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2017-02-27 21:28:14

村上春樹『騎士団長殺し』、ネタバレありの読後感(第1弾)

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村上春樹『騎士団長殺し』、ネタバレありの読後感(第1弾)

 

 

村上春樹『騎士団長殺し』を発売日に入手して、早速斜め読みした印象では、掛け値なしに春樹文学の総決算だといえる。特に『ねじまき鳥クロニクル』の世界観を継承しつつ、時系列では東日本大震災までをフォローしている。

村上春樹の待望の新作だということだから?早速けなしまくる人がいるが、真面目に読んだのだろうか?と問いたい。
本作は、少なくとも途中までは、普通に日本文学のまともな小説として読める。春樹作品にしてはまともすぎるぐらいだ。もちろん、途中から怪しいあれこれが出てくるが、今時の小説で、マジックリアリズム的な展開など珍しくない。

全体を通じて、大上段に構えない文体で、淡々と物語が時系列順に進行する。物語の中身はほぼ卑近な話題だが、その裏側に底知れない深みを感じる何か、がある。その何か、が何なのか? それをいずれまた再読しながら考えたい。

 

 

 

以下、内容ネタバレするので、未読の方はご注意を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


本作を読む上でまず押さえておきたいのは、村上春樹の短編「ファミリー・アフェア」(『パン屋再襲撃』所収)だ。

その理由は、本作とこの短編の主人公がともに兄妹の家族構成だからだ。そして、春樹作品の中でこの兄妹という設定は他にない。
さらに、本作と短編「ファミリー・アフェア」はどちらも、春樹作品として珍しい部類のリアリズム描写で書かれている。もっとも、本作の場合は、途中からマジック・リアリズムに移行していくのだが。
村上春樹の主人公の多くは、家族を持つことを好まず、基本的に一人っ子で、あるいは親族と疎遠なまま生活している。ところが、短編「ファミリー・アフェア」では、珍しく、家族の心の交流を実に巧みな文章で描き出している。
本作『騎士団長殺し』においても、テーマは家族関係だといえる。そういう観点から読むと、本作は村上春樹が家族を描こうとした小説であり、新たな重いテーマに真正面から挑んだ意欲作だといえるのだ。
突飛な例えに聞こえるかもしれないが、『騎士団長殺し』は、村上春樹における漱石『門』か『行人』に該当する印象だ。そこから遡ると、『ねじまき鳥クロニクル』は『それから』に該当するということになるのではないか?
ただ、遡っても、『三四郎』に該当する春樹作品はなさそうだが。

ところで、『騎士団長殺し』は、「第2部終わり」と最後に記されている。この終わり方は『ねじまき鳥クロニクル』や『1Q84』の場合と同じで、いかにも続きがあり得るような感じだ。
でも、筆者の読後感は、これで完結した方がいい、というものだ。本作は、非常にしっかりと堅固に構築されている。ちょうど四楽章構成の交響曲のように。これ以上の続きは不要に思えるのだ。


そういえば、「騎士団長殺し」を、タイトルが「アクロイド殺し」に似ているからミステリーかな?と予想した人もいた。
だからどうというわけではないが。


以下は余談だが、
村上春樹ネタとして、春樹文体でツィートしたりするのがあるが、笑い事ではない。素人が真似て書いたのに一目でその作家だとわかる文体、など、まさに稀有だ。村上春樹はあの独特の文体を確立しただけでも、偉大な作家だといえるのだ。
物書きなら、そんな強固な文体が、なにより欲しいはずだ。ほんとに冗談じゃない。

 

これも余談だが、テレビのニュース特集をみて、村上春樹の小説の主人公が「やれやれ」を連発するというのをきいて、筆者の息子は『ジョジョ』のパクリだ、と言う。
だが、承太郎のは「やれやれ、だぜ」だぜ、息子よ。

 


※ほんとは「文学理論」の本ではないのですが…1位をいただきました!

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1位 ─ 本 > 文学・評論 > 評論・文学研究 > 文学理論

 

『村上春樹で味わう世界の名著』(Kindle版)
土居豊 著
https://www.amazon.co.jp/dp/B06XMZPW3B/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1487898410&sr=1-1

 

【内容】
本書は、以前、配信していたメルマガをもとに、新たにwebエッセイとして毎週更新していた、土居豊『村上春樹で味わう世界の名著』の連載をまとめたものです。
本書では、村上春樹作品に引用された世界の名著を紹介しています。世界で愛読される村上春樹の小説を通じて、世界の有名文学のエッセンスをレクチャーする内容です。
村上春樹が折にふれて述べている「物語力」こそ、困難な時代を生き抜く力となるにちがいない、と筆者は考えています。
村上作品に数多く引用された古典や名著を読むことで、読者のみなさんの生きるヒントがみつかれば、と願っています。

【目次】
第1章「村上春樹『1Q84』より、『平家物語』」    
第2章「村上春樹とニーチェ」    
第3章「村上春樹『1973年のピンボール』とカント」    
第4章「村上春樹『羊をめぐる冒険』とシャーロック・ホームズ」    
第5章「村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』とプルースト」    
第6章「『ノルウェイの森』より、村上春樹とフィッツジェラルド」    
第7章「『ダンス・ダンス・ダンス』より、村上春樹とフォークナー」    
第8章「村上春樹『国境の南、太陽の西』より、(タイトルなし)」    
第9章「村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』より、ヘミングウェイ『武器よさらば』」    
第10章「村上春樹『スプートニクの恋人』より、夏目漱石『三四郎』」    
第11章「村上春樹『海辺のカフカ』より、カフカ「流刑地にて」」    
第12章「村上春樹『アフターダーク』より、村上春樹『1973年のピンボール』」    
第13章「村上春樹『1Q84』より、ジョージ・オーウェル『1984年』」    
第14章「村上春樹『1Q84』より、『平家物語』&映画『ノルウェイの森』」    
第15章「村上春樹『1Q84』より、ヤナーチェック作曲『シンフォニエッタ』」    
第16章「村上春樹『1Q84』より、プルースト『失われた時を求めて』」    
第17章「村上春樹『海辺のカフカ』より、夏目漱石『虞美人草』」    
第18章「村上春樹『海辺のカフカ』より、夏目漱石『坑夫』」    


 

 

※門戸厄神読書会、次回は村上春樹最新長編『騎士団長殺し』

 

 

https://www.facebook.com/events/631425923728961/


http://ameblo.jp/takashihara/entry-12248676219.html


待望の春樹最新作について、心ゆくまで語り合いましょう。

3月23日(木)19時〜村上春樹『騎士団長殺し』第1部 顕れるイデア編

 

 

※生駒ビル読書会、3月8日はいよいよ村上春樹の新作長編『騎士団長殺し』第1部&村上春樹について何でもフリートーク大会

 

https://www.facebook.com/events/609924619194246/

 

