が出てこず、母も誰のことかわからず、僕も「浦和レッズに文句言ってた人」とか追加情報を出すのですが母親というのは得てしてJリーグに疎い生き物なので全然ヒントにならず、遂に僕が「あ~顔は浮かんでるのに名前が出てこおへん」と母親みたいなこと言ってしまって、母に「あんた私らみたいなこと言うな」と言われてしまって、これはもう記憶力あるとか言ってられへんなと痛感しました。老いは着実に訪れています。

 

 

最後のエピソードがこの話題に要ったかと言われれば何も言えませんが、とにかくこれからこういう衰えは増えていくと思われるので、わざと憶えてないフリなんて贅沢なことしてたらバチが当たるので、だからそういうのは積極的にやめていこうと思った次第です。

終わりです。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

さぁキングオブコント2017の感想を書きます。

 

 

 

最初から結論みたいなこと言いますけど、今年、むっちゃ面白かったというか、むっちゃよかったですね。

 

何というか、毎年面白いとは言うてるし今年が過去と比べても特に面白かった部分もあればそうでない部分もあるものの、今年はとにかく、終わった後の「よかったなぁ」という感覚が長く持続するくらい、満足度というか幸福度というか、そういうのがとても高くて、正直納得できない部分もゼロじゃないけど、そういうところを差し引いても、何というか、「嬉しい」結果になったなぁって思ってます。

 

それだけポジティブな感情で覆われた感想になっているのは、間違いなくにゃんこスターがいたからだなぁと思ってまして、内容については一応順番どおり書こうとしているので後で触れますが、終わって何日も経った今から考えても、今年の決勝のメンバーはとてもよい選ばれ方だったのかなと思います。

 

今年のKOCは、準決勝で全組ネタ2本審査という大きいレギュレーション変更があって、これまでのようにめちゃくちゃ強いネタ1本だけで準決勝を勝ち上がることはできない、というタテツケの中、言うと実質2回準決勝を勝ち上がった10組なので、勿論最高でないわけないのですが、必ずしも決勝終わってからもそう思えるとは限らないので、準決勝2回通してよかったんだと思います。

 因みに準決勝でいうと、僕は1日目のみ観に行ってたのですが、1日目だけで決勝メンバー選ぶとすると恐らく、一発勝負が故の違った結果が出てたと思うので、そういうのも含めて、出場してる芸人さんからしたら大変なことと思いますが、準決勝2本審査の意義はある程度あったのかなと、今のところは思ってます。

 

ただ、折角ネタ2本の出来の合算で審査するんだから、決勝も昔みたいに全組2本ネタやってその合計で競うように戻るんじゃないかと期待したので、決勝の審査方法が前年と同じだったのは、ちょっとだけ残念でしたね。

やっぱり昔に「決勝全組ネタ2本」という最高を知ってしまっているので、どうしてもそれを追い求めてしまいますし、今年は特にわざわざ放送枠が4時間取られてたし、期待したんですが、うち1時間はお馴染み事前番組で、また、どこに出しても恥ずかしくないけどもう波風も立たない過去名作を観ることになりましたね。

 

まぁ寧ろそういう、側の部分まで完璧なものを観させられたらきっと僕らは、え、そんなに非の打ちどころのない賞レースいいんですか?って逆に不安になってしまうと思うので、そういうのはもう気にしないです。わざわざ書いてしまってるあたり完全に気にしないようにはできてないんでしょうが。

 

 

すみませんいつも以上に前文が長くなる癖が出てしまってるので、強引に本題の感想に切り替えます。

 

 

 

【1stステージ】

 

 

わらふぢなるお

 

面白かったです。

分かりやすい設定の中での掛け合い、でも別に簡単なボケだけじゃないしっかりとした面白さと怖めのオチ、こういうとあまりよくない感じになってしまうけど、1組目でこういうネタは凄くいいですね。

このネタ、最近他のテレビとかで何度か見かけてたので恐らく結構な勝負ネタなんだと思うのですが、初めて観る人の多いテレビでも受け入れられやすい感じで、いいんでしょうね。

