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です。バーチャルですが......


 1月17日の夜、134回直木賞が東野圭吾氏の「容疑者Xの献身」に決まった
との知らせを受け、ふと思い浮んだ。そうだ、あの管理人に直撃インタビュー
をしよう。そして管理人の推理とやらがなぜあれほど茶番であったかということを
ぜひ尋ねたい、そう思い、主の元を訪れた。


管理人takam16。昨年10月より数回にわたり「直木賞予想」なるいかがわしい
記事を断続的に更新して読者をその気にさせておきながら、ちゃっかり予想を外した
のだ。これはいったいどういうことなのか。

さぞやしおしおしていることだろうと玄関のインターホンを押すも音沙汰がない。
居留守とはなんと原始的な手段だと感じた我々取材班は、宅急便のフリをして

「takam16さん、お荷物が届いています!!」

とこちらも見え透いた大嘘でドア奥に隠れているであろう主を誘い出す。
すると案の定

「は~い。」

と印鑑を右手にドアを開けたのだから軽率なことこの上ない。アホな奴である。
ここはチャンスとばかりすかさず体をドアとの隙間に入れる。
中に入り込もうとする我々を必死で追い返そうとする主。
とにかくこちらも必死だ。主への責任追及はしっかりしなければとの使命感。

「予想を見事に外された今のお気持ちは?」

今現在での精一杯かつ最高級の質問だ。すると

「今の気持ちなど相撲力士への勝利者インタビューみたいなことはやめろ!!」

あきらかにキレている。どうも長州小力のようにはいかないらしい。
おまけに勝利者でもないくせに。しかも続けて出た言葉は

「選考委員達はオレの予想を見たから東野を選んだんだ。」

自惚れもいいかげん止してもらいたいものだ。続けて

「ディープインパクトが有馬記念に勝ったようなものだ。」

おいおい、競馬と混同するなよ。

「あなたは姫野カオルコ氏が受賞するって言ったじゃないですか!!」

読者に代わって相手の痛いところをつくのが我々の仕事であり、使命でもある。
姫野カオルコは受賞の条件が揃っていると豪語しておきながらこのザマはなんだ。
そのあたりをズバリ聞きたいのだ。するとこう言いやがる。

「姫野カオルコは無冠の女王だ。」

確か主は先頃の最終予想において

~無冠の女王は直木賞を本書の主人公となった亡き伯母に捧げるであろう。~

などとのたまっていた。なのに一体どういうことだ。この開き直りは。
さらに驚くべきことに主は受賞作となった「容疑者Xの献身」をズボンの中に
ちゃっかり忍ばせてやがった。東野はないと豪語したわりには案外意志が薄弱だ。
ディープインパクトは来ないと言いながらこっそり馬券を押さえている弱気な
輩とそっくりだ。
その当該本をズボンの中から出してくるや

「もうパンツははかない。」

と言い出した。おいおい、ズボンじゃなくてパンツの中なのか。
中村玉緒もビックリである。薬物でもなかろうに。

しかしながら、パンツをはかないことでこの責任から逃れようなどとは読者は許しても
我々は決して許さない。

ふと、ブログの更新を中断するとの記事更新を思い出した。
あの記事更新は1月15日だ。それから2日後に予想を外した。
これはもしや計画的中断ではないのか。
直木賞予想が外れることを見越してとんずらしようという主の卑劣な魂胆ではないの
だろうか。いや待て、主の責任の取り方とはこういうことなのか、つまりは
「本と本屋と図書館に魅せられて」
はこの外れ予想によりまったく「魅せられない」ことを早めに悟ったというわけか。
その点について尋ねてみた。すると


「本と本屋と図書館に魅せられて」を中断した時期がたまたま直木賞予想外しの時期と
密接していただけだ。
ブログ中断の真相は実は違う。多忙というのもあるがそれは理由にはならない。
多忙な人ほど多くの物事をこなすことができるのだ。
アウトプットは脳の活性化になる。書いた記事内容というものは意外と覚えているものだ。
ブログ更新の目的の1つはそれだった。
しかし、ブログ更新をやめるならばおそらくこれだと決めていた。
それはブログ更新に義務感を感じたときだ。
いままではブログ更新を楽しみにしていた。
しかし数ヶ月前より「ブログ更新をしよう」から「ブログ更新をしなければならない。」
に気持ちが変わってきた。それが1つ。
もう1つは、プロフィールには記載していないことだが、元は書店の人間だ。
しかし「元」である以上、業務から離れるにつれて書店を取り巻く状況の話に限界を
感じ始めたからだ。時が経てば経つほどその想いはつのるばかりだ。
だから今やめなくても直にやめていただろう。


しかし、一時中断とあるが?と質問をしたところ

義務感がなくなったら再び更新をする。しかし、「本と本屋と図書館に魅せられて」は
もう終わりだ。その枠で記事を書くのは限界だ。
よって、タイトルを変更することになるだろう。ジャンルの変更も考えられる。ふふふ。




呆然と立ちすくむ我々にスキがあったと思ったのだろうか、そのままぽんと外へ突き飛ば
されて主は扉を閉ざし、そして口も閉ざしてしまった。
ああ、おちゃらけ予想の責任追及をするつもりがすっかりやられてしまった。

首筋には主のハンコの朱肉の跡がくっきり付いていた。
結局我々は主にどんな宅急便を運んだのであろうか.....



取材班 某。(どんな取材班やねん)
 

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更新中断のお知らせ

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です。バーチャルですが......

思うところがあって
「本と本屋と図書館に魅せられて」は、
一時更新をストップしたいと思います。
読者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、
ご理解いただければと存じます。
再び戻ってくる時期があるかとは思いますが、
その時はまたよろしくお願いいたします。


管理人 takam16
 
 
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都道府県バトン~♪

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です。バーチャルですが......

なんだかちまたでは
「都道府県バトン」なるものが流行っているらしい。
いままでバトンを受けてもすべて断ってきたために
断られるのが嫌な方はこのブロガーにバトンなど渡してなるものかと
思っているだろうか.....

しかし、自分のペースを狂わされたくないというのが管理人の考え方。
そのため、やってみたいと思ったら頼まれなくてもやるのも管理人の考え方。
ここは元添乗員ということもあり、都道府県バトンにはやけに鼻息が荒い。


というわけで、誰にもバトンをいただけなくともやってしまおう!

「勝手に、都道府県バトン!!」


<北海道地方> 
北海道  ○
プライベート。
舞鶴(京都)~小樽間を結ぶ新日本海フェリーに自家用車を積んで行きましたよ。
野朗8人による北海道1周旅行。北は稚内から南は函館まで。
スピード違反で2度捕まった友人。一時不停止で2度捕まったtakam16。
なんでやん!
ちなみに8月のこの旅行。最も印象的だったのは、道南に密集する馬牧場。
故ナリタブライアンの見学に訪れたものの、牧場従業員が我々に向かって
「お前ら、写真とか撮ったらいかんぞ。見るだけだからな!!」
との脅し文句に友人の1人はちびったらしい.....
なにがちびったのかはいまだ謎である。


<東北地方>
青森 ○
仕事。
東北2泊3日の旅。お客チャマの宿泊が青森ロイヤルホテルでした。
高原にそびえ立つリゾート風のホテルの外観を思い出すも、降り立った空港が
仙台空港。そこからバスで一目散。なんでやねん!

