右足の内側を 痛めたオレは やっとの思いで病院へ。

検査の結果 ドクター言いました。

「ああ 完全断裂してるねぇ 入院だよこれ」

あちゃー と後悔しても靱帯はつながりません(泣)
と ちょうどその素晴らしいタイミングで 会社から

「ヒーローズ決まったから! 」

決まったのは本戦ではなく、何故か フューチャーファイト(前座試合)。
いや 会長は石井館長と仲よしなんじゃないんですか!?(笑) なんで前座試合??(後で俺を本戦で使わないように仕組んでるヤツの事を知るんだが)
相手はグラバカの山宮さんだった。
まぁ靱帯断裂したばっかで試合なんか出来るわけない。

社長は相変わらず頼りなく 特に怒られる事なく欠場。ってさすがに無理しても出来るレベルのケガじゃないからね(笑)。
ドクターいわく 軽く蹴ったぐらいの衝撃で靱帯が完全断裂するのはおかしい。と。
で 原因を探ると 前回 外側を損傷してたのに無理してやったオーストラリアの試合がやはり原因だった。
無理をして外側靱帯が不完全なまま 練習をしていて反対側の内側靱帯に負担がかかったのだ。
ドクターもそれしか原因はない。と断言。

いやあ 今考えると 前座試合なんかでなくて良かったと思う。 色々な格闘関係者に 「高瀬君が前座試合なんておかしい」って言われたから。

ケガをしたのも 神様が「やらんでいい!」
との事だったんでしょ。物事は全て必然だからね。
まあ でも 試合を取ってきてくれたのは事実だし、ちゃんと謝りましたよ。 会長にも社長にも。 ケガをしたのは俺だから。
そして入院。
いやあこのケガ 本当に大変だった。 リハビリがもう地獄。
だって膝が曲がんないんから無理矢理 「バキバキ!」って曲げるんだけど 痛みが尋常じゃない。 マジ半端ない痛い!
で3ヶ月くらい治療に専念したかな。

治りかけだったけど とりあえず自分が出来る事は ボクシングのみだった。 以前から交流のあった 現WBCランカーの内山高志(激強)が五反田にある渡辺ジムでプロデビューしていて俺も内山の紹介で渡辺ボクシングジムに入門。
ここから毎日毎日、ボクシングの修行を始める。
そして一向に会社は試合を取ってこない。
と思いきや マーズという大会からオファーか来たのだ。
しかし 会社のばか詐欺師と、バカ元空手講師の最悪コンビが遂に やってくれるんです。
今でも内輪では 伝説となっている事件を起こしてくれます。

続く