個人的には準決勝1日目で観た、恐らく2本目に用意してたネタがまたちょっと違うクセがあって面白かったりしたのですが、ここはもうずっといつ決勝行ってもおかしくない状態での今年初決勝で、1回決勝出て終わりというコンビじゃないと思うので、来年以降楽しみです。

 

 

ジャングルポケット

 

凄く面白かったです。

既に売れてるジャンポケが、前年準優勝までいってもなおまだKOC挑戦してること自体凄いのに、今年も面白くて、らしさもあって、凄いネタ用意してきてるの、本当凄いです。

準決勝1日目でやってたので実際生で観てるのですが、わざわざ平日に準決勝観に来るようなガチのお笑いファン、正直ジャンポケよりもっと新しいところを決勝で観たいと思ってるような客層でもトップクラスにウケてましたし、僕もウケましたし、「面白いコントをしている」という感じがとてもよかったです。

そういう意味では僕はもっと点数跳ねると思ったんで、結果最終進んだけどギリというのが意外で、流石に今年は設楽さん以外の審査員も冷静に、あまり点数バタつかせないようにうまく配分されてるのかな、と、この時点では思ったりしましたね。

 

 

かまいたち

 

無茶苦茶面白かった!

序盤に設定を明かすところの裏切りでいきなり面白く、「練習だった」という点の面白さだけで後はその練習の中身の細かいボケと演技の余力ですすめてもいけそうなくらいなのに、後半、「練習見つかったときの練習」ところからの第二段階のヤバさ、面白すぎて凄すぎました。告白される練習をしてるというリアルにいるかもしれないというイタい奴から、だんだん非現実的なヤバい奴であることが明らかになっていく過程、わかってからの滅茶苦茶なヤバさ、個人的にこのネタは完全に初見だったということもあり、最初から心掴まれたし後半ただただ笑いまくってました。最高でした。

見たことないスタンガンの使い方、ボケ単体では個人的に今大会でもトップクラスの面白さでした。あと終盤の至近距離で絶対に目が合ってるはずだけど一応まだ練習かマジかどっちやというときの高まってる感じ、厳密に練習なのかマジなのかは最早どっちでもいいくらい面白すぎました。

 

今年もかまいたちがむっちゃ面白くて、むっちゃ凄い。

 

 

アンガールズ

 

面白かったです。何というか、特異な面白さありましたね。

特異という言い方は合ってるかどうか、もっと適した表現がありそうなのにうまく当てはめられずすみませんが、何というか、このネタ、言ってしまうと凄くアンガールズらしいですよね。所謂賞レース的に面白いコントであるような、革新的な設定だったり見たことない展開だったり強烈なボケ・ツッコミのフレーズだったりじゃないところで、何か笑ってしまう、それは本人が地でもってる雰囲気や挙動の面白さによるものなんでしょうけど、それを存分に出すことで、ガチガチに精度高く作られた笑いと対等に勝負してるというのが、凄かったです。

そしてそんなことダラダラ言わなくても恐らく「アンガールズらしい」の一言で充分ニュアンス通じてたと思うんですけど、そういうところが知名度のあることのメリットで、そこも含めて、結果に繋がる、良い戦い方してはるなぁと、偉そうに思いました。

 

 

パーパー

 

むっちゃ面白かったんですけどね。結果残念ですね。

内容として、特別とんでもない何かがあるというわけではないにしても、兎に角男子生徒の方のほしのディスコのキショさがヤバくて、完全に僕自身のキショさは棚に上げて言うてますけど、でもそのヤバいキショさは、容姿や口調という外側の情報だけじゃなくて、台詞の言葉選びなど、内容としての面白さが伴ってて、お笑いとして完成されたキショさだと感じたので、凄い面白いネタだと思いました。

実際、このネタが準決勝で披露されているのを観てますけど、その日トップくらいウケてましたし、僕もむっちゃ笑いましたし、手叩いて笑ってる審査員もいたりしたくらい、ちゃんとした評価のもと決勝に来ているのは間違いないので、途中明らかなミスもありましたけど、惜しかったですね。

