スキー用語96-1「降ってくる雪」 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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山とスキーのいろいろ

33にて地面にある雪と
雪質について解説しました


ここでは降ってくる雪とその周辺の
気象に関する用語を見ていきましょう




1.木枯らし
秋の終わりに強く吹く北風です
これに乗り 木々は葉を一斉に散らし
来たる冬に備えます


2.初雪(はつゆき)
10月始め頃 高山の頂に
降った雪です
町にはまだ降りてきません


3.初冠雪
里から見て白く見えるほど積もれば
初冠雪と呼ばれます


4.雪下ろし
初雪シーズンの頃 発達した積乱雲の
影響で発生する雷をこう呼びます
「屋根の雪下ろし」は“き”にアクセントが
来ますが、
「雪下ろしの雷」は“お”にアクセントが
来ます

雪起こし と言う地域もあるようです


5.雪雲
北西から来る灰色をした雲です
これが見えると間も無く雪が降ってきます


6.雪模様
雪雲が近づいてきて
今にも雪が降り出しそうな
寸前の気配を言います


7.時雨
11月頃の冷たい雨の事です
別名 氷雨


8.霰(あられ)
BB弾のような白い塊で、
雪の前兆のようにバラバラと降ってきます
顔が痛いのでネックウォーマが必須です


9.霙(みぞれ)
シャーベット状の 雨が雪になりかけた
状態のものです
ウェアが濡れてとても冷たく、
カッパとゴム手が必要です


10.ベシャ雪
霙では無いが雪にしては水っぽい
くらいの雪を言います
別名 ベシャベシャ雪 濡れる雪


11.里の初雪
山に初雪があって 一旦降り止み、
3週間ほど経って再び寒波が来ると
町場にも初雪が降ります
年により2週間前後ズレがあります


12.小春日和
11月頃にある 寒気と寒気の間の一時です
ポカポカとした陽気になり、
春が来たかと思わせる天気です
ここで初雪は解けます


13.溶ける雪
積もるほどでなく ちらちらと降ってくる
雪の総称を言い、すぐに溶けます
別名 ちら雪


14.積もる雪
本格的に冷え込んで降ってきた
しんしんと降る雪の総称を言います
別名 溜まる雪


15.根雪(ねゆき)
初めにまとまって「積もる雪」が
降ると、来春まで解けずに地面を覆う
層になります
この降ってきた雪と地面に積もった雪
を総称して「根雪」と言います


16.ぼたん雪
まだ気温が高い時に降る雪です
音も無くフワフワと舞い降り、
手に付くとすぐに消えます


17.綿雪
わたあめをちぎったような
ややまとまりになった雪で
モサモサと積もり、嵩が増します
雪だるまを作るのに最適です
別名 モサモサ雪 ベタ雪



続きます

スキー指導員 高波太一