生駒ビル読書会、3月は村上春樹の新作長編『騎士団長殺し』第1部を扱います。
さらに、引き続き4月には、同第2部を読みましょう。

 

 

 

※2月24日(金)サンテレビ・ニュースポートで村上春樹の文学について土居豊が解説しました

 


http://ameblo.jp/takashihara/entry-12251110848.html


 

 

※土居豊『いま、村上春樹を読むこと』(関西学院大学出版会)
【内容】
『アフターダーク』以降の小説を、短編集を中心に熟読し考える試み。昨今の「読まずに批判する」風潮に一石を投じる。「村上春樹現象」ともいうべき、最近の村上春樹をめぐる言説について論じる。
http://www.kgup.jp/book/b183389.html

 


 

 

【土居豊の共著新刊予告!】
2017年春 共著『西宮文学案内』(河内厚郎監修 関西学院大学出版会)刊行予定
土居豊の担当章で、「涼宮ハルヒ」シリーズに描かれた西宮の風景を論じます! ハルヒ聖地巡礼の写真も掲載。


 

 

※土居豊の作品はこちら
Amazons著者ページをぜひフォローしてください!新作情報などが届きます。
https://www.amazon.co.jp/土居-豊/e/B00491B5TQ

 

 

 

 

 

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2017-02-25 15:51:39

2月24日(金)サンテレビ・ニュースポートで村上春樹の文学について土居豊が解説しました

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2月24日(金)サンテレビ・ニュースポート21時半「徹底報道」特集「世界のハルキと阪神間」で村上春樹の文学について土居豊が解説しました。

 

※サンテレビ ニュースポート
http://sun-tv.co.jp/newsport

 


昨年、西宮の門戸厄神で開催した「村上春樹ノーベル文学賞カウントダウン」イベントにも中継に来てくださったサンテレビですが、今回のインタビューでも、同じ門戸厄神の居酒屋じゅとう屋を会場に使いました。
番組中にも、次回、ここで開催する村上春樹読書会について紹介いただきました。

 

※門戸厄神読書会、次回は村上春樹の最新長編『騎士団長殺し』

 

https://www.facebook.com/events/631425923728961/

 

http://ameblo.jp/takashihara/entry-12248676219.html

 

 


サンテレビのスタッフのみなさんは、番組の取材、じっくりと丁寧にインタビューしてくださいました。村上春樹についてのあれこれをお話しましたが、特に力が入ったのは、兵庫のテレビ局だけに、村上春樹の故郷である阪神間と作品の関係性についてでした。
また、土居豊の著作『いま、村上春樹を読むこと』も大きく取り上げていただいて、感謝感激です。

 

 

※土居豊『いま、村上春樹を読むこと』(関西学院大学出版会)
【内容】
『アフターダーク』以降の小説を、短編集を中心に熟読し考える試み。昨今の「読まずに批判する」風潮に一石を投じる。「村上春樹現象」ともいうべき、最近の村上春樹をめぐる言説について論じる。
http://www.kgup.jp/book/b183389.html

 


ちょうどサンテレビの特集が放映された当日は、村上春樹新刊『騎士団長殺し』の発売日でした。
自分もさっそく購入し、読みかけているところです。
パラパラと斜め読みした印象では、これは掛け値なしに春樹文学の総決算。過去の代表作、特に『ねじまき鳥』の世界を感じさせつつ、東日本大震災までフォローしています。
第1印象でふと思ったのは、『騎士団長殺し』は村上春樹における『門』か『行人』といえるのでは?ということ。そして『ねじまき鳥クロニクル』は『それから』に該当する、のではないか?と。
ただ、『三四郎』に該当する春樹作品はなさそうで、そういう切り口で春樹文学を考えてみるのも面白いかも、と思います。

ところで、村上春樹の小説には、様々な音楽や映画、そして世界の名作文学について引用が登場します。
そこに着目して、春樹作品中に出てくる世界の名著を紹介する評論エッセイを、このたび、偶然にも?春樹新刊の発売と同じ日に刊行しました。

※村上春樹で味わう世界の名著 (土居豊)  

https://www.amazon.co.jp/dp/B06XMZPW3B/ref=cm_sw_r_tw_awdb_x_7W5RybHFY397E 

 

http://ameblo.jp/takashihara/entry-12250590452.html

 


『村上春樹で味わう世界の名著』(Kindle版)
土居豊 著
2月24日発売
【内容】
本書は、以前、配信していたメルマガをもとに、新たにwebエッセイとして毎週更新していた、土居豊『村上春樹で味わう世界の名著』の連載をまとめたものです。
本書では、村上春樹作品に引用された世界の名著を紹介しています。世界で愛読される村上春樹の小説を通じて、世界の有名文学のエッセンスをレクチャーする内容です。
村上春樹が折にふれて述べている「物語力」こそ、困難な時代を生き抜く力となるにちがいない、と筆者は考えています。
村上作品に数多く引用された古典や名著を読むことで、読者のみなさんの生きるヒントがみつかれば、と願っています。

【目次】
第1章「村上春樹『1Q84』より、『平家物語』」    
第2章「村上春樹とニーチェ」    
第3章「村上春樹『1973年のピンボール』とカント」    
第4章「村上春樹『羊をめぐる冒険』とシャーロック・ホームズ」    
第5章「村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』とプルースト」    
第6章「『ノルウェイの森』より、村上春樹とフィッツジェラルド」    
第7章「『ダンス・ダンス・ダンス』より、村上春樹とフォークナー」    
第8章「村上春樹『国境の南、太陽の西』より、(タイトルなし)」    
第9章「村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』より、ヘミングウェイ『武器よさらば』」    
第10章「村上春樹『スプートニクの恋人』より、夏目漱石『三四郎』」    
第11章「村上春樹『海辺のカフカ』より、カフカ「流刑地にて」」    
第12章「村上春樹『アフターダーク』より、村上春樹『1973年のピンボール』」    
第13章「村上春樹『1Q84』より、ジョージ・オーウェル『1984年』」    
第14章「村上春樹『1Q84』より、『平家物語』&映画『ノルウェイの森』」    
第15章「村上春樹『1Q84』より、ヤナーチェック作曲『シンフォニエッタ』」    
第16章「村上春樹『1Q84』より、プルースト『失われた時を求めて』」    
第17章「村上春樹『海辺のカフカ』より、夏目漱石『虞美人草』」    
第18章「村上春樹『海辺のカフカ』より、夏目漱石『坑夫』」    

 

 

※生駒ビル読書会 3月はいよいよ村上春樹の新作長編『騎士団長殺し』第1部&村上春樹について何でもフリートーク大会

 

https://www.facebook.com/events/609924619194246/

 

