2013-10-15 05:54:04

TOMORROW|明日へ ~10/9放送 語り継ぐ旅 ~ を見て 6

テーマ:福興ライター(R)
震災当時と、その後のことを書き綴ったのは

ある出来事がきっかけです。


弱い私は、自分の中にしまっておくことができず

自分の苦しい心を周りに伝えてしまいました。

それを聞いたお一人が、言われたのです。

----------------------

いろんな考えの方がいて、いろんなつらい事があって、、、

でも生きていかなきゃいけない。

僕も胸に刺さる痛みは数知れず経験しました。

最近ようやくその痛みを感謝できるようになりました。

----------------------

旅行業界で広く活躍されたのち

眼の病気で、やむを得ず退社され

幸いにも障害者手帳を手にすることはなかったそうですが

長く療養した方の言葉です。



先にご紹介したように、私の住む地域は

津波による被害はありませんでした。

地震による被害も一部地域です。


それでも、それ以上に放射能に関する

見えない人たちから受けた、多くの言葉に傷つきました。


私自身、今でも震災のことに話が及ぶと

心のどこかが狂います。


「あなたライターでしょ」と言われると、

今も複雑な気持ちで受け止めてしまいます。



福島県の今と未来を綴る

福興ライター





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2013-10-14 06:39:06

TOMORROW|明日へ ~10/9放送 語り継ぐ旅 ~ を見て 5

テーマ:福興ライター(R)
「社長、私インタビュー集を書きたいんです」

と、自分の気持ちを話し、社長から承諾を得たのち

私は当時お世話になっていた「経営革新塾」の集まりに出ました。


経営革新塾では、あの頃

震災後の私たちに何ができるかを

事業主の立場で話し合っていました。


仲間の中には、浪江町から避難された人たちのお世話を

ボランティアでやっている人もいました。

その席で自分の思いを話し、協力者を求めました。


「震災に関するインタビューをしたい。

それを文章にして、福島県から発信したい」


10数人いた革新塾の仲間の

過半数の方から賛同をもらいましたが

実際インタビューに応じてくれた方は、わずかでした。


それも、そのはず。

震災から半年もたっていなかったあの頃

原発事故による放射能汚染のことも

理解できないまま

多くの人たちは不安な気持ちを抱えていました。




人が、自分の気持ちを他人に話すとき、

それも苦しい気持ちを話すとき

段階があると感じています。


 ・自分の気持ちを整理する
 
から

 ・まとめた気持ちを人に伝える


までのステップは、人によって様々です。


何よりも

  インタビューをやりたい! 


と言った私自身の気持ちが

まだ揺れ動いていた頃でした。


夫からは、こう言われました。


「自分のことを聞かれるのが嫌なくせに

なぜ他人の話を聞きに行こうとするんだ」と。





改めて冒頭に書いた話

「あなたライターでしょ」

と言われたエピソードに戻ります。



私がインタビューをはじめようと思った

そもそものきっかけは、出版社社長の一言からでしたが

気持ちがまだ前を

向ききれていないのにもかかわらず

はじめられたのは


「書くことで何かをしなければ」という

義務感に似た気持ちの方が強かったのです。



福島の今と未来を言葉で綴る
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2013-10-13 05:30:06

TOMORROW|明日へ ~10/9放送 語り継ぐ旅 ~ を見て 4

テーマ:福興ライター(R)
「福島県と原発事故のことを本にしたい。

武田くん、書いてくれないか」


社長の言葉に唖然としたものの、

私だって福島県のことが大好きです。

それに震災直後、自分が何もできなかったことを悔やんでいます。

自分の弱さを悔やんでいます。


書くことで、お役に立てるなら

求められているならやりましょう!


