山から⦿⦿(ピンゾロ)

コロ札「楽」を一組用意します。
2人~5人まで遊べます。
ポーカー+ブラックジャック+ククの要素を取り入れた単純な駆け引きゲームです。
1回のゲーム時間はわずかで、強い手を持っている人が場にあるチップを総取りできます。いっぱい集めてチップ長者になろう!

カードは1-1、1-2、1-3、1-4、1-5、1-6を1枚ずつ、
2-6、3-6、4-6、5-6、6-6を1枚ずつ 合計11枚のコロ札と、100点分のチップを各プレイヤーに配って準備します。
始める前に親を決めておきます。

1、ゲームの参加

まずは場代として全員チップ2点分(ポーカーゲームの要領だとアンティ。 以下かっこ内で表記します)を払います。
カードを配る親の元にディーラーマーカーを置き、時計回りに1枚ずつ裏向けにして配ります。
親(ディーラー)の左隣の人から5チップ追加してゲームに参加する(ベット) かチップを賭けずに様子見するか(チェック)を決めていきます。

もしここで全員が様子見した場合、場は流れ場代のチップを残したまま、次のゲームへと移ります。
その場合は場代を払って再度ゲームを進めますが、3人以内と4人以上でカードの扱いが変わります。
2~3人の場合は、山札をシャッフルせずに使用します。
4人以上、又は2~3人で2回目の場合はすべてのカードをリシャッフルします。

誰かがチップを賭けると、あとの人は同じチップ額(コール)を賭けるか、又は5点追加して賭ける(レイズ)か、降りる(フォールド)かを選択します。
フォールドすると今回は参加することはできず、場代は戻りませんが、少ないチップ額の損ですみます。

手が有望で参加する場合は、チップを賭けるか、チップを同額払うか、5点ずつ追加して参加するか、全員が同じチップ額になるまで回していきます。
最高25点までチップ額を上げることができます。

2、カードを引く

親の左隣の人からカードを1枚追加するか、最初の手札のみで勝負するかを決めていきます。
2枚目をもらうときは、最初の手札を裏返しのまま横向けに置くことにより、2枚目の手札を最初に配られた手札と混同しないようにします。

 2枚目をもらった場合、2枚すべてのカードの数字を足した合計で参加することになります。2枚目が⦿⦿(ピンゾロ)以外の場合、2枚の合計が13を超えたからとどちらか1枚のみで参加することはできません。
13を超えてしまった場合は残念ながらバースト扱いとなり、最弱手となります。

カードを配り終えた後、再度親の左隣からチップを賭けていきます。チップの額は10点単位に上がります。最高50点までチップ額を上げることができます。
チップの量がそろったところで次に進みます。

3、カードオープン(ショーダウン)

第2ラウンドを終えた後、チップ額を引き上げた人からカードをオープンします。
手役の強弱は以下の通りになっています。

最強  2枚目の時にピンゾロを引いたとき
    6-6(単独1枚)
    数字を2枚足して12になる
↓   5-6(単独1枚)
    数字を2枚足して11になる
    4-6(単独1枚)
中   数字を2枚足して10になる
    3-6(単独1枚)
    数字を2枚足して9になる
    2-6、2-5と続きますが、以下省略

       ・
       ・
    1枚目に引いた1-1
最弱  2枚引いた合計が13以上(バースト)の場合

基本は数字の高い(合計した数も含む)ほど強い手ですが、例外として2枚目に⦿⦿(ピンゾロ)を引ければ最強手になります。
ただし1枚目に⦿⦿(ピンゾロ)を引いた場合、最弱に近い扱いとなります。

オープンした人より強い手がある場合、時計回りの順番に申告します。
オープンした人より手が弱い場合は見せずにカードを返してもかまいません。
(もちろん、任意でオープンしてもかまいません)

オープンされた手の中で一番強い手を持っている人が、場に賭けられたチップをすべて獲得することができます。

一番強い手が数字を2枚足して同じ数字の人が2人以上いる場合は引き分け (チョップ)となり、賭けられたチップを人数分割って獲得することができます。
端数が出た場合、次のゲームの掛けチップとして加えます。
参加者全員が13以上の場合、チップは誰のものにもならずに次のゲームへと持ち越します。次のゲームはチップ量が多くて白熱するでしょう。

4、ゲームの終了

誰かがチップを空にするか、全員合意の上きりのいいところまで遊んだところで、チップ量の一番多い人が勝利します。

★ゲームのヒント

1枚だけで勝負するか、2枚目を加えて有利にするかが悩ましいところであり醍醐味でもあります。
1枚目が6以下の場合は、2枚目を引きに行く楽しみがありますが、7~10の場合は、引き運のいい人かもしくは引いて楽しみたい人以外は無理に参加せず、降りるのも手かもしれません。
例え、自分の手が運悪くバーストしたり、勝てそうにない手であっても、ほかの人も強い手を持ってなさそうだと判断した場合、あえて当たっているふり(ブラフ)をしてチップを賭け、全員おろして場のチップを総取りできるというポーカーならではの戦略もあります。