さらに、引き続き4月には、同第2部を読みましょう。

【趣旨】
大阪船場の近代建築の傑作であり、「生きた建築ミュージアム」にも選定されている生駒ビルヂングにご協力いただき、定期的に読書会を開催しています。文化財である近代建築を読書会の会場に使わせていただけるのは、とても素晴らしい機会です。
ご都合よろしければ、下記の会にご参加をお願い申し上げます。継続してご参加いただけましたら光栄です。
【詳細】
生駒ビル読書会「地下室の会」2017年第2回
課題図書:村上春樹『騎士団長殺し』第1部
日時:2017年3月8日(水)19時〜
開催場所:生駒ビルヂング 地下「図書室」
(1Fバールで一声かけてお入りください)
大阪市中央区平野町2丁目2番12号(アクセスは下記)
参加費:500円
終了後、希望者で懇親会を予定します!飲食は各自実費

生駒ビルヂングHP
http://www.ikoma.ne.jp/
(大阪船場の近代建築の傑作で「生きた建築ミュージアム」にも選定される)


詳細は、以下のフェイスブックページにも告知しています。

「地下室の会」Facebookページ
https://www.facebook.com/ikomabld.reading.circle

 

 

 

【土居豊の共著新刊予告!】
2017年春 共著『西宮文学案内』(河内厚郎監修 関西学院大学出版会)刊行予定
土居豊の担当章で、「涼宮ハルヒ」シリーズに描かれた西宮の風景を論じます! ハルヒ聖地巡礼の写真も掲載。

 

 


※土居豊の作品はこちら
Amazons著者ページをぜひフォローしてください!新作情報などが届きます。
https://www.amazon.co.jp/土居-豊/e/B00491B5TQ

 

 

 

 

 

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2017-02-24 09:58:14

春樹新刊騒動について〜NHKクロ現「春樹新刊特集」土居豊も取材を受けました

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春樹新刊騒動について〜NHKクロ現「春樹新刊特集」土居豊も取材を受けました


2月23日のNHKクロ現、春樹新刊特集、土居豊も取材を受けたのですが、残念ながら番組では使われませんでした。
そこで、取材の際に答えた内容を以下に語ります。取材では、いくつかの質問項目に対して、土居豊が回答しました。

質問1)人々は村上作品のどこに熱狂しているのか?

土居豊の回答)
「読者は作品の人物に自身を投影して、自分の物語として読む(国内、国外を問わず)。
具体的には
「僕」や「鼠」、「ワタナベ」のだめなところ、もてるところに。
「直子」「緑」「久美子」「メイ」などのだめなところ、救われるところに。
「黒服」「わたやのぼる」などの悪に。
「羊男」「マルタ&クレタ」「ユキ」などのお化け組に。
など。
ゆえに、好き嫌いははっきり分かれる。
特に、市井の庶民、サラリーマン、主婦、ビジネスマン、などの反発は強いはず。
また、リアリズム文学、私小説を愛好する読者の反発も。
左翼的、弱者寄り添い型、ダメ男ダメ女の赤裸々な小説、人情物語の愛読者も反発、筋立てのはっきりしたエンタメ小説の読者からも反発。

質問2)アンチも顕在化している不思議な構図はいったい何を意味しているのか?

土居豊の回答)
「アンチの場合も、無意識に自身を投影して反発しているにちがいない。そうでなければ、あんな執拗なアンチ本やアンチ記事が続くはずはない」
評論家では川村湊氏、黒古一夫氏、
最近では、ドリー『村上春樹いじり』」

※土居豊の評論『いま、村上春樹を読むこと』で、アンチ春樹のことを書いている。ドリー『村上春樹いじり』への反論も書いた。
今回、クロ現に出演されていたドリー氏には、ぜひ2冊目を書いてほしいと思う。
※土居豊『いま、村上春樹を読むこと』(関西学院大学出版会)
http://www.kgup.jp/book/b183389.html

 

質問3)社会現象とまでなる要因はいったい何なのか?

土居豊の回答)
「ファンを囲い込む地道なファンサイト活動による固定ファンの存在が核となっている。
ファンクラブ的な読者の囲い込みは、古くはSFやミステリーで盛んだったが、純文学の場合、ファンクラブ的な読者囲い込みは春樹と龍がおそらく最初か。
春樹のファンクラブがHPフォーラムとして根付いて、その後の「ハルキスト」の核となっていく。
ハリポタも同じ流れで、ファンクラブによる読者囲い込みが全世界で展開されたが、日本の出版社がその方式を春樹の新刊発売祭りに応用した。
また、春樹の場合、2006年のカフカ賞以来、ノーベルフィーバーが書店での販促活動強化に拍車をかけた」

 

※春樹ファンフィーバーの時系列
1998〜99年 村上朝日堂HP読者フォーラム
2002〜03年 少年カフカサイト
2015年 村上さんのところサイト

 

最後に、付け加えると、村上春樹の小説を読む読書会に集まる参加者は、多くが「ハルキスト」呼ばわりを嫌う。また意外と、春樹を初めて読んでみた、読んでみたいと思っていた、嫌いだった人が多い。

 

 

以上

 

 

 

 

今回の春樹新刊を機会に、ぜひ、土居豊主催の読書会にもご参加ください。

 

1)
2月の門戸厄神読書会は村上春樹の短編集『TVピープル』を読みました
&次回は最新長編『騎士団長殺し』

 

 

文学へのいざない in 門戸厄神 第21回 村上春樹『騎士団長殺し』


https://www.facebook.com/events/631425923728961/

 

http://ameblo.jp/takashihara/entry-12248676219.html

 

【お知らせ】
西宮で育った村上春樹の文学は、いまやノーベル文学賞の候補といわれ、世界40ヶ国以上の言語に訳されています。世界中で愛読される春樹文学の原点は、故郷・西宮にあります。村上春樹研究を四半世紀続けてきた作家・文芸ソムリエの土居豊と一緒に、村上春樹の文学を読みましょう。
新作が出たあと、門戸厄神の読書会でも、新作を読んで論じ合う予定です。

 

課題図書:
第21回 2017年3月23日(木)19時〜
村上春樹最新長編『騎士団長殺し』第1部 顕れるイデア編

 

ゲスト講師:土居豊(作家・文芸ソムリエ)
【参加費】1000円(お菓子つき)
※終了後、希望者で懇親会の予定です
【場所】
じゅとう屋J:SPACE
西宮市下大市西町(阪急門戸厄神駅下車すぐ)
居酒屋「じゅとう屋」
お問い合わせ:0798-52-2258

 

2)
生駒ビルヂングの読書会「地下室の会」でも村上春樹最新長編『騎士団長殺し』を取り上げます。

 


 

前回、新春第1回の生駒ビル読書会は2017年1月27日、課題本は村上春樹『風の歌を聴け』でした。
次回、新春第2回の生駒ビル読書会は、2017年3月8日(水)19時から。
課題本は村上春樹最新長編『騎士団長殺し』第1部です。
もちろん、第2部まで読んでしまっても大丈夫です。
また、
発売後、日が浅いため、課題本を読めていない方でもご参加していただけるよう、この日は新作の感想&春樹フリートークにしたいと思います。
日頃、春樹ワールドについて語りたかったこと、なかなか語れないことなど、心ゆくまで大いに論じ合いましょう。

次回、3月8日(水)19時〜
生駒ビル読書会「地下室の会」は、
課題図書:村上春樹『騎士団長殺し』第1部

村上春樹について何でもフリートーク大会!

