中島朱実の世界

個人的思想から創作に至るまで、大衆的な記事とは180度違うことや非文学的な記事を羅列しています。

万人受けしないブログなので、記事の内容が合わないという方は、どうぞ退散なさって下さい。
コメントは承認制です。基本的には歓迎しますが、必ずしも反映される訳ではありません。

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■概要

 

荒木飛呂彦氏の漫画作品「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部。ジョースター一族と、邪悪な吸血鬼と化したディオやその後継者たちが、2世紀以上に渡り繰り広げる戦いを描く大河群像劇。

 

 

■解説

 

本作は、1992~1995年の間に週間少年ジャンプに連載されました。例えシリーズ化されたといっても20年以上も前の作品がアニメ化される。これは驚異的なことです。

 

時代を遡ってみましょう。

 

第1部「ファントムブラッド」は1987年に連載。19世紀のフランスを舞台に貴族青年のジョナサン・ジョースター(ジョジョ)と貧困者でありながらも同家の養子として引き取られたディオ・ブランドーとの抗争劇を描いています。その後も、この紳士ジョースターの血統を引き継いだ代々の「ジョジョ」と人間を辞めても世の支配者になろうとするディオとは離れていても因縁で結ばれ、時代が過ぎても彼らの子孫はそれぞれの宿命を背負うことになります。

 

第2部「戦闘潮流」は1987~1989年まで連載。舞台は1938年のアメリカ。ジョースターの血統を受け継いだジョナサンの孫であるジョセフ・ジョースター(ジョジョ)は、祖父が修行を重ねて体得した波紋を既に身に付けていた。嘗てジョナサンは、師匠ツッペリの元で修行し、苦労して身に付けた波紋を武器に吸血鬼ディオを倒すことが出来ましたが、同時に多大な犠牲も出してしまった。ディオ亡き今、ジョセフは更に巨大な敵と出会う。そして、ジョースター家には代々不吉な言い伝えがある。彼らはみんな「短命」に終わるのだと。

 

第3部「スターダストクルセイダース」は1989~1992年まで連載。舞台は現代の日本。ジョセフの孫である高校生の空条承太郎(ジョジョ)は、独房の中にいた。本人の意思は無関係に彼の亡霊が勝手に犯罪をおかす。その見えない力に恐れる他の囚人達。母親のホリーが面会に来ても、承太郎は恫喝して帰らせてしまう。自らの亡霊によって怪我をさせたくなかったからです。更に息子を心配するホリー。娘の悩みを聞いたジョセフは友人の占い師 モハメド・アブドゥルを連れて来日。独房の中で、承太郎はジョセフ達と面会。亡霊の正体を聞かされます。それは「幽波紋」(スタンド)と呼ばれた異能の力であり、嘗てのディオと関係しているのだという。ディオは100年の時を超えて蘇り、首から下はジョナサンの身体を乗っ取ったのだということを。自らをDIOと名乗る彼もまたスタンドを所持しており、その影響からジョースターの血統を引く者には身体に異変が起き始める。承太郎はスタンド能力に目覚め、母親のホリーはその能力に支配されて病に倒れます。ホリーを救う為にはDIOを葬らねばならない。元はDIOの手下だったが、後で仲間になる花京院典明と同じくフランス人のジャン・ピエール・ポルナレフを含め、承太郎ら5人はDIOのいるエジプトへと向かいます。その最中に彼らは感じ取っていきます。スタンド使い同士は引き合う運命にあるということを。

 

そして・・・第4部「ダイヤモンドは砕けない」。

 

前章で承太郎がDIOを倒した10年後のお話です。舞台は日本のM県S市にある杜王町という緑豊かな静かな町。モデルは宮城県の仙台市らしいのですが。

 

海洋冒険家となった承太郎は、老いて死が迫った祖父・ジョセフの遺産分配を調査していた。その結果、ジョセフには隠し子がいると判明。愛人の東方朋子との間に生まれた東方杖助(ジョジョ)だった。杜王町へとやってきた承太郎は、好感の持てる高校生・広瀬康一と接触。この康一くんが物語の語り手でもあります。杖助は彼の友人だったので、承太郎は難なくコンタクトに成功。自分の叔父にあたる人間が自分よりも年下の高校生であるという変な関係になりつつも、承太郎は暫く杜王町に滞在しました。

