拝啓 Berryz工房さま | 竹中夏海オフィシャルブログ「チロリアンぶろぐ」Powered by Ameba

拝啓 Berryz工房さま

いつも通り、ささっとツイートで済ませようと思ってたんだけど

140字じゃ全く収まらなさそうで

連投に次ぐ連投になり兼ねないのでぶろぐに書きます。


議題はBerryz工房の新曲についてです。議題?



6/4に発売されたばかりのベリの新曲
『愛はいつも君の中に/普通、アイドル10年やってらんないでしょ⁈』

の、『愛はいつも君の中に』がちょっと、

ここ数年のベリ曲の中で抜群に好き過ぎる。



好き、という私の個人的な感情でまとめるには勿体無いくらい

とても良作だと思う。



詞に関してはつんく♂先生ですから、いつも通りの言葉力で常に素晴らしいわけですが

今回はそれに加えて曲調、振付、衣装、PV等が

いま持つ7人の武器を存分に生かしきっているんじゃないかな…



ここ何年かのベリって、なんていうのかな、

メンバーの各キャラクターは恐ろしく立ってて、7人全員がバラッバラの

アイドル界のアベンジャーズ(by小林司)

というのがまさに、だったと思うのですが


歌声やキャラの個性が有り余っているために

作品そのものに【ベリ感】というものがそんなになくても
成立してしまう凄さがあったと思うんです。


それはそれですんげぇことだと思うんですが、

ハロヲタ(振付師)として

「今回のベリのダンスはどんな特徴があると思いますか?」

なんて取材で聞かれたりすると、少々答えに詰まりがちだったのです。


モーニング娘。がフォーメーションダンスを、

℃-uteが個々のレベルを高めまくったバッキバキのダンスを確立していく中で

ベリならではの振付の特徴って何だろう…

と考えてしまって。



熱心なファンの方々にほど、飽きた、またこの路線か、などと言われがちですが

やっぱり「このグループといえばこのダンス」というのを持っているのって強みだと思うんですね。



そういう意味でいうと、近年のベリのことは私は

「あ、今回はちょっと℃-uteっぽいな」
「今回は娘。っぽい腕の動き入るんだな」

と、どこかのグループっぽい振りをあの7人がやることによってBerryz工房という個性になる

という見方をしていました。



ところが、です。



今回の『愛はいつも君の中に』は待ちに待った

「Berryz工房っぽい」が満載。てんこ盛り。



まず横一列だったりV字だったりで、あの7人を存分に見られるシンプルなフォーメーションが沢山含まれているところが素晴らしいな…と。


そもそもベリはただ横並びになるのが一番迫力あって、良さが引き立つグループだと思っていたので。



横並びのシルエットでメンバーがハッキリ判別できるのなんてPerfumeとBerryz工房くらいだと思うわけですよ。


それって凄いことじゃないですか。
とんでもない武器じゃないですか。




で、曲調が怖ぇえ。


なにこれ何でこんな聴いてると追われてる気分になるの怖い…そこが…すごく…良い…


更にMVのメンバーの影のでかさ。

怖いよ…

なにこれ…

ごめんなさい…(何もしてないけど)




はぁぁあ~、好き!



色味や真横からのカットも不気味で良いし…



で、極めつけがこの衣装。

よく分からないけどアメリカ警察風。

どういうこと?

たぶんすごい理不尽に職務質問とかしてくるんだと思う。



はぁぁああ~、


好きぃいい!!!!





いつも謎のハローテカテカ衣装生地がここで活きてくるとはね…
まさかだよね…





ともかく今回のベリは不気味でふてぶてしくて怖くて最高だと思いました。


一時期のコミカル路線じゃもう今の7人ははみ出してしまうんでしょう。

それが何か、ここ数年のベリに(私が勝手に)感じていたちょっとした違和感だったのだと思います。



こういう迫力の出せるグループ、他に絶対いないもの。


だって普通、アイドル10年やってらんないでしょ⁈(きれいに締まった)