 

https://www.facebook.com/events/609924619194246/

 

もし新作長編を読み終えていなくても、村上春樹について、思うところ、語りたいことのある方ならどなたでも、ご参加ください。

 

【趣旨】
大阪船場の近代建築の傑作であり、「生きた建築ミュージアム」にも選定されている生駒ビルヂングにご協力いただき、定期的に読書会を開催しています。文化財である近代建築を読書会の会場に使わせていただけるのは、とても素晴らしい機会です。
ご都合よろしければ、下記の会にご参加をお願い申し上げます。継続してご参加いただけましたら光栄です。

 

【詳細】
生駒ビル読書会「地下室の会」2017年第2回
課題図書:村上春樹『騎士団長殺し』第1部
日時:2017年3月8日(水)19時〜
開催場所:生駒ビルヂング 地下「図書室」
(1Fバールで一声かけてお入りください)
大阪市中央区平野町2丁目2番12号(アクセスは下記)
参加費:500円
終了後、希望者で懇親会を予定します!飲食は各自実費

※生駒ビルヂングHP
http://www.ikoma.ne.jp/
(大阪船場の近代建築の傑作で「生きた建築ミュージアム」にも選定される)

読書会詳細は、以下のフェイスブックページに告知しています。

※「地下室の会」Facebookページ
https://www.facebook.com/ikomabld.reading.circle

 

 


(発売予告)
『村上春樹で味わう世界の名著』(Kindle版)
土居豊 著
2月24日発売予定

 


【内容】
本書は、以前、配信していたメルマガをもとに、新たにwebエッセイとして毎週更新していた、土居豊『村上春樹で味わう世界の名著』の連載をまとめたものです。
本書では、村上春樹作品に引用された世界の名著を紹介しています。世界で愛読される村上春樹の小説を通じて、世界の有名文学のエッセンスをレクチャーする内容です。
村上春樹が折にふれて述べている「物語力」こそ、困難な時代を生き抜く力となるにちがいない、と筆者は考えています。
村上作品に数多く引用された古典や名著を読むことで、読者のみなさんの生きるヒントがみつかれば、と願っています。

【目次】
第1章「村上春樹『1Q84』より、『平家物語』」    
第2章「村上春樹とニーチェ」    
第3章「村上春樹『1973年のピンボール』とカント」    
第4章「村上春樹『羊をめぐる冒険』とシャーロック・ホームズ」    
第5章「村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』とプルースト」    
第6章「『ノルウェイの森』より、村上春樹とフィッツジェラルド」    
第7章「『ダンス・ダンス・ダンス』より、村上春樹とフォークナー」    
第8章「村上春樹『国境の南、太陽の西』より、(タイトルなし)」    
第9章「村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』より、ヘミングウェイ『武器よさらば』」    
第10章「村上春樹『スプートニクの恋人』より、夏目漱石『三四郎』」    
第11章「村上春樹『海辺のカフカ』より、カフカ「流刑地にて」」    
第12章「村上春樹『アフターダーク』より、村上春樹『1973年のピンボール』」    
第13章「村上春樹『1Q84』より、ジョージ・オーウェル『1984年』」    
第14章「村上春樹『1Q84』より、『平家物語』&映画『ノルウェイの森』」    
第15章「村上春樹『1Q84』より、ヤナーチェック作曲『シンフォニエッタ』」    
第16章「村上春樹『1Q84』より、プルースト『失われた時を求めて』」    
第17章「村上春樹『海辺のカフカ』より、夏目漱石『虞美人草』」    
第18章「村上春樹『海辺のカフカ』より、夏目漱石『坑夫』」    


※(お知らせ)土居豊がサンテレビのニュースで村上春樹の文学について解説します。2月24日(金)「ニュースポート」21時半「徹底報道」特集コーナー「世界のハルキと阪神間」です。よかったらご覧ください。
※サンテレビ ニュースポート
http://sun-tv.co.jp/newsport

 

 

 

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2017-02-23 20:27:31

(発売予告) 『村上春樹で味わう世界の名著』(Kindle版) 土居豊 著 2月24日発売予定

テーマ:ブログ

(発売予告)
『村上春樹で味わう世界の名著』(Kindle版)
土居豊 著
2月24日発売予定

 


 

【内容】
本書は、以前、配信していたメルマガをもとに、新たにwebエッセイとして毎週更新していた、土居豊『村上春樹で味わう世界の名著』の連載をまとめたものです。
本書では、村上春樹作品に引用された世界の名著を紹介しています。世界で愛読される村上春樹の小説を通じて、世界の有名文学のエッセンスをレクチャーする内容です。
村上春樹が折にふれて述べている「物語力」こそ、困難な時代を生き抜く力となるにちがいない、と筆者は考えています。
村上作品に数多く引用された古典や名著を読むことで、読者のみなさんの生きるヒントがみつかれば、と願っています。

【目次】
第1章「村上春樹『1Q84』より、『平家物語』」    
第2章「村上春樹とニーチェ」    
第3章「村上春樹『1973年のピンボール』とカント」    
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第5章「村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』とプルースト」    
第6章「『ノルウェイの森』より、村上春樹とフィッツジェラルド」    
第7章「『ダンス・ダンス・ダンス』より、村上春樹とフォークナー」    
第8章「村上春樹『国境の南、太陽の西』より、(タイトルなし)」    
第9章「村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』より、ヘミングウェイ『武器よさらば』」    
第10章「村上春樹『スプートニクの恋人』より、夏目漱石『三四郎』」    
第11章「村上春樹『海辺のカフカ』より、カフカ「流刑地にて」」    
第12章「村上春樹『アフターダーク』より、村上春樹『1973年のピンボール』」    
第13章「村上春樹『1Q84』より、ジョージ・オーウェル『1984年』」    
第14章「村上春樹『1Q84』より、『平家物語』&映画『ノルウェイの森』」    
第15章「村上春樹『1Q84』より、ヤナーチェック作曲『シンフォニエッタ』」    
第16章「村上春樹『1Q84』より、プルースト『失われた時を求めて』」    
第17章「村上春樹『海辺のカフカ』より、夏目漱石『虞美人草』」    
第18章「村上春樹『海辺のカフカ』より、夏目漱石『坑夫』」    

 

土居豊のAmazon著者ページ
http://www.amazon.co.jp/-/e/B00491B5TQ


※(お知らせ)土居豊がサンテレビのニュースで村上春樹の文学について解説します。2月24日(金)「ニュースポート」21時半「徹底報道」特集コーナー「世界のハルキと阪神間」です。よかったらご覧ください。
※サンテレビ ニュースポート
http://sun-tv.co.jp/newsport