そんな気持ちで取材に出ました。

毎日新聞をながめ、新しいことがあると

県庁に電話。取材のアポを取りました。


その一方で、放射線に関する本を読みあさりました。

理系に疎い私には、一般書すら難解でしたが。


取材が進まない。

苦しい心を抑えながら書いた4万文字の文章。

まるで教科書のようでおもしろくなかった。

もがいているうちに専門家の著作が、次々と販売されたのもこのころです。


一度書き上げた4万文字を、出版社の編集会議で

「まぁ、様子を見ましょう」という結果になった。

それを聞いたときに言いました。

「私、インタビュー集を書きます。書きたいんです」と。

(つづく)


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2013-10-12 05:16:04

TOMORROW|明日へ ~10/9放送 語り継ぐ旅 ~ を見て 3

テーマ:福興ライター(R)
私の住む福島県中通り地方は

地震による被害はあったものの

幸いにして津波の被害はありませんでした。


しかし我が福島県には、原発事故が発生しました。

美しい風土とおいしい食べものに恵まれ

のんびりと生きてきた(ように思える)

人々の生活は一変しました。



福島県民だけが、慌てているならまだいい。

周りの人たちの反応がすごかった。

日本だけではなく、世界から反響がありました。


ありがたい援助があった。


一方で中傷めいた、

人々の心の傷を逆なでするような

話もたくさんあった。


不幸なことに、

その一部は「自分は正しいことを言っている」

という信念の元に発信されたものだったことです。


さらなる不幸は、多くの人が、発信に振り回されたこと。

少なくない数の友人が、家族が

「福島県をでる」「福島県に残る」で言い争いました。


うずくまっていた私は、その後どうしたか。


混乱した心が整理され、ガソリンの供給が安定した頃

お世話になっている出版社に行きました。

私の親くらいの年令の社長のことが心配でした。

震災のショックで、体調を壊していないだろうかと

思ったのです。


お会いすると社長は元気でした。

出版人としての信念に燃えていました。

彼は私に言ったのです。



「世界でまれな事件が起きた、この福島で。

私は、そのことを本にしたい」と。

(つづく)




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2013-10-11 06:03:25

TOMORROW|明日へ ~10/9放送 語り継ぐ旅 ~ を見て 2

テーマ:福興ライター(R)
昨日は、南相馬市のスタディツアーのツアーガイドさんのお話をしました。

彼女が、なぜガイドをやっているのか。

自身のつらい体験と向き合い、話をしているのか。

ご自身の気持ちを整理している・・・


という言葉を聞いたときにハッとしたのです。

私は記録することを通して、同じ事をしていると。


3.11の直後、私はうずくまっていました。

どうしようもなく混乱した、自分の心を抱えて。



そんな思いをツイッターで吐いてたんでしょうね。

「でしょうね」と書く理由は、

当時の記憶が、すでにうすぼんやりしているから。

自分がつぶやいていた言葉を思い出せないのです。


ただ「あなたライターでしょ」と

何人かの人から言われたことだけは

はっきり覚えています。


顔も知らない匿名の人からは

ライターとしての基本的な表現が

できていないことを指摘。攻撃されました。


顔を知っている人からは

うずくまっている私を励ます気持ちを感じました。


でも、でも、あの当時は 

その気持ちに応えることなんて

とうていできなかった。



・・・すこしたってから家族に言われました。

あの当時、家族の中で、一番私が荒れていたと。

(つづく) 


福島の今と未来を綴る
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2013-10-10 05:44:12

TOMORROW|明日へ ~10/9放送 語り継ぐ旅 ~ を見て 1

テーマ:福興ライター(R)
NHKBS放送で放映されている 

東北地方の復興番組

『TOMORROW|明日へ』

に知人が登場すると聞き、番組を見ました。


30分の放送の中で出てきたのは、
宮城県気仙沼市と福島県南相馬市。

気仙沼市では、
津波に打ち上げられて陸に上がった漁船をめぐり

「震災のシンボルとして、残すか否か」を
住民たちが話し合う場面を取り上げていました。


漁船があることで、気仙沼市を訪れる人たちは
津波の恐ろしさと、津波が起きた時への備えを学べる。

一方、地元の人たちは、漁船を見る度に
つらかった震災を思い出す。

投票の結果、漁船の撤去が決まったそうです。

そのシーンを見たときに、思い出したのが
同じく宮城県南三陸町にある建物。
津波による影響で、鉄骨だけになった建物を
震災のシンボルとして残すか否かを議論した結果
今年の11月に取り壊すことが決まったという話。

