2012-03-04 12:19:44

大手前大学「メディア文化」メジャー 第1回公開研究会報告

テーマ:けいおん!
大手前大学「メディア文化」メジャー 第1回公開研究会報告

昨日、以下の研究会に参加してきました。
http://www-soc.kwansei.ac.jp/kaname_t/

↓同リンクより引用、ここから

大手前大学「メディア文化」メジャー 第1回公開研究会
● 日時:2012年3月3日(土)13:00-18:00(予定)
● 場所:大手前大学 さくら夙川キャンパス
     メディア・ライブラリーCELLフォーラム
     http://www.otemae.ac.jp/cell/facilities/forumn.html
● 発表者:
・松本 真治(鷲宮商工会 経営指導員)
・清水 純一郎(滋賀県犬上郡豊郷町 産業振興課)
・位飼 秀介(大手前大学 メディア・芸術学部)
※ その他、大手前大学学部生による学生企画発表・ポスター発表等が
  あります。
● 司会: 谷村 要(大手前大学 メディア・芸術学部 講師)
● 趣意:
 大手前大学では、「メディア文化」専攻(メジャー)の学生を中心と
した年次成果発表会を兼ねた公開研究会を、2011年度より毎年開催して
いく予定です。第1回となる本年はメディアコンテンツを通じて形成さ
れる「聖地化」をテーマとした研究会を開催します。
 現在の情報社会においては、メディア・コミュニケーションを通じて
人びとがつながり、交わっています。そして、そのことが現実空間に独
特の場所性を付与し、多くの人びとを呼び寄せる観光資源をつくりだす
こともあります。その事例として、「(アニメ)聖地」が挙げられます。
 この場合の「聖地」とは、アニメ作品のモデル地域や作者に縁のある
地域で、かつ、アニメファンにとって価値ある場所として認知されてい
る場所を指しますが、この「聖地」となったことを地域振興に活用しよ
うとする市町村が次つぎに現れるようになっています。
 本研究会では、その地域振興を最も「成功」させたとされる埼玉県久
喜市鷲宮地域と滋賀県犬上郡豊郷町でまちおこしに携わった当事者をお
呼びし、その実践事例についてお話ししていただきます。あわせて、鷲
宮商工会が製作したご当地映画『鷲宮☆物語』も上映する予定です。
 他にも谷村ゼミの学生による調査報告や学生企画等さまざまな企画を
予定しております。地域活性化に関心がある方だけでなく、アニメによ
って引き起こされる社会現象に関心がある方も是非ご参加ください。

↑ここまで



以下、研究会の内容要旨をまとめてみます。


谷村ゼミの活動報告(3年ゼミ22名)
大手前大学を「聖地」にする?
オオテマン、という戦隊ものを創る試み。
問題提起として、「研究者の考える聖地とは、経済効果の見込める場所のみ、か?」
「アニメの聖地は、アニメファンがつくる?」
「映画ロケ地の場合は?」
などの、多面的な視点が提起されました。
今後の研究の深化を期待します。


松本真治氏
(鷲宮商工会 経営指導員)
鷲宮町(現久喜市)にある鷲宮神社は関東最古の大社で、頼朝ゆかりの神社ですが、
現在、アニメ『らき☆すた』の聖地として有名です。
商工会としては、せっかくきてくれたファンに、お土産を出そうということになり、版元と折衝して、絵馬ストラップを販売しました。それが完売して、商店に直接の経済効果があったことから、次は、町そのものの魅力を高めるため、スタンプラリーを企画。
やがて、町民とファンの交流も起こり、『らき☆すた』御輿が上海万博に出るなど、国際的な注目を浴びるようになりました。
基本はファン目線で、きてくれるファンに喜んでもらうということが第一。


清水純一郎
(滋賀県犬上郡豊郷町 産業振興課)
豊郷町は、アニメ『けいおん!』の聖地として有名ですが、制作会社から、正式にモデルと認められてない。
しかし、世間に認められよう、ということで、なにをやったらいいか、ファンの意見をきいた。
「部室でお茶」の希望が多かったので、手づくりでカフェを始めた。
地元が受け入れ姿勢をとると、ファンは、「いってもいいのだ」と反応する。
オフ会、ファン主催のお誕生会など、ファン主導のイベントが始まった。
公式にモデルではないので、版権の問題でアニメの絵を使えない。
アニメが終わっても、続くように、アニソン、軽音楽にイベントを拡大。


位飼秀介
(大手前大学 メディア・芸術学部)
けいおん甲子園の実地調査
イベントはファンのため?地域のため?高校生たちのため?
という問題提起を投げかけました。


質疑応答

Q:住民の反応は?
クレームは2、3人程度

Q:町の景観が変わったことについて
『らき☆すた』の住民票からの税収で街路灯を整備など、おおむね好評。

Q:豊郷への映画等のオファーは?
映画やドラマロケは多い。町長も、ロケ地として売り込み中。

Q:「ハルヒ」で西宮を盛り上げるには?

なぜハルヒ?という根本的な疑問がある。
ファンの求めがあってはじめてできる。ファンの意見を聞くのが先

など、活発な議論が繰り広げられました。

なお、あとの懇親会でも、多数の参加者が、食事もそっちのけで熱心に議論する姿がみられ、この研究会が、幅広い層の強い関心を引きつけたという印象を受けました。


ちなみに、筆者自身は、「涼宮ハルヒ」などのアニメコンテンツ研究もやっていて、

新刊『ハルキとハルヒ 村上春樹と涼宮ハルヒを解読する』(土居豊 著 大学教育出版 2012年4月発売予定)

を4月に上梓します。
その他、『涼宮ハルヒ』シリーズの「聖地」西宮市など、各地で講演や講座を担当しており、今年も、西宮市文化振興財団主催の西宮文学案内講座で「村上春樹」や、「涼宮ハルヒ」の講座を担当します。

その立場からみても、今回の研究会は、非常に充実した内容でした。
今後の更なる研究の深化を期待します!

作家・文芸レクチャラー土居豊ブログ「震災後の文学・芸術」
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※写真1 受付風景
※写真2 谷村ゼミ生自身によるアニメキャラのコスプレ
※写真3 ゼミ生が学内に設置したとびだし絵
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