映画『不都合な真実』 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画『不都合な真実』

原題:An Inconvenient Truth
確かに凄い、これは誰もが感銘を受けるドキュメンタリーといっていいかもね・・自らの生い立ち、不都合な政治家達、驚愕の地球温暖化がもたらす脅威・・

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カエルの例はとても分かりやすくて、その愚かなカエルの習性と、なんら変わることのない自らの愚かな人類に震撼せずにはいられない・・1989年、6歳の息子が交通事故で1ヶ月間生死の間をさまよい奇跡的に命を取りとめたことから、彼、の人生の優先順位が変わったという話も感銘を受ける、アル・ゴアは息子の時と同じように、温暖化により地球を失ってしまうかもしれないという気持ちから、高次元な活動によりいっそう全力を傾けるようになるのだから・・
最近聞かなくなったフロンの話、オゾン層破壊により有害紫外線が増え皮膚がんや結膜炎などになるという恐怖、確かにフロンは全世界的な研究や観測と使用規制によって、問題が解決したように見える。だけど、この温暖化問題、人口の爆発はアル・ゴアによれば彼が平均寿命まで生きるとすると、現在の60億人から90億人まで増えるという、目先の経済と地球をバランスにかけるなどもってのほかだけど、二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスによる地球温暖化の問題は、人口の多さに関係しているだけに困難を伴う、映画の中で提示されている解決策のひとつひとつに対して我々人類全体が立場を超えて意識を高めるしかないだろう・・アル・ゴア自身の挫折、そして、様々な驚きのデータをあれだけ数多くまとめて一気に展開するスライド講演を千回以上こなしているという、素晴らしいドキュメンタリーです・・。(wowow)  不都合な真実