前回はベストまで書いたっけ。

因みに森下社長には お会いすればちゃんと挨拶していたので 段々と 「ああ 高瀬君は 悪ぶってるけどこういう子なんだ」みたいに 理解してくださり ちゃんと親身になってお話ししてくださるようになりました。
だから森下社長が亡くなった時はショックでした…

とまぁ 次は吉田秀彦さんのいるJロックに所属することになるんだけど…
始めに「吉田道場」という所属名称を頂けると吉田さんから聞いていた俺は 「よし 吉田道場で心機一転頑張るぞ」 と息巻いていた。
才能を高く評価して頂き吉田さんや中村カズと同じ事務所に入るのだが

入ってビックリ 吉田道場所属と聞いていたのが入ったら 「フリー」扱いと判明。 当時の社長に 「話が違いませんか?」と 聞くが 「イヤイヤ 初めからそういう話しだったじゃん?」 さらに突っ込むと
「いやね 高瀬君がここ(Jロック)を出る時に吉田道場の名前があると…」
……いきなり辞める時の話しが…
後から中村カズから言われたんだけど
「社長から電話かかってきて 高瀬に吉田道場の名前やるべきか!?」 と聞いてきたらしく カズは
「いやあ わかりませんって言ったんすよぉ」
と。
…わかりませんじゃねぇだろ?(笑)

会社に入る時にいきなり辞める時の話しをされるのは本当に信用問題の欠如に繋がるしかなかった。 あれは辛かったなぁ…
何を言っても もうフリーなんだ と諦め 気持ちを切り替え来たチャンスがプライド26のアンデウソンシウバ戦だった。 榊原さんは出したくなかったみたいだがいわゆる“事務所の力”でチャンスを得たんだよね。まぁとにかく死ぬほど練習した。 誘惑に全て打ち勝ち、手に入れた勝利はデカかった。

しかし 試合の桜庭さんを真似たスパッツやTシャツ。 試合後の「桜庭さんや吉田さんのようなヒーローになってみせます!」と言った 桜庭吉田じゃなくて吉田桜庭だろ!! と怒られたり
試合後は事務所で散々怒られた。
桜庭さんをリスペクトしてるのは当然だったが 約束通り吉田道場の所属名称をもらえなかった事の反発もあったのかもしれない。
しかしこの湿っぽい日本社会にはそんなの通用するわけなく怒られても仕方ないんだよね。
自分とこの社長を喜ばせないと意味ないから。