 

パーパー、昔それこそガクヅケとかを観にマセキのオーディションライブ行ったときに何回か観てましたが、最近特に、上述のキショさと面白さに磨きがかかっていて、すみません勝手に昔観たことあるというだけで上から目線になってまいましたが、兎に角、今めちゃくちゃ面白いコンビだと思うので、これからも面白く居続けてほしいです。

 

 

さらば青春の光

 

無茶苦茶面白かった!最高でした。

単なる店員のミスと思ったら実はそういう販促の手法だったという設定がまず無茶苦茶面白くて、この時点でさらばの良さが出た最高のコントなんですけど、そこからの展開、森田さんの頼んだ品がどんどん他のテーブルのライブ感に使われてめちゃくちゃ注文とれる2ndステージ、既に他のテーブル経由で届いただし巻きを“借りて”再度ライブ感に使われる3rdステージ、展開が飛躍すればするほど面白くなっていくって、めちゃくちゃ理想的ですね。

でも、この設定、むっちゃ凄いんですけど実際やるとなると結構分かりやすく伝えるのが難しいと感じてて、観る側に、この現象がよくある店員のミスみたいな共感の笑いじゃないんだというところの伝え方が中途半端だと状況が飲み込めないまますすんでしまうと思うし、でもヘタに説明的になり過ぎるとちょっと興醒めというか面白みも軽減されちゃうと思うし、だから「ライブ感」「どえらい手法」というそこまで直接的じゃない言い回しを使ってはるのかなと思ってるんですが、そういう伝達の難しさを、森田さん渾身の顔や口調での熱演でもって分かりやすくされてて、本当僕が言えたことじゃないけど、完璧なネタです。

このネタ、今年の単独で観た中でも個人的に特に面白かったものの1つなので、決勝でウケて、ちゃんと評価されて嬉しいです。

あと、細かいところやけど、めちゃくちゃ安いというオチを受けて「また来る」で終わるのも、良い終わり方で、何か好きです。

最初から最後まで完璧でした。

 

 

にゃんこスター

 

おもろすぎ!!!!!むっちゃワロタ!!!!!!最高!!!!!!!

 

自分からこういう場を作っておいてこんなこと言うのは反則かもしれませんが、この面白さを話すのに余計な言葉は正直野暮だと思えるくらい、最高に突き抜けた面白最高お笑いだったと思います。

そんなこといいながらまだ拙言葉を付け足してしまうんですが、大きくいうとめちゃくちゃベタでめちゃくちゃポップだからこそ、誰が観ても楽しくて面白くて、お笑いあんまり見ない人も逆にめちゃくちゃお笑い好きな人も絶対好きな面白さだと思うので、キングオブコント決勝という枠の中で、他との比較になったとき、結果めちゃくちゃ映えたのかなぁと思ったりしてます。

わざわざ言葉を長めに付け足してまで浅いこと言うてしまいましたが、兎に角、内容のハートフルさの如く、敵なしのネタだったのかなと思いましたし、これが1位通過なのは本当に最高!!です。

 

 

アキナ

 

凄く面白っかです。

面白かったですが、結果については現状の決勝の感じだとまぁ仕方ないのかなぁとも思います。

所謂並列的なネタなので、ブツ切り感が悪印象にならない見せ方も重要になると思うんですけど、僕的には、誰のかわからん携帯に出るのとか、苗字で呼びかけて苗字訊くとか、ひとくだりひとくだりがしっかり面白くて、ブツ切り感もそこまで気にならなかったです。

ただ、何となく、こういう形式は、特に今の審査員を打ち抜くには難しいのかなぁというか、お笑いで形式の是非を俎上に載せるべきではないんですけど、実際そうなのかなと。

あと、明らかにネタ順の影響あったとは思うけど、本来そういう影響がモロに効かないようにする審査員審査のはずなのに、審査員がそれを要因に挙げてほしくはなかったなと、どうしても思っちゃいます。

