畑と短歌と岡林信康。 | 井上高志のブログ

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音楽のこと・田舎暮らしのことを中心に語っていこうと思います。

 

 昨日の暴風雨で倒れた麦を起こしている時、短歌を2首、思いつく。思いついたというより、新宮短歌会への毎月の締切が明後日やから無理やりつくった?

「嵐ゆえ倒れし麦を起こしつつ今日もやろうとぬかるみを踏む」

「煩悩や醜き心静めたく今日もひと振り土を耕す」

短歌会に出て、先輩諸氏の批評を承りながら、この歌がどんなふうに変わっていくのか楽しみである。短歌は一旦提出してしまうと、まな板の上の鯉である。

おとついは、古座で岡林信康さんのライブがあった。49年の重みと枯れていく感じが重なって味わい深い歌を醸し出していく。70歳とは思えないきれいな声やった。生活の中から自然にあふれ出る透明感のある詩とメロディー。歌がすっと入ってくる。もう2・3曲聞きたかったけれど、自分も、自然にあふれ出る詩とメロディーで歌を書いていきたいなと、改めて思った。岡林信康、健在。うれしい。