 

 

 

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2017-02-18 20:47:12

大阪府の万博誘致予算に府民として一言いいたい

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大阪府の万博誘致予算に府民として一言いいたい

※万博誘致に3億円計上、IRにも配分 大阪府29年度予算案
(産経2017.2.17)
http://www.sankei.com/west/news/170217/wst1702170083-n1.html



大阪府民として一言いいたい。
万博誘致予算、全く無駄金だ。
まず、有識者会議関連予算はいらない。
最初に、万博誘致のアドバイザーとして猪瀬直樹氏を招いて、せっかく決めた「長寿」というテーマは、結局、霞が関のお役人にあっさり覆され、「未来社会をどう生きるか」?とかいう作文の題みたいなしょうもないやつになってしまった。
つまり猪瀬氏を呼んだのは無駄金だったことになる。
こんなことなら、どうせならテーマについて府民からパブコメ集めて決めたらいいと思う。

だいたい、国内機運醸成費って、何?
機運を醸成しなきゃできないような万博なら、最初からやめたほうがいい。
一大阪府民として、万博誘致にはあくまで反対する。
もちろん、カジノも反対だ。
塩漬けになった埋立地(五輪誘致失敗の負の遺産)は、これ以上よけいな手を加えずに、そのまま放置して、海鳥と干潟の楽園みたいなことになったらいいなあ、と漠然と想像する。
 
 
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2017-02-17 16:39:45

2月の門戸厄神読書会は村上春樹『TVピープル』を読みました&次回は最新長編『騎士団長殺し』

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2月の門戸厄神読書会は村上春樹の短編集『TVピープル』を読みました
&次回は最新長編『騎士団長殺し』
 

※「文学へのいざない in 門戸厄神」第20回2017年2月16日(木)19時〜
課題本:村上春樹『TVピープル』

※新年初の門戸厄神「村上春樹」読書会、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読みました
http://ameblo.jp/takashihara/entry-12242606150.html



昨夜の門戸厄神じゅとう屋の読書会では、村上春樹の短編集『TVピープル』を取り上げました。
90年刊行のこの作品集には、のちの春樹ワールドの元ネタが満載です。
今回、特に盛り上がったのは、「加納クレタ」という短編の中の、まるで筒井康隆のようなスラップスティックぶりでした。
また、「眠り」という短編について、それぞれご参加の方々が自分の睡眠の質についてあれこれ語りつつ、作品の読みを深めていきました。

さて、
村上春樹の故郷・西宮で毎月開催しているこの読書会、いよいよ次回は、最新長編『騎士団長殺し』第1部を取り上げます。
もちろん、第2部まで読んでしまっても大丈夫です。
待望の春樹最新作について、心ゆくまで語り合いましょう。


【お知らせ】
西宮で育った村上春樹の文学は、いまやノーベル文学賞の候補といわれ、世界40ヶ国以上の言語に訳されています。世界中で愛読される春樹文学の原点は、故郷・西宮にあります。村上春樹研究を四半世紀続けてきた作家・文芸ソムリエの土居豊と一緒に、村上春樹の文学を読みましょう。
新作が出たあと、門戸厄神の読書会でも、新作を読んで論じ合う予定です。

課題図書:
第21回 2017年3月23日(木)19時〜
村上春樹最新長編『騎士団長殺し』第1部 顕れるイデア編

https://www.amazon.co.jp/dp/410353432X

ゲスト講師:土居豊(作家・文芸ソムリエ)
【参加費】1000円(お菓子つき)
※終了後、希望者で懇親会の予定です
【場所】
じゅとう屋J:SPACE
西宮市下大市西町(阪急門戸厄神駅下車すぐ)
居酒屋「じゅとう屋」
お問い合わせ:0798-52-2258






※生駒ビルヂングの読書会「地下室の会」でも村上春樹最新長編『騎士団長殺し』を取り上げます。
前回、新春第1回の生駒ビル読書会は2017年1月27日、課題本は村上春樹『風の歌を聴け』でした。
次回、新春第2回の生駒ビル読書会は、2017年3月8日(水)19時から。
課題本は村上春樹最新長編『騎士団長殺し』第1部です。
もちろん、第2部まで読んでしまっても大丈夫です。
また、
発売後、日が浅いため、課題本を読めていない方でもご参加していただけるよう、この日は新作の感想&春樹フリートークにしたいと思います。
日頃、春樹ワールドについて語りたかったこと、なかなか語れないことなど、心ゆくまで大いに論じ合いましょう。

次回、3月8日(水)19時〜
生駒ビル読書会「地下室の会」は、
課題図書:村上春樹『騎士団長殺し』第1部

村上春樹について何でもフリートーク大会!

もし新作長編を読み終えていなくても、村上春樹について、思うところ、語りたいことのある方ならどなたでも、ご参加ください。

【趣旨】
大阪船場の近代建築の傑作であり、「生きた建築ミュージアム」にも選定されている生駒ビルヂングにご協力いただき、定期的に読書会を開催しています。文化財である近代建築を読書会の会場に使わせていただけるのは、とても素晴らしい機会です。
ご都合よろしければ、下記の会にご参加をお願い申し上げます。継続してご参加いただけましたら光栄です。

【詳細】
生駒ビル読書会「地下室の会」2017年第2回
課題図書:村上春樹『騎士団長殺し』第1部
日時:2017年3月8日(水)19時〜
開催場所:生駒ビルヂング 地下「図書室」
(1Fバールで一声かけてお入りください)
大阪市中央区平野町2丁目2番12号(アクセスは下記)
参加費:500円
終了後、希望者で懇親会を予定します!飲食は各自実費

※生駒ビルヂングHP
http://www.ikoma.ne.jp/
(大阪船場の近代建築の傑作で「生きた建築ミュージアム」にも選定される)

読書会詳細は、以下のフェイスブックページに告知しています。

※「地下室の会」Facebookページ
https://www.facebook.com/ikomabld.reading.circle








ところで、
村上春樹の新刊を読む前に、
ちょっと春樹ワールドの魅力について、また愛読者はどんなところに惹かれているのか? アンチ春樹の方々はどこに反発しているのか? 考えてみました。

まず、
人々は村上作品のどこに熱狂しているのでしょう?
村上春樹の愛読者は、作品の人物に自身を投影して、自分の物語として読む傾向が強いといえます。これは、国内、国外を問わず共通する特徴です。

具体的には、
「僕」や「鼠」、「ワタナベ」のだめなところ、もてるところに
「直子」「緑」「久美子」「メイ」などのだめなところ、救われるところに
「黒服」「わたやのぼる」などの悪に、
「羊男」「マルタ&クレタ」「ユキ」などのお化け組に、
などなど、読者は自分の好みのキャラクターに自分を投影しているのだと思います。