アキナも何度も決勝来てるけど、毎回趣向の違うネタ見せてくれるし面白いので、来年以降、或いは別の賞レースでも、活躍してほしいですね。

 

 

GAG少年楽団

 

めちゃくちゃ面白いです。めちゃくちゃ良いコントでした。

導入部分から漂うあだち充的三角関係感、でも随所に年寄り臭さが散りばめられた違和感、それが50年もの間同じ関係性が発展せず続いていることだと分かった瞬間の面白さ、最高でした。そして、そこから判明していく登場人物の職業だったり素性のリアリティさの設定とのギャップ、「勇気さえ出せば2秒で終わる話」、最高でした。

なかなか捻られた設定だでありながら、その設定の土台であるマンガ的な要素・雰囲気を壊さないように丁寧に仕上げられてて、とても完成度の高い素晴らしいネタだと思います。

 

ただ、敢えて、結果から逆算してみて敢えて言うと、元々“ある”設定を捻ってオリジナルにしているだけに、捻っているということ含めて設定をすんなり飲み込めるかどうかには、ちょっと個人差があるのかなとも思ったりして、あくまでも設定の範囲内で最大限の面白さを発揮しようとしてた(一見単なるベタな演技に見えるのも漫画的世界観の表れだと思いました)だけに、受け手が最初に入り込めなければそのままずっとピンと来ない可能性はあるのかも、とちょっと感じました。そこが、準決勝でむっちゃウケたのに決勝最下位という何とも悔しさの残る結果に繋がったのかな、と。

 

本当にそうだとしたらマジで悔しすぎるんですけど、でも本当毎回感じてしまうのは、準決勝と決勝のウケ方の違いという、お笑い賞レース永遠の課題についてですね。

準決勝はあくまでもテレビではなくライブ、何だったらその年いちばんのネタを数多く観られる最高のネタライブなので、客層もライブ慣れ、お笑い慣れしてて、ネタに対する状況の把握能力だったり笑いどころの察知能力だったりが研ぎ澄まされている人がはっきり言って多いです。だから、たとえば設定に対する説明が多少端折られても理解するし、現実のモラルをネタの世界に持ち込んだりしないので、そういうのも相まって、ネタのもつ面白さのポテンシャルみたいなのがあるとすればそれが最大限に発揮されて、面白いネタは面白い分だけ爆笑が生まれる、そう僕は思っています。

でも決勝は、観覧のお客さんも別に自分でチケット買って来てるような感じでもないし、別の引力で集まってる場合もあるし、審査員含め観る層が異なることで、ウケ方、捉えられ方が違ってくるから、決してそれだけの要因ではないにせよ全然違った結果が出たりして、何とももどかしい気分になってしまうことがあります。

勿論、そういう障壁も乗り越えて期待どおり若しくは以上に爆発してくれたときの大きい喜びがあるのも確かなんですけどね。

 

GAG、ここ数年毎回準決勝でいちばんくらいにウケてるというレポートが方々で上がってて、でもずっと落ち続けてて、そんな中今年も当然準決勝めちゃくちゃウケて(準決勝2日目でやった、恐らく2本目でやろうとしてたネタが他と一線を画す圧倒的な面白さだったと聞いています)、ようやくウケどおりに決勝進出となったので、正直お笑いファンとしては悔し過ぎるんですけど、どうしても決勝は面白さだけが結果に反映されるわけではないんで、そういう風に割り切って、また来年、もっと面白いコントを僕たちお笑いファンに見せてほしいです。

 

 

ゾフィー

 

とても面白かったです。上位陣とも遜色ない面白さでした。

初めて観たネタでしたが、母親の家出という問題が起こっている中で、母親=飯と捉えてる息子という別次元のヤバさが浮き彫りになるという面白い設定と、どんどん感情がヤバくなる息子の熱のこもった演技、さらばとかもそうですけど、設定の独自性だけじゃなく、演技で面白さを増幅されられるのは、凄いなと思います。