岩手 ×

秋田 ○

宮城 ○
仕事。日本三景の松島でござい~って、なんでどしゃぶりの雨やねん!

茨城 ○
仕事。水戸の偕楽園に観光バスで到着。天気は良好も、現地の写真屋と
観光写真を撮る撮らないで大モメ。のちに契約違反ということで始末書。
もう行くこともないだろう。

山形 ○
仕事。サクランボが鼻の穴に入るか試して見事にスッポリおさまった。
お客チャマ大爆笑。えがったえがった。

福島 ○
仕事。尾瀬ハイキング通り抜けツアー。福島から入り群馬に抜ける。水芭蕉
を筆頭にすばらしい植物群。そして澄みわたった空気。
お客チャマがみんなオバチャマだったことにチッと舌打ち。
若手が1人ぐらいいてもえやろ!

<関東地方>
千葉 ○
仕事。
渋滞につかまり、成田空港の飛行機の出発時刻に遅刻。ところが飛行機は
事前に電話連絡しておくと待ってくれるのだ。10分待たせて飛行機に乗り込むも、
一般客大激怒。どうやらここは土下座の出番らしい。

東京 ○
プライベート。
東京駅のエスカレーターで右寄りに位置していると、
「ちょっと左側によってくれない?(語尾上げる)」
関西人ゆえ、正直に言わせてもらう。男の東京弁はキモくてそしてキショいねん。
ちなみに文字に明るい読者様が多い東京都でございます。

神奈川 ○
中学時代の修学旅行先の1つ。友達が一時行方不明になりました。(怪)

埼玉 ×
友達が嫌々転勤していきました。元気かい!!

栃木 ○
道端に群がるサルをなんとかせぃ。

群馬 ○ 
仕事。草津温泉。某ホテルで部屋のWブッキングにtakam16キレる。


<中部地方>
新潟 ○
プライベート。大学時代、競馬をしに大阪から車で新潟競馬場へ。公共機関でお越し
下さいが一般的も、ここに限っては「お車でお越し下さい」。
だから車でやってきたけど、結果はボロ負け。高くついた旅行だことで.....

山梨 ×


静岡 ○
富士登山に挑戦も、6合目あたりから高山病もより頭痛がひどく、7合目で断念。
登った山の中で最も花鳥風月の楽しめないという意味で日本一。

富山 ○

金沢 ○
プライベート。我が父上、ホテルの粗末さに激怒。子供takam16も止めるに
止められず、どうなることかと思いきや、ホテル側が値引きをすると言ったとたんに
ご機嫌麗しゅう。激怒は偽造か!?
こちらのけんの読者様も多いです。

福井 ○
プライベート。勝山スキー場にて、初スキーだったtakam16はリフト待ちで並ぶ群集の
一角にそのままつっこみ、相手に大ケガをさせてしまう。もうスキーは2度としない。

長野 ○
仕事。善光寺参りのツアーはよく行きました。しかし夜行バスツアーに
ご老人達の健康状態はすこぶる悪いご様子。ついでにご機嫌まで。
しんどいと怒られました。

岐阜 ○
プライベート。妻籠、馬籠のウォーキングに参加しました。
あれ?長野だったかな、ここは??

愛知 ○
仕事。武豊という地名がある。「たけゆたか」と紹介し、後日お客から苦情をいただいた。
σ(^_^;)アセアセ...
こちらの件が最も読者様が多いと認識しております。


<関西地方>
滋賀 ○
プライベート。琵琶湖一周原チャリ旅行をした。途中でガス欠となり、キレる。

三重 ○
桑名市になばなの里というレジャー施設がある。そこのベゴニアガーデンを訪れれば、
そんじょそこらの植物園など「へ」以下である。

奈良 ○
どんな彼女ともはじめて行くデートコースはいつもシカだらけの奈良公園と決まっている。
動物の存在でデートを盛り上げる作戦だ。

京都 ○
そういや、京都の記事のUPが止まってしまった理由は、友人から待った!!が
かかったからです。すみません。

大阪 ○
takam16はここに生息しております。
しかしながら、大阪府の読者様は大変少ない模様です。

兵庫 ○
そらぁ甲子園球場があるからなぁ。
は~んし~んタイガ~ス~♪

<中国地方>
岡山 ○
倉敷美観地区でオバチャン集団に囲まれました。
オレがいったい何をした!!

鳥取 ○
仕事。鳥取砂丘という観光地はどうも魅力を感じない。
もっと魅せてくれ。

広島 ○
仕事。宮島の厳島神社には30回ぐらい行きました。
放し飼いのシカはどうやらお腹がいつもすいているらしく、
お客チャマには宮島では食べ物等をちらつかさないよう
注意を促しております。

島根 ○
プライベート。津和野は山口かと思っていました。
印象深いのは城下町としての津和野より太りすぎの鯉達の存在。
う、うまそう...

山口 ○

<四国地方>
香川 ○
仕事。金毘羅のあの階段は恐ろしく歩幅がハンパで、妙な筋肉が痛くなる。
四国ではこちらのけんの読者様が最も多いです。

徳島 ○
仕事。鳴門の渦潮にまったく感動できませんでした。

愛媛 ○
仕事。道後温泉の思い出よりは、四国八十八ヶ所の添乗業務の思い出しか
ない。

高知 ○
仕事。昔住んでいました。四国一田舎と言われるこの地ではありますが、
坂本龍馬と広末涼子の故郷です。一緒にするなと苦情が出そう....

<九州地方>
福岡 ○
中学時代、青春18キップで早朝から乗り継いできて、到着したのは夜11時でした。
そういや、福岡空港。妙にデカい。


長崎 ○
仕事。ハウステンボスにはちょこちょこと。おみやげ屋による仕事がらみの
カステラのみやげは荷物になるからやめてくれ。
そういえばこちらの出身の読者様の1人はかくれんぼがお好きらしい。

佐賀 ×

大分 ○
お~、遠距離恋愛の記憶がぁぁぁぁ.........
薄れつつある。

熊本 ○
プライベート。
阿蘇山恐怖症。あの火口を見ると足がいつも震える.....

鹿児島 ○
もう忘れました....


<南西地方>
沖縄 ○
仕事。40回ほど。実はプライベートでは来たことがまだない、というか
もうたくさん行ったから行く気がしない。
1月に咲く沖縄の桜はお客チャマには不評。
地元の桜で十分という。

その他、小さな離島をえ~んやこ~ら。


どうやら次にバトンを渡す人を指名するらしい。しかしながら
takam16はアンカーです!!


<謝辞>

12月に入り休みがなく、会社での泊り込みもしばしばで、
また年末年始も働く予定ですので、更新が急激に滞っております。
皆様のところへの訪問もままならず、どうもすみません。
 

怒りの京都旅行 1

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です。バーチャルですが......