それゆえ、
村上春樹作品の好き嫌いは、はっきり分かれるのです。

一方、
アンチ春樹の方々の場合も、無意識に自身を春樹作品のキャラに投影してしまっているのだと考えられます。だからこそ、あれほど強く反発するのでしょう。そうでなければ、あんなに執拗なアンチ本やアンチ記事が続くはずはないからです。

さらに、
村上春樹の新刊が出るたび、社会現象とまでなるのはなぜなのか?
その理由は、
春樹作品には、かつてのファンジン活動、いまの同人誌活動のような固定ファン層が、すでに存在しているところにあります。
地道な春樹ファンサイト活動による固定ファンの存在が、現在の春樹フィーバーの核となっているのです。
小説におけるファンクラブ的な読者の囲い込みは、古くはSFやミステリーで盛んでした。けれど、純文学の場合、ファンクラブ的な読者囲い込みの試みは、村上春樹と村上龍のファンサイトがおそらく最初でしょう。
出版社の作った春樹HPフォーラムがファンクラブとして作用し、その後の「ハルキスト」の核となっていったと考えられます。
欧米の場合、例えば「ハリポタ」も同じような流れで読者囲い込みを、それも全世界で展開したのですが、日本の出版社がハリポタ方式を春樹の新刊祭りに応用したといえましょう。
また、
春樹の場合、2006年のカフカ賞以来、ノーベル賞フィーバーが巻き起こったことも大きいでしょう。
しかし一方で、読書会に集まる参加者は、「ハルキスト」呼ばわりを嫌う場合が多いのです。
むしろ、初めて読んでみた、読んでみたいと思っていた、嫌いだった人が読書会に参加してくることが多いのも興味深いことです。

今回の春樹新刊を機会に、ぜひ、土居豊主催の上記読書会にもご参加ください。


※2013年5月、京都大学での村上春樹講演会




 
 
※お知らせ
土居豊マガジン毎週更新!今週号、第18号【村上春樹『海辺のカフカ』より夏目漱石『坑夫』】
https://note.mu/doiyutaka/n/n97e808c56e65

このメルマガが、電子書籍でまとめて読めます!

村上春樹の新作長編の発売に合わせて、
土居豊のメルマガ「村上春樹で読む文学」
http://ameblo.jp/takashihara/entry-12219645475.html
を、
電子書籍で発売します。

乞うご期待!


※土居豊『いま、村上春樹を読むこと』(関西学院大学出版会)
http://www.kgup.jp/book/b183389.html
 
 
 
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2017-02-15 20:47:45

秋吉理香子『サイレンス』評

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秋吉理香子『サイレンス』評

※秋吉理香子『サイレンス』(文藝春秋)

https://www.amazon.co.jp/dp/B01N26QX33/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1


このミステリーは、これまでの秋吉作品とは一味違う。何より、「イヤミス」作家といわれてきた秋吉作品とは思えないほど、「後味がよい」のだ。
ミステリーのトリック自体は、相変わらずの見事さだが、事件そのものが、実に自然に起こる(いや、実は何も起きなかったのかも?)ので、事件の解決も、自然の成り行きでうまくいったように読める。
本作はミステリー小説の範疇におさまりきらない深みを持つ小説であり、風格すら感じられる。


もちろん、

ネタバレ厳禁なので、

ここから先は、

未読の方には、

要注意だ。


以下ネタバレあり
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


あらすじは省くが、この小説は、アイドルになるべく上京した地方出身の女性主人公・深雪が挫折する物語と、東京の大手広告会社勤務でアイドルの宣伝も担当している男性・俊亜貴の生き様が縦の線、対して横線に、女性主人公の出身地である日本海の離島で生きる幼馴染の男性・達也を中心とする、地方独特の文化、風習、人間関係を交叉させて描いている。
深雪と達也の幼馴染カップルが、彼女の婚約者だった俊亜貴の失踪?死?についてその後の人生で、どう心の中の始末をつけていくのか? そこをさらに読みたいという気持ちになる。
この小説の舞台となった島は、日本中の多くの離島の代表例の一つに過ぎず、この島と同じような運命を背負った土地が数多くあるのだ。
この小説にあるような三角関係は、日本中の離島で同じく繰り広げられているだろう。
それぞれが、どういう選択をするのか? それぞれの思いをどう抱えていくのか。
そこを考えると、誰しも身につまされることだろう。
ミステリーとしては、小説のラストまでいくつか謎が残されている。

スーツの謎
携帯の謎
犯行手段の謎
犯人は単数?複数?
誰がどこまで、何を知っている?

最後まで回収されない伏線はあるのだが、結末が曖昧なままな点が、むしろこの小説の持ち味だ。
本格ミステリーのようなトリック重視の作品を求める読者には、少々物足りないかもしれないが、本作は現代の若者の人生と、過疎化・高齢化・少子化の大きなテーマを真正面から引き受けている。
日本の将来を考えさせられるとともに、作品中に描かれる人物たちの抱える悩み、困難、苦労のあれこれが、おそらく誰しも経験するだろうことばかりで、多くの読者の共感を呼ぶにちがいない。


ところで、
最後に付け加えるが
秋吉ミステリーの名作『暗黒女子』が映画化される。
主演女優の出家騒動でとばっちりを受けているようだが、
この原作の小説は、素晴らしい作品だ。
映画の方も、無事公開されて大ヒットすることを願っている。

※秋吉理香子『暗黒女子』
 

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2017-02-13 16:05:53

連続読書会「西宮ゆかりの小説をよもう」in鳴尾図書館 、2月は谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』

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土居豊の連続読書会「西宮ゆかりの小説をよもう 司馬遼太郎から涼宮ハルヒまで」in鳴尾図書館
2月は谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』を読みました。


※参考ブログ
http://ameblo.jp/takashihara/entry-12243016687.html



公共図書館で、ハルヒの読書会を開催するのは、もしかしたら本邦初?だったかもしれません。
西宮の名を世界のアニメファンに知らしめた名作に対する、地元ならではの本気度をひしひしと感じました。
当日は、熱心なハルヒファンの方から、今回初めて読んだという方まで、年齢層も幅広い10名弱のご参加がありました。
読後感で最も印象的だったのは、かなりご高齢の方の、意外とすらすら最後まで読めてけっこう面白かった、というご感想。
ライトノベルであろうと年齢を問わず先入観抜きで楽しく読書できる、という小説の魅力を、改めて再認識させられました。
 
