先週、琴奨菊が一月場所において、日本出身力士として10年ぶりの優勝を飾りました。大相撲が近ごろ盛り上がりをみせています。たしかに最近の相撲は、観ていてなかなか面白い。「大相撲の発展を求める議員連盟」会長として、私も最近の状況をとても嬉しく思っています(この超党派の議連もどんどん人数は増え、今では80名近くの会員がおります)。


私は千秋楽の日に、山響部屋の千秋楽パーティに出席してきました。山響親方は、亡くなられた北の湖親方の後を継いで、昨年の
11月に山響部屋を立ち上げられたところです。北の湖親方の遺志を継いで今後もますます部屋を盛り立てていって欲しい、と私も励ましの言葉を送りました。

北の湖親方といえば、「憎たらしいほど強い」とまで言われた名横綱でした。顔つきや土俵上での態度から、一般には悪役のようなイメージをもたれていた向きもありますが、その内面の優しさ、誠実な心意気は、関係者ならば誰もが高く評価していたものです。

北の湖部屋、今の山響部屋には大露羅(オーロラ)という体重
300kg近い超重量力士がいます。相撲の番付はなかなか上ってはきませんが、北の湖親方はずっと部屋において見守ってあげておられました。「努力する姿が大事だ」と言っておられたのを覚えています。力士は、相撲の世界から一歩外に出ると、なかなか一般社会の中で仕事を見つけるのが難しい。北の湖親方はそういう状況をよく理解されており、力士には大相撲の世界で居場所を作ってやるのが大事だ、と言っておられました。弱い人間への配慮や目配りを忘れない、心優しい人だったのです。相撲は心技体のスポーツだと言われます。山響親方も、その心の部分も受け継ぎつつ、広い視野で、暖かく弟子を育てていってほしいと思います。

今年もたくさんの名勝負が生まれてくれることを期待しましょう。