さらばの居酒屋のネタはまともな方の熱演でしたが、このゾフィーのネタはヤバい方の熱演で、また違った面白さがあって、よかったですね。父親の食べたカップ麺の容器を見つけてきたところとか最高でした。

やっぱりここも、もっとフラットに見られる状況ならもっと良い点数ついてもいいくらい面白かったので、フリーとか関係なしに、これからもっといろんなところで観たいですね。と書いている間にグレープカンパニーに所属しはったみたいで、おめでとうございます。

 

 

 

1stはまさかのにゃんこスター1位通過!この時点でもう2本目も同じことするのはわかってたから、にゃんこスターが、今年のKOCがどう転ぶか、ワクワクが止まりませんでした。

 

 

 

【ファイナルステージ】

 

 

アンガールズ

 

個人的には1本目より面白く、よかったですね。

1本目は空気感の面白さが全面に出ていたように感じてそれはそれでらしさがあってよかったんですけど、2本目は、空気感の面白さは変わらずある中で、「今後の人生考えたらはしゃげなくなりました」のように台詞での面白さというのも加わってて、設定も相まって内容の濃さが増したように思いました。

アンガールズがKOCに出たり単独をやったりしてネタに対して積極的になってくれてるの、とてもよいですね。あと個人的に山根さんがゼッコウチョウTシャツ着ていたのむっちゃよかったです。

 

 

ジャングルポケット

 

2本目は準決勝2日目でやったネタのようで、僕は初見でしたが、1本目とはまた違った趣向で面白かったです。

普通じゃない事象が起こることについて一定のルールがあって、そのルールが徐々に判明していく、みたいなネタは個人的に好きなので、面白く観させてもらえました。

1本目も2本目も、2位だった去年と比べて全然遜色ないというか寧ろパワーアップしてるように個人的には思ったんですけど、結果的には去年ほどの高評価は得られなかったという点では少し残念ではありましたね。まぁ全体的の流れの中で審査の軸が変わってくるのは仕方ない部分もあり、これが天井ではないと思うので、次の機会にもまた面白いネタ見せてほしいですね。

 

 

さらば青春の光

 

2本目にまさかのパワースポット!何度も観てるけど無茶苦茶面白い!

パワースポットは調べると2年前の単独で既にやられてて、そのときの単独の中でも特に面白かったと記憶してますしKOC優勝狙えると思ったんですが、それからKOC決勝で披露する機会がないまま(恐らくその年も2本目とかにもってきてたんじゃないかと)年月が過ぎ、実際テレビやKOC以外の賞レースで何度も披露されてきたので、まさか今年、予選で一切かけずに決勝2本目にもってくるとは…

でも本当に無茶苦茶面白いネタで、違和感が判明した瞬間に沸き上がる気持ちいいくらいの設定の面白さ、そしてそこからクライマックスまで、熱演に伴う展開の冷めなさ、1本目同様名作中の名作なので、披露してくれて嬉しいですし、結果優勝には届きませんでしたが、3位という久々の好成績、最高でした。

 

KOCは過去だと決勝1本目は準決勝のネタをするというルールが密かにあったみたいですが、今年は準決勝2本審査だからといって決勝で準決勝の2本をやるみたいなルールはなかったんですね。それでも過去ネタをもってくるというのはなかなか凄いことだと思います。そういや去年のM-1でも準々決勝準決勝でやってない能やってましたし、さらばの中でそういうのがあるのかもしねませんね。

それでいうと、今年の単独で僕的にもいちばん面白かったしネットのお笑いガチ勢の間でも絶対これだと言われてた予備校のネタ、森田さんの「もう掲示板を信用しない」発言もあってマジで避けられましたけど、マジで無茶苦茶面白いので、さらばファンとしては、いつか、できればテレビの大舞台で、かけてほしいですね。

 

 

かまいたち

 