※鳴尾図書館のご担当が西宮市の図書館蔵書から集めた「長門有希の百冊」
 


 
読書会終了後、ご希望の方を引率して、講師自らハルヒの聖地巡礼をご案内しました。
鳴尾図書館のすぐ近くにある「ハルヒ」ゆかりの場所としては、「エンドレスエイト」で登場する「ハゼ釣り大会」の武庫川河川敷があります。
が、今回はパスして、阪神本線の甲子園駅から今津駅経由、阪急西宮北口へ。
この西北駅前の広場は「ハルヒ」作中でのSOS団の集合場所なのですが、
ご参加のお一人から、この広場とSOS団のいつもの喫茶店との位置関係について質問がありました。
とても鋭いご指摘で、作中では喫茶店は駅前の広場の真向かいにあるのです。だから、いつもの喫茶店のモデルといわれる「珈琲屋ドリーム」との位置関係が、作中と実際は違うことになります。
実はこの点について、以前、「ドリーム」の故・細海マスターに確認したことがあります。
その詳細は、拙著『ハルキとハルヒ』(下記)に書きましたが、ようするに、マスターは、作中の店のモデルはあるいは別の店ではないか?と考えていたようです。
その幻の店があった場所は、今は別のテナントが入っており、本当のところはどうなのか、想像するしかありません。

※『ハルキとハルヒ―村上春樹と涼宮ハルヒを解読する』土居豊 著
https://www.amazon.co.jp/dp/4864291276/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_ecYJybW7DMC7Q 






 
以前、ハルヒのバレンタインチョコを作ったことで有名な西北のケーキ屋「シェ・イノウエ」にも立ち寄り、時節柄、「合格マドレーヌ」を買いました。



 
近辺には、ハルヒゆかりの飛び出し立て看板が。


 
 
ハルヒファンの間で有名な聖地巡礼ポイントをいくつかまわり、最後はSOS団いつもの喫茶店として名高い喫茶店「珈琲屋ドリーム」でまったりと。



 
「団長席」に座らせていただき、隠しメニューの「長門有希のメロンクロームソーダ」をちゃんと注文しました。



 
 
このハルヒゆかりの喫茶店で、ハルヒ読書会をやれたらいいね、という話になり、はたして実現可能かどうか? ご参加の希望を近々、ネットで募りたいと思っています。

今回の読書会で、「ハルヒ」のアニメだけでなく、原作である谷川流のライトノベルの持つ魅力を再確認できたことは、とても有意義でした。
まず、年齢層を問わず読者を引きつける小説であること。いとうのいぢのイラストの魅力もさることながら、「谷川節」というべき独特の饒舌文体が醸し出す小説世界の味わいが読者を酔わせます。ハルヒたち登場人物が生き生きと描き出され、普遍的な青春小説であるといえます。
特に、青春小説としての「ハルヒ」シリーズの特質は、筆者のみるところ、傑出した友情物語である点だと考えています。
語り手「キョン」は、この世の不思議な存在と次々に友達となるのですが、本来ならありえない相手の出自を、彼はごく当たり前に、あるいは内心好奇心にかられながらも表面上はさりげなく、受け止めていきます。
これまでクラスの中で奇矯な存在として浮いていたハルヒに対して、キョンは普通に接することができるだけでなく、その奇抜な言動に、表面上はいやいやながらも内心楽しみながら付き合い、温かく見守っています。
スクールカーストという差別構造が当たり前となった現代の学校で、このハルヒ世界の人物たちのような友情は、ありえないかもしれません。だからこそ、この小説に描かれた友情物語は特別な輝きを放って、普遍的な魅力を保っていくといえましょう。
1巻刊行からすでに10数年、ライトノベルの中ではすでに古典となりつつある「ハルヒ」シリーズは、年齢問わずおすすめできる見事な青春小説です。
この作品の舞台ともなった喫茶店で、「ハルヒ」シリーズを読み、感想を語り合う「ハルヒ読書会」、ご参加お待ちしています!


※土居豊の連続読書会「西宮ゆかりの小説をよもう 司馬遼太郎から涼宮ハルヒまで」in鳴尾図書館は、いよいよ次回、最終回です。

第5回
3月11日(土)14:00〜16:00
読書会「井上靖『闘牛』」

皆様の自由な読解を語り合います。読書の楽しみを、シェアする楽しさを、ぜひ味わいにきてください。


※連続読書会は、鳴尾図書館で順次ご参加を募ります。
【受付はお電話か直接図書館へ】
西宮市立鳴尾図書館
西宮市甲子園八番町1−20
電話:0798-45-5003

※前回の読書会報告
(報告)土居豊の連続読書会「西宮ゆかりの小説をよもう 司馬遼太郎から涼宮ハルヒまで」in鳴尾図書館、城山三郎『零からの栄光』
http://ameblo.jp/takashihara/entry-12238265175.html

西宮市立鳴尾図書館で第2回読書会、司馬遼太郎「菜の花の沖」を読みました
http://ameblo.jp/takashihara/entry-12227971853.html
 
※読書会の講師・土居豊による「涼宮ハルヒ」シリーズの講演、トーク、著作など

1)
『沿線文学の聖地巡礼―川端康成から涼宮ハルヒまで』土居豊 著 
https://www.amazon.co.jp/dp/4862831508/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_QbYJyb88Q8GVH 

2)
『ハルキとハルヒ―村上春樹と涼宮ハルヒを解読する』土居豊 著
https://www.amazon.co.jp/dp/4864291276/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_ecYJybW7DMC7Q 

3)テレビ出演
2014年2月、朝日放送のテレビバラエティ番組「ビーバップ!ハイヒール」に、近著『沿線文学の聖地巡礼〜川端康成から涼宮ハルヒまで』関連企画で出演!
土居豊のカシコブレーン出演回
http://www.asahi.co.jp/be-bop/backnumber/140227.html

3)ラジオ出演
2014年4月12日、ラジオ関西の人気番組「青春ラジメニア」のネット配信「ラジメニ玉手箱R」を収録しました!
http://ameblo.jp/takashihara/entry-11821573349.html


さくらFM「西宮徹底解剖」2月 テーマ「西宮ゆかりのサブカルと文学」
パーソナリティ 増井孝子(さくらFM)
ゲスト 土居豊(作家・文芸ソムリエ)
西宮市広報HPで音声データが聞けます
http://www.nishi.or.jp/contents/0003279900020000700131.html

4)動画公開中
(報告)KOBEぽっぷカルチャーフェスティバル「涼宮ハルヒと神戸」講演(ゲスト・アニソンシンガー井上ひかりさん)
http://ameblo.jp/takashihara/entry-11620550739.html
http://www.nicovideo.jp/watch/sm21937092


※ロフトプラスワンウエストでの「ハルヒ」トークライブ出演
1)涼宮ハルヒがそう望んだから?台風一過、雨の上がった大阪、ロフトプラスワン・ウエスト「涼宮ハルヒを語り尽くす!vol.2」土居豊トークショー報告
http://ameblo.jp/takashihara/entry-11892576049.html

2)ロフトプラスワンウエストでの土居豊トークショー「涼宮ハルヒを語り尽くす!」報告
http://ameblo.jp/takashihara/entry-11866830723.html
 