先日いわき市で開かれた
スタディツアーの研修会で、南三陸町からいらした
講師の方から教えていただきました。

気仙沼市、南三陸町
どの都市でも共通していたのが
「被災者の気持ちを第一に考える」ということでした。


変わって、南相馬市で取り上げられたのは
被災地ツアーのガイドをつとめる女性の話。
震災による原発事故で、避難を余儀なくされ
今も家族がばらばらに暮らしているという女性は
心労のために、一時期入院生活を送っていたそうです。

その彼女がなぜ、ツアーガイドをやるのか。

「自分の体験を、人に話すことで
自分の気持ちを整理することができる」と。

ああ、私も似た思いがあるな。

そう感じたのです。

それは・・・

(つづく)



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2013-10-07 07:58:37

復興、次のステージへ

テーマ:福興ライター(R)
震災から3年経った福島県

復興に、仕事に、この土地で暮らしている人たちが

次のステージに向かっているのを感じます。


例えば・・・

震災後に結成された組織のメンバーの入れ替わりとか。

仲違いとか、分裂ではなくて

組織が固まっていき、次の目標が生まれたときに

基盤つくりのために動いていた人が

いったんその組織を離れるのです。


神田昌典さんの著書に書かれていたと思いますが

会社などの組織も、組織が変化するときに

創立メンバーから抜けたり、違うメンバーが入ったりする

タイミングがあるそうです。

「それと、まったく同じだなぁ」と思いながら見ています。



組織のお話をしました。

次は「人」のお話です。


震災直後は、自分の仕事の確保や家族の安全のために

動けなかった人たちが、静かに動き出しています。


自分の得意なことを活かしながら

別のことが得意なことと連携して

100年後の福島県を、

もっと素敵なパラダイスにしようと動いています。


しかも!NPO法人と、会社組織の両方を立ち上げて

それぞれの特色を上手に利用しながらです。




100年続くエンターテイメントを福島から

スゲー男たちのミュージカル集団

ロメオ・パラディソ



福島県の今と未来を記録する

福興ライター


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2013-10-03 07:44:42

あの時、何もできなかった罪悪感

テーマ:福興ライター(R)
東北以外にお住まいの方から

時々伺います。


あの時、今にいたっても

自分が何もできなかった、

震災の被害にあった人たちの

手助けができなかった罪悪感があると。


私が福島県に住んでいることを知ると

「福島県に行きたかったけど、行くきっかけがなかった」

と後ろめたそうに言われる方がいらっしゃいます。


でも、おそらくみんな

同じ思いを抱えているのだと思います。


私だって、あの当時、

郡山市に避難されている方々のところに行って

お手伝いができなかった、

そのことに罪悪感を抱いている一人です。




なぜできなかったのか?



学校が休校になり、職場が一時お休みになり

我が家に家族がいたからです。



余震を恐れ、万が一家族がばらばらになったら!

と思うと、身動きがとれなかった。

自由に動けるだけのガソリンがなかった。


でも、それも言い訳なのかもしれません。

動いている人はいた。たくさんいましたから。



一歩動く、勇気がなかった。

それだけなのかもしれません。


何もできなかった罪悪感をどこに向けるのか。

あの時、動けなかったことは悔いても仕方がない。

動けるようになった今、何をすべきかにかかっているのでしょう。


福島の今と未来を綴る 福興ライター
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2013-10-02 04:55:58

ノブ横地さんの FBセミナーを受講しました

テーマ:ライター
もう何回目になるでしょうか。

昨年から福島県内各地ではじまった

ノブ横地さんのFBセミナー。


いわき市、白河市、須賀川市、郡山市、柳津町

そして私が受講した 福島市と。


各地で発起人の方中心にノブさんを囲み

セミナーのあとは懇親会。

その間、ノブさんは2冊の本を出版。

セミナー受講を通して

私も素敵な出会いをいただきました。


30日のセミナーは、出版された本の内容に合わせ

「あなたはFBを使って、何を伝えたいのですか」

ということを、何度も、何度も お話されました。



ライターである私は、何を伝えたいのか。

コミュニケーションの手段(でも、これも大切)
のみになっていやしないか。

福興ライターとしての役割は、果たしているか。


一つだけ、変わらないこと。

過去も、今も、これからも
福島県のことが好きなこと。







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