「こんな朝早く待ち合わせてどないするねん!!」

これがtakam16の第一声であった。

天気が良ければ早朝は確かに気持ちがいい。
なんといっても静けさだ。普段は人込みを掻き分けながら、時には肩同士
がぶつかりあいながらでなければ通ることのできない雑踏とした街が
早朝だけはまるで別の世界にやって来た気分にさせるとはなんとすばらしい
ことだろう。

「明」から「暗」に変わりゆく夕焼け以上に
「暗」から「明」に変わりゆく朝焼けに新鮮味を覚えるのは、生まれてこのかた
その空間に自分が身を置いている回数の違いによるもの以上に、後者には
静けさという前者には持ち得ぬ妙技を備えているからだ。

だからこそ、朝は非常に好いているのだ。

しかしである。
JR京都駅八条口(南側)に朝6時に待ち合わせてどうなるというのが
こちらの言い分だ。
その場へ着くためには朝4時前に起きねばならない。しかしこれはまだよい。
早起きは三文の徳という諺に従順なtakam16にとって、
その行為は朝飯前である。

この日(10月31日)は、月末の多忙であるにもかかわらず、仕事が休み
ということで、せっかくのお休みを家でしおしおしていても仕方がない
ということで、京都市内を縦横無尽に練り歩こうというのがこの旅の狙いだ。
そして具体的な目的は次の3点である。

① 京都歴史散策
② 京都の書店・図書館・美術館巡り
③ 京都癒し旅 


しかし問題は、朝6時に京都観光をスタートさせるにも、どこもかしこも
門を閉ざしているではないかということを言いたいのだ。

神社・仏閣の多くが早くても朝8時にならねばその歴史を一般人に披露しない
のに、6時に待ち合わせても8時までの2時間の過ごし方をどうするねん!
ということである。

そのくせに、連れのNは6時になってもいっこうに姿を現さない。
さっそく機嫌を損ねるtakam16。
とりあえずは気晴らしに荷物のチェックだ。

まずは本のサイズにいつも難癖をつけながらも、もはや京都観光の必需品
となりつつある、「るるぶ京都を歩こう」
  1日をたっぷり満喫するにはぜひ用意したい「京都観光一日乗車券」京都一日観光表 さらには旅にはモレなく付いてくる「デジカメ」。電池の予備も万全だ。 そして読書本の準備もちゃんとできている。 「信長の棺」。読中の段階だが読み手の心をもぎ取った新人作家による 歴史ミステリーだ。また、本書には昔の京にまつわるお話もちらほら出てくる。 ガイド本で巡る京の旅もよいが、小説の名所を訪ね歩く京の旅もこの上なくよい。 本書は決して京都が舞台の中心の物語ではない。しかし、ささやかながらも 本書に登場する当時の京都の建造物や街並みを想像しながら散策するのは 決してムダなことではないはずだ。  
AM 6時40分。 Nの登場に先述の第一声。 「こんな朝早く待ち合わせてどないするねん!!」 そして、 「なんでそんなに遅いねん!?」 も付け加えた。 それに対するNの返答は 「朝が早いから。」 そっちが決めておきながら、そっちが俺を待たせる。 完全にNの術中にはまっている。 3つの旅の狙い。どうやらお先真っ暗である。 ワーワーと騒ぐこちらを鼻であしらうN。 どうやら合点のいかない1日が今、始まろうとしている。
 

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前編では読書世論調査に対する否定的な考え、そして文化定着の
ための読書のあり方についてちょろっとお話した。
まあ、暗い話である。もっと秋らしい、短いながらも
最も花鳥風月を堪能できるこの季節にあわせるような楽観的な
語りをしたかった。


しかしぐだぐだ言ってもしょうがない。
この読書世論調査にはなんだか肌が合うのだ。
特集記事と図書館ネタで後編を語る。

さて、当調査における特集記事は旬なネタで勝負してくるのが常だ。
昨年の特集は、綿矢りさ、金原ひとみによる若手芥川賞受賞シーンの
写真がババンと出ていた。
特に綿矢りさにまつわる報道が記憶に新しい。

「綿矢カレー」などというメニューも登場したらしいが、50年ほど
経って、「平成史」なるものが活字か電子かはわからぬが出たとした時に

綿矢カレー、本人抗議で即中止。

と年表にでも記載されるのだろうか....


また、好きな芥川賞作家、直木賞作家のアンケートによる
ランキング発表があった。

好きな芥川賞作家
1位 松本清張
2位 遠藤周作
3位 井上靖
4位 石原慎太郎
5位 田辺聖子

好きな直木賞作家
1位 司馬遼太郎
2位 五木寛之
3位 向田邦子
4位 井上ひさし
5位 平岩弓枝


多士済々の顔ぶれだ。泣く子も速やかに黙ってくれそうな名前だ。
いや違う。読書趣味を持たなければ、作家の名前などシロウト同然の
扱いであろう。野球を知らない者が野球選手名にとんちんかんなのと
変わらない。
ブログ読者様は比較的年齢層が若いと思われるので、知った名前とランク
も少し列挙する。

村上龍 (芥川賞8位)
辻仁成 (芥川賞10位)
宮部みゆき (直木賞7位)
林真理子 (直木賞8位)

ちなみに、出せば宣伝せずとも書店で売れる作品を出す村上春樹氏は
これらの賞は獲得していない。

ここでのランキングはアメブロのランキングのごとくあてにはならないが、
1位の両者については納得がいく。本屋の文庫担当者は彼らの作品に常に
気を配っておかなければ、物言うリピーター達を怒らせる。
宮部みゆき作品、池波正太郎作品も含め、棚がスカスカしないように注意する
必要がある。まとめて買われるのがこれらの作家本の特徴だ。
西村京太郎作品もまたしかり。初めて文庫担当者の仕事に就いた時に
その売れ方に驚く作家の一人である。彼も2つの賞には関係ない。

さて、今年の特集はフリーペーパーとブログネタできた。
特に後者はブログということで自分達のことを述べているので興味を持った。

「ネット上に書き込まれた小説、エッセー、日記、詩などを読んだことがある人」

よく読む 3%
時々読む 16%
全く読まない 79%


「自らネット上で自作の小説、エッセー、日記、詩などを」

掲載したことがある  3%
今後掲載したい    6%

「ネット上の出版物」

読んだことがある 7%  例) 「電車男」「DEEP LOVE」

ほほほほ。takam16はどうやら
「よく読み、掲載したことがある」者のようだ。
というか、この記事を読んだ時点で皆が同じ者のようだ。
ただし、自身ネット上の商業出版物読書経験はまだない。  


ブログなどは、総数が400万を超えていると言われているが、
中には1人で2~3個運営しているという話もよく聞く。
また、放置プレイのブログも多く、中には退会ができないブログもあると
聞く。
まったく、小さなコミュニティでキーボードを打ち続けているのかぁ
と改めて気持ちまでが縮こまってしまった。