 

なぜなら、杜王町には他にも謎があったからです。後から判ることですが、ジョースターの血統を受け継ぐ杖助の他にもスタンド使いが多く住んでいたからです。広瀬康一もその1人ですが、他にも同じ不良仲間の虹村億泰、天才漫画家の岸辺露伴、ゆすり屋のオヤジ・小林玉美、陰険な漫画好き・間田敏和、康一に片思いしているのだが非常に身勝手な女子高生・山岸由花子、イタリア料理店のシェフをしているトニオ・トラサルディー、モテ男でナルシストな暴走族・憤上裕也、マゼラン星雲からやってきた自称宇宙人・支倉未起隆、中学生なのに欲深な守銭奴・矢安宮重清、凄腕エステシャン・辻彩など、他にも大勢のスタンド使いが現れます。

 

その原因とは何か?

 

ストーリーが進むと、岸辺露伴と広瀬康一の前にあるはずのない道が出現します。コンビニ「オーソン」と薬局「ドラッグのキサラ」の間に地図にも載ってない道が。2人が興味本位で入って行くと、そこには謎の少女・杉本鈴美と飼い犬のアーノルドが待っています。ここから以降、嘗てから杜王町に潜んでいる「彼」の存在が明らかになります。露伴も含め、杖助達杜王町のスタンド使いは「彼」と出会う宿命になるのですが。

 

最終回は涙ものでした。

 

 

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 日本人は欧米人に比べて認知症のリスクが高いと言われてます。

 

若いうちから脳に良い栄養が摂れていないからだとか、土壌に原因があるからだとか、医療の著しい進歩により日本人が長寿になったからだとか、まあ色々と。どうやら偉い人は好き勝手に解釈するのがお好きなようです。

 

「ですから今の若いうちに脳を鍛えましょう」とばかりに、お金儲けの好きな方々は能力開発だのアンチエイジングなどの謳い文句で強迫観念を植え付けてきます。未成年者や成人して間もない人達を相手に「ここが老化が進むのか進まないのかの大きな分岐点ですよ」となんて最もらしい理屈を押し付けてくる訳です。

 

認知症のことは現在でもよく知られておりません。新薬が開発されて普通に治せるまでには相当な年月を必要とするのは間違いないでしょう。ところが、中には例外もあるようです。認知症だと宣告された女性患者が100歳近くまで普通に生活している。誰の手も借りずに自立しており、会話もしっかりと出来ている。外観的にも健康体の人と変わらないのだといいます。

 

興味を示した医療機関が彼女を調べたところ、確かに認知症の末期症状だったという。ただ、前頭葉だけは衰えていないという結果だったようです。だから「認知症予防には前頭葉を鍛えろ」なんていう情報が罷り通ってきたりします。意図して鍛えられるのなら人は誰も苦労しません。

 

成人後は歳をとるに連れて頭の働きが鈍くなると言われてますが、これも迷信です。病気でもなんでもないのに年寄りみたいな若者はいるし、年齢を重ねても若さが漲っている年寄りも普通に存在します。「若いうちから本を読んでおかないと、歳をとったら読めなくなるぞ」と言われても、これはACT1で登場していた3年前の私が論破しています。

 

その頃の私は42歳になったばかり。テレビがつまらなくなったので、本でも読もうかと思って小説を購入したのです。タイトルは水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ」。今から思えば随分と解りやすく書いてあるのですが、小学校の時分から字なんてまともに読んだことがなかった私にとっては骨を折るような作業でした。

 

ずっと読んでいるうちに、あることに気付きました。単語が解らなくても、その前後の文章を注意深く読んでいけば、いずれはシナリオの全体像が解ってくるのだということを。後は、継続して色々な書物を読むようになりました。時が経つのは早いもので、今では読むスピードや記憶力にも手応えを感じてきました。