面白かった!準決勝でも観たけど、準決勝より面白かった!です。

形式でみると1本目とボケ・ツッコミの役割が変わってましたが、本来ボケの山内さんがツッコミに回るからこその「見た目のウェットスーツの部分減らしたいんちゃうで」「目処が立ってんねん」などのツッコミフレーズがキレてて、プラス、イジられるを通り越して痛めつけられる感じも凄い面白くて、1本目圧倒的に面白くて2位通過した勢いを衰えさせることなく、結果優勝に届かせる、凄い良いネタだったと思います。

あとサラッと「準決勝より」と言うたのは、正直準決勝で観たときは面白かったけど特別凄いという感想は抱いてなくて、実際会場でもトップクラスのウケはなかった印象があって、2本目これだとちょっと弱かったりしない?とさえ思っていたんですけど、完全に杞憂中の杞憂でしたね。

でもこの差は何なのかなぁと考えたとき、終盤の痛めつけられ度合いがさらに激しくなってたっぽいのもあるんですが、準決勝のライブ会場で後方の客席から遠まきに観るより、テレビサイズでしっかり観た方が、より山内さんの痛めつけられ方がはっきり分かって面白さが際立ったのかな、とか思ったりして、もしかしたら凄い決勝向きのネタだったのかもしれませんね。それを見越しての決勝進出だったのだとしたら、今年の準決勝審査めっちゃ凄いですね。誰が言うてんねんですが。

 

兎に角、かまいたちが2本通して無茶苦茶面白くて最高でした。優勝おめでとうございます。

 

あと全然関係ないけど、KOC決勝翌日昼ご飯食べにいったとき、隣の席のギャル風のOLが「かまいたちのウェットスーツとさらば青春の光の居酒屋めっちゃ面白かった~」て言うてて、嬉しかったです。3、4人くらいのグループで他にKOCちゃんと観てた人いなかったっぽいけど、嬉しかったです。

 

 

にゃんこスター

 

2本目もおもろすぎ!!!!!わかってたけど最高!!!!!!!

 

1本目めちゃくちゃ跳ねた状態で2本目に同じ形式のネタをするのは、確実にどっちに転ぶというのは言えない賭けになることが多いんですけど、特に最初の導入、縄跳びをフラフープに持ち替えただけで全く同じ感じで3助さんが出てくるの、同じだからというのを一切出さず気持ちいいくらい初めてかのようなテンション、最高です。

準決勝2日目でフラフープもった3助さんが出てきた時点で大爆笑だったと聞きましたが、それが決勝でも同じ状況が起きたのは、とても嬉しかったですし、この時点で、決勝来て1st1位通過した意味があったなぁと、失礼ながら思ってしまいました。

 

僕的には、全編通して3助さんのテンションと声高い喋り方がむっちゃ好きで、サビで縄跳びもフラフープもしないことなんか分かってるのにずっと面白いのは、ほぼ休みなく3助さんが喋ってるのも大きいポイントだなぁと思ってます。ピンネタでもそうですけど、3助さんの声高いツッコミはめちゃくちゃ面白いので。

3助さんでいうと、1本目の伝説の縄跳びだったりフラフープの神様だったりの、ポップだけどリズム縄跳びのノリとはちょっと色の異なるファンタジー的要素は、3助さんがいるからこその世界観だと思われますが、こういうのが混じって空気が切り替わりそうになるのも好きですし、結局縄跳びフラフープを捨ててラスサビに行く勢いも好きです。

 

あと、最後に自己紹介で終わるというのも、全然コケる恐れもあったんじゃないかと思ってたんですが、結果的に新しいみたいになって良い方に向いてよかったですし、何より僕は、2本目の最後、「ありがとうございました」と書かれてるの、素直にめちゃくちゃ良いなと思って、僕も思わず「ありがとう…」と呟いてしまいました。

 

結果的に優勝しなくても、この2本目をできたことがまず最高、勿論優勝してくれても最高、どうなっても最高なので、最高を見させてもらいました。

こちらこそありがとう、にゃんこスター・・・・・・

 

 

 