ブログはダメ会社と同じで出入りが非常に激しい。つまりやる者の数と同じく
やめる数もあり、おまけに無期限休職中な者も多い。



目が離せないのはやはり図書館ネタだ。
過去1年間に図書館を利用したことがあるかとの問いは

ある 29%
ない 69%

と出た。自分は本もよく借り、調べモノも多くするので
「ある」の仲間なのだが、よくよく考えてみると、図書館に訪れる度に

「あ、この前見た人。」

という場面に頻繁に遭遇する。つまりリピーターの存在だ。
リピーターはマンガ喫茶のごとく非常に多いと感じさせられる。
下手をすれば、座席が以前も隣同士だったなぁという
ことも時々ある。おのおの「指定席」があるようで、自分もそのひとりだ。
座りたい座席を他人に占拠されると虫の居所が悪くなる。

図書館勤めの方には楽観的な数字ではないが、69%が利用していないと
いうのは実は驚いた。1ヶ月ならともかく1年だ。
その理由をアンケートでは聞いている。やけに準備がいいじゃないか。

①忙しくて時間がない   52%
②近くに図書館がない   32%
③貸し出しの手間が面倒  18%
④読みたい本・雑誌がない 18%
⑤開館時間が合わない   14%   (複数回答可)


近くに図書館がないというのは、近くに図書館がある自分がいかに恵まれた
環境にあるかを感じさせるものであるが、数字の低い分野により興味がわいた。

「貸し出しの手間が面倒」ということについては、図書カード作成段階のことを
いうのか? ただ単に面倒ということなのかはわからないが、少し話がそれるかも
しれないが言うと、各地域で時々見られるのが、
返却ポストを図書館以外の例えば駅前など人通りの多いところに
用意する試みがあることを思い出した。
また、コンビニでの受け取りが可能なサービスもあるという。こちらは有料
らしい。
自分の街にはこういったソフト面、特に館外でのサービスに誇れるものがない
ので感心している。


また、「開館時間が合わない」というのは、確かに働く者にとって、
図書館の開館時間は都合が悪い。自分の街では夜8時まで開館しているが、
これは比較するとかなり遅くまで開いているようだ。
5時~7時頃に閉館するところが大半で、働く者が図書館を快適に利用する
最善の方法は、外回りのフリをして図書館でゴロゴロ過ごすに限る。


自分の図書館の開館時間に対する考えは、24時間だ。
コンビニが現代にウケがいい理由の一つは「時間」に束縛されないことである。
時間を定められると利用する側は気持ちが落ち着かず、自由を奪われる。
また、足を運ぶのもためらわれる。

しかし、だからといって図書館員に24時間、朝昼晩働けとは深くは思わない。
それは、さきほど持ち上げたコンビニを否定することになるのかもしれない
のだが、
競争の社会において、例えばある店舗Aが8時まで開いていたとすれば、
店舗Aに負けたくない店舗Bは9時まで開けようということになる。
ならAは10時、Bは11時というのが昨今の流れである。

ただでさえ日本人は働きすぎだと思っているのにこれではますます労働時間が
長くなるばかりだ。長時間開いていて、しかも年中無休の店舗の店主の顔色
が紫色になっている光景にしばしば出くわすと、仕事から逃れたい心情が
伺える。プログラマーなども徹夜は当たり前と聞く。
自分も夜中に働くことは朝昼働くより嫌だ。ちゃんと寝たい。


だから、図書館員に無理強いさせずに利用者を束縛させずに快適に使って
もらえる方法というものはないのかといろいろ思案するのだ。

最近図書館司書の非常勤が大変多いとのコメントをいただいた。
そして彼らの環境は劣悪らしい。それでは食ってはいけないようだ。
近年の図書館費節減が生み出した1つの形だ。

しかし24時間開館したとして、そこに非常勤司書をわりあてるという
以前に、深夜は人件費がよりかかり、また女性の多く働く職場に深夜
の自由な出入りが可能な図書館は危険度Aだ。

ならば警備員だ。
接客サービス満点の警備員。しかも司書免許を持っている警備員。
そんなお方、いませんか?

24時間利用できるためのハード面にも気を配るべきか。
返却・貸出すべて自動、書庫資料はスタート時は夜間は使用不可能といった
感じか。

図書館の運営を民間に任せるという手段もあるにはあるが、浸透はあまり
見られない。確かに知的で融通の利いたサービスが期待されるが、
採算にあわないことはやらない姿勢も生まれやすくなる。
アメリカはニューヨークの図書館は社会功労者の寄付により成り立つ
図書館だ。しかし、景気に左右される面もあり、寄付が集まらねば運営の選択肢
は限られる。財政の事情で休館にすることもあったと聞く。




今年の「読書世論調査」は、1ヶ月に読む冊数の平均という数字に疑問を
感じつつも、ブログ、そして図書館についていろいろと考えさせられることの
多い、そんな記事でありました。
特に紙面に多くを割いてはいないながらも図書館におけるアンケート結果は
これからの図書館の位置づけを考える上で、自分の知的研究材料の起点になった
印象でした。

たかが「読書世論調査」、されど「読書世論調査」!!


以上、毎日新聞10月26日朝刊より。ちなみに10月27日は同新聞より
「学校読書調査」もあります。子供のおられる方、子供の意見に興味の
ある方はそちらの新聞ももご覧下さい。 
 

 

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読書週間とは、
出版社、書店、問屋、公共図書館の後ろ盾により
60年近く前から行われている読書普及運動の一環である。

その期間は、10月27日 ~ 11月9日。

よって現在はその真っ最中であるし、それについて合点のいかない
出来事があったということを前回の記事(クリック
)でも触れた。

この読書週間のスタートの日、つまり10月27日は同時に

「文字・活字文化の日」

でもある。文字・活字文化振興法という今年から施行された法により
定められたものだ。第11条にそのことについて述べている。

法律をクリック



11月3日の文化の日に休館する図書館の話を前回したが、10月27日
を休館にする図書館はおそらくないと思われるが、興味があったら調べて
もらいたい。
また、将来にわたり10月27日を休館日にする図書館もないと思われる。
それが定められた曜日であってもだ。例えば月曜日を休館にする図書館が
あった場合、10月27日が月曜日であったとしても休みは禁物ということだ。



さて、10月27日が開始日の読書週間。出版社、書店、問屋、公共図書館
にプラスしてもうひとつその役割を担うところがある。マスコミである。
そして特に新聞は、それ自体が活字であり、また新聞の購読数が冷え込みつつ
ため、力の入りようは尋常ではない。
活字文化の衰退は同時に新聞の部数減につながりかねない。
また、各社出版部門をかかえている。
つまり、死活問題である。

10月27日、つまり読書週間の開始日の新聞をちょっと見てもらいたい。
いくつかの新聞が、読書にまつわる特集を行っている。

その中でも個人的にお気に入りなのは、

毎日新聞による「読書世論調査」 である。
これに関しては10月26日に記事にしている。

ちなみにtakam16はサンケイ新聞購読者だ。しばしの浮気を許してくだされ。


どんな調査をしているかというと、簡単に言えば

「どれだけ読書をしているか」

である。そのついでに新聞やテレビ、ラジオにまつわる調査、そして
おそらくこれが最も力を入れていると思われるのだが、
新聞社が注目しているであろう世間のここ1年の動きをピックアップして
特集として記事にしている。


