動画コンテンツへの幻想
テーマ:マスコミ批評そういう意味で私は討論番組や対談番組などは原稿書き起こしで自分のペースで字で見るというのが流行ってくると思うし、お笑い番組などはさっさと地上波から撤退し好きな人たちがネットでみたり、ライブで見たりという一期一会的コンテンツに移行すべきと思っている。映像はもっとリッチでお金をかけたコンテンツに特化していくべきと思うのだ。そうでないと貴重な時間を30分以上も消費したいとは思えなくなる。
そう思ってたら、こんな記事。
ソフトバンクはメディアを買収せずにメディアを持った【湯川】
こういうよく本質を分かっていない評論家?みたいな人が居るから論点がずれてしまう。
ソフトバンクは既にY!というメディアを10年以上前から持っている。そこに動画コンテンツが付加されたにすぎず、それは大きな問題ではない。単純にブロードバンド回線が安くなり普及した、受けて側のパソコンの性能が上がって動画コンテンツの再生に支障をきたさない程度のGPUが積むのが当たり前になったという、ハードウェアというか物理層の進化がもたらした当然の流れである。
動画コンテンツ配信=メディアの機能だと思っているのが、大きな間違いであり、動画というのはコンテンツレイヤーにおける配信の一形態でしかない。物理層がVHF,UHF帯の大きな帯域を使っている為にローコストでブロードキャストできていたから動画コンテンツを独占できていただけの話である。
メールやSNS等の登場以前は動画が一番リッチで贅沢なコンテンツだったけど、既にメールやSNSで人と交流することのほうがリッチなコンテンツになっている。またDSのゲームやケータイゲームのほうがTVよりも面白かったりしている。TVの一方通行的動画番組はNo.1ではなくなりつつある。
何が言いたいかといえば、TVの持っているメディアパワーというのはこれまでに蓄積された生活習慣の残滓みたいなものであり、ながら視聴でもまだまだテレビは見られている。ust動画コンテンツなんてながら視聴なんかできないよ。株価も安くなっているし本当はリーチを考えればお買い得だ。
だから皆買収したいと思っているはずだ。しかしニッポン放送の件を機にテレビ業界の猛烈なロビー活動により成立した放送法の改正により1/3以上の株式を単独企業グループがもてなくしてしまった。いわば官製の買収防衛策である。このせいで「IT企業のテレビ局買収はもう起こらないのではないだろうか」というのなら分かるけど。
昨日ニコ生で一緒だった東さんとかの本。電話帳みたいだ。
河出書房新社
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