看護師の語り~ICU6年→外科病棟1年目のノート~

医療、病態、看護について、書いています。
看護師を目指す人、看護学生、新人~中堅看護師、その他コメディカル対象の内容です。
情報交換、意見交換、質問等歓迎しますけど、答えられないこともあるかもしれません。私も勉強します!みなさんよろしくね!


テーマ:

ドレーン管理~はじめに~


ドレーン管理~胸腔ドレナージ・1~


ドレーン管理~胸腔ドレナージ・2~


ドレーン管理~胸腔ドレナージ・3~


ドレーン管理~胸腔ドレナージ・4~


ドレーン管理~胸腔ドレナージ・5~



今日は「手術後の胸腔ドレナージ」


胸腔内をいじる手術では、術後胸腔ドレナージを行う。

陰圧で密閉された、胸腔に穴を開けるので、必要になる。


主な手術は・・・・

呼吸器外科の肺の切除


心臓外科の心臓、大血管の手術


外科の食道の手術   


など。


うちの病院では、肺癌の手術と食道癌の手術後の挿入が多い。

心臓系はやってないので見たことがない。


肺癌の肺切除術では、胸腔鏡(VATS)を使って行う。(胸腔鏡補助下)

呼吸器外科の手術は、トラブルが少ないね。

やはり、消化器に比べて、胸腔は綺麗だからだ。


胸腔鏡を使うと、侵襲も少ないし、ドレーンさえ抜ければ離床が進みやすい。食事もすぐに食べれるしね。


肺癌(肺の切除)&気胸(ブラの切除)などなど。


術後のドレーンの目的は

・肺の再拡張

・術中の排液のドレナージ

・情報  術後出血の発見


かな。

術後、問題なければ早期に抜去される。


大体1日~3日位。


胸腔ドレーンは患者さんの苦痛がトップクラスに高い。

きついと言わない人はいないくらいだ。


痛みがかなり強いため、疼痛コントロールは重要だ。

抜去されれば、嘘みたいに楽になる。


なので、留置中は、食欲もでなければ、離床も進まなければ、ストレスは溜まるは・・・・患者さんの苦痛は大きい。


抜去されれば、どんどん良くなる。なので、看護師はみんな・・・


先生!早く抜いてくれYO!  と思ってしまう(ノ∀`)

抜去したら、もうこっちのもんだ。ガンガン回復に向けてアプローチができる。



外科の食道癌の手術(食道再建術)は、癌の手術の中でもトップクラスに侵襲度が高い。術後は必ずICUに入る。


5年生存率35~40%。きついリスクも色々ある。

(この辺りは又いづれ・・・)


食道は胸~腹に及ぶので、胸腔と腹腔の両方をあけなければならない。

消化管をいじるので、感染のリスクも高い。

開胸、開腹の症例もあれば、鏡視下(胸腔鏡と腹腔鏡)の場合もある。症例やドクターの考えにも変わってくる。


食道癌の手術(食道再建術)は、右胸腔を開けるので、術後、右胸腔に胸腔ドレーンが挿入される。


胸腔をいじる手術は、必ず、いじらない方の肺の片肺挿管、片肺換気になる。(食道の場合は左肺)


なので、もう一つの肺の機能が手術に耐えられなければ、手術をすることができない。



続く・・・・


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