 

何かに熱中することが出来れば、情熱を注ぐことが出来るのなら、歳をとって錆びきった脳でも本来の機能を取り戻してくれるでしょう。いや、若い時を遥かに凌ぐほどにね。字を読むという行為は、その最も身近なものなのかも知れない。

 

舞台は変わります。

 

今、私は駅の構内に居ます。電車を待っているのですが、まだ来る様子がありません。辺りを見回していると、全ての駅が書かれた駅名票があります。それを頭にインストールする。今日は3駅順番に記憶しよう。記憶出来るまで何度もインストールする。100回でも200回でも。3日後には全部の駅を記憶する。その次は、時間制限をかけて早口でいう。まあ、ゲーム感覚ですね。

 

さあ、スタートだ。

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■あらすじ

 

1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。

 

 

■解説

 

計864ページ、全13章にも及ぶ長編小説です。

 

思い起こせば2014年の大晦日。テレビを見ても紅白歌合戦か格闘技しか放送されないし、かといってインターネットをする理由もなく、暇な時にでも読もうと思い、古本屋で買っておいた「白夜行」。

 

あまりの分厚さに敬遠していたのですが、他にやることがないので淡々と読んでみることにしました。でも、内容がイマイチ掴めない。やはり私はミステリーが苦手なのだなと実感していたのですが、なぜか第2章を読み始めて以降は嘘のようにページを捲っていました。

 

どうやら、本書は第1章が最大の難所です。伏線のまま終わってしまっているので「単純そうな殺人事件が解決出来そうで解決出来ない」というジレンマのまま終わります。事件は迷宮入りするのですが、捜査一課の笹垣刑事は諦めません。

 

年月が経過した第2章以降は、1章で登場した被害者の息子・桐原亮司と容疑者の娘・西本(唐沢)雪穂が別々の章で登場します。それぞれ中学・高校へと進学して行くのですが生き方は対照的です。

 

時代を風刺しながらもその闇に生きる亮司。関わった人間の中から役に立ちそうな者なら誰だって利用する。警察には証拠すら握らせることなく犯罪に手を染める。知能を研ぎ澄ませ、世を嘲笑うかのように財産を搾り取って行く。

 

一方で、事件のあった小学校時代に母親を亡くし、唐沢家の養女になった雪穂は学業と礼儀作法を身につけて行く。中学へ通う頃には誰もが振り向く美女に成長。その優等生ぶりから、同姓からも人気があったものの、一部では妬みから彼女を敵視する意地悪な生徒もいた。ところが、そんな者には災いが降り注ぎ、結果的に雪穂と和解する。

 

そして、更に時が過ぎて行く。

 

本書の特徴は、亮司と雪子の2人を主人公としてストーリーが進んで行くのですが、彼らの心情表現は殆ど描かれておりません。各章に登場する脇役の視点から観察した亮司と雪子になるのですが、この2人は物語のどこかで繋がっています。それはあるアイテムだったり、言葉だったりするのかも知れません。

 

大人になっていく2人の前に、笹垣刑事が再登場します。

 

2人のあまりの変化に戸惑いと自責の念にかられる笹垣。

あの時にワシが事件を解決出来ていたなら・・・。

 

事件を迷宮入りさせたものは何なのか?

2人の心はどうなってしまったのか?

彼らの運命は?

 

惹きこまれるシナリオの中に、その時代の社会風刺と「小さな思い込みというものがいかに恐ろしいものであるのか。また、人の心を奪い、取り返しのつかないものにしてしまうのか」を重く語ってくれています。どうやら、私は本書をきっかけに東野ワールドに嵌ることになりそうです。

 

 

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 通勤は、思っている以上に疲れるものです。

 

自家用車だと快適な空間こそ生まれますが、その外側には危険がいっぱい潜んでいる。だから、運転に神経を使うし、これがバイクや自転車の二輪車になれば身軽にこそなれますが、反面、季節や天候の影響により肉体的・心理的な負担まで掛かってきます。

 