まずは定番の「どれだけ読書をしているか」だ。

毎月どれだけ読書をしているか、冊数の調査である。

単行本   0.8冊 (昨年は0.7冊)
文庫・新書 0.6冊  (昨年は0.6冊)

なお、1冊も読まなかった人の割合は50%を超える。

ここで言えるのは、冊数の多少にどれほどの意味があるのか、
例えばためにならない、印象に残らない本を月に10冊読むのと
非常に有意義であった本、将来役に立つであろう本を1冊読むのとでは
比較した場合果たしてどうであるかという点である。

よく、目標を月10冊やれ年間100冊やれ決める方を見かけるし、友人にも
多いのだが、冊数で評価されるのであれば、この調査、困り者である。
非常に易しい本なら20冊でも読めるだろうし、新たな知的分野にチャレンジ
するなら1冊読むのに数週間を要する。
数字にはあらわれない中身の方が気になった。


その他のジャンルの調査もあった。

週刊誌      1.4冊 (昨年は1.2冊)
月刊誌      0.7冊 (昨年は0.7冊)
マンガ      1.0冊 (昨年は1.0冊)
ビデオ・DVD  1.5本 (昨年は1.1本)




また、総合読書率という調査があった。これは
書籍・雑誌のいずれかを読む割合なのだが、

読む   71%
読まない 28%  

であった。
年齢別では、70代の読書率49%、20代の86%以外の年齢層では
低下傾向が見られたようだ。

ここで気になる点は、ある程度高い年齢層になると、読書率は下降するという
ことである。これを活字離れの理由のひとつに挙げる例をどこかで見たことが
あるが、高齢化と読書率の低下には自身ではどうしようもない健康上の問題、
特に老眼の問題がある。
どれだけ読書が好きだと言っても、その期限には限りがある。
老眼が始まると、正直あの米粒のように散りばめられた活字には正直うんざり
することであろう。


読書世論調査の話はこの記事では納まりきれないため次回に持ち越すが、
ここで一度考えをまとめておきたい。

現在の日本において、教育分野での凋落をよく耳にする。
実際、諸外国との比較において確実に低下傾向のデータも新聞等で拝見した。
戦前も、そして特に戦後においては

「読み、書き、計算(そろばん)」

の徹底的な教育が日本を支えてきた。
お年寄りにわからない漢字の読み方を尋ねれば、だいたい的を得た答えが
返ってくる。人生経験の蓄積もあるだろうが、教育の力も確実にある。
また、今日の日本がアメリカに次ぎ世界第2位の力を誇るようになった要因の
ひとつは団塊の世代と言われた昭和20年前半に生まれた方による部分が
大きい。彼らももちろん

「読み、書き、計算(そろばん)」

という基礎教育を受けて今日に至る。

その中で、「読み」、そして「書き」は漏れなく読書により培われてきたもの
であると多くの人は考えている。

物書きが本業の斉藤美奈子氏の著書、「趣味は読書。」(関連記事はこちら
) 
において、著者は読書をする人のタイプを4つにわけている。

斎藤 美奈子
趣味は読書。
「偏食型の読者」.... 特定のジャンルしか読まないタイプ。 「読書原理主義者」... 本であればなんでもいいし、本なら何でも読めと強要までするタイプ。 「過食型の読者」... 読んだ本についてあれやこれやと論評し、頼まれもしないのにネットで           読書日記を公開するタイプ。 「善良な読者」... 本の質や内容までは問わず、「感動しろ」といわれれば感動するし、 「泣け」といわれれば泣き、「笑え」といわれれば笑うのが欠点で、 趣味の欄にも「読書」と書き、「本を読むのが唯一の楽しみで」と 臆せず自己紹介するタイプ
その中の「読書原理主義者」に当てはまる人物として、まわりくどい記述ながらそれが 齋藤孝氏であると述べている。 ちなみに齋藤孝氏は教育者である。そのため、読書文化の衰退を憂えている。なぜなら 日本の学力低下の原因を活字離れに求めているからだ。 著書「読書力」などはその最たる1冊だ。
齋藤 孝
読書力
一方で、読書は趣味程度にしておけという意見もある。念のため補足しておくが 「趣味は読書。」は決してそういう主張の側に立つものではない。 いろいろと思案するのだが、 読書は本の冊数や、量や読む時間の長さで評価されるべきものではない。 その質や姿勢で読書のあり方は決まる。 特定の作家や評論家の本を続けて読むと、語らうネタが増える。 1つのの事件や出来事についてさまざまな角度から読むべく、いろんな 著者のものを読むと物に対する視野が広がり、それは教養への第一歩となる。 小説、エッセイといった分野にわけて集中して読むと、構成や展開といった 細部に気づき、書き手の特徴を理解し、書き手同士を比較することができる。 これらに映像や実体験と重ね合わせるとその興味の度合いや教養の精度は 確実にUPする。その順番が逆であっても同じである。 また、本の再読は頭に記憶されることがしばしばあり、注目すべき点である。 同じアニメなどを何度も見ていると、確認しなくてもセリフがスラスラ 出てくることがある。音楽もそうだ。本だって同じことである。 誰でも簡単にできるものに限って、格差というものは広がりやすい。 読書はある程度の教育を受けていれば、誰にだってできることである。 問題は、「読書の前」であって、「読書の後」である。 ここにこだわりを持てるか持てないかの違いは非常に大きい。 「読書の前」では、なぜその本を読むことになったかという部分が 大切だ。別の本を読んだからや、人やメディアの紹介もよい。 ふらりと立ち寄った本屋で偶然見つけたという理由も十分大切だ。 「読書の後」とは、本を読んだ後に得るもの、感じるものである。 日記なりブログなりにその足跡を残すのは間違った考えではない。 なぜなら、書くことで脳は活性化するからだ。記録することで引き出しが増え、 もしかしたらそれが役に立つ日がくるかもしれない。最良なのはよい意味で人生の 方向転換が本によってできた場合だ。 「本離れ」、「活字離れ」というものは、数字で語りたくても語りきれない ものがある。 読書週間の目的は「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」 である。 本と共に日本は成長し、一時は停滞しながらも再び成長しようとしている。 それは確かに「教育」としての読書であろう。 しかし、同時に「文化」としての位置づけも読書週間は求めている。 「文化」というものは、例えば読書であり、芸術鑑賞であり、スポーツであり、 料理であり、それらは楽しいものであることが肝心だ。 世論調査で語られる数字は調査の発表日が読書週間の開始日であるにも かかわらず、「教育」「文化」がごちゃまぜになっている。 また、利害の絡む出版社や書店に向けられた印象も強い。 読書週間の期間ぐらい、「文化」としておもしろおかしく読ませる工夫が あってもよさそうだ。いきなり気持ちを暗くさせるのは、「文化」としては ふさわしくない。数字を見せつけられて、「教養」を感じることができるなら まだしも、「強要」を感じさせるようなものであるなら、 文化の定着に支障をきたす。新聞広告の宣伝文句を見ていた方がまだ楽しい。 なんだか記事のタイトルと自分の考えが180度違っている。 次回の更新ではその角度を元に戻す工夫をさせてもらおうではないか。 つづく......
 

takam16の本の棚
です。バーチャルですが......

