肥満度と死亡リスク

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B.M.I.(body mass index)

日本語訳では「体格指数」と言ったりもするようですが、最近はBMIで広く通じるようになっています。

BMIは、現在世界で最も広く使われている成人の肥満度を判定するための指数です。



B.M. I.=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)


という式で計算します。体重を身長の二乗で割るのですが、身長の単位は「cm」ではなく「m」であることにご注意ください。



標準値は22.018.5以上25.0未満は標準と考えられます。

25.0以上30.0未満を肥満度1、30.0以上を肥満度2としてこの先を読んでください。


最近アメリカ国立衛生研究所から、肥満と死亡リスクの関連についての報告がありました。


50~71歳の男女527265人に対して9~10年の追跡調査を行ったところ、追跡期間中に61317人が亡くなったそうです。そのうち喫煙歴のない健常人に限定した分析を行なったところ、死亡リスクは肥満度2では少なくとも標準の2~3倍に増加。肥満度1では標準よりも20~40%増加していたそうです。


この結果からも、肥満がある方のダイエットがいかに大事であるかが分かると思います。

健康にダイエットを行なうには運動をすることが一番であるという意見は、当院のHPのダイエットのページにも書きました(http://homepage2.nifty.com/takemotoseikeigeka/diet.htm )。


肥満があり、いくら運動してもダイエットの効果が出ないとお嘆きの方に、別の報告を紹介しておきます。

昨年の臨床スポーツ学会の講演で聞いた内容なので、誰の報告かは忘れてしまいましたが、肥満があり運動の習慣があるグループと、標準体型で運動の習慣がないグループの一定期間内の死亡リスクを比較したところ、肥満があり運動の習慣があるグループのほうが死亡リスクが低かったそうです。


体重が減らなくても運動の習慣をつけていれば、健康に過ごせる可能性は上がります。

反対に、標準体型の方も適度に運動をする習慣をつけなければ、健康的とは言えませんので、お気をつけ下さい。

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