そう思えば、バスや電車での移動は運転の必要がない分だけ楽です。ところが、こちらはこちらで乗車の環境によって疲労度も変わってくる。

 

世間的には「通勤は近いほうが良い」なんて言われてますが、これって案外迷信なのかも知れません。自宅と勤務先との環境は天と地ほどの差までとは行かなくても随分と違うものです。移動とは「その環境の変化へ対応するまでの下準備」という役割もある。近過ぎると「もう着いたのか」と降車せざるを得なくなり、また忙しなく歩き、気がつけば「あ~あ、また会社に来ちまったぜ」と溜息をつく、なんてなりかねません。

 

「距離は遠いかも知れないけど、君ん家の最寄駅は快速急行が停まるからいいじゃないか」

 

これもどうかと思います。各駅に停まらない分だけ、車内は人が多くなる。中には鼻水を垂らしながら笑顔でいる者、マスクはしていても此方を向いて咳きをしてくる者、荷物を大量に持っている者、ピクニック気分で騒がしい者、平気で飲食をしている者など、不特定多数の人間と距離が近くなってしまう。

 

神経質な男性なら若い女性が側にいるだけで離れたくなるかも知れない。これは恐らく、痴漢の濡れ衣を着せられたらそれだけで職を失う、一瞬で人生が終わってしまうというマイナス思考が働くからです。運良く座席に座れたとしても、立っているのが辛そうなお年寄りが目の前に居ればやはり譲ってあげることになる。結局のところ、疲労が上積みされることのほうが多くなる訳です。

 

住むなら、最寄駅は通勤に多少遠くても「普通電車でしか停まらないマイナーな駅」であるほうが良いのかも知れません。1人暮らしなら、近年では賃貸でも安くて良い物件が増えてますので。

 

「氣のパワー」なんてものは信じたことないのですが、緑の多い場所、大きな窓のある家(網戸必須)は良いと思われます。昼なら照明がなくても光が届きますし、窓を開ければ簡単に換気が出来る。その外に並木道などの緑があるのなら、その息吹を取り込める。睡眠の割りには不思議と疲れが取れるものです。気持ち的にも少しずつ穏やかになれるのかも。

 

どちらにしても各々の気に入った環境に身を置く、又は、そのように作り変えるという努力はしたほうが良いかと思いますね。

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 今回は、70年代後半、英国ロック界の転換期に出現した超大物バンドです。

 

75年、キャプテン・センシブル(レイモンド・バーンズ)、ラット・スケイビーズ(クリス・ミラー)、ブライアン・ジェイムスによってSubterraneansを結成。バンドは直ぐに解散するが、パンクロックの仕掛け人と呼ばれたマルコム・マクラーレンがクリッシー・ハインド(現 プリテンダーズのヴォーカル)と引き合わせてMasters of the Backsideのグループ名で再始動。しかし、これも解散。

 

マルコム、クリッシーの2人と別れたキャプテンは、翌年76年に新ヴォーカリストとしてデイヴ・ヴァニアンを迎えて独自にパンクバンドを結成。

 

その名も ザ・ダムド。結成時のメンバーは以下の通り

 

デイヴ・ヴァニアン(V)

ブライアン・ジェイムス(G)

キャプテン・センシブル(B)

ラット・スケイビーズ(D)

 

古くからのファンならもはや常識になっていますが、ロンドン三大パンクバンドに数えられる彼らダムドがセックス・ピストルズやザ・クラッシュと大きく違う点があるとすれば、それはバンドとしての生命力に他ならない。メンバーの変更こそあるものの、結成から現在まで続いており、エネルギーは衰えを知らない。

 

一体どこからこんな力が沸いてくるのだろうか?

 

ダムドの特徴として、大方のパンクバンドが持っている政治的な歌詞とかネガティブなメッセージ性とかは強くない。故に花火のように散ることなく、彼ら自身がパンクロックというものを純粋に楽しんでいるのではないかと思われます。そして、彼らによって追求された音は、やがてハードコア・パンクという新しいカテゴリーへと繋がって行くのです。

 

 

 

 

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