無添加住宅は北海道から沖縄まで、全国に約150社の代理店があるのですが、各地域ごとでレベルアップを目的とした会議を定期的に開催しています。
各社持ち回りで開催しているのですが、今回は新しいモデルハウスが完成したこともあり、コラボハウスで開催しました。
今回のテーマは、『TVOC』と、『セントラル浄水器』
VOCとは、揮発性有機化合物のことで、TVOCはVOCのトータル量を表したものです。
英語で表記すると「Total Volatile Organic Compounds 」となり、総揮発性化合物と訳すことができ、「TVOC」はこの頭文字を取ったものになります。
TVOCは、個々のVOCの量がどれくらいなのかではなく、そこに存在するVOC全体が総量でどれくらいなのかを示すものです。
室内中の化学物質は一種類だけではなく、室内中に存在するVOCは数百種類もあると言われています。
一種類の化学物質を対象にして濃度を下げたとしても、他の化学物質の濃度が高ければ安全とはいえません。
でも、全てのVOCについて個別のガイドライン値を設けて規制するのは事実上不可能なので、TVOCという考え方が出てきたわけです。
でも、全てのVOCについて個別のガイドライン値を設けて規制するのは事実上不可能なので、TVOCという考え方が出てきたわけです。
厚生労働省により、個々の物質に関しては医学的な根拠によって濃度の指針値が決められていますが、TVOCについては医学的な根拠を確立することが困難なので、通常の居住状態で達成可能なレベルとして判断されたものが指針値に設定されています(暫定目標値 400μg/m3)。
しかしながら、VOCは天然の木からも出ていて、特に香りの強いヒノキやスギなどからはたくさん出ます。
ですので、TVOCが高いからダメということではなく、室内をサンプリングしその内訳がどうなっているかを知ることが大切です。
今までは、内訳を知ることは費用が掛かってしまったり困難でしたが、簡単にしかも安く調べられるキッドができ、コラボハウスでも何軒か測定しました。
その結果、TVOCのうち、約65%が木から発せられるものでした。
いろいろと小難しい内容になってしまいましたが、わかったことは…
無添加住宅の空気は綺麗!
ということです。
その後、行ったセントラル浄水器についての内容は、また改めてアップします。
高田