 
※2016年1月、西宮市立中央図書館でハルヒ講演会を開催
 
 
※2016年8月、西宮市門戸厄神でハルヒイベントを主催
 
 
 
 
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2017-02-11 19:55:09

大阪府の「底辺校」で勤務していた体験から考える

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大阪府の「底辺校」で勤務していた体験から考える

※教育困難校の教師の悩みは深い    「毎日ババアとか死ねとか言われる」教育困難校の現役教員が悲鳴
(2017年2月8日)

http://news.livedoor.com/article/detail/12648796/


上記の参考記事のようなことは、
いわゆる底辺校で勤務したことのある教員なら誰しも体験したことだろう。
でも、たとえ教員がいかに大変な目にあっていようとも、経済的に困難な家庭の子供が、せめて高卒の資格で社会に出ていけるぐらいには、国や自治体が支えていかなければならないと思う。
そのために必要なことは、国、自治体の適切なマネージメントと十二分な予算の投入、特にマンパワーだ。

おそらく、実際に経験がなければ想像もつかないと思うが、「底辺校」で生徒を教えるということは、文字どおりの人海戦術が必要となる。
特に、授業そのものがまともに成り立たないような荒れたクラスでは、一人の教員だけでは50分の授業をまともにやることは不可能だ。そこで、当時の底辺校でやっていた作戦は、授業の空き時間の教員が当番を組んで、授業の邪魔をする生徒を廊下から見張り、あまりに度がすぎると、別室に連れて行って自習させる、というような方法だった。
ともかく、荒れる生徒に対して教員一人だけで立ち向かうのではなく、複数で指導するというのが基本的な考え方だった。なので、必然的に、教員のマンパワーが「底辺校」には不可欠だった。

それはともかく、
私自身が体験した、10数年前の大阪府立高校での「底辺校」の生徒たちは、当時の不況真っ只中で、おそらく現在の同レベルの高校の生徒より、おそらくしんどい生活だったはずだ。
それでも、卒業までにどうにか就職・進学して、社会に出て行った。
それでも、中には途中でどうしようもなく中退していく生徒もいた。彼ら彼女らが、その後どうなったか、その多くはわからない。それが今でも心残りだ。

ともあれ、今でも「教育困難校」があるというのなら、そこには国、公共団体が十二分に資金と人間を配置して、手厚く教育し、少なくとも高卒の資格をもたせて社会に送り出す、そういう政策が絶対に必要だ。
そこを疎かにすると、ただでさえ減っていく子供たちが、せっかくの資質を開花させるチャンスを与えられもせずに、社会の中で自立できないような境遇に追いやられてしまう。子供の教育の場合は、間違っても「自己責任」などと切り捨ててはいけない。良い環境さえあれば、子供たちはみなきちんと育っていくはずだからだ。
 
 
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2017-02-07 19:23:18

オケが地域と結びつこうとしても大阪のように「民意」で補助切られる場合も

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オケが地域と結びつこうとしても大阪のように「民意」で補助切られる場合も

※参考記事
【赤字どうする?日本のオーケストラ「第九」以外目玉ナシ】
https://news.biglobe.ne.jp/economy/0206/pre_170206_9031543124.html

記事より引用
《日本のプロ・オーケストラの経営基盤が脆弱なのは…地域社会との結び付きが弱いのも、ひとつの要因》



上記の参考記事のように、日本のプロ・オーケストラが地域に根ざして生き残りを図ろうとしても、地方政治を大阪の維新の会のようなポピュリズム政治が牛耳った場合、「民意」でオケの補助を打ち切る悪夢が実現してしまう。
そうなった場合、「地域に根ざしたオケ」の活動は、おそらく学校や公民館などとの共同での教育活動を中心にせざるを得ないだろう。だが、いわゆる「アウトリーチ」活動がメインでは、プロのオーケストラとして演奏の質を維持できるだろうか? そこが勝負どころだろう。
文化芸術と地方の結びつきの困難さは、音楽だけでなく美術や図書館、博物館にも同じことがいえる。広くは映画祭などもそうだ。
つまり、地方政治がポピュリズムに傾くと、往々にして税金を文化芸術に投入することが難しくなる。結果、文化芸術の活動は教育目的に偏ることになり、芸術としての質の維持が困難になりかねない、という本末転倒したことになっていく。
ちなみに、昨今の学校教育においても、文化芸術の位置付けは下がるばかりだ。高校の教育課程でも芸術が減らされた結果、学校教育の中での芸術教育に予算がつきにくい現状がある。
例えば学校の芸術鑑賞で生オケを聴かせようとして、その予算が十分確保できるかどうか? 美術鑑賞のため、演劇鑑賞のため、どのぐらい予算があるだろうか?
振り返ると、大阪維新の会と橋下元市長(元知事)による大阪の文化芸術予算削減は、回り回って日本のプロオケ(吹奏楽含む)に止めを刺す結果になる、といえる。
なぜなら、橋下政治の8年間で、もし当該自治体の住民が望めば、文化芸術予算を削ってオケを潰すことが可能だ、と全国の人々に実証してしまったからだ。
もし、オケなど不要、と考える住民が多数派をとれば、オケは簡単に地元の足場を失う。オケがいくら地域との結びつきで生き残りを図ろうとしても、地域住民がそれを不要という「民意」を示せば、ポピュリズム政治は簡単にオケを追放できるのだ。
その実例が、大阪のプロオケ(吹奏楽)の場合だ。
つまり
「大阪府音楽団=大阪センチュリー交響楽団」→「日本センチュリー交響楽団」への変化。
「大阪市音楽団」→「Osaka Shion Wind Orchestra」への変化。
いずれの楽団も、大阪の公的団体だったのが、民意によって大阪の地域との結びつきを剥奪され、名称も変わらざるを得なかった例なのだ。
はたして、両団体は今後どう生き残るか?
もちろん、名称が「日本」センチュリー交響楽団になっても、このオケは、地域との結びつきに生き残りをかけて、大阪府下の豊中市の新ホールの指定管理団体になっている。
Shionも、「大阪市」の冠は奪われても、大阪市との結びつきを保とうとしている。
だが、両楽団とも、本来の出自から比較すると、現状が後退戦であることは否めない。名称の変化は表面だけのことではないのだと推察できる。
そのことは、近隣の地方公共団体に属するプロ・オケとの対比で、おのずと明らかだ。
まとめると、
この流れは、以下のような悪循環だ。

オケが地域に根ざして生き残る=政治の傾向によっては予算カットされ立ち枯れる → 生き残りのため教育活動に特化していく=学校教育の芸術予算の減少の影響でオケに回ってくる取り分が減る → オケは生き残りのため予算減少されても教育活動を継続せざるを得ない → いずれはジリ貧に。

もっとも、
地方オケの現状は、マイナスの話ばかりではない。
大阪にも関西フィルのように公的財源に頼らないオケがある、ということは強調しておきたい。
 
 
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