そんなふうににゃんこスターの大活躍に嬉々としつつ、一方でちゃんと無茶苦茶面白かったかまいたちが優勝してよかったなぁというのもまた素直な気持ちで、要は全体でみると凄く良い結末を迎えられたと思っています。

 

 

優勝したかまいたち、既に関西で売れてしまってるという点でいきなりスムーズに東京で売れていくにはハードルがあってしまうかと思いますが、コント・漫才は勿論、ロケもトークもこなせる力をもっている2人だと思うので、ヘンな偏見なく、どんどん東京で活躍できる場が増えてほしいですね。

ヘンな偏見と敢えていうのは、紹介VTRのキャッチフレーズ「浪花のバナナマン」が流石にヒドかったというところで、敢えて先輩の名前を出してみるならまだ「第二の千鳥」とかの方が合ってそうだしマシだと思うものの、そういう安易なイメージの植えつけや、こういうのは2位の方が売れるからみたいな決めつけに縛られず、自の面白さにちゃんとスポットがあたってほしいという思いです。

 

 

そして何と言ってもにゃんこスター、準決勝行った時点で相当テンションあがりましたけど、まさか決勝、そして2位、何よりそんな好成績以上の大活躍、めちゃくちゃ嬉しいです。

 

ここまで行ききってくれたらもう平気で自慢とかしてまいますけど、僕、スーパー3助さんもアンゴラ村長もこうなる前から知ってたんですよ。というか、お2人が共演して、結成のきっかけとも言われる『大喜利千景』は僕も何度か出させてもらったこともあって、だからアンゴラ村長とは喋ったこともあるし、凄いでしょ。まぁ本当は気軽に呼び捨てできるほどの近しい仲というわけではないですけど。

3助さんには完全に一方的にではあるんですけど、アンドレの頃から知ってたんですよ。因みにアンドレはマジで僕が東京来てから東京にはこんな面白い芸人さんおるんやって思ったコンビの1組だったので、凄いでしょ。

 

そんな感じで、マジでお2人とも、僕自身はともかく僕の周りまで広げるともの凄い近いところにいる方々なので、本当嬉しいというか、こんなことってあるんやなって感じです。

過去いろんな賞レースで、売れてない頃から知ってるコンビが活躍して売れていく様は何度も見てきたけど、単に知ってる以上の人らがこうなっていくのは、有り得る話だけど具体的に想像まではしてなかったので。

 

具体的な想像はしてなかったけど、実際3助さんのピンネタはバスク等で観させてもらってますが無茶苦茶面白いし、アンゴラ村長も、前に組んでたコンビ「暇アフタヌーン」のネタを確か動画で観たことがあって面白かったし、学生時代のサークルで組んでた「御飯をよそう妻、見つめる俺」のネタを1度生で観たときはマジで面白すぎてむっちゃ笑ったし、面白さ的には必然のブレイクと言っていいと思います。

面白いのにテレビでは見られないものを見たくてライブに通ってる者としては、自分の面白いと思っていたものがテレビで受け入れられていく様を見ているのは、勝手に誇らしげになってしまうくらい、気分のよいものですね。

 

 

 

ちゃんと面白いコンビが優勝しただけでなく、自分が知ってる人、面白いと信じてる人が、広く世間に受け入れられていく様を目の当たりにするきっかけとなったキングオブコント2017、たとえ経緯に全て満足しているわけでなくとも、読後感というか観後感が、こんなにも満足のある賞レースは、キングオブコントは、なかなかないので、最高でした。

 

 

そして、こうなってしまうと、来年も、きっとある来年も、こういう気持ちで終われることを期待してしまいまして、個人的にはやはりさらば好きなので来年こそ優勝ないし優勝に値する面白ネタ見せてほしいし、GAGには来年また決勝行って見返してやってほしいし、また想像もしない、まだ生まれてない新しいスターの台頭があったらまた最高だし、そういう前を向いた楽しみがここに来てまたでてきています。

 

 

 

キングオブコント2018が楽しみです。

 

 

 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。