 先日、「趣味は読書。」という本を記事
にした。「字」に衣を着せぬ表現
で、人気のある斉藤美奈子氏の著書の中の1冊である。

しばしば履歴書欄には趣味・特技などという項目があるのだが、 そこに書かれていることというと、 音楽鑑賞 映画鑑賞 スポーツ観戦 ショッピング 旅行 と、まあ当たり障りのない深みの欠けたものばかりだ。 その中でも、「読書」という言葉はその最右翼に挙げられるであろう。 以前はバイト面接などもした経験があるのだが、 「読書」を含め、以上のような表現を見かけると、履歴書というものに 空欄は不謹慎だといわんばかりで、 テストで何も書かずに答案用紙を提出するよりも、当てずっぽうでも何か 書いた方が得点の可能性があるのではという学生時代の先生達の教えを 受け継いだものと同類なのかと思ってしまう。 だから、趣味や特技の欄には冗談でも面接官を笑わせるものを書けよと 心で叫んだり、あるいは白紙も謎があっていいじゃないのと考えたりするので あるが、そんな自分も趣味や特技はなんだと尋ねられれば、 読書 旅行 音楽鑑賞 と書いていた。学生時代からこの3点セットだ。さぞかし面接官をつまらなく させただろうと今更ながら回顧し、しおしおとしてしまったのだが、 先日、友人が彼の勤める会社でアルバイトを募集し、その面接を担当したそうだ。 というより以前よりそういう業務もしていたという。 そこで、 「こいつはたまげたぜぃ。」 と目を西川きよしのようににして話してくれたことがあった。それが 「趣味は、ブログである。」 というので、話を聞いた自分も一緒に目を西川きよしのようにした。 アルバイトの面接にやって来たのは大学生活をエンジョイしていることが 見るからにわかる小麦色に日焼けし、茶髪ぎみの男性だったらしい。 その男、履歴書の他の箇所は何の見栄えもしない杓子定規な内容だったの だが、 「趣味はブログ」 という書き込みには友人も さすがに驚いたようだ。おまけにご丁寧にもブログのタイトルとアドレス までちゃっかり記入する有り様だ。 友人は、面接で相手の当然ながら緊張した素振りをもてあそぶのが非常に 大好きだ。フェチとかいうやつだ。緊張フェチとでも言おう。 あるアルバイト希望者が、履歴書欄の趣味に 「野球」 と記載してあれば、友人は 「例えば?」 と尋ねる。緊張で物の言えない相手に会話の応用力を問う厳しい質問だ。 明石家さんまが若手芸人の困惑を誘う、人気番組「踊る!さんま御殿」 でのあの手口だ。 実際、友人はそれをパクったと語っていた。 どんなことでも 「例えば?」 と友人は尋ね、相手をヘロヘロにさせるのを楽しむのだ。 奇麗事をいうなら会話力を試したのかもしれないが、下手をすれば、 愉快犯だ。 ところが その友人が「例えば?」と尋ねる前に「趣味はブログ」の大学生が 例えば...と話し出したのだ。先手をとられたと思ったかどうかは定か ではないが、愉快犯としては失格だ。 面接といっても仕切られた場所での密室空間ではなく、デスクにPCが 載せられた自分のポジションの横に椅子を置き、そこに面接者を座らせる 形式だから緊張は密室ほどではないにしろ、周囲の職場風景に面接者が 圧倒されるらしい。そんな場所で 「ちょっとアクセスしていただけませんか。」 と予想外の会話の展開になすがままに友人はインターネットで当該ブログ にアクセス。そして 「例えばですねぇ.....。」 と画面を指しながら大いに雄弁をふるいだしたのだからたまらない。 適当に相槌して早々と帰宅させたらしいのだが、いろいろと興味深いことがあった。 まずはブログタイトル。なんと実名で、 「田中亮太と申します」(←名前はここでは仮名です) だ。おまけに画像写真まで鮮明にUPされている。 その中で日常の出来事、特に女ネタやコンパネタ、趣味ネタに加え、 友人から聞いたアルバイト面接の前後の話もしっかり書かれている。 その面接前日の気持ちとやらを綴った記事を面接官である友人に見せたらしい。 早めにお引取り願った気持ちもわかる気がする。 これらの一連の出来事を聞かされて面白いなと思ったのは、 ブログを現実の世界に導入したことだ。 しかも面接だ。その男にぜひ会ってみたい。 企業の社長や著名人などの赤裸々日記というものはいくらでも拝見する。 私的な先生や弁護士、講師の肩書きを持つ者が実名でブログに綴るのも 結局は同じようなことで、画像写真もよく目立つ。 しかしながら、すでに400万を超えるといわれるブログ。その管理者のほとんど はブログが生活の主役ではなく、目的はいろいろあろうがあくまでも個人の 内面を包み隠さず日記調にするパターンだ。 よって、しばしば口には出せないこともいっぱい書いている。 だから、ブログを持っているということを知り合いに容易く知らせるわけ にはいかないのだ。 日記や雑記というものは、自身の周りで起きる出来事をテーマにすること が第一だ。そこに口には出せないことを書くのだから、どうしてもカミングアウト ができないのだ。 また、趣味を語るジャンルや特定のジャンルというものは実を言うと知り合い に読まれることが日記以上に恥ずかしいことが多々ある。 本の書評や感想は読めば読むほどメルヘンな言葉のオンパレードになりがちだ。 いろんなところがくすぐったくなってくる。自分で自分の記事を読んでいて 正直キモい。 小説や詩も、それが商業出版を目指すならともかく、目的が別にあるなら 知り合いにはちょいとばかり恥ずかしい。 日常の色恋物語を綴るのは最も知り合いに伝えづらいことだ。 彼氏あるいは彼女へブログの存在を明らかにせねばならない場合、その タイミングは整形やカツラに近いほど困難をきたすだろう。 ニュースや新聞記事の批判はどうだ。 名前を出せないから批判できる。名前を出したら責任と災いが及ぶ。 ただしこちらの場合は家族や友人に知られてもさほど影響はなさそうだ。 仕事にまつわるブログはどうだ。雇われている者がそれを書くことが 知れたら、職場の情報を漏らしたということでお咎めはハンパではないだろう。 仮に仕事場でブログ記事でも作成しようものなら、いかにバレずにやるかに ばかり気をつかう。こちらはアダルトサイトを職場で閲覧するぐらいスリルの ある行為だ。 ブログというものをどう位置づけるかと考えた。 それはおそらく 「秘め事」あるいは「隠し事」であろう。 しかも、その「秘め事」「隠し事」は現実の「秘め事」「隠し事」に匹敵する。 いや、現実のそれらをブログに書くのだ。イコールの関係だといえる。 だからこそ、先述の 「田中亮太と申します」(←名前はここでは仮名です) というシロウトの実名による赤裸々ブログは気に入った。 実のところ、当ブログ「本と本屋と図書館に魅せられて」は 約3名の友人・知人が知っている。 そしてその3名ともに個人のブログを持っている。 お互いは取引きをしている。 もしもブログで実名を公開したら、こっちも公開するよといった感じだ。 「本と本屋と図書館に魅せられて」において、管理者takam16が 色恋ネタや仕事に直結するネタに触れにくいのには理由がある。 それは当然ながら自分を知る人間がこのブログの存在を認識しているからだ。 ちなみに本日登場の面接官の友人はこのブログのことは知らない。 多くの方ははブログの存在を隠しながら生活をしているようだ。 友人同士で楽しんでいるブログも見られるが、はじめからブログをすること を知らせた方が途中から知らせるよりは楽である。 個人的に記事の中で最近お気に入りのジャンルは、 ブログが他人にバレたかどうかの切羽詰った記事である。 修羅場の告白。そのアタフタする様が言葉は悪いが痛快だ。 バレたことがきっかけでブログをやめるとは言わないでほしい。 さて私事なのだが、 1週間ほど前、学生時代以来の友人が、 「takam16、なかなか魅せられてるねぇ。」 などと言ってきた。なんだか嫌な予感がする。 しばらくアタフタするかもしれない。
 

 てっきり昨年の10月18日が自分がブログを始めた日とばかり思っていたのですが、
どうやらこちらの勘違い。指摘を受けて「あれ?」と気づきました。

10月13日の初更新からあれこれ書きながらのらりくらりとやってきた我がブログ。
2年目を迎えることができたのは皆々様のおかげかな(←素直じゃない)、などと思い、
感謝している次第であります今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。


すべての記事をお読みになれば、当管理人がどのような人物なのかは少しはわかるように
してはいるのですが、そんな時間も暇も根気(←失礼)もはさらさらないはず。
途中からお越しになった方にとりましては、当管理人の素性がさっぱりわからない
らしく、プロフィール欄にはスーツ姿の「お礼」の画像、その下に本の画像というのでは
あまりにもヤミにつつまれております。

というわけで、ワタクシtakam16がどのような人物かを、

「経験バトン」 で明かします、とは言いつつそれでもわかりにくくしてあるのではありますが、

この経験バトンで読者様の想像を働かせ、takam16の人物像を思い浮かべていただければ
幸いであります。

なお、この「経験バトン」は読者様からのお呼びがかかったものではなく、その記事を見て
自分で勝手に試したものであります。
また、本来の「経験バトン」とは少し離れた内容です。

「勝手に改良!? 経験バトン」。しかも誰にもバトンを出せないこの内容。
これからもよろしくお願いいたします。


「経験バトン(改)」。
生まれてから今日現在まで自分の経験したことを○×形式で発表します。 
妙な経験もありますが、その辺りはご想像にお任せして......

災難・事件・トラブル・恐怖編
かつあげをしたことがある ×
かつあげをされたことがある
ヘビにかまれたことがある ×
ハチに刺されたことがある
犬にかまれ、泣いたことがある
山で野犬に遭遇し、追いかけられたことがある
クマに出くわしたことがある ×
入院したことがある
人を訴えたことがある
人に訴えられたことがある ×
暴力団関係者と一緒に仕事をした、または取引をしたことがある
交通事故で救急車で運ばれたことがある
気絶したことがある
ゲテモノ料理を食べたことがある ×
5階から飛び降りた、あるいは落ちたことがある ×
会社の営業の関係で妙な宗教の勧誘を1年間受け続けたことがある
ズボンのチャックが半日開きっぱなしで仕事をしていたことがある
1000円の値札がついたシャツを着たまま外出したことがある
あやうく、人を殺しかけたことがある ×
人前で土下座をしたことがある
携帯電話を便器に落としたことがある
1万円札をポケットに入れたまま洗濯したことがある
雷が自分の乗っている車に落ちたことがある ×
札束で人の頬を叩いたことがある ×
車上あらしにあったことがある ×
痴漢に間違えられたことがある ×
万引き犯と間違われたことがある
パチンコ屋で店員に怒られたことがある
パトカーに追い回されたことがある ×
カメラで風景を撮っていたのに盗撮と間違えられたことがある ×
野球観戦中にバッターの打ったボールが自分のところに跳んできて当たった
駅のホームから転落したことがある ×
本・本屋・図書館編
友人に借りっ放しの本がある
借りた本に鼻くそをつけたことがある
借りた本に線を引いたことがある ×
本を燃やしたことがある ×
本を煮たことがある
本を万引きしたことがある ×
本を抱きしめて寝たことがある ×
本のページを破って食べたことがある
風呂に入りながら本を読んだことがある ×
ご飯を食べながら読書をしたことがある ×
本屋で働いたことがある
本屋のレジの金額があわなくてごまかしたことがある
本屋の新規OPEN業務に携わったことがある ×
本屋の閉店業務に携わったことがある
本屋で万引き犯をつかまえたことがある
本屋でお客とケンカをしたことがある ×
本屋でアルバイトと恋仲になったことがある ×
先週号の雑誌を今週号の雑誌と思って売ったことがある ×
本屋でボヤ騒ぎに遭遇したことがある
本屋勤務中に強盗に遭ったことがある ×
本屋に刃物を持った男が乱入した場に出くわしたことがある
図書館員とモメたことがある
図書館内でナンパをしたことがある ×
合計で2桁の図書貸し出し利用カードを持っていたことがある
図書館で盗難にあったことがある ×
図書館で他の利用者とモメたことがある ×
実際にある著名な作家さんとお食事をしたことがある
出版社や新聞社に記事内容について「苦情」の電話をしたことがある
結婚・恋愛・Hネタ編
結婚経験。 ×
恋愛経験。
できちゃった経験 ×
年上の女性と付き合ったこと。
年下の女性と付き合ったこと
つきあいはじめて5日でふったこと
つきあいはじめて4日でふられたこと
ストーカー経験 ×
男に告白されたことがある ×
人妻とつきあったことがある
女性に殴られたことがある ×
女性を殴ったことがある ×
Hを見られたことがある ×
親のHを見たことがある
女性トラブルをお金で解決したことがある ×
ふたまたをかけたことがある ×
ふたまたをかけられたことがある
初キスを間違えて相手の鼻にしたことがある
Hなビデオを借り、あるいは買ったことがある
Hなビデオの視聴風景を親に見られたことがある ×
トイレで紙がないことを経験したことがある
便器にお尻がスポッとはまったことがある ×
お漏らしをしたことがある
その他
いわゆるイジメに遭ったことがある
公衆の場で知人に対してキレたことがある
公衆の場で泣きわめいたことがある
映画館でいびきをかいて寝ていたことがある
子供に「おじちゃん」と言われたことがある ×
しらない子供を泣かしたことがある ×
1人旅をしたことがある
自家用車で北海道をグルリと周遊したことがある
生でワールドカップを見たことがある
生で大相撲を見たことがある ×
奈良のシカ煎餅を食べたことがある
ピアノを弾いたことがある
「ネコをふんじゃった」ことがある ×
「しこをふんじゃった」ことがある
TVの公開録画を見たことがある
地元のニュースで自分のUPの映像が映ったことがある
サザンオールスターズのコンサート名物「水」をかけられたことがある
ブログの記事は発信の3日前にはできあがっている
正直、ブログの訪問者数は妙に気になることがある
正直、ランキングは気になったことがある
ブログのタイトル変更を真剣に考えたことがある ×
他人のブログを荒らそうと思ったことがある ×
アメブロ宛てに質問状を送りつけたことがある ×
読者様が減ると非常に落ち込んだことがある
コメントを出したにもかかわらず、そのブログ管理者がコメントの返答を
しないとムカつくことがある
読者登録をした時にお礼のコメントを自ブログにもらうと困惑することがある
このブログはもうしばらく続くだろうと思っている
このような経験、そして精神状態であります。 これからも、よしなにぃ~。 ベンベン~♪ 「経験バトン」参考ブログ管理人 星口殿
 

takam16の本の棚
です。バーチャルですが......


  愛しています。


などの殺し文句を冒頭に色を付けて表示させようものなら、
読者様はたまったものではない。
1週間以上更新をサボり、戻るや否や、「愛」だの「恋」だの
言い出す先には、大幅な読者登録解除を余儀なくされることだろう。


しかしながら愛しているのである。

なんだ、ジャンル変更か、ではさらば。



待てぃ! 待たれぃ! 控え! 控えぃ!!


と180度方向転換し、今度は命令口調ときた。
これじゃあ読者様はたまったものじゃあない。

最後まで話を聞け!

とこれまた偉そうだ。
いったい何だって言うんだい、と読者様は半ば呆れ顔でマウスを下方向に
転がす。最近マウスの転がり具合が今イチなんだよなぁなどと首を傾げて
いるのだろうか。






関西人はせっかちをこよなく愛しています。


なんだ、そんなことなら、ジャンルを「関西」にでもしろ!
と読者様がすっかりご機嫌斜めであることを十分承知している管理人こと
takam16はそれから次のようなことを言うのである。



関西人はそらせっかちや。歩くスピード競わせたら右に出るもんはおらへんけど、
間違って左に出る奴もたまにおるわ。それが関西人や。
でもな、俺個人的に気になってることがあるねん。これぞせっかちの極み言われる
かもしれへんけど、そんなん関係あらへん。
もうな、今から次期直木賞受賞作品が気になってしゃーないねん。
だから今のうちから受賞候補作をピックアップしとくねん。



とちょっぴりきつめの関西弁で最初にスパイスを効かせてておいて、これから
冷静に事の経緯を語ろうと思う。


関西人である管理人ことtakam16は、確かにせっかちである。
かつては余りにも小便が漏れそうだった時に、公共の場にもかかわらず、ズボンのチャック
を早めに下ろし過ぎて下着を他人に見られて恥ずかしい思いをしたこともある。
それはせっかちの罪の部分ではあるのだが、このせっかちぶりを
次期直木賞候補作予想に使えないだろうかと少し
思案したわけだ。ちなみにこれは決して
「便座に腰かけ懐手をしながらいろいろ思案した」
わけではない。(注:「便座に腰かけ懐手をしながらいろいろ思案する」という記事がある)
アップルコンピュータのiTunesのクラシックラジオを聴きながら思いついたこと
である。

よくよく考えると、我々は候補作が数点発表されてからしか直木賞のことは語りもしないし、
語ったところで、あれがなってほしい、これがなってほしいなどと頭も体も使わず同じこと
ばかりほざいている。そして選考委員の言いなりに従ったのちに、直木賞作品を読む。
そして感想やれ書評やれをずんずらずんずら書き綴る。
そのような御上の与えられたモノにペコペコ頭を下げながら読み終えてから

「さすが直木賞!!」

などという建前ブログはもうゴメンである。本屋だって図書館だって「直木賞」の言葉をまるで
神様仏様でもあるかのように、なければ生きていけないかのように大量入荷する。
ところが予測が甘いがためにすべてが後追い作業となる。

一方で、直木賞は大衆文学であり、エンタメである。そこには娯楽が仕組まれていなければなら
ない。直木賞受賞作の結果に一喜一憂するのは別段悪いことではない。
しかしそれでは楽しみは1つしかない。受賞が決まった時、つまり直木賞の一連の流れを
「点」でしか楽しむことのみである。
どうせなら、「点」で楽しむより、「線」で楽しんだ方が、10倍面白いではないか。
takam16はそう思うのである。


しかしである。ここがシロウトの限界なのであるが、プロと違い、シロウトはすべての本の下読みを
する時間と能力に限りがある。また、候補作に選ばれる前に本を読んでいい気分にさせられると、
ついついその本に一票を投じたくなる。いわゆる感情移入だ。
すると本を読まずに予想しくさるなど荒唐無稽であり、傍若無人な管理人だとののしられるのが
目に見えている。
ところが運のいいことは、この直木賞に関しては認知度が高いがゆえに過去のデータがしっかりと
あらゆるところに蓄積されており、
今ではHPで誰でも閲覧でき、大きな図書館が近くにあればいくらでも情報収集は可能だ。

そこで、それらの過去のデータという客観性を存分に生かしながら、論理的に候補作を予想するという
方法が最もシロウトのできそうなことのひとつである。


従ってブログタイトル

「読んでもいないのに次期直木賞受賞作を推理する」

が1つ完成である。とりあえず美味しいビールを飲もう。ゴクリ。


ちなみに次期直木賞は2006年1月中旬に決まる。
直木賞候補作にどうやったらなれるかというとこれは「文学賞メッタ斬り!」
の18~19ページが参考になる。

①関係者350人によるアンケート調査 ↓ ②文藝春秋社の社員数十名が下読み&議論し、評価し、候補作決定 ↓ ③海千山千の選考委員による2時間の議論・話し合いで受賞作決定 文藝春秋社とあるのは、直木賞の主催者だからである。正式には 日本文学振興会。 候補対象作は、6月から11月までに刊行、雑誌にて発表された作品で、 短篇・長篇は問わない。 ちなみに前回の受賞作は、朱川湊人さんの「花まんま」(文藝春秋刊)であった。
あいかわらず話が長くなったので、本日はこれにて御免。 なお、このコーナーの発信は不定期ですのであしからず。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 話題 情報 予定 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 第42回文藝賞は以下の2作品決定いたしました。 「窓の灯」 青山七恵さん 「「平成マシンガンズ」 三並夏さん  →文藝賞受賞作品は芥川賞候補作に選ばれる道のひとつです。 -------------------------------------------- 婦人公論文芸賞は桐野夏生さんの「魂萌え !」 に決定しております。 -------------------------------------------- 9月17日公開映画「深紅」の原作本はこちら -------------------------------------------- 10月8日公開映画「空中庭園」 (主演...小泉今日子)の原作本はこちら --------------------------------------------
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