グロービス経営大学院の「リーダーシップとメンタルヘルス」の授業終了後の雑談で良く起きる話題が「なぜ、ハードワークでも心が折れない人がいるのか?」である。

 

日本のメンタルヘルスは「心の病」を中心に進められてきたので、打ち勝つ方の研究はメンタルヘルスでは最近の話題である。

 

代表的なものが「レジリエンス研究」である。

科学的に逆境や困難に打ち勝つ方法の研究のことである。

わが国では、なぜ「おちこむのか」といった、ネガティブ要因の研究はされてきたが、欧米と異なりポジティブ要因の研究はされてこなかった。

心が折れない人の特徴はハーデネスと言われていて、いつも安定した感情のコントロールができる人だ。その特徴は

  1.  ハードワークを楽しんでいる。

  2.  ネガティブ感情に対するコーピングがしっかりできている。

  3. マインドフルネスをしている。

  4. マインドワンダリングに対処できている。

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ストレス学の本質。脳の扁桃体の興奮がストレス状態だ。古い動物の脳と呼ばれている。ワニ、馬、牛の脳だ。恐怖を感じると身を守るために闘うか逃げる。これが争逃走反応だ。この反応によりストレスは減少する。

牛や馬なら、組織に縛られることなく生きられる。牛が明日のスケジュールを立てたり、志を持つことはない。ストレスでぎゅーとなることはないのである。

資格、学歴いずれも社会的パスポートだ。これらには排他的要素を持っていて、就職や昇進に有利に作用する。確かに上手に世間をわたるための有利なツールになるのは間違いない。

これまでの人生の中で、誰もが羨むような資格保有者を見てきた。資格にはもう一つの罠がある。そこに埋没すると、潜在的能力を自ら規制して成長を抑止してしまう。

資格は水槽に似ている。小さな水槽の魚はそこの大きさに自己の成長を合わせるそうだ。

...

資格を取っても、身の処し方は、常に大海に自を置く。

冷徹に観察すれば、資格を取ったから成長したのではない。嵐の海にチャレンジし続けているから成長したのだ。 資格に自己満足してはいけない。

日本、アジアNO1のメンタルヘルスを広めるべく羽田空港から高松にいきます。
本物のメンタルヘルスは絶対社会の幸福に貢献します。変わらぬ理念でわかる、できる、部下を巻き込むメンタルヘルスをやってきます。


なぜ、一流の人は、ハードワークでも心が折れないのか?

最近冒頭のような本や記事を目にする。心の筋肉の鍛え方というのもあった。メンタルヘルスでは「レジリエンス」ということで科学的に逆境や困難に打ち勝つ方法の研究もされてきている。

わが国では、なぜ「おちこむのか」といった、ネガティブ要因の研究はされてきたが、欧米と異なりポジティブ要因の研究はされてこなかった。

坂本竜馬、吉田松陰といった維新の志を持つ英雄の中にレジリエンスを見出そうとした。

本の表題のように「一流の人々は、確かにハードワークでも、打ち勝っていける人が多い」、なぜだろうか。

グロービス経営大学院で行った成果を上げている経営者はなぜストレスに強いのかという研究と併せ考えてみたい。

ハードワークを楽しんでいる。旧海軍の予科練は月月火それがほこりであった水木金金のハードワークだった。エリートにとってハードワークは自分を鍛える道場であり、夢の実現のプロセスと考えていた。

成果を上げている経営者も、ストレスは「うれしい」ものと考えている。ストレスはネガティブなものとは認知していないのである。

ネガティブ感情に対するコーピングがしっかりできている。疲労感、うつ気分、自己の能力に対する否定感情、そしてこの悪循環。この連鎖が出ないように断ち切る方法を身に着けている。

ストレスが増加し始める時の兆しは3つのだ、期待外れでがっかりする、そしてイライラする。結果として仕事がうまくいかない、ここのところで、コーピングをするのがレジリエンスだ。

脳の中ではストレスを増幅させる「扁桃体が興奮して、前頭葉がマヒして、理性渋滞が起こっている」のである。これを逆転させる。扁桃体の興奮を抑える方法が腹式呼吸であったり、ヨガだったり、マインドフルネスだ。自分に合った方法でよい。

理性の渋滞を緩和してよみがえらせる方法は、「ペンを持って自分の感情を書いてみること」である。書くという行動が理性だからである。また散歩もいい。気晴らしが効果的であるのはこのような理由だ。

明日、11月19日東京都労働局主催、ポジティブメンタルヘルスで経営力アップと称して約600名の経営層の方々に基調講演をします。疾病モデルから適応モデルのメンタルヘルスへの必要性を提唱して40年になります。最初に取り上げてくれたのがグロービスです。現場からの本物のメンタルヘルスは、必ず社会に役立つとしんじています。

THQストレス診断のソフト作成会社の社長、部長が、わが社でも導入したいとのこと。厚生省版よりずーといいとのこと。こんな嬉しいことはない。現場の声に耳を傾けカナダストレス研究所に教えをこい、毎年バージョンアップしてきた。違